1編 総則
1条 (目的)
1項 この法律は、特定目的会社又は特定目的信託を用いて資産の流動化を行う制度を確立し、これらを用いた資産の流動化が適正に行われることを確保するとともに、資産の流動化の一環として発行される各種の証券の購入者等の保護を図ることにより、一般投資者による投資を容易にし、もって国民経済の健全な発展に資することを目的とする。
2条 (定義)
1項 この法律において「 特定資産 」とは、資産の流動化に係る業務として、特定目的会社が取得した資産又は受託信託会社等が取得した資産をいう。
2項 この法律において「 資産の流動化 」とは、一連の行為として、特定目的会社が資産対応証券の発行若しくは特定借入れにより得られる金銭をもって資産を取得し、又は信託会社( 信託業法 (2004年法律第154号)
第2条第2項
《2 この法律において「信託会社」とは、第…》
3条の内閣総理大臣の免許又は第7条第1項の内閣総理大臣の登録を受けた者をいう。
に規定する信託会社をいう。以下同じ。)若しくは信託業務を営む銀行(銀行法(1981年法律第59号)第2条第1項に規定する銀行をいう。以下同じ。)その他の金融機関が資産の信託を受けて受益証券を発行し、これらの資産の管理及び処分により得られる金銭をもって、次の各号に掲げる資産対応証券、特定借入れ及び受益証券に係る債務又は出資について当該各号に定める行為を行うことをいう。
1号 特定社債、特定約束手形若しくは特定借入れ又は受益証券 :その債務の履行
2号 優先出資 :利益の配当及び消却のための取得又は残余財産の分配
3項 この法律において「 特定目的会社 」とは、次編第2章第2節の規定に基づき設立された社団をいう。
4項 この法律において「 資産流動化計画 」とは、 特定目的会社 による 資産の流動化 に関する基本的な事項を定めた計画をいう。
5項 この法律において「 優先出資 」とは、均等の割合的単位に細分化された 特定目的会社 の社員の地位であって、当該社員が、特定目的会社の利益の配当又は残余財産の分配を特定出資を有する者(以下「 特定社員 」という。)に先立って受ける権利を有しているものをいう。
6項 この法律において「 特定出資 」とは、均等の割合的単位に細分化された 特定目的会社 の社員の地位であって、特定目的会社の設立に際して発行されたもの(
第36条
《合併の認可 信託会社を全部又は一部の当…》
事者とする合併は、内閣総理大臣の認可を受けなければ、その効力を生じない。 2 前項の認可を受けようとする信託会社は、合併後存続する株式会社又は合併により設立する株式会社第4項において「合併後の信託会社
の規定により発行されたものを含む。)をいう。
7項 この法律において「 特定社債 」とは、この法律の規定により 特定目的会社 が行う割当てにより発生する当該特定目的会社を債務者とする金銭債権であって、
第122条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
各号に掲げる事項に従い償還されるものをいう。
8項 この法律において「 特定短期社債 」とは、 特定社債 のうち、次に掲げるすべての要件を満たすものをいう。
1号 各 特定社債 の金額が200,000,000円を下回らないこと。
2号 元本の償還について、募集 特定社債 (
第122条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
に規定する募集特定社債をいう。)の総額の払込みのあった日から1年未満の日とする確定期限の定めがあり、かつ、分割払の定めがないこと。
3号 利息の支払期限を、前号の元本の償還期限と同じ日とする旨の定めがあること。
4号 担保付社債信託法 (1905年法律第52号)の規定により担保が付されるものでないこと。
9項 この法律において「 優先出資証券 」とは、 優先出資 につき 特定目的会社 が
第48条第1項
《特定目的会社は、第42条第1項の規定によ…》
る登記をした日以後遅滞なく、優先出資証券を発行しなければならない。
及び同条第3項において準用する会社法(2005年法律第86号)第215条第2項の規定により発行する出資証券をいい、「 特定社債 券」とは、特定社債につき特定目的会社が
第125条
《会社法の準用 会社法第680条から第7…》
01条まで第684条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の
において準用する同法第696条の規定により発行する債券をいう。
10項 この法律において「 特定約束手形 」とは、 金融商品取引法 (1948年法律第25号)
第2条第1項第15号
《この法律において「有価証券」とは、次に掲…》
げるものをいう。 1 国債証券 2 地方債証券 3 特別の法律により法人の発行する債券次号及び第11号に掲げるものを除く。 4 資産の流動化に関する法律1998年法律第105号に規定する特定社債券 5
に掲げる約束手形であって、 特定目的会社 が
第205条
《 次の各号のいずれかに該当する場合には、…》
当該違反行為をした者は、6月以下の拘禁刑若しくは510,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 1 第4条第4項、同条第6項第23条の8第4項において準用する場合を含む。、第13条第4項若しく
の規定により発行するものをいう。
11項 この法律において「 資産対応証券 」とは、 優先出資 、 特定社債 及び 特定約束手形 をいう。
12項 この法律において「 特定借入れ 」とは、 特定目的会社 が
第210条
《質問、検査又は領置等 証券取引等監視委…》
員会以下この章において「委員会」という。の職員以下この章において「委員会職員」という。は、犯則事件第8章の罪のうち、有価証券の売買その他の取引又はデリバティブ取引等の公正を害するものとして政令で定める
の規定により行う資金の借入れをいう。
13項 この法律において「 特定目的信託 」とは、この法律の定めるところにより設定された信託であって、 資産の流動化 を行うことを目的とし、かつ、信託契約の締結時において委託者が有する信託の受益権を分割することにより複数の者に取得させることを目的とするものをいう。
14項 この法律において「 資産信託流動化計画 」とは、 特定目的信託 による 資産の流動化 に関する基本的な事項を定めた計画をいう。
15項 この法律において「 受益証券 」とは、 特定目的信託 に係る信託契約に基づく信託の受益権を表示する証券であって、受託者がこの法律の定めるところにより発行するものをいう。
16項 この法律において「 受託信託会社等 」とは、 特定目的信託 の受託者である信託会社又は信託業務を営む銀行その他の金融機関をいう。
17項 この法律において「 代表権利者 」とは、
第254条第1項
《権利者集会は、1,000分の一以上の元本…》
持分を有する受益証券の権利者の中から、1人又は数人の代表権利者を選任し、受益証券の権利者のために特定目的信託の受益者及び委託者の権利次に掲げる権利を除く。の行使を委任することができる。 1 次に掲げる
の規定により権利者集会により選任された者をいう。
18項 この法律において「 特定信託管理者 」とは、
第260条第1項
《代表権利者が存しない場合においては、受託…》
信託会社等は、特定信託管理者を選任することができる。
の規定により 受託信託会社等 により選任された者をいう。
3条 (会社法の規定を準用する場合の読替え)
1項 この法律(
第194条第4項
《4 会社法第940条第1項及び第3項電子…》
公告の公告期間等、第941条電子公告調査、第946条調査の義務等、第947条電子公告調査を行うことができない場合、第951条第2項財務諸表等の備置き及び閲覧等、第953条改善命令並びに第955条調査記
を除く。)の規定において会社法の規定を準用する場合には、同法の規定中「電磁的記録」とあるのは「電磁的記録(資産流動化法第4条第4項に規定する電磁的記録をいう。)」と、「電磁的方法」とあるのは「電磁的方法(資産流動化法第40条第3項に規定する電磁的方法をいう。)」と、「法務省令」とあるのは「内閣府令」と読み替えるものとする。
2編 特定目的会社制度 > 1章 届出
4条 (届出)
1項 特定目的会社 は、 資産の流動化 に係る業務を行うときは、あらかじめ内閣総理大臣に届け出なければならない。
2項 前項の規定による届出(以下「 業務開始届出 」という。)を行う 特定目的会社 は、次に掲げる事項を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。
1号 商号
2号 営業所の名称及び所在地
3号 取締役及び監査役の氏名及び住所並びに政令で定める使用人があるときは、その者の氏名及び住所
4号 会計参与設置会社(会計参与を置く 特定目的会社 をいう。以下同じ。)であるときは、その旨並びに会計参与の氏名又は名称及び住所
5号 第6条
《資産流動化計画に係る特定社員の承認 特…》
定目的会社が業務開始届出を行うときは、資産流動化計画について、あらかじめすべての特定社員の承認を受けなければならない。
の規定に基づくすべての 特定社員 の承認があった年月日
6号 その他内閣府令で定める事項
3項 前項の届出書には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
1号 定款
2号 資産流動化計画
3号 特定資産 (不動産その他の特定資産に付随して用いられる特定資産であって、価値及び使用の方法に照らし投資者の投資判断に及ぼす影響が軽微なものとして内閣府令で定めるもの(以下「 従たる特定資産 」という。)を除く。次号において同じ。)の譲受けに係る予約その他の内閣府令で定める契約の契約書の副本又は謄本
4号 特定資産 の管理及び処分に係る業務を行わせるために設定する信託その他の契約に関する書類として内閣府令で定める書類
5号 第6条
《資産流動化計画に係る特定社員の承認 特…》
定目的会社が業務開始届出を行うときは、資産流動化計画について、あらかじめすべての特定社員の承認を受けなければならない。
の承認があったことを証する書面
6号 その他内閣府令で定める書類
4項 前項の場合において、定款又は 資産流動化計画 が電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものとして内閣府令で定めるものをいう。以下同じ。)をもって作成されているときは、書面に代えて電磁的記録を添付することができる。
5条 (資産流動化計画)
1項 資産流動化計画 には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
1号 資産流動化計画 の計画期間及び計画期間に関する事項として内閣府令で定める事項
2号 資産対応証券 及び 特定借入れ に関する次に掲げる事項
イ 優先出資 においては、総口数の最高限度、優先出資の内容(利益の配当又は残余財産の分配についての優先的内容を含む。以下同じ。)その他の発行及び消却に関する事項として内閣府令で定める事項
ロ 特定社債 ( 特定短期社債 を除く。以下この号、
第40条第1項第5号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集優先出資の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 商号及び業務開始届出の年月日新計画届出を行った場合にあっては、当該新計画届出の年月日 2 募集優先出資
、
第67条第1項
《特定目的会社には、次に掲げる機関を置かな…》
ければならない。 ただし、第3号に掲げる機関については、資産対応証券として特定社債のみを発行する特定目的会社であって、資産流動化計画に定められた特定社債の発行総額と特定借入れの総額との合計額が政令で定
、
第122条第1項第19号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
、
第152条第1項第1号
《次の各号に掲げる特定目的会社は、資産流動…》
