森林経営管理法施行規則《本則》

法番号:2018年農林水産省令第78号

略称:

附則 >  

制定文 森林経営管理法 2018年法律第35号及び 森林経営管理法施行令 2018年政令第320号)の規定に基づき、 森林経営管理法施行規則 を次のように定める。


1条 (定義)

1項 この省令において使用する用語は、 森林経営管理法 以下「」という。及び 森林経営管理法施行令 以下「」という。)において使用する用語の例による。

2条 (経営管理権集積計画に定めるべき事項)

1項 第4条第2項第8号 《2 経営管理権集積計画においては、次に掲…》 げる事項を定めるものとする。 1 市町村が経営管理権の設定を受ける森林以下「集積計画対象森林」という。の所在、地番、地目及び面積 2 集積計画対象森林の森林所有者の氏名又は名称及び住所 3 市町村が設 の農林水産省令で定める事項は、市町村が設定を受ける経営管理権及び森林所有者が設定を受ける経営管理受益権の条件その他経営管理権及び経営管理受益権の設定に係る法律関係に関する事項(同項第3号から第5号まで及び第7号に掲げる事項を除く。)とする。

3条 (経営管理意向調査)

1項 第5条 《経営管理意向調査 市町村は、経営管理権…》 集積計画を定める場合には、農林水産省令で定めるところにより、集積計画対象森林の森林所有者次条第1項の規定による申出に係るものを除く。に対し、当該集積計画対象森林についての経営管理の意向に関する調査第4 の規定による経営管理意向調査は、次に掲げる事項について、書面により行うものとする。

1号 当該集積計画対象森林についての経営管理の現況

2号 当該集積計画対象森林についての経営管理の見通し

3号 その他参考となるべき事項

4条 (経営管理権集積計画の作成の申出)

1項 第6条第1項 《森林所有者は、農林水産省令で定めるところ…》 により、その権原に属する森林について、当該森林の所在地の市町村に対し、経営管理権集積計画を定めるべきことを申し出ることができる。 の規定による申出は、次に掲げる事項を記載した申出書を提出してするものとする。

1号 申出者の氏名又は名称及び住所

2号 当該申出に係る森林の所在、地番、地目及び面積

3号 当該申出に係る森林についての経営管理の現況

4号 その他参考となるべき事項

2項 前項の申出書には、申出者が当該申出に係る森林の森林所有者であることを証する書類を添付するものとする。

5条 (経営管理権集積計画の公告)

1項 第7条第1項 《市町村は、経営管理権集積計画を定めたとき…》 は、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告は、経営管理権集積計画を定めた旨及び当該経営管理権集積計画について、市町村の公報への掲載、インターネットの利用その他の適切な方法により行うものとする。

6条 (経営管理権の効力が及ばない森林所有者)

1項 第7条第3項 《3 前項の規定により設定された経営管理権…》 は、第1項の規定による公告の後において当該経営管理権に係る森林の森林所有者となった者国その他の農林水産省令で定める者を除く。に対しても、その効力があるものとする。 の農林水産省令で定める者は、国及び次に掲げる事由により法第7条第1項の規定による公告(以下この条において単に「公告」という。)の後において当該経営管理権に係る森林の森林所有者となった者とする。

1号 公告の前にされた差押え又は仮差押えの執行に係る 国税徴収法 1959年法律第147号)による滞納処分(その例による滞納処分を含むものとし、以下この条において単に「滞納処分」という。又は強制執行

2号 公告の後にされた差押え又は仮差押えの執行に係る滞納処分又は強制執行(配当等を受けるべき債権者のうちに公告の前に対抗要件を備えた担保権者(当該経営管理権集積計画に同意した担保権者を除く。第4号において同じ。)があるものに限る。

