降水量調査作業規程準則《別表など》

法番号:1954年総理府令第86号

略称:

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別表第5 等降水量線図作成方法

1等降水量線を描くための値の等しい地点を求める方法は、内そう法により求め、外挿法はなるべくさけること。

2 内挿法は、二つの観測値の差を観測地点間の距離で按分すること。ただし、外挿法を用いなければならない場合には、外側が内側と同様の変化をしているものとみなすこと。

3 等降水量線は、観測値及び第1号の方法により求めた計算上の等値を基とし、かつ、観測点の代表性を、降水の性質及び地形等から考慮して連ねること。

4 等降水量線は、できるだけなめらかに描くこと。

5 数葉の地図にわたり等降水量線を描く場合には接合図等を作成して、隣接地域の等降水量線とくい違うことのないように注意すること。

別表第6 多角形法

1 地点降水量(観測地点における降水量)の代表範囲の算定

) 観測地点を直線で結び、三角形を作成し、この三角形の群が地域降水量を求める地域を覆うように三角形の網を編成する。この場合各三角形はなるべく正三角形に近い形になるように留意するものとする。

) 当該地域の周辺のごく近接した位置に観測点がある場合には、これらの観測点をも三角網の構成に利用するものとする。

) 各三角形の各辺の垂直二等分線の交点をもつて、多角形を作成し、各観測点に対してそれぞれ多角形が対応するように多角形網を編成する。

) この多角形をもつてこれに対応する地点降水量の代表範囲とする。

2 地域降水量の算定

地点降水量の観測値に当該地点の代表範囲とみなした多角形の面積を乗じた値を、求むべき地域について合計する。

3 多角形の面積測定の方法

面積の測定は、降水量調査作業規程準則第22条第3項各号の方法、三斜法、三辺法又はてい形法によること。この場合において、三斜法、三辺法又は梯形法による場合の図上における距離の測定は、当該図上において0・一ミリメートルまで読み取ること。

) 三斜法による場合における求積小区は、当該求積小区を構成する三角形の底辺の長さと垂線の長さとの比が、なるべく一対3から三対一までであるように選定すること。

) 三辺法による場合における求積小区は、当該求積小区を構成する三角形の辺長の中で、最短辺の長さと、最長辺の長さとの比が、なるべく一対三までであるように選定すること。

) 梯形法による場合における求積小区は、当該求積小区を構成する梯形の上底と下底の長さの和と、垂線の長さとの比がなるべく一対3から、三対一までであるように選定すること。

別表第1

別表第2

別表第3

別表第4

別表第7

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