化計画の変更の決議以下この節において「計画変更決議」という。を行う社員総会に係る第56条第1項の規定による招集の通知をするときは、当該各号に定める事項を記載した書類を交付しなければならない。 1 特定
及び
第153条第2項
《2 前項の請求以下この条において「優先出…》
資買取請求」という。は、計画変更決議の日特定社債を発行する特定目的会社にあっては、次条第1項に規定する特定社債権者集会の承認の決議の日。次項において同じ。の20日前の日から当該計画変更決議の日の前日ま
において同じ。)においては、総額、特定社債の内容その他の発行及び償還に関する事項として内閣府令で定める事項
ハ 転換 特定社債 においては、総額、転換の条件、転換によって発行すべき 優先出資 の内容、転換を請求することができる期間その他の発行及び償還に関する事項として内閣府令で定める事項
ニ 新 優先出資 引受権付 特定社債 においては、次に掲げる事項
(1) 総額
(2) 各新 優先出資 引受権付 特定社債 に付する新優先出資の 引受権 (以下この号において「 引受権 」という。)の内容
(3) 引受権 を行使することができる期間
(4) 引受権 のみを譲渡することができることとする場合は、その旨
(5) 引受権 を行使しようとする者の請求があるときは、新 優先出資 引受権付 特定社債 の償還に代えてその払込金額(
第122条第1項第14号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
に規定する払込金額をいう。)をもって
第145条第2項
《2 新優先出資の引受権を行使する者は、新…》
優先出資の払込金額の全額を払い込み、かつ、新優先出資引受権証券を発行しているときは、新優先出資引受権証券を特定目的会社に提出し、新優先出資引受権証券を発行していないとき新優先出資引受権付特定社債券を発
の払込みがあったものとする旨
(6) 利益の配当については、
第145条第2項
《2 新優先出資の引受権を行使する者は、新…》
優先出資の払込金額の全額を払い込み、かつ、新優先出資引受権証券を発行しているときは、新優先出資引受権証券を特定目的会社に提出し、新優先出資引受権証券を発行していないとき新優先出資引受権付特定社債券を発
の規定による払込みをした時の属する事業年度又はその前事業年度終了の日において新 優先出資 の発行があったものとみなす旨
(7) その他発行及び償還に関する事項として内閣府令で定める事項
ホ 特定短期社債 においては、限度額その他の発行及び償還に関する事項として内閣府令で定める事項
ヘ 特定約束手形 においては、限度額その他の発行及び償還に関する事項として内閣府令で定める事項
ト 特定借入れ においては、限度額その他の借入れ及び弁済に関する事項として内閣府令で定める事項
3号 特定資産 の内容、取得の時期及び譲渡人その他の特定資産に関する事項として内閣府令で定める事項
4号 特定資産 の管理及び処分の方法、管理及び処分に係る業務を行わせるために設定する信託の受託者その他の特定資産の管理及び処分に関する事項として内閣府令で定める事項
5号 資金の借入れ( 特定借入れ を除く。)に関する事項として内閣府令で定める事項
6号 その他内閣府令で定める事項
2項 前項第1号の 資産流動化計画 の計画期間は、政令で定める 特定資産 の区分に応じ、その管理及び処分に関する合理的な計画の策定可能な期間として政令で定める期間を超えてはならない。
3項 資産流動化計画 は、電磁的記録をもって作成することができる。
4項 会社法第31条(第3項を除く。)(定款の備置き及び閲覧等)の規定は、第1項の 資産流動化計画 について準用する。この場合において、同条第1項及び第2項中「発起人(株式会社の成立後にあっては、当該株式会社)」とあるのは「 特定目的会社 」と、同条第1項中「発起人が定めた場所(株式会社の成立後にあっては、その本店及び支店)」とあるのは「その本店及び支店」と、同条第2項中「発起人(株式会社の成立後にあっては、その株主及び債権者)」とあるのは「社員(資産流動化法第26条に規定する社員をいう。)及び債権者」と、「発起人が定めた時間(株式会社の成立後にあっては、その営業時間)」とあるのは「特定目的会社の営業時間」と、同条第4項中「株式会社」とあるのは「特定目的会社」と読み替えるものとする。
6条 (資産流動化計画に係る特定社員の承認)
1項 特定目的会社 が 業務開始届出 を行うときは、 資産流動化計画 について、あらかじめすべての 特定社員 の承認を受けなければならない。
7条 (業務開始届出に係る特例)
1項 特定目的会社 が 資産の流動化 に係る業務のうち 資産対応証券 の発行に先立って 特定資産 の取得その他の内閣府令で定めるものを行う場合であって、 業務開始届出 を行うときは、
第5条
《資産流動化計画 資産流動化計画には、次…》
に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 資産流動化計画の計画期間及び計画期間に関する事項として内閣府令で定める事項 2 資産対応証券及び特定借入れに関する次に掲げる事項 イ 優先出資に
の規定にかかわらず、同条第1項第2号に掲げる事項のうちその記載又は記録の省略が投資者の保護に反しないものとして内閣府令で定めるもの(次項において「 特定事項 」という。)の記載又は記録を省略することができる。この場合において、
第4条第3項第3号
《3 前項の届出書には、次に掲げる書類を添…》
付しなければならない。 1 定款 2 資産流動化計画 3 特定資産不動産その他の特定資産に付随して用いられる特定資産であって、価値及び使用の方法に照らし投資者の投資判断に及ぼす影響が軽微なものとして内
及び第4号に掲げる書類のうち内閣府令で定めるものの添付を省略することができる。
2項 前項の規定により 特定事項 の記載又は記録を省略して 業務開始届出 を行った 特定目的会社 が、 資産流動化計画 に基づき 資産対応証券 の発行を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、当該特定事項を記載し、又は記録した資料及び前項後段の規定により添付を省略した資料(これらの資料が電磁的記録で作成されているときは、内閣府令で定める電磁的記録又は当該電磁的記録に記録された事項を記載した書面)を内閣総理大臣に提出しなければならない。
8条 (特定目的会社名簿)
1項 内閣総理大臣は、
第4条第2項第1号
《2 前項の規定による届出以下「業務開始届…》
出」という。を行う特定目的会社は、次に掲げる事項を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。 1 商号 2 営業所の名称及び所在地 3 取締役及び監査役の氏名及び住所並びに政令で定める使用
から第3号までに掲げる事項及び
第218条
《違法行為等の是正命令 内閣総理大臣は、…》
特定目的会社の業務の運営がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、当該特定目的会社に対し、当該業務の運営の是正のため必要な措置をとるべきことを命ずることが
又は
第219条
《業務の停止命令 内閣総理大臣は、業務開…》
始届出を行った特定目的会社が次の各号のいずれかに該当するときは、6箇月以内の期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。 1 業務開始届出、変更届出、第10条第1項の規定による届
の規定による内閣総理大臣の処分に関する事項その他内閣府令で定める事項を登載した 特定目的会社 名簿を備えなければならない。
2項 内閣総理大臣は、内閣府令で定めるところにより、 特定目的会社 名簿(公衆の縦覧に供することにより個人の権利利益を害するおそれがあるものとして内閣府令で定める部分を除く。)を公衆の縦覧に供しなければならない。
9条 (届出事項の変更)
1項 特定目的会社 は、
第4条第2項
《2 前項の規定による届出以下「業務開始届…》
出」という。を行う特定目的会社は、次に掲げる事項を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。 1 商号 2 営業所の名称及び所在地 3 取締役及び監査役の氏名及び住所並びに政令で定める使用
各号(第5号を除き、
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)に掲げる事項又は 資産流動化計画 に変更があったときは、内閣府令で定める期間内に、内閣総理大臣に届け出なければならない。ただし、資産流動化計画に記載又は記録された事項の変更であって、 特定資産 の取得の時期の確定に伴う変更その他の軽微な変更として内閣府令で定めるものについては、この限りでない。
2項 前項の規定による届出(以下この編において「 変更届出 」という。)を行う 特定目的会社 は、当該変更の内容及びその理由を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。
3項 変更届出 が 資産流動化計画 の変更に係る場合には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
1号 変更後の 資産流動化計画
2号 資産流動化計画 の変更がこの法律の規定に基づき行われたことを証する書類として内閣府令で定める書類
4項 第4条第4項
《4 前項の場合において、定款又は資産流動…》
化計画が電磁的記録電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものとして内閣府令で定めるものをいう。以下同じ。
の規定は、前項の変更後の 資産流動化計画 について準用する。
5項 内閣総理大臣は、 変更届出 を受理したときは、次に掲げる事項を 特定目的会社 名簿に登載しなければならない。
1号 変更届出 のあった年月日
2号 変更届出 が
第4条第2項
《2 前項の規定による届出以下「業務開始届…》
出」という。を行う特定目的会社は、次に掲げる事項を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。 1 商号 2 営業所の名称及び所在地 3 取締役及び監査役の氏名及び住所並びに政令で定める使用
各号(第5号を除き、
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)に掲げる事項の変更に係るときは、当該変更の内容
3号 変更届出 が 資産流動化計画 の変更に係るときは、その変更があった旨及び変更年月日
10条 (資産流動化計画に係る業務の終了の届出)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 に従って、 優先出資 の消却、残余財産の分配並びに 特定社債 、 特定約束手形 及び 特定借入れ に係る債務の履行を完了したときは、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
2項 内閣総理大臣は、前項の規定による届出を受理したときは、同項の 資産流動化計画 に基づく業務が終了した旨及びその届出のあった年月日を 特定目的会社 名簿に登載しなければならない。
11条 (新たな資産流動化計画の届出)
1項 特定目的会社 が新たな 資産流動化計画 に基づく 資産の流動化 に係る業務を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより内閣総理大臣に届け出なければならない。
2項 前項の規定による届出(以下この編において「 新計画届出 」という。)は、前条第1項の規定による届出をした 特定目的会社 でなければ行うことができない。
3項 新計画届出 を行う場合にあっては、 特定目的会社 は、
第159条第1項
《資産流動化計画の定めによる特定資産の管理…》
及び処分を終了し、かつ、特定社債若しくは特定約束手形を発行し、又は特定借入れを行っている場合においてその償還及び支払並びに弁済を完了した特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づく資産の流動化に係る業務