3号 公告の前に対抗要件を備えた担保権(当該経営管理権集積計画について担保権者の同意を得たものを除く。)の実行としての競売

4号 公告の後に対抗要件を備えた担保権の実行としての競売(配当等を受けるべき債権者のうちに公告の前に対抗要件を備えた担保権者があるものに限る。

5号 公告の前に仮登記がされた所有権の設定、移転、変更又は消滅に関する請求権(始期付き又は停止条件付きのものその他将来確定することが見込まれるものを含み、当該経営管理権集積計画について仮登記の登記名義人の同意を得たものを除く。)の行使

7条 (経営管理権集積計画の取消しの公告)

1項 第9条第1項 《市町村は、前条の規定による取消しをしたと…》 きは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告は、経営管理権集積計画のうち当該森林所有者に係る部分を取り消した旨及び当該経営管理権集積計画のうち当該取消しに係る部分について、市町村の公報への掲載、インターネットの利用その他の適切な方法により行うものとする。

8条 (不明森林共有者関連情報を保有すると思料される者)

1項 第1条第2号 《不明森林共有者の探索の方法 第1条 森林…》 経営管理法以下「法」という。第10条の政令で定める方法は、共有者不明森林の森林所有者の氏名又は名称及び住所又は居所その他の不明森林共有者を確知するために必要な情報以下この条において「不明森林共有者関連 に規定する農林水産省令で定める者は、次に掲げる者とする。

1号 当該共有者不明森林の土地を現に占有する者

2号 当該共有者不明森林について所有権以外の権利(登記されたものに限る。)を有する者

3号 経営管理意向調査により判明した当該共有者不明森林に係る不明森林共有者関連情報を有すると思料される者

4号 前各号に掲げる者のほか、市町村が保有する情報(不明森林共有者の探索に必要な範囲内において保有するものに限る。)に基づき、不明森林共有者関連情報を有すると思料される者

9条 (登記名義人等が死亡又は解散していることが判明したときの不明森林共有者関連情報の提供を求める措置)

1項 市町村は、 第1条第4号 《不明森林共有者の探索の方法 第1条 森林…》 経営管理法以下「法」という。第10条の政令で定める方法は、共有者不明森林の森林所有者の氏名又は名称及び住所又は居所その他の不明森林共有者を確知するために必要な情報以下この条において「不明森林共有者関連 の規定により不明森林共有者関連情報の提供を求めるときは、次に掲げる措置をとるものとする。

1号 登記名義人等が自然人である場合には、当該登記名義人等が記録されている戸籍簿又は除籍簿を備えると思料される市町村の長に対し、当該登記名義人等が記載されている戸籍謄本又は除籍謄本の交付を請求すること。

2号 前号の措置により判明した当該登記名義人等の相続人が記録されている戸籍の附票を備えると思料される市町村の長に対し、当該相続人の戸籍の附票の写し又は消除された戸籍の附票の写しの交付を請求すること。

3号 登記名義人等が法人であり、合併により解散した場合には、合併後存続し、又は合併により設立された法人が記録されている法人の登記簿を備えると思料される登記所の登記官に対し、当該法人の登記事項証明書を求めること。

4号 登記名義人等が法人であり、合併以外の理由により解散した場合には、当該登記名義人等の登記事項証明書に記載されている清算人に対して、書面の送付その他適当な方法により当該共有者不明森林に係る不明森林共有者関連情報の提供を求めること。

10条 (共有者不明森林の森林所有者を特定するための措置)

1項 第1条第5号 《不明森林共有者の探索の方法 第1条 森林…》 経営管理法以下「法」という。第10条の政令で定める方法は、共有者不明森林の森林所有者の氏名又は名称及び住所又は居所その他の不明森林共有者を確知するために必要な情報以下この条において「不明森林共有者関連 の農林水産省令で定める措置は、当該共有者不明森林の森林所有者と思料される者に対して、当該共有者不明森林の森林所有者を特定するための書類を書留郵便その他配達を試みたことを証明することができる方法により送付する措置とする。ただし、当該共有者不明森林の所在する市町村内においては、当該措置に代えて、当該共有者不明森林の森林所有者と思料される者を訪問する措置によることができる。

