調査事項 | 調査内容 |
1 層 | 次のとおり区分し、厚さを記載する。 各層の土じようの色、土性等によつて上部より第一層、第二層、第三層……等と区分し、農地にあつては、別に作土を区分する。ただし、層名による区分を適当と認めるときは、これによることとし、この場合においては、草地及び林地について、A0層を更にL層、F層及びH層に区分する。 |
2 層界 | 次のとおり区分する。 明瞭(層界の厚さが、一センチメートル以上三センチメートル未満のもの。) 判然(層界の厚さが、三センチメートル以上五センチメートル未満のもの。) 漸変(層界の厚さが、五センチメートル以上のもの。) 層界の形は、直線、波状、不規則及び切れているに区分する。 |
3 土性 | 日本農学会法による。必要な場合には、土性名の上に軽又は粘性の文字を冠する。 |
4 礫 | 形(円、半角及び角の別)、腐朽の程度(新、朽の別)、大きさ、含量及び礫の母岩の種類 1 大きさは、次のとおり区分する。 細礫(長径二ミリメートル以上一センチメートル未満のもの。) 小礫(長径一センチメートル以上五センチメートル未満のもの。) 中礫(長径五センチメートル以上十センチメートル未満のもの。) 大礫(長径十センチメートル以上二十センチメートル未満のもの。) 巨礫(長径二十センチメートル以上のもの。) 2 含量は、5パーセント以上のものについては、日本農学会法により、5パーセント未満のものについては、あり及びなしに区分する。 |
5 色 | 湿土及び乾土の色 |
6 腐植の含量 | 2パーセント以上のものについては、日本農学会法により、2パーセント未満のものについては、なしと記載する。 |
7 泥炭及び黒泥 | (一) 泥炭の量及び質 1 量は、次のとおり区分する。 泥炭層(泥炭が大部分を占める層) 泥炭質(泥炭を半ば近く含む層) 泥炭を含む(泥炭が3分の一未満の層) 2 質は、次のとおり区分する。ただし、原植物の種類が判定できる場合には、その名称をあわせて記載する。 高位泥炭(原植物が主として水蘚類からなるもの。) 中間泥炭(原植物が主としてわたすげ、ぬまかや等からなるもの。) 低位泥炭(原植物が主としてあし類からなるもの。) (二) 黒泥の量 泥炭の量に準じて区分する。 |
8 構造 | (一) 次のとおり区分し、厚さ及び大きさを記載する。 1 板状(水平の厚さに対し横が大きいもの。) 2 柱状(柱の垂直の長さが柱の辺又は径の二倍以上のもの。) 3 方形状(縦、横及び高さがほぼ等しいもの。) 角塊状(稜角に丸味がなく、二センチメートル以上の大きさのもの。) 塊状(稜角に丸味があり、二センチメートル以上の大きさのもの。) 堅果状(稜角に丸味がなく、二ミリメートル以上二センチメートル未満の大きさのもの。) 粗粒状(稜角に丸味があり、二ミリメートル以上二センチメートル未満の大きさのもの。) 微粒状(二ミリメートル未満の大きさのもの。) 軟粒状(微粒状と同形であるが、膨軟な組成をもつたもの。) 4 無構造(構造のないもの。) 壁状(土粒が接着しているもの。) 単粒(土粒が接着していないもの。) (二) 地表に形成された膜があれば、そのかたさ、厚さ及び大きさ (三) 割れ目 地表面及び自然断面について、すき間及び割れ目がある場合には、方向、形状、大きさ及び深さ |
9 孔げき | 土塊を割つた面について、孔の大きさ及び含量を次のとおり区分する。 1 大きさ 細(0・五ミリメートル未満のもの。) 小(0・五ミリメートル以上二ミリメートル未満のもの。) 中(二ミリメートル以上一センチメートル未満のもの。) 大(一センチメートル以上のもの。) 2含量(必要がある場合には、孔げきの状態により、海綿状、管状、細胞状及び気泡状等と記載する。) 富む(30パーセント以上のもの。) 含む(10パーセント以上30パーセント未満のもの。) あり(10パーセント未満のもの。) |