の社員総会の承認があったことを証する書類を添付しなければならない。
4項 内閣総理大臣は、 新計画届出 を受理したときは、その届出のあった年月日を 特定目的会社 名簿に登載しなければならない。
5項 第4条第2項
《2 前項の規定による届出以下「業務開始届…》
出」という。を行う特定目的会社は、次に掲げる事項を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。 1 商号 2 営業所の名称及び所在地 3 取締役及び監査役の氏名及び住所並びに政令で定める使用
、第3項(第1号を除く。)及び第4項、
第6条
《資産流動化計画に係る特定社員の承認 特…》
定目的会社が業務開始届出を行うときは、資産流動化計画について、あらかじめすべての特定社員の承認を受けなければならない。
並びに
第7条
《業務開始届出に係る特例 特定目的会社が…》
資産の流動化に係る業務のうち資産対応証券の発行に先立って特定資産の取得その他の内閣府令で定めるものを行う場合であって、業務開始届出を行うときは、第5条の規定にかかわらず、同条第1項第2号に掲げる事項の
の規定は、 新計画届出 について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
12条 (廃業の届出)
1項 特定目的会社 が次の各号のいずれかに該当することとなったときは、当該各号に定める者は、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
1号 破産手続開始の決定により解散したとき。その破産管財人
2号 破産手続開始の決定以外の事由により解散したとき。その清算人
2項 内閣総理大臣は、前項の規定による届出があったときは、当該届出に係る 特定目的会社 を特定目的会社名簿から抹消しなければならない。
2章 特定目的会社 > 1節 総則
13条 (法人格及び住所)
1項 特定目的会社 は、法人とする。
2項 特定目的会社 の住所は、本店の所在地にあるものとする。
14条 (商行為等)
1項 特定目的会社 がその事業としてする行為及びその事業のためにする行為は、商行為とする。
2項 商法(1899年法律第48号)第11条から
第15条
《商号等 特定目的会社は、その名称を商号…》
とする。 2 特定目的会社は、その商号中に特定目的会社という文字を用いなければならない。 3 特定目的会社でない者は、その名称又は商号中に、特定目的会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはなら
まで及び
第19条
《出資の履行 発起人は、設立時発行特定出…》
資の引受け後遅滞なく、その引き受けた設立時発行特定出資につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付しなければならない。 ただし、発起人全員の同意があるときは
の規定は、 特定目的会社 については、適用しない。
15条 (商号等)
1項 特定目的会社 は、その名称を商号とする。
2項 特定目的会社 は、その商号中に特定目的会社という文字を用いなければならない。
3項 特定目的会社 でない者は、その名称又は商号中に、特定目的会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはならない。
4項 何人も、不正の目的をもって、他の 特定目的会社 であると誤認されるおそれのある名称又は商号を使用してはならない。
5項 前項の規定に違反する名称又は商号の使用によって営業上の利益を侵害され、又は侵害されるおそれがある 特定目的会社 は、その営業上の利益を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。
2節 設立
16条 (定款)
1項 特定目的会社 を設立するには、発起人が定款を作成し、その全員がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。
2項 特定目的会社 の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
1号 目的
2号 商号
3号 本店の所在地
4号 特定資本金の額(この法律に別段の定めがある場合を除き、 特定出資 の発行に際して 特定社員 となる者が 特定目的会社 に対して払込み又は給付をした財産の額をいう。以下同じ。)
5号 発起人の氏名又は名称及び住所
6号 存続期間又は解散の事由
3項 特定目的会社 を設立する場合には、次に掲げる事項は、第1項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。
1号 金銭以外の財産の出資をする者の氏名又は名称、当該財産及びその価額並びにその者に対して割り当てる設立時発行 特定出資 ( 特定目的会社 の設立に際して発行する特定出資をいう。以下この節において同じ。)の口数
2号 資産流動化計画 に従って譲り受ける 特定資産 以外の財産で 特定目的会社 の成立後に譲り受けることを約したもの及びその価額並びにその譲渡人の氏名又は名称
3号 特定目的会社 の成立により発起人が受ける報酬その他の特別の利益及びその発起人の氏名又は名称
4号 特定目的会社 の負担する設立に関する費用(定款の認証の手数料その他特定目的会社に損害を与えるおそれがないものとして内閣府令で定めるものを除く。)
4項 第2項各号及び前項各号に掲げる事項のほか、 特定目的会社 の定款には、この法律の規定により定款の定めがなければその効力を生じない事項及びその他の事項でこの法律の規定に違反しないものを記載し、又は記録することができる。
5項 定款は、電磁的記録をもって作成することができる。この場合において、当該電磁的記録に記録された情報については、内閣府令で定める署名又は記名押印に代わる措置をとらなければならない。
6項 会社法第30条(定款の認証)及び
第31条
《特定出資の譲渡に係る承認手続 特定社員…》
は、その有する特定出資を特定社員以外の者当該特定出資を発行した特定目的会社を除く。に譲り渡そうとするときは、当該特定目的会社に対し、当該者が当該特定出資を取得することについて承認をするか否かの決定をす
(第3項を除く。)(定款の備置き及び閲覧等)の規定は、 特定目的会社 の定款について準用する。この場合において、同法第30条第2項中「第33条第7項若しくは第9項又は
第37条第1項
《特定目的会社は、特定出資については、指図…》
式又は無記名式のいずれの証券も発行してはならない。
若しくは第2項」とあるのは「 資産の流動化 に関する法律以下「資産流動化法」という。)第18条第2項において準用する第33条第7項又は第9項」と、同法第31条第2項中「株主」とあるのは「社員(資産流動化法第26条に規定する社員をいう。)」と読み替えるものとする。
17条 (設立時発行特定出資に関する事項の決定等)
1項 発起人は、 特定目的会社 の設立に際して次に掲げる事項(定款に定めがある事項を除く。)を定めようとするときは、その全員の同意を得なければならない。
1号 発起人が割当てを受ける設立時発行 特定出資 の口数
2号 前号の設立時発行 特定出資 と引換えに払い込む金銭の額
2項 発起人は、設立時発行 特定出資 の全部を引き受けなければならない。
3項 各発起人は、 特定目的会社 の設立に際し、設立時発行 特定出資 を一口以上引き受けなければならない。
18条 (定款の記載又は記録事項に関する検査役の選任)
1項 発起人は、定款に
第16条第3項
《3 特定目的会社を設立する場合には、次に…》
掲げる事項は、第1項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。 1 金銭以外の財産の出資をする者の氏名又は名称、当該財産及びその価額並びにその者に対して割り当てる設立時発行特定出資特定目
各号に掲げる事項についての記載又は記録があるときは、同条第6項において準用する会社法第30条第1項の公証人の認証の後遅滞なく、当該事項を調査させるため、裁判所に対し、検査役の選任の申立てをしなければならない。
2項 会社法第33条第2項から第11項まで(第10項第2号を除く。)(定款の記載又は記録事項に関する検査役の選任)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号及び第3号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、前項の場合について準用する。この場合において、同法第33条第7項及び第8項中「
第28条
《特定社員名簿 特定目的会社は、特定社員…》
名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 特定社員の氏名又は名称及び住所 2 前号の特定社員の有する特定出資の口数 3 第1号の特定社員が特定出資を取得した日 4
各号」とあるのは「資産流動化法第16条第3項各号」と、同項中「設立時発行株式」とあるのは「設立時発行 特定出資 」と、同条第10項中「前各項」とあるのは「資産流動化法第18条第1項及び同条第2項において準用する
第33条第2項
《2 特定出資の信託以下「特定出資信託」と…》
いう。に係る契約には、次に掲げる条件を付さなければならない。 1 信託の目的が、特定目的会社の資産流動化計画に基づく資産の流動化に係る業務が円滑に行われるよう特定出資を管理するものであること。 2 資
から第9項まで」と、同項第1号中「
第28条第1号
《特定社員名簿 第28条 特定目的会社は、…》
特定社員名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 特定社員の氏名又は名称及び住所 2 前号の特定社員の有する特定出資の口数 3 第1号の特定社員が特定出資を取得した
及び第2号」とあるのは「資産流動化法第16条第3項第1号及び第2号」と、同項第3号中「
第28条第1号
《特定社員名簿 第28条 特定目的会社は、…》
特定社員名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 特定社員の氏名又は名称及び住所 2 前号の特定社員の有する特定出資の口数 3 第1号の特定社員が特定出資を取得した
又は第2号」とあるのは「資産流動化法第16条第3項第1号又は第2号」と、同条第11項第2号中「
第28条第2号
《特定社員名簿 第28条 特定目的会社は、…》
特定社員名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 特定社員の氏名又は名称及び住所 2 前号の特定社員の有する特定出資の口数 3 第1号の特定社員が特定出資を取得した
」とあるのは「資産流動化法第16条第3項第2号」と、同項第3号中「
第38条第1項
《会社法第180条第2項第3号及び第4号、…》
第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、第182条の三株式の併合をやめるこ
」とあるのは「資産流動化法第21条第1項」と、「同条第3項第2号」とあるのは「同項」と読み替えるものとする。
19条 (出資の履行)
1項 発起人は、設立時発行 特定出資 の引受け後遅滞なく、その引き受けた設立時発行特定出資につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付しなければならない。ただし、発起人全員の同意があるときは、登記、登録その他権利の設定又は移転を第三者に対抗するために必要な行為は、 特定目的会社 の成立後にすることを妨げない。
2項 前項の規定による払込みは、発起人が定めた銀行等(銀行、信託会社その他これに準ずるものとして内閣府令で定めるものをいう。以下同じ。)の払込みの取扱いの場所においてしなければならない。
20条 (設立時発行特定出資の特定社員となる権利の譲渡)