11条 (共有者不明森林に係る経営管理権集積計画についての異議)

1項 第11条第6号 《共有者不明森林に係る公告 第11条 市町…》 村は、前条の探索を行ってもなお不明森林共有者を確知することができないときは、その定めようとする経営管理権集積計画及び次に掲げる事項を公告するものとする。 1 共有者不明森林の所在、地番、地目及び面積 の規定による申出は、次に掲げる事項を記載した申出書を提出してするものとする。

1号 申出者の氏名又は名称及び住所

2号 当該申出に係る共有者不明森林の所在、地番、地目及び面積

3号 当該申出の趣旨及びその理由

12条 (共有者不明森林に係る経営管理権集積計画の取消しの申出)

1項 第13条第1項 《前条の規定により経営管理権集積計画に同意…》 したものとみなされた森林所有者次条第1項に規定するものを除く。は、農林水産省令で定めるところにより、市町村の長に対し、当該経営管理権集積計画のうち当該森林所有者に係る部分を取り消すべきことを申し出るこ 及び 第14条第1項 《第12条の規定により経営管理権集積計画に…》 同意したものとみなされた森林所有者その権原に属する森林のうち当該同意に係るものについて第37条第2項の規定により経営管理実施権が設定されているものに限る。は、次の各号のいずれかに該当する場合には、農林 の規定による申出は、次に掲げる事項を記載した申出書を提出してするものとする。

1号 申出者の氏名又は名称及び住所

2号 当該申出に係る共有者不明森林の所在、地番、地目及び面積

3号 当該申出の理由

13条 (共有者不明森林に係る経営管理権集積計画の取消しの公告)

1項 第15条第1項 《市町村は、第13条第2項前条第2項におい…》 て準用する場合を含む。次項において同じ。の規定による取消しをしたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告については、 第7条 《経営管理権集積計画の公告等 市町村は、…》 経営管理権集積計画を定めたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 2 前項の規定による公告があったときは、その公告があった経営管理権集積計画の定めるところによ の規定を準用する。

14条 (同意の勧告)

1項 第16条 《同意の勧告 市町村が経営管理権集積計画…》 を定める場合において、集積計画対象森林のうちに、その森林所有者数人の共有に属する森林にあっては、その森林所有者のうち知れている者。以下「確知森林所有者」という。が当該経営管理権集積計画に同意しないもの の規定による勧告は、当該経営管理権集積計画を添付して、当該経営管理権集積計画に同意すべき理由及び当該勧告をした日から起算して2月以内に当該経営管理権集積計画に同意しないときは法第17条の規定により当該勧告をした市町村の長が都道府県知事の裁定を申請することがある旨を記載した書面により行うものとする。

15条 (確知所有者不同意森林に関する裁定の申請)

1項 第17条 《裁定の申請 市町村の長が前条の規定によ…》 る勧告をした場合において、当該勧告をした日から起算して2月以内に当該勧告を受けた確知森林所有者が経営管理権集積計画に同意しないときは、当該市町村の長は、当該勧告をした日から起算して6月以内に、農林水産 の規定による申請は、次に掲げる事項を記載した申請書を提出してするものとする。

1号 当該申請に係る確知所有者不同意森林の所在、地番、地目及び面積

2号 当該申請に係る確知所有者不同意森林についての経営管理の現況

3号 希望する経営管理権集積計画の内容

4号 その他参考となるべき事項

16条 (意見書)

1項 第18条第2項 《2 前項の意見書を提出する確知森林所有者…》 は、当該意見書において、当該確知森林所有者の有する権利の種類及び内容、同項の経営管理権集積計画の内容に同意しない理由その他の農林水産省令で定める事項を明らかにしなければならない。 の農林水産省令で定める事項は、次に掲げる事項とする。