10 かたさ | (一) 風乾した土塊を、母指と示指との間で圧砕するに要した力の大小により、次のとおり区分する。 零(全く塊とならない。) 小(ほとんど力を加えないで砕かれる。) 中(普通の力で圧して砕かれる。) 大(強く圧して始めて砕かれる。) 極大(力いつぱい圧して砕かれないか又はやつと砕かれる。) (二) 土じよう硬度計を用いた場合には、指針の目盛(単位は、ミリメートルとする。)を併記する。 |
11 粗密度 | (一) 断面を母指でおしつけて、その抵抗により次のとおり区分する。ただし、土じよう硬度計を用いた場合には、指針の目盛(単位は、ミリメートルとする。)による。 すこぶる粗(砂土のように土粒が単独に分離して、ほとんど団状を形成していないもの。「土じよう硬度計の目盛が十以下のもの。」) 粗(土粒が軽く結合して、土塊が容易にくずれ、かつ、指頭で層断面を圧すると容易に貫入するもの。「土じよう硬度計の目盛が11から十八までのもの。」) 中(土粒が比較的密に結合しているが、層断面を指で強く圧すると指こんのでるもの。「土じよう硬度計の目盛が19から二十五までのもの。」) 密(土粒が密に結合していて層断面を指で強く圧しても指こんの生じないもの。「土じよう硬度計の目盛が26から二十八までのもの。」) すこぶる密(土粒が密に結合していて移植ごてを入れ得るもの。「土じよう硬度計の目盛が二十九以上のもの。」) |
12 ねばり | 土じように適当な水分をもたせて、母指と示指との間でのばした場合の展性の強弱によつて、次のとおり区分する。 零(全く棒状にならないもの。) 弱(かろうじて棒状になるがすぐ切れてしまうもの。) 中(直径二ミリメートル内外の棒状にまでのばせるもの。) 強(直径一ミリメートル内外の棒状にまでのばせるもの。) 極強(長さ二センチメートル以上の細い糸状にまでのばせるもの。) |
13 斑紋、結核及び盤層 | (一) 斑紋 色、形状及び量(斑紋が2種類以上あるときは、そのおのおのについて区分する。) 1 形状は、膜状、糸状、糸根状、点状、雲状、管状、盤状及び結核状等に区分する。 2 量は、次のとおり区分する。 すこぶる富む(30パーセント以上のもの。) 富む(10パーセント以上30パーセント未満のもの。) 含む(10パーセント未満のもの。) あり(認められる程度のもの。) (二) 結核 大きさ、形状(無定形、球状及び管状等に区分する。)、色(外側及び内側)及び量(礫の含量に準じて区分する。) (三) 盤層 厚さ、色及びかたさ。ただし、かたさは土じよう硬度計の目盛(単位は、ミリメートルとする。)を記載する。 |
14 湿り及び湧水面 | (一) 湿り 土塊を手で握つた場合の湿りの程度により、次のとおり区分する。 乾(手で握つても湿気を感じないもの。) 半乾(手で握ると湿気を感じるもの。) 湿(手で握るとてのひらがぬれるが水滴が落ちないもの。) 多湿(手で握ると水滴が落ちるもの。) (二) 湧水面 湧水部位及び湧水の上昇停止部位 |
15 根 | (一) 根を木本と草本とに分け、そのおのおのについて太さと量を次のとおり区分する。 1 太さ 大(径二センチメートル以上のもの。) 中(径二ミリメートル以上二センチメートル未満のもの。) 小(径二ミリメートル未満のもの。) 2 量 すこぶる富む(20パーセント以上のもの。) 富む(10パーセント以上20パーセント未満のもの。) 含む(5パーセント以上10パーセント未満のもの。) あり(5パーセント未満のもの。) (二) 必要がある場合には、色を調査する。 |
16 菌根及び菌糸 | 菌根については、あり及びなしに、菌糸については、層状、斑状、散見及びなしに区分する。 |
備考 調査内容のうち、色についての調査は、国土交通大臣の定める色名帳による。 |