1項 発起人は、前条第1項の規定による払込み又は給付(以下この節において「 出資の履行 」という。)をすることにより設立時発行 特定出資 の 特定社員 となる権利を譲渡してはならない。
21条 (設立時役員等の選任等)
1項 発起人は、 出資の履行 が完了した後、遅滞なく、設立時取締役( 特定目的会社 の設立に際して取締役となる者をいう。以下同じ。)及び設立時監査役(特定目的会社の設立に際して監査役となる者をいう。以下同じ。)を選任しなければならない。
2項 次の各号に掲げる場合には、発起人は、 出資の履行 が完了した後、遅滞なく、当該各号に定める者を選任しなければならない。
1号 設立しようとする 特定目的会社 が会計参与設置会社である場合設立時会計参与(特定目的会社の設立に際して会計参与となる者をいう。以下同じ。)
2号 設立しようとする 特定目的会社 が会計監査人設置会社(会計監査人を置く特定目的会社又はこの法律の規定により会計監査人を置かなければならない特定目的会社をいう。以下同じ。)である場合設立時会計監査人(特定目的会社の設立に際して会計監査人となる者をいう。以下同じ。)
3項 会社法第38条第4項及び
第39条第4項
《4 会社法第199条第5項募集事項の決定…》
の規定は、募集優先出資の払込金額について準用する。
(設立時役員等の選任)、
第40条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集優先出資の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 商号及び業務開始届出の年月日新計画届出を行った場合にあっては、当該新計画届出の年月日 2 募集優先出資
及び第2項本文(設立時役員等の選任の方法)、
第42条
《優先出資の発行の登記、優先出資社員となる…》
時期等 特定目的会社は、その発行に係る優先出資の総口数の全額の払込みがあった日から2週間以内に、その本店の所在地において、優先出資の発行に係る事項として次に掲げる事項を登記しなければならない。 1
(設立時役員等の解任)並びに
第43条第1項
《特定目的会社は、優先出資社員名簿を作成し…》
、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 優先出資社員の氏名又は名称及び住所 2 前号の優先出資社員の有する優先出資の種類及び口数 3 第1号の優先出資社員が優先出資を取得した
及び第2項本文(設立時役員等の解任の方法)の規定は、 特定目的会社 の設立時取締役、設立時会計参与、設立時監査役又は設立時会計監査人について準用する。この場合において、同法第39条第4項中「第331条第1項(第335条第1項において準用する場合を含む。)、第333条第1項若しくは第3項又は第337条第1項若しくは第3項」とあるのは「資産流動化法第70条第1項(資産流動化法第72条第2項において準用する場合を含む。)、資産流動化法第71条第1項、同条第2項において準用する第333条第3項又は資産流動化法第73条第1項若しくは第3項」と、同法第40条第2項本文及び
第43条第2項
《2 特定目的会社は、一定の日以下この款に…》
おいて「基準日」という。を定めて、基準日において優先出資社員名簿に記載され、又は記録されている優先出資社員をその権利を行使することができる者と定めることができる。
本文中「設立時発行株式一株」とあるのは「設立時発行 特定出資 一口」と読み替えるものとする。
4項 会社法第46条第1項及び第2項(設立時取締役等による調査)の規定は、 特定目的会社 の設立時取締役及び設立時監査役について準用する。この場合において、同条第1項第1号中「第33条第10項第1号又は第2号」とあるのは「資産流動化法第18条第2項において準用する第33条第10項第1号」と、「現物出資財産等(同号に掲げる場合にあっては、同号の有価証券に限る。)」とあるのは「現物出資財産等」と、同項第2号中「第33条第10項第3号」とあるのは「資産流動化法第18条第2項において準用する第33条第10項第3号」と読み替えるものとする。
22条 (設立の登記等)
1項 特定目的会社 の設立の登記は、その本店の所在地において、次に掲げる日のいずれか遅い日から2週間以内にしなければならない。
1号 前条第4項において準用する会社法第46条第1項の規定による調査が終了した日
2号 発起人が定めた日
2項 前項の登記においては、次に掲げる事項を登記しなければならない。
1号 目的
2号 商号
3号 本店及び支店の所在場所
4号 特定目的会社 の存続期間又は解散の事由
5号 特定資本金の額
6号 発行した 特定出資 の総口数
7号 特定社員 名簿管理人( 特定目的会社 に代わって特定社員名簿の作成及び備置きその他の特定社員名簿に関する事務を行う者をいう。以下同じ。)を置いたときは、その氏名又は名称及び住所並びに営業所
7_2号 第65条第3項
《3 会社法第314条から第317条まで取…》
締役等の説明義務、議長の権限、株主総会に提出された資料等の調査、延期又は続行の決議、第318条第1項から第4項まで議事録、第325条の二第4号を除く。電子提供措置をとる旨の定款の定め及び第325条の3
において準用する会社法第325条の2の規定による電子提供措置(同条に規定する電子提供措置をいう。
第316条第1項第17号
《特定目的会社の発起人、設立時取締役、設立…》
時監査役、取締役、会計参与若しくはその職務を行うべき社員、監査役、会計監査人若しくはその職務を行うべき社員、清算人、清算人代理、民事保全法第56条に規定する仮処分命令により選任された取締役、監査役若し
の2において同じ。)をとる旨の定款の定めがあるときは、その定め
8号 取締役及び監査役の氏名及び住所
9号 取締役のうち 特定目的会社 を代表しない者があるときは、代表取締役(特定目的会社を代表する取締役をいう。以下同じ。)の氏名
10号 特定目的会社 が会計参与設置会社であるときは、その旨並びに会計参与の氏名又は名称及び
第86条第2項
《2 会社法第374条第2項、第3項及び第…》
5項会計参与の権限、第375条第1項会計参与の報告義務、第377条第1項株主総会における意見の陳述並びに第378条第1項第1号に係る部分に限る。及び第2項会計参与による計算書類等の備置き等の規定は、会
において準用する会社法第378条第1項の場所
11号 特定目的会社 が会計監査人設置会社であるときは、その旨及び会計監査人の氏名又は名称
12号 第76条第4項
《4 会計監査人が欠けた場合又は定款で定め…》
た会計監査人の員数が欠けた場合において、遅滞なく会計監査人が選任されないときは、監査役は、1時会計監査人の職務を行うべき者を選任しなければならない。
の規定により選任された1時会計監査人の職務を行うべき者を置いたときは、その氏名又は名称
13号 第104条第7項
《7 前項の特定目的会社は、内閣府令で定め…》
るところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第5項に規定する貸借対照表及び損益計算書の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後5年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供
に規定する措置をとることとするときは、同条第5項に規定する貸借対照表及び損益計算書の内容である情報について不特定多数の者がその提供を受けるために必要な事項であって内閣府令で定めるもの
14号 第194条第1項
《特定目的会社は、公告方法として、次に掲げ…》
る方法のいずれかを定款で定めることができる。 1 官報に掲載する方法 2 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法 3 電子公告公告方法のうち、電磁的方法会社法第2条第34号に規定する電磁的
の規定による公告方法( 特定目的会社 が公告(この編又は他の法律の規定により官報に掲載する方法によりしなければならないものとされているものを除く。)をする方法をいう。以下この編において同じ。)についての定款の定めがあるときは、その定め
15号 前号の定款の定めが電子公告(
第194条第1項第3号
《特定目的会社は、公告方法として、次に掲げ…》
る方法のいずれかを定款で定めることができる。 1 官報に掲載する方法 2 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法 3 電子公告公告方法のうち、電磁的方法会社法第2条第34号に規定する電磁的
に規定する電子公告をいう。イにおいて同じ。)を公告方法とする旨のものであるときは、次に掲げる事項
イ 電子公告により公告すべき内容である情報について不特定多数の者がその提供を受けるために必要な事項であって会社法第911条第3項第28号イに規定するもの
ロ 第194条第2項
《2 特定目的会社が前項第3号に掲げる方法…》
を公告方法とする旨を定める場合には、その定款には、電子公告を公告方法とする旨を定めれば足りる。 この場合においては、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合の公告方
後段の規定による定款の定めがあるときは、その定め
16号 第14号の定款の定めがないときは、
第194条第3項
《3 第1項又は前項の規定による定めがない…》
特定目的会社の公告方法は、第1項第1号に掲げる方法とする。
の規定により同条第1項第1号に掲げる方法を公告方法とする旨
3項 会社法第915条第1項及び第2項(変更の登記)、第916条(第1号に係る部分に限る。)(他の登記所の管轄区域内への本店の移転の登記)、第917条(第1号に係る部分に限る。)(職務執行停止の仮処分等の登記)並びに第918条(支配人の登記)の規定は、 特定目的会社 の本店の所在地における登記について準用する。この場合において、同法第915条第1項中「第911条第3項各号又は前3条各号」とあるのは「資産流動化法第22条第2項各号」と、同条第2項中「 第199条第1項第4号 《削除…》 」とあるのは「資産流動化法第36条第1項第4号」と、「株式」とあるのは「 特定出資 」と、同法第916条第1号中「第911条第3項各号」とあるのは「資産流動化法第22条第2項各号」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
23条 (特定目的会社の成立)
1項 特定目的会社 は、その本店の所在地において設立の登記をすることによって成立する。
24条 (設立時発行特定出資の引受けに関する担保責任)
1項 特定目的会社 の成立の時に設立時発行 特定出資 のうち引受けのない部分があるときは、当該特定目的会社の発起人及び設立時取締役は、共同して、当該部分について引き受けたものとみなす。特定目的会社の成立後に特定出資の引受人の設立時発行特定出資の引受けに係る意思表示が取り消されたときも、同様とする。
2項 特定目的会社 の成立の時に設立時 特定出資 のうち 出資の履行 がされていないものがあるときは、当該特定目的会社の発起人及び設立時取締役は、連帯して、当該払込みがされていない額又は当該給付がされていない金銭以外の財産の価額を支払う義務を負う。
3項 会社法第64条(払込金の保管証明)の規定は、
第19条第1項
《発起人は、設立時発行特定出資の引受け後遅…》
滞なく、その引き受けた設立時発行特定出資につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付しなければならない。 ただし、発起人全員の同意があるときは、登記、登録そ
の規定による払込みの取扱いをした銀行等について準用する。この場合において、同法第64条第1項中「
第57条第1項
《第2種特定目的会社の特定社員又は優先出資…》
社員は、取締役に対し、一定の事項有議決権事項当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。に限る。を社員総会の目的とすることを請求することができる。