1号 意見書を提出する者の氏名又は名称及び住所

2号 第1号に規定する者の有する権利の種類及び内容

3号 第1号に規定する者が当該経営管理権集積計画の内容に同意しない理由

4号 第1号に規定する者の当該確知所有者不同意森林の利用の状況及び利用計画

5号 意見の趣旨及びその理由

6号 その他参考となるべき事項

17条 (確知所有者不同意森林に関する裁定において定めるべき事項)

1項 第19条第2項第8号 《2 前項の裁定においては、次に掲げる事項…》 を定めるものとする。 1 確知所有者不同意森林の所在、地番、地目及び面積 2 確知所有者不同意森林の確知森林所有者の氏名又は名称及び住所 3 市町村が設定を受ける経営管理権の始期及び存続期間 4 市町 の農林水産省令で定める事項は、市町村が設定を受ける経営管理権及び森林所有者が設定を受ける経営管理受益権の条件その他経営管理権及び経営管理受益権の設定に係る法律関係に関する事項(同項第3号から第5号まで及び第7号に掲げる事項を除く。)とする。

18条 (確知所有者不同意森林に関する裁定の通知)

1項 第20条第1項 《都道府県知事は、前条第1項の裁定をしたと…》 きは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を当該裁定の申請をした市町村の長及び当該裁定に係る確知所有者不同意森林の確知森林所有者に通知するものとする。 当該裁定についての審査請求に対する の規定による通知は、法第19条第2項各号に掲げる事項、当該裁定の理由その他必要な事項を記載した書面によりするものとする。

19条 (確知所有者不同意森林に係る経営管理権集積計画の取消しの申出)

1項 第21条第1項 《前条第3項の規定により経営管理権集積計画…》 に同意したものとみなされた森林所有者であって第18条第1項の経営管理権集積計画の内容に同意しない旨の同項の意見書を提出したもの次条第1項に規定するものを除く。は、前条第2項の規定により定められた経営管 及び 第22条第1項 《第20条第3項の規定により経営管理権集積…》 計画に同意したものとみなされた森林所有者であって第18条第1項の経営管理権集積計画の内容に同意しない旨の同項の意見書を提出したものその権原に属する森林のうち第20条第2項の規定により定められた経営管理 の規定による申出については、 第12条 《不明森林共有者のみなし同意 不明森林共…》 有者が前条第6号に規定する期間内に異議を述べなかったときは、当該不明森林共有者は、経営管理権集積計画に同意したものとみなす。 の規定を準用する。

20条 (確知所有者不同意森林に係る経営管理権集積計画の取消しの公告)

1項 第23条第1項 《市町村は、第21条第2項前条第2項におい…》 て準用する場合を含む。次項において同じ。の規定による取消しをしたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告については、 第7条 《経営管理権集積計画の公告等 市町村は、…》 経営管理権集積計画を定めたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 2 前項の規定による公告があったときは、その公告があった経営管理権集積計画の定めるところによ の規定を準用する。

21条 (不明森林所有者関連情報等を保有すると思料される者等)

1項 第8条 《不明森林共有者関連情報を保有すると思料さ…》 れる者 令第1条第2号に規定する農林水産省令で定める者は、次に掲げる者とする。 1 当該共有者不明森林の土地を現に占有する者 2 当該共有者不明森林について所有権以外の権利登記されたものに限る。を有 の規定は、 第2条 《不明森林所有者等の探索の方法 法第24…》 及び第43条第1項第2号の政令で定める方法については、前条の規定を準用する。 において準用する令第1条第2号の農林水産省令で定める者について、 第9条 《登記名義人等が死亡又は解散していることが…》 判明したときの不明森林共有者関連情報の提供を求める措置 市町村は、令第1条第4号の規定により不明森林共有者関連情報の提供を求めるときは、次に掲げる措置をとるものとする。 1 登記名義人等が自然人であ の規定は、令第2条において準用する令第1条第4号の農林水産省令で定める措置について、 第10条 《共有者不明森林の森林所有者を特定するため…》 の措置 令第1条第5号の農林水産省令で定める措置は、当該共有者不明森林の森林所有者と思料される者に対して、当該共有者不明森林の森林所有者を特定するための書類を書留郵便その他配達を試みたことを証明する の規定は、令第2条において準用する令第1条第5号の農林水産省令で定める措置について、それぞれ準用する。