の募集をした場合には、発起人」とあるのは「発起人」と、同条第2項中「株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と読み替えるものとする。
25条 (会社法等の準用)
1項 会社法第50条(株式の引受人の権利)の規定は 特定目的会社 の設立時発行 特定出資 の引受人の権利について、同法第51条(引受けの無効又は取消しの制限)の規定は設立時発行特定出資の引受けの無効又は取消しについて、それぞれ準用する。この場合において、同法第50条中「株主」とあるのは、「 特定社員 」と読み替えるものとする。
2項 会社法第2編第1章第8節(第52条の2を除く。)(発起人等の責任等)の規定は、 特定目的会社 について準用する。この場合において、同法第52条第2項中「
第28条第1号
《特定社員名簿 第28条 特定目的会社は、…》
特定社員名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。 1 特定社員の氏名又は名称及び住所 2 前号の特定社員の有する特定出資の口数 3 第1号の特定社員が特定出資を取得した
」とあるのは「資産流動化法第16条第3項第1号」と、「
第33条第2項
《2 特定出資の信託以下「特定出資信託」と…》
いう。に係る契約には、次に掲げる条件を付さなければならない。 1 信託の目的が、特定目的会社の資産流動化計画に基づく資産の流動化に係る業務が円滑に行われるよう特定出資を管理するものであること。 2 資
」とあるのは「資産流動化法第18条第2項において準用する
第33条第2項
《2 特定出資の信託以下「特定出資信託」と…》
いう。に係る契約には、次に掲げる条件を付さなければならない。 1 信託の目的が、特定目的会社の資産流動化計画に基づく資産の流動化に係る業務が円滑に行われるよう特定出資を管理するものであること。 2 資
」と、同条第3項中「第33条第10項第3号」とあるのは「資産流動化法第18条第2項において準用する第33条第10項第3号」と、同法第55条中「総株主」とあるのは「総社員」と読み替えるものとする。
3項 会社法第828条第1項(第1号に係る部分に限る。)及び第2項(第1号に係る部分に限る。)(会社の組織に関する行為の無効の訴え)、第834条(第1号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条第1項及び第3項(担保提供命令)、第837条から第839条まで(弁論等の必要的併合、認容判決の効力が及ぶ者の範囲、無効又は取消しの判決の効力)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号イに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、 特定目的会社 の設立の無効の訴えについて準用する。この場合において、同法第828条第2項第1号中「株主等(株主、取締役又は清算人(監査役設置会社にあっては株主、取締役、監査役又は清算人、指名委員会等設置会社にあっては株主、取締役、執行役又は清算人)をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「社員、取締役、監査役又は清算人」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は、発起人、設立時取締役又は設立時監査役の責任を追及する訴えについて準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員(資産流動化法第26条に規定する優先出資社員をいう。)」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3節 社員の権利義務等 > 1款 総則
26条 (社員)
1項 特定目的会社 ( 優先出資 を発行しない特定目的会社に限る。)の社員は、 特定社員 とし、優先出資を発行する特定目的会社の社員は、特定社員及び優先出資社員(優先出資を有する者をいう。以下同じ。)とする。
27条 (社員の責任及び権利等)
1項 社員の責任は、その有する 特定出資 又は 優先出資 の引受価額を限度とする。
2項 社員は、その有する 特定出資 又は 優先出資 につき次に掲げる権利その他この法律の規定により認められた権利を有する。
1号 利益の配当を受ける権利
2号 残余財産の分配を受ける権利
3項 特定社員 は、その有する 特定出資 につき社員総会における議決権を有する。
4項 優先出資 社員は、この法律に別段の定めがある場合を除き、その有する優先出資につき社員総会における議決権を有しない。ただし、定款に別段の定めがあるときは、この限りでない。
5項 社員に第2項第1号及び第2号に掲げる権利の全部を与えない旨の定款の定めは、その効力を有しない。
6項 会社法第106条(共有者による権利の行使)及び
第109条第1項
《特定目的会社は、次条の規定による場合及び…》
第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。
(株主の平等)の規定は、 特定目的会社 の 特定出資 又は 優先出資 について準用する。この場合において、同項中「株主」とあるのは「社員」と、「数」とあるのは「口数」と読み替えるものとする。
2款 特定社員
28条 (特定社員名簿)
1項 特定目的会社 は、 特定社員 名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
1号 特定社員 の氏名又は名称及び住所
2号 前号の 特定社員 の有する 特定出資 の口数
3号 第1号の 特定社員 が 特定出資 を取得した日
4号 特定出資 信託を設定した場合には、その旨並びに受託者及び受益者の氏名又は名称及び住所その他の特定出資信託に係る内閣府令で定める事項
2項 特定目的会社 は、一定の日(以下この款において「 基準日 」という。)を定めて、 基準日 において 特定社員 名簿に記載され、又は記録されている特定社員をその権利を行使することができる者と定めることができる。
3項 会社法第122条(第4項を除く。)(株主名簿記載事項を記載した書面の交付等)、第124条第2項及び第3項( 基準日 )、
第125条第1項
《会社法第680条から第701条まで第68…》
4条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の行使、社債券を発
から第3項まで(株主名簿の備置き及び閲覧等)並びに
第126条
《特定社債管理者の設置 特定目的会社は、…》
特定社債を発行する場合には、特定社債管理者を定め、特定社債権者のために、弁済の受領、債権の保全その他の特定社債の管理を行うことを委託しなければならない。 ただし、その募集に係る各募集特定社債の金額が2
(株主に対する通知等)の規定は 特定目的会社 の 特定社員 に係る特定社員名簿について、同法第123条(株主名簿管理人)の規定は特定目的会社の特定社員名簿管理人について、同法第196条第1項及び第2項(株主に対する通知の省略)の規定は特定目的会社の特定社員に対する通知について、それぞれ準用する。この場合において、同法第122条第1項中「前条第1号」とあるのは「資産流動化法第28条第1項第1号」と、「株主名簿記載事項」とあるのは「資産流動化法第28条第1項各号に掲げる事項」と、同法第124条第2項中「基準日株主」とあるのは「基準日において特定社員名簿に記載され、又は記録されている特定社員」と、同法第125条第1項中「株主名簿管理人」とあるのは「特定社員名簿管理人」と、同項並びに同条第3項第1号及び第2号中「株主」とあるのは「社員」と、同法第126条第3項中「株式が」とあるのは「 特定出資 が」と、同条第4項中「株式の」とあるのは「特定出資の」と、同条第5項中「
第299条第1項
《次の各号に掲げる違反があった場合において…》
は、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき。
(第325条において準用する場合を含む。)」とあるのは「資産流動化法第55条第1項又は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4項 第2項、前項において準用する会社法第124条第2項及び第3項並びに同法第196条第3項の規定は、
第32条第3項
《3 特定出資に質権を設定した者は、特定目…》
的会社に対し、次に掲げる事項を特定社員名簿に記載し、又は記録することを請求することができる。 1 質権者の氏名又は名称及び住所 2 質権の目的である特定出資
各号に掲げる事項が 特定社員 名簿に記載され、又は記録された質権者(以下「 登録 特定出資 質権者 」という。)について準用する。
29条 (特定出資の譲渡)
1項 特定社員 は、 特定出資 の全部又は一部を他の特定社員に譲渡することができる。
2項 特定社員 以外の者が譲渡により 特定出資 を取得するには、 特定目的会社 の承認がなければならない。
30条 (特定出資の譲渡の対抗要件等)
1項 特定出資 の譲渡は、その特定出資を取得した者の氏名又は名称及び住所を 特定社員 名簿に記載し、又は記録しなければ、 特定目的会社 その他の第三者に対抗することができない。
2項 会社法第132条第1項及び第2項、
第133条
《転換特定社債発行の手続 転換特定社債に…》
ついては、第121条第1項の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、第122条第1項の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 転換特定社債
並びに
第134条
《転換特定社債の登記 転換特定社債を発行…》
する場合においては、第122条第1項第15号に規定する期日から2週間以内に、本店の所在地において、転換特定社債の登記をしなければならない。 2 前項の登記においては、次に掲げる事項を登記しなければなら
(株主の請求によらない株主名簿記載事項の記載又は記録、株主の請求による株主名簿記載事項の記載又は記録)の規定は、 特定目的会社 の 特定出資 について準用する。この場合において、これらの規定中「株主」とあるのは「 特定社員 」と、「株主名簿記載事項」とあるのは「資産流動化法第28条第1項各号に掲げる事項」と、「株主名簿」とあるのは「特定社員名簿」と、「株式取得者」とあるのは「特定出資取得者」と、同法第132条第1項第3号中「自己株式」とあるのは「自己特定出資(資産流動化法第59条第2項に規定する自己特定出資をいう。)」と、同法第134条第1号中「
第136条
《基準日後に転換により発行された優先出資の…》
議決権 特定目的会社が、社員総会において議決権を行使することのできる優先出資社員を定めるため第43条第2項の規定により一定の日を定めているときは、その日以後の転換の請求によって発行された優先出資につ
」とあるのは「資産流動化法第31条第1項」と、同条第2号中「
第137条第1項
《第135条第1項の規定により転換の請求を…》
した者は、同項第2号の日に優先出資社員となる。
」とあるのは「資産流動化法第31条第2項」と、同条第3号中「第140条第4項」とあるのは「資産流動化法第31条第7項」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
31条 (特定出資の譲渡に係る承認手続)
1項 特定社員 は、その有する 特定出資 を特定社員以外の者(当該特定出資を発行した 特定目的会社 を除く。)に譲り渡そうとするときは、当該特定目的会社に対し、当該者が当該特定出資を取得することについて承認をするか否かの決定をすることを請求することができる。
2項 特定出資 を当該特定出資を発行した 特定目的会社 以外の者から取得した者( 特定社員 以外の者に限り、当該特定目的会社を除く。以下この条において「 特定出資取得者 」という。)は、特定目的会社に対し、当該特定出資を取得したことについて承認をするか否かの決定をすることを請求することができる。
3項 前項の規定による請求は、利害関係人の利益を害するおそれがないものとして内閣府令で定める場合を除き、その取得した 特定出資 の 特定社員 として特定社員名簿に記載され、若しくは記録された者又はその相続人その他の一般承継人と共同してしなければならない。
4項 次の各号に掲げる請求(以下この条において「 譲渡等承認請求 」という。)は、当該各号に定める事項を明らかにしてしなければならない。
1号 第1項の規定による請求次に掲げる事項
イ 当該請求をする 特定社員 が譲り渡そうとする 特定出資 の口数
ロ イの 特定出資 を譲り受ける者の氏名又は名称
ハ 特定目的会社 が第1項の承認をしない旨の決定をする場合において、第7項に規定する指定買取人がイの 特定出資 を買い取ることを請求するときは、その旨
2号 第2項の規定による請求次に掲げる事項
イ 当該請求をする 特定出資 取得者の取得した特定出資の口数
ロ イの 特定出資 取得者の氏名又は名称
ハ 特定目的会社 が第2項の承認をしない旨の決定をする場合において、第7項に規定する指定買取人がイの 特定出資 を買い取ることを請求するときは、その旨
5項 特定目的会社 が第1項又は第2項の承認をするか否かの決定をするには、社員総会の決議によらなければならない。
6項 特定目的会社 は、前項の決定をしたときは、 譲渡等承認請求 をした者(以下この条において「 譲渡等承認請求者 」という。)に対し、当該決定の内容を通知しなければならない。
7項 特定目的会社 は、第4項第1号ハ又は第2号ハの請求を受けた場合において、第1項又は第2項の承認をしない旨の決定をしたときは、社員総会の決議によって、当該 譲渡等承認請求 に係る 特定出資 を買い取る者(当該特定目的会社を除く。以下この条において「 指定買取人 」という。)を指定しなければならない。
8項 会社法第142条第1項及び第2項( 指定買取人 による買取りの通知)の規定は指定買取人について、同法第143条第2項( 譲渡等承認請求 の撤回)の規定は第4項第1号ハ又は第2号ハの請求をした譲渡等承認請求者について、同法第144条第1項から第6項まで(売買価格の決定)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第2項(第3号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第870条の二(申立書の写しの送付等)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第5号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第872条の二(抗告状の写しの送付等)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定はこの項において準用する同法第142条第1項の規定による通知があった場合について、それぞれ準用する。この場合において、同法第142条第1項中「第140条第4項」とあるのは「資産流動化法第31条第7項」と、同条第2項中「一株」とあるのは「一口」と、「株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と、同法第144条第1項及び第4項から第6項までの規定中「対象株式」とあるのは「資産流動化法第31条第7項に規定する 特定出資 」と、「
第140条第1項第2号
《特定目的会社は、新優先出資引受権付特定社…》
債前条第4項の決議があったものを除く。を発行するときは、新優先出資引受権付特定社債の総額、払込金額、新優先出資の引受権の内容、新優先出資の引受権を行使することができる期間及び募集の方法を公告し、又は社
」とあるのは「
第142条第1項第2号
《資産流動化計画に新優先出資の引受権のみを…》
譲渡することができる旨の定めがある場合においては、特定目的会社は、新優先出資引受権証券を発行しなければならない。
」と、同条第1項、第2項及び第6項中「株式会社」とあるのは「指定買取人」と、同条第5項中「一株」とあるのは「一口」と、同条第6項中「
第141条第2項
《2 新優先出資引受権付特定社債については…》
、新優先出資引受権付特定社債券を発行したときは、当該新優先出資引受権付特定社債券に前項各号に掲げる事項を記載しなければならない。 ただし、次条第1項の新優先出資引受権証券を発行するときは、この限りでな
」とあるのは「
第142条第2項
《2 新優先出資引受権証券には、次に掲げる…》
事項及び番号を記載し、代表取締役がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。 1 新優先出資引受権証券であることの表示 2 商号 3 第5条第1項第2号ニ2、3及び5に掲げる事項 4 前条第1項第
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
9項 会社法第145条(第2号を除く。)(株式会社が承認をしたとみなされる場合)の規定は、 特定目的会社 の第1項又は第2項の承認について準用する。この場合において、同条第1号中「
第139条第2項
《2 各新優先出資引受権付特定社債に付する…》
新優先出資の引受権の行使に際して出資される金銭の額次項、第144条第1項第2号並びに第145条第1項第1号及び第2項において「払込金額」という。の合計額は、各新優先出資引受権付特定社債の金額を超えるこ
」とあるのは、「資産流動化法第31条第6項」と読み替えるものとする。
32条 (特定出資の質入れ)
1項 特定社員 は、その有する 特定出資 に質権を設定することができる。
2項 特定出資 の質入れは、その質権者の氏名又は名称及び住所を 特定社員 名簿に記載し、又は記録しなければ、 特定目的会社 その他の第三者に対抗することができない。
3項 特定出資 に質権を設定した者は、 特定目的会社 に対し、次に掲げる事項を 特定社員 名簿に記載し、又は記録することを請求することができる。
1号 質権者の氏名又は名称及び住所
2号 質権の目的である 特定出資
4項 特定目的会社 が次に掲げる行為をした場合には、 特定出資 を目的とする質権は、当該行為によって当該特定出資の 特定社員 が受けることのできる金銭等(金銭その他の財産をいう。以下同じ。)について存在する。
1号 特定出資 の併合
2号 利益の配当
3号 残余財産の分配
4号 特定出資 の取得
5項 登録特定出資質権者 は、前項の金銭等(金銭に限る。)を受領し、他の債権者に先立って自己の債権の弁済に充てることができる。
6項 会社法第147条第3項(株式の質入れの対抗要件)の規定は 特定出資 について、同法第149条第1項から第3項まで(株主名簿の記載事項を記載した書面の交付等)、
第150条
《 特定目的会社は、その成立後、社員総会の…》
決議によって、定款を変更することができる。
(登録株式質権者に対する通知等)、
第152条第2項
《2 前項の特定目的会社にあっては、第56…》
条第3項において準用する第55条第3項の承諾をした社員に対し電磁的方法により前項の招集の通知をするときは、同項の書類に記載すべき事項を当該通知とともに電磁的方法により提供することができる。 ただし、社
及び
第154条第2項
《2 前項の規定により特定目的会社が特定社…》
債権者集会を招集するときは、第129条第2項において準用する会社法第720条第1項の規定にかかわらず、計画変更決議を行う社員総会の会日の1箇月前までに、各特定社債権者に対して書面又は電磁的方法をもって
(第1号に係る部分に限る。)(株式の質入れの効果)の規定は 特定目的会社 の特定出資に係る 登録特定出資質権者 について、それぞれ準用する。この場合において、これらの規定中「株主名簿」とあるのは「 特定社員 名簿」と、同法第149条第1項中「前条各号」とあるのは「資産流動化法第32条第3項各号」と、「同条各号」とあるのは「同項各号」と、同法第152条第2項中「前条第1項」とあるのは「資産流動化法第32条第4項」と、同法第154条第2項中「前項」とあるのは「資産流動化法第32条第5項」と、同項第1号中「
第151条第1項第1号
《特定目的会社は、社員総会の決議によらなけ…》
れば資産流動化計画を変更することができない。
から第6号まで、第8号、第9号又は第14号」とあるのは「資産流動化法第32条第4項各号」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
33条 (特定出資の信託)
1項 特定出資 は、
第29条第2項
《2 特定社員以外の者が譲渡により特定出資…》
を取得するには、特定目的会社の承認がなければならない。
の規定にかかわらず、社員総会の承認を受けないで信託会社等(信託会社及び信託業務を営む銀行その他の金融機関をいう。以下同じ。)に信託することができる。
2項 特定出資 の信託(以下「 特定出資信託 」という。)に係る契約には、次に掲げる条件を付さなければならない。
1号 信託の目的が、 特定目的会社 の 資産流動化計画 に基づく 資産の流動化 に係る業務が円滑に行われるよう 特定出資 を管理するものであること。
2号 資産流動化計画 の計画期間を信託期間とすること。
3号 信託財産の管理について受託者に対して指図を行うことができないこと。
4号 委託者又は受益者が、信託期間中に信託の合意による終了を行わないこと。
5号 委託者又は受益者が、信託期間中に信託法(2006年法律第108号)第150条(特別の事情による信託の変更を命ずる裁判)の規定による場合を除き、信託財産の管理方法を変更しないこと。
3項 第30条第1項
《特定出資の譲渡は、その特定出資を取得した…》
者の氏名又は名称及び住所を特定社員名簿に記載し、又は記録しなければ、特定目的会社その他の第三者に対抗することができない。
及び前条並びに会社法第133条(株主の請求による株主名簿記載事項の記載又は記録)の規定は、第1項の規定に基づき 特定出資 を信託する場合について準用する。この場合において、
第30条第1項
《特定出資の譲渡は、その特定出資を取得した…》
者の氏名又は名称及び住所を特定社員名簿に記載し、又は記録しなければ、特定目的会社その他の第三者に対抗することができない。
中「取得した者の氏名又は名称及び住所」とあるのは「受託者及び受益者の氏名又は名称及び住所その他の特定出資信託に係る内閣府令で定める事項並びに特定出資信託の設定」と、前条第1項から第3項までの規定中「特定出資」とあるのは「特定出資信託の受益権」と、同条第4項中「特定出資を」とあるのは「特定出資信託の受益権を」と、「当該特定出資」とあるのは「当該特定出資信託の受益権」と、同法第133条第1項中「株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
34条 (自己の特定出資の取得及び質受けの禁止等)
1項 特定目的会社 は、
第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
において準用する会社法第182条の4第1項の規定による請求に応じて 特定出資 を買い取る場合及び権利の実行に当たりその目的を達成するために必要な場合を除き、自己の特定出資を取得し、又は質権の目的としてこれを受けてはならない。
2項 前項の規定は、 特定目的会社 が、 特定社員 の相続人からその相続により取得した当該特定目的会社の 特定出資 を当該相続の開始後1年以内に買い受けるために取得する場合には、適用しない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
1号 自己 特定出資 ( 特定目的会社 が有する自己の特定出資をいい、権利の実行に当たりその目的を達成するために取得したものを除く。)の口数が、特定出資の総口数の5分の1を超えることとなるとき。
2号 当該 特定目的会社 の 特定出資 の買受価格が、
第115条第3項第1号
《3 中間配当は、第1号に掲げる額から第2…》