22条 (不明森林所有者の申出)

1項 第25条第3号 《所有者不明森林に係る公告 第25条 市町…》 村は、前条の探索を行ってもなお不明森林所有者を確知することができないときは、その定めようとする経営管理権集積計画及び次に掲げる事項を公告するものとする。 1 所有者不明森林の所在、地番、地目及び面積 の規定による申出は、次に掲げる事項を記載した申出書を提出してするものとする。

1号 申出者の氏名又は名称及び住所

2号 当該申出に係る所有者不明森林の所在、地番、地目及び面積

23条 (所有者不明森林の公告において定めるべき事項)

1項 第25条第8号 《所有者不明森林に係る公告 第25条 市町…》 村は、前条の探索を行ってもなお不明森林所有者を確知することができないときは、その定めようとする経営管理権集積計画及び次に掲げる事項を公告するものとする。 1 所有者不明森林の所在、地番、地目及び面積 の農林水産省令で定める事項は、市町村が設定を受ける経営管理権及び森林所有者が設定を受ける経営管理受益権の条件その他経営管理権及び経営管理受益権の設定に係る法律関係に関する事項(同条第7号イからニまでに掲げる事項を除く。)とする。

24条 (所有者不明森林に関する裁定の申請)

1項 第26条 《裁定の申請 市町村が前条の規定による公…》 告をした場合において、同条第3号に規定する期間内に不明森林所有者から同号の規定による申出がないときは、当該市町村の長は、当該期間が経過した日から起算して4月以内に、農林水産省令で定めるところにより、都 の規定による申請については、 第15条 《経営管理権集積計画の取消しの公告 市町…》 村は、第13条第2項前条第2項において準用する場合を含む。次項において同じ。の規定による取消しをしたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 2 前項の規定によ準用する。

25条 (所有者不明森林に関する裁定において定めるべき事項)

1項 第27条第2項第7号 《2 前項の裁定においては、次に掲げる事項…》 を定めるものとする。 1 所有者不明森林の所在、地番、地目及び面積 2 市町村が設定を受ける経営管理権の始期及び存続期間 3 市町村が設定を受ける経営管理権に基づいて行われる経営管理の内容 4 販売収 の農林水産省令で定める事項は、市町村が設定を受ける経営管理権及び森林所有者が設定を受ける経営管理受益権の条件その他経営管理権及び経営管理受益権の設定に係る法律関係に関する事項(同項第2号から第4号まで及び第6号に掲げる事項を除く。)とする。

26条 (所有者不明森林に関する裁定の通知)

1項 第28条第1項 《都道府県知事は、前条第1項の裁定をしたと…》 きは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を、当該裁定の申請をした市町村の長に通知するとともに、公告するものとする。 当該裁定についての審査請求に対する裁決によって当該裁定の内容が変更さ の規定による通知は、法第27条第2項各号に掲げる事項、当該裁定の理由その他必要な事項を記載した書面によりするものとする。

2項 第28条第1項 《都道府県知事は、前条第1項の裁定をしたと…》 きは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を、当該裁定の申請をした市町村の長に通知するとともに、公告するものとする。 当該裁定についての審査請求に対する裁決によって当該裁定の内容が変更さ の規定による公告は、法第27条第2項各号に掲げる事項及び当該裁定の理由につきするものとする。

27条 (所有者不明森林に係る経営管理権集積計画の取消しの申出)

1項 第30条第1項 《第28条第3項の規定により経営管理権集積…》 計画に同意したものとみなされた森林所有者次条第1項に規定するものを除く。は、当該経営管理権集積計画について第7条第1項の規定による公告があった日から起算して5年を経過したときは、農林水産省令で定めると 及び 第31条第1項 《第28条第3項の規定により経営管理権集積…》 計画に同意したものとみなされた森林所有者その権原に属する森林のうち当該経営管理権集積計画に係るものについて第37条第2項の規定により経営管理実施権が設定されているものに限る。は、次の各号のいずれかに該 の規定による申出については、 第12条 《不明森林共有者のみなし同意 不明森林共…》 有者が前条第6号に規定する期間内に異議を述べなかったときは、当該不明森林共有者は、経営管理権集積計画に同意したものとみなす。 の規定を準用する。

28条 (所有者不明森林に係る経営管理権集積計画の取消しの公告)

1項 第32条第1項 《市町村は、第30条第2項前条第2項におい…》 て準用する場合を含む。次項において同じ。の規定による取消しをしたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告については、 第7条 《経営管理権集積計画の公告等 市町村は、…》 経営管理権集積計画を定めたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 2 前項の規定による公告があったときは、その公告があった経営管理権集積計画の定めるところによ の規定を準用する。

29条 (経営管理実施権配分計画の作成)

1項 市町村は、 第35条第1項 《市町村は、経営管理権を有する森林について…》 、民間事業者に経営管理実施権の設定を行おうとする場合には、農林水産省令で定めるところにより、経営管理実施権配分計画を定めるものとする。 の規定により経営管理実施権配分計画を定めるときには、林業経営の効率化を図ることを旨として、当該経営管理実施権配分計画の作成の時期及び経営管理実施権を設定しようとする森林の所在場所等につき適切な配慮をするものとする。

30条 (経営管理実施権配分計画に定めるべき事項)

1項 第35条第2項第9号 《2 経営管理実施権配分計画においては、次…》 に掲げる事項を定めるものとする。 1 経営管理実施権の設定を受ける民間事業者の氏名又は名称及び住所 2 民間事業者が経営管理実施権の設定を受ける森林の所在、地番、地目及び面積 3 前号に規定する森林の の農林水産省令で定める事項は、民間事業者が設定を受ける経営管理実施権並びに森林所有者及び市町村が設定を受ける経営管理受益権の条件その他経営管理実施権及び経営管理受益権の設定に係る法律関係に関する事項(同項第4号から第8号までに掲げる事項を除く。)とする。

31条 (民間事業者の公募)

1項 第36条第1項 《都道府県は、農林水産省令で定めるところに…》 より、定期的に、都道府県が定める区域ごとに、経営管理実施権配分計画が定められる場合に経営管理実施権の設定を受けることを希望する民間事業者を公募するものとする。 の規定による公募は、毎年一回以上定期的に、当該公募の開始の日から30日以上の期間を定めて、インターネットの利用その他の適切な方法により行うものとする。

32条 (民間事業者に関する情報の整理及び公表)

1項 市町村は、都道府県に対し、 第36条第1項 《都道府県は、農林水産省令で定めるところに…》 より、定期的に、都道府県が定める区域ごとに、経営管理実施権配分計画が定められる場合に経営管理実施権の設定を受けることを希望する民間事業者を公募するものとする。 の規定により応募した民間事業者の中から、同条第2項の規定に基づき都道府県が公表する民間事業者にふさわしい者を推薦することができるものとする。

2項 第36条第2項 《2 都道府県は、農林水産省令で定めるとこ…》 ろにより、前項の規定による公募に応募した民間事業者のうち次に掲げる要件に適合するもの及びその応募の内容に関する情報を整理し、これを公表するものとする。 1 経営管理を効率的かつ安定的に行う能力を有する の規定による公表は、インターネットその他の適切な方法により行うものとする。