号から第5号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度としてすることができる。 1 最終事業年度の末日における資産の額 2 最終事業年度の末日における負債の額 3 最終事業年度の末日における資本金の額
に掲げる額から同項第2号から第5号までに掲げる額の合計額及び同条第1項の規定により分配した金銭の額の合計額を控除して得た額を超えるとき。
3号 当該 特定目的会社 の事業年度の末日において、
第114条第1項第2号
《特定目的会社は、その社員当該特定目的会社…》
を除く。に対し、最終事業年度の末日における第1号に掲げる額から第2号から第4号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度として、利益の配当をすることができる。 1 資産の額 2 負債の額 3 資本金の
から第4号までに掲げる額の合計額が同項第1号に掲げる額を超えるおそれがあると認められるとき。
3項 特定目的会社 が前項の 特定出資 を買い受けるには、社員総会の決議によらなければならない。この場合においては、当該特定出資の売主たる 特定社員 は、議決権を行使することができない。
4項 特定目的会社 が第2項の 特定出資 の取得をした場合において、当該取得をした日の属する事業年度(その事業年度の直前の事業年度が最終事業年度(各事業年度に係る
第102条第2項
《2 特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各事業年度に係る計算書類貸借対照表、損益計算書その他特定目的会社の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして内閣府令で定めるものをいう。以下この款並びに第111条第2項第2号及び
に規定する計算書類につき
第104条第2項
《2 前項の規定により提出され、又は提供さ…》
れた計算書類及び利益処分案は、定時社員総会の決議による承認を受けなければならない。
の承認を受けた場合(同条第4項前段に規定する場合にあっては、同項後段の報告をした場合)における当該各事業年度のうち最も遅いものをいう。以下同じ。)でないときは、その事業年度の直前の事業年度)に係る
第102条第2項
《2 特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各事業年度に係る計算書類貸借対照表、損益計算書その他特定目的会社の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして内閣府令で定めるものをいう。以下この款並びに第111条第2項第2号及び
に規定する計算書類につき
第104条第2項
《2 前項の規定により提出され、又は提供さ…》
れた計算書類及び利益処分案は、定時社員総会の決議による承認を受けなければならない。
の承認を受けた時(同条第4項前段に規定する場合にあっては、同項後段の報告をした時)における
第114条第1項第2号
《特定目的会社は、その社員当該特定目的会社…》
を除く。に対し、最終事業年度の末日における第1号に掲げる額から第2号から第4号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度として、利益の配当をすることができる。 1 資産の額 2 負債の額 3 資本金の
から第4号までに掲げる額の合計額が同項第1号に掲げる額を超えるときは、当該取得に関する職務を行った取締役は、当該特定目的会社に対し、連帯して、その超過額(当該超過額が当該特定出資の取得により 特定社員 に対して交付した金銭の総額を超える場合にあっては、当該金銭の総額)を支払う義務を負う。ただし、当該取締役がその職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明した場合は、この限りでない。
5項 第94条第4項
《4 第1項の責任は、総社員の同意がなけれ…》
ば、免除することができない。
の規定は、前項の取締役の責任について準用する。
6項 特定目的会社 は、第1項又は第2項本文に規定する場合において取得した 特定出資 又は質権を相当の時期に処分しなければならない。
35条 (特定出資の消却の禁止)
1項 特定出資 は、
第108条
《特定資本金の額の減少 特定目的会社は、…》
損失のてん補のためにのみ、定款を変更することにより、特定資本金の額の減少をすることができる。 2 前項の規定により定款を変更する場合には、第150条の社員総会の決議において、次に掲げる事項を定めなけれ
の規定により特定資本金の額の減少をする場合を除き、消却することができない。
36条 (募集特定出資の発行等)
1項 特定目的会社 は、その発行する 特定出資 を引き受ける者の募集をしようとするときは、その都度、募集特定出資(当該募集に応じて特定出資の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定出資をいう。以下この条において同じ。)について次に掲げる事項を定めなければならない。
1号 募集 特定出資 の口数
2号 募集 特定出資 の払込金額(募集特定出資一口と引換えに払い込む金銭又は給付する金銭以外の財産の額をいう。以下この条において同じ。)又はその算定方法
3号 金銭以外の財産を出資の目的とするときは、その旨並びに当該財産の内容及びその価額
4号 募集 特定出資 と引換えにする金銭の払込み又は前号の財産の給付の期日又はその期間
2項 前項各号に掲げる事項(以下この条において「 募集事項 」という。)は、社員総会の決議によって定めなければならない。
3項 第1項第2号の払込金額が募集 特定出資 を引き受ける者に特に有利な金額である場合には、取締役は、前項の社員総会において、当該払込金額でその者の募集をすることを必要とする理由を開示しなければならない。
4項 募集事項 は、第1項の募集ごとに、均等に定めなければならない。
5項 会社法第202条から
第213条
《特定資産の処分等の制限 特定目的会社は…》
、資産流動化計画に定められたところによる場合を除き、特定資産従たる特定資産を除く。を貸し付け、譲渡し、交換し、又は担保に供してはならない。
の三まで(第202条第3項、
第202条
《債権の取立委託の制限 特定目的会社は、…》
第200条第2項及び第3項の規定に定めるところによるほか、資産流動化計画に従い譲り受けた債権金銭の支払を目的とするものに限る。以下この条において「譲受債権」という。について、その取立ての委託又はその取
の二、第205条第3項から第5項まで、
第206条
《種類等を異にする優先出資又は特定社債の発…》
行 特定目的会社は、投資者の保護に反しない場合として内閣府令で定める場合に限り、1の資産流動化計画において、種類又は発行の時期を異にする優先出資又は特定社債を発行することができる。
の二、第207条第9項第3号及び第5号、第209条第4項並びに
第213条第1項第3号
《特定目的会社は、資産流動化計画に定められ…》
たところによる場合を除き、特定資産従たる特定資産を除く。を貸し付け、譲渡し、交換し、又は担保に供してはならない。
を除く。)(株主に株式の割当てを受ける権利を与える場合、募集株式の申込み、募集株式の割当て、募集株式の申込み及び割当てに関する特則、募集株式の引受け、金銭以外の財産の出資、 出資の履行 、株主となる時期等、募集株式の発行等をやめることの請求、引受けの無効又は取消しの制限、不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任、出資された財産等の価額が不足する場合の取締役等の責任、出資の履行を仮装した募集株式の引受人の責任、出資の履行を仮装した場合の取締役等の責任)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号及び第4号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、第1項の 特定目的会社 の募集 特定出資 について準用する。この場合において、これらの規定(同法第213条の2第2項を除く。)中「株主」とあるのは「 特定社員 」と、「株式」とあるのは「特定出資」と、「数」とあるのは「口数」と、「
第199条第1項第3号
《削除…》
」とあるのは「資産流動化法第36条第1項第3号」と、「
第199条第1項第4号
《削除…》
」とあるのは「資産流動化法第36条第1項第4号」と、同法第202条第1項中「 募集事項 」とあるのは「社員総会の決議により、募集事項」と、同条第2項中「一株」とあるのは「一口」と、同条第5項中「第199条第2項から第4項まで及び前2条」とあるのは「資産流動化法第36条第2項及び第3項」と、同法第204条第2項及び第205条第2項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第207条第9項第1号中「発行済株式の総数」とあるのは「特定出資の総口数」と、同法第210条中「自己株式」とあるのは「自己特定出資(資産流動化法第59条第2項に規定する自己特定出資をいう。)」と、同条第1号中「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と、同法第213条第1項第1号中「業務執行取締役(指名委員会等設置会社にあっては、執行役。以下この号において同じ。)その他当該業務執行取締役」とあるのは「取締役その他当該取締役」と、同項第2号中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第213条の2第2項中「総株主」とあるのは「総社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6項 特定目的会社 は、第1項第4号の期日(同号の期間を定めた場合にあっては、その期間の末日)に、払込み又は給付がされた財産の額に相当する額の特定資本金の額を増加する定款の変更をしたものとみなす。
7項 会社法第64条(払込金の保管証明)の規定は、第5項において準用する同法第208条第1項の払込みの取扱いをした銀行等について準用する。この場合において、同法第64条第1項中「
第57条第1項
《第2種特定目的会社の特定社員又は優先出資…》
社員は、取締役に対し、一定の事項有議決権事項当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。に限る。を社員総会の目的とすることを請求することができる。
」とあるのは「資産流動化法第36条第1項」と、「発起人」とあるのは「取締役」と、同条第2項中「成立後の株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と読み替えるものとする。
8項 会社法第828条第1項(第2号に係る部分に限る。)及び第2項(第2号に係る部分に限る。)(会社の組織に関する行為の無効の訴え)、第834条(第2号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条第1項及び第3項(担保提供命令)、第837条から第840条まで(弁論等の必要的併合、認容判決の効力が及ぶ者の範囲、無効又は取消しの判決の効力、新株発行の無効判決の効力)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号ロに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は 特定目的会社 の成立後における 特定出資 の発行の無効の訴えについて、同法第868条第1項(非訟事件の管轄)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第2号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条から第877条まで( 非訟事件手続法 の規定の適用除外、最高裁判所規則、審問等の必要的併合)及び第878条第1項(裁判の効力)の規定はこの項において準用する同法第840条第2項の申立てについて、それぞれ準用する。この場合において、同法第828条第1項第2号中「6箇月以内(公開会社でない株式会社にあっては、株式の発行の効力が生じた日から1年以内)」とあるのは「1年以内」と、同条第2項第2号中「株主等」とあるのは「社員、取締役、監査役又は清算人」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