33条 (民間事業者の選定)

1項 市町村は、 第36条第3項 《3 市町村は、経営管理実施権配分計画を定…》 める場合には、農林水産省令で定めるところにより、前条第2項第1号に規定する民間事業者を、前項の規定により公表されている民間事業者の中から、公正な方法により選定するものとする。 の規定により民間事業者を選定するときには、法第36条第2項の規定により公表されている民間事業者に対し、法第35条第2項第4号から第8号までの事項について提案を求めるものとする。

2項 市町村は、前項の規定に基づく提案を適切に審査し、及び評価するものとする。

3項 市町村は、第1項の規定により提案を求めるに当たっては、あらかじめその旨及びその評価の方法を公表するとともに、その評価の後にその結果を公表してするものとする。

34条 (経営管理実施権配分計画の公告)

1項 第37条第1項 《市町村は、経営管理実施権配分計画を定めた…》 ときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告は、経営管理実施権配分計画を定めた旨及び当該経営管理実施権配分計画について、市町村の公報への掲載、インターネットの利用その他の適切な方法により行うものとする。

35条 (経営管理実施権の効力が及ばない森林所有者)

1項 第37条第3項 《3 前項の規定により設定された経営管理実…》 施権は、第1項の規定による公告の後において当該経営管理実施権に係る森林の森林所有者となった者国その他の農林水産省令で定める者を除く。に対しても、その効力があるものとする。 の農林水産省令で定める者については、 第6条 《経営管理権集積計画の作成の申出 森林所…》 有者は、農林水産省令で定めるところにより、その権原に属する森林について、当該森林の所在地の市町村に対し、経営管理権集積計画を定めるべきことを申し出ることができる。 2 前項の規定による申出を受けた市町 の規定を準用する。この場合において、 第6条 《経営管理権集積計画の作成の申出 森林所…》 有者は、農林水産省令で定めるところにより、その権原に属する森林について、当該森林の所在地の市町村に対し、経営管理権集積計画を定めるべきことを申し出ることができる。 2 前項の規定による申出を受けた市町 中「法第7条第1項」とあるのは、「法第37条第1項」と読み替えるものとする。

36条 (経営管理実施権配分計画の取消しの公告)

1項 第41条第1項 《市町村は、前条の規定による取消しをしたと…》 きは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するものとする。 の規定による公告は、経営管理実施権配分計画のうち当該林業経営者に係る部分を取り消した旨及び当該経営管理実施権配分計画のうち当該取消しに係る部分について、市町村の公報への掲載、インターネットの利用その他の適切な方法により行うものとする。

37条 (災害等防止措置の命令書)

1項 第42条第2項 《2 前項の規定による命令をするときは、農…》 林水産省令で定める事項を記載した命令書を交付するものとする。 の農林水産省令で定める事項は、次に掲げる事項とする。

1号 講ずべき災害等防止措置の内容

2号 命令の年月日及び履行期限

3号 命令を行う理由

4号 第43条第1項 《市町村の長は、前条第1項に規定する場合に…》 おいて、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、自らその災害等防止措置の全部又は一部を講ずることができる。 この場合において、第2号に該当すると認めるときは、相当の期限を定めて、当該災害等防止措置 各号に該当すると認められるときは、同項の規定により災害等防止措置の全部又は一部を市町村の長が自ら講ずることがある旨及び当該災害等防止措置に要した費用を徴収することがある旨

38条 (災害等防止措置に要した費用)

1項 市町村の長は、 第43条第2項 《2 市町村の長は、前項の規定により災害等…》 防止措置の全部又は一部を講じたときは、当該災害等防止措置に要した費用について、農林水産省令で定めるところにより、当該森林の森林所有者から徴収することができる。 の規定により当該災害等防止措置に要した費用を負担させようとする場合は、当該災害等防止措置を命じた森林所有者に対し負担させようとする費用の額の算定基礎を明示するものとする。

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