9項 会社法第829条(第1号に係る部分に限る。)(新株発行等の不存在の確認の訴え)、第834条(第13号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条から第838条まで(担保提供命令、弁論等の必要的併合、認容判決の効力が及ぶ者の範囲)及び第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号ホに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、 特定目的会社 の成立後における 特定出資 の発行の不存在の確認の訴えについて準用する。この場合において、同法第836条第1項中「株主又は設立時株主」とあるのは「社員」と、同項ただし書中「当該株主」とあるのは「当該社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
10項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は第5項において準用する同法第212条第1項の規定による支払を求める訴え、第5項において準用する同法第213条第1項の規定による同項に規定する取締役等の責任を追及する訴え、第5項において準用する同法第213条の2第1項の規定による支払又は給付を求める訴え及び第5項において準用する同法第213条の3第1項の規定による同項に規定する取締役の責任を追及する訴えについて、
第97条第4項
《4 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者の責任を追及する訴えに係る訴訟における和解をするには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
の規定は第5項において準用する同法第213条第1項の規定による同項に規定する取締役等の責任を追及する訴え及び第5項において準用する同法第213条の3第1項の規定による同項に規定する取締役の責任を追及する訴えについて、それぞれ準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
37条 (特定出資に係る証券の発行禁止)
1項 特定目的会社 は、 特定出資 については、指図式又は無記名式のいずれの証券も発行してはならない。
38条 (特定出資についての会社法の準用)
1項 会社法第180条(第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。)(株式の併合)、
第181条
《銀行法等の規定の適用 特定目的会社並び…》
にその特定出資及び優先出資は、銀行法その他の法令の規定で政令で定めるものの適用については、政令で定めるところにより、それぞれ当該政令で定める法令の規定に規定する会社及びその出資とみなす。 2 次の各号
(株主に対する通知等)、
第182条第1項
《登記所に、特定目的会社登記簿を備える。…》
(効力の発生)、
第182条
《登記簿 登記所に、特定目的会社登記簿を…》
備える。
の二(株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等)、
第182条
《登記簿 登記所に、特定目的会社登記簿を…》
備える。
の三(株式の併合をやめることの請求)、
第182条
《登記簿 登記所に、特定目的会社登記簿を…》
備える。
の四(第5項を除く。)(反対株主の株式買取請求)、
第182条
《登記簿 登記所に、特定目的会社登記簿を…》
備える。
の五(第7項を除く。)(株式の価格の決定等)、
第182条
《登記簿 登記所に、特定目的会社登記簿を…》
備える。
の六(株式の併合に関する書面等の備置き及び閲覧等)、
第234条第2項
《2 特定目的信託の受益権の譲渡は、受益証…》
券をもってしなければならない。
及び
第235条第1項
《受益権の移転は、受益証券の取得者の氏名又…》
は名称及び住所並びに受益権の種類を権利者名簿に記載し、又は記録しなければ、受託信託会社等に対抗することができない。
(1に満たない端数の処理)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第871条(理由の付記)、第874条(第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)並びに第876条(最高裁判所規則)の規定は 特定目的会社 の 特定出資 の併合について、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第2項(第2号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第870条の二(申立書の写しの送付等)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第5号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第872条の二(抗告状の写しの送付等)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定はこの条において準用する同法第182条の4第1項の規定による請求について、それぞれ準用する。この場合において、同法第180条第2項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第181条第1項中「株主(種類株式発行会社にあっては、前条第2項第3号の種類の種類株主。以下この款において同じ。)」とあるのは「 特定社員 」と、「登録株式質権者」とあるのは「 登録特定出資質権者 」と、同法第182条第1項中「株主」とあるのは「特定社員」と、「数」とあるのは「口数」と、「同条第2項第1号」とあるのは「
第180条第2項第1号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
」と、同法第182条の2第1項第1号中「株主総会(株式の併合をするために種類株主総会の決議を要する場合にあっては、当該種類株主総会を含む。第182条の4第2項において同じ。)」とあるのは「社員総会」と、同条第2項中「株主」とあるのは「特定社員」と、同法第182条の三中「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と、「株主」とあるのは「特定社員」と、同法第182条の4第1項中「数に一株」とあるのは「口数に一口」と、「反対株主」とあるのは「反対特定社員」と、「うち一株」とあるのは「うち一口」と、同条第2項中「反対株主」とあるのは「反対特定社員」と、「株主を」とあるのは「特定社員を」と、同項第1号中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、「株主」とあるのは「特定社員」と、同項第2号中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、「できない株主」とあるのは「できない特定社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員」と、同条第4項中「株式買取請求」とあるのは「特定出資買取請求」と、「数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)」とあるのは「口数」と、同条第6項中「株式買取請求」とあるのは「特定出資買取請求」と、「株主」とあるのは「特定社員」と、同条第7項中「株式買取請求」とあるのは「特定出資買取請求」と、同法第182条の5第1項中「株式買取請求」とあるのは「特定出資買取請求」と、「株主」とあるのは「特定社員」と、同条第2項中「株主」とあるのは「特定社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員」と、「株式買取請求」とあるのは「特定出資買取請求」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員」と、同条第6項中「株式買取請求」とあるのは「特定出資買取請求」と、同法第182条の6第1項中「数」とあるのは「口数」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員」と、同法第234条第2項中「前項」とあるのは「資産流動化法第38条において準用する
第235条第1項
《受益権の移転は、受益証券の取得者の氏名又…》
は名称及び住所並びに受益権の種類を権利者名簿に記載し、又は記録しなければ、受託信託会社等に対抗することができない。
」と、同法第235条第1項中「数」とあるのは「口数」と、「株主」とあるのは「特定社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3款 優先出資社員
39条 (優先出資の発行)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 の定めるところに従い、取締役の決定(取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定)により、 優先出資 を引き受ける者の募集をすることができる。
2項 第51条第1項第2号
《この節から第7節まで、第10節及び第11…》
節において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 1 第1種特定目的会社 優先出資社員が存在しない特定目的会社 2 第2種特定目的会社 優先出資社員が存在する特定目的会社 3
に掲げる第2種 特定目的会社 において、募集 優先出資 (前項の募集に応じて優先出資の引受けの申込みをした者に対して割り当てる優先出資をいう。以下この款において同じ。)の払込金額(募集優先出資一口と引換えに払い込む金銭をいう。以下この款において同じ。)が当該募集優先出資を引き受ける者に特に有利な金額である場合には、取締役は、社員総会において、当該払込金額でその者の募集をすることを必要とする理由を説明し、当該社員総会の決議によって、当該募集優先出資の種類、口数及び払込金額を定めなければならない。
3項 優先出資 社員は、前項の決議について議決権を有する。
4項 会社法第199条第5項( 募集事項 の決定)の規定は、募集 優先出資 の払込金額について準用する。
40条 (募集優先出資の申込み)
1項 特定目的会社 は、前条第1項の募集に応じて募集 優先出資 の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない。
1号 商号及び 業務開始届出 の年月日( 新計画届出 を行った場合にあっては、当該新計画届出の年月日)
2号 募集 優先出資 の内容(利益の配当又は残余財産の分配についての優先的内容を含む。)及び総口数
3号 募集 優先出資 の払込金額又はその算定方法
4号 資産流動化計画 に他の 優先出資 の発行についての定めがあるときは、当該他の優先出資の前2号に掲げる事項及びその発行状況
5号 資産流動化計画 に 特定社債 、 特定短期社債 又は 特定約束手形 の発行についての定めがあるときは、特定社債については
第122条第1項第4号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
から第8号まで及び第14号に掲げる事項及びその発行状況、特定短期社債又は特定約束手形については発行の限度額その他の内閣府令で定める事項及びその発行状況
6号 資産流動化計画 に 特定借入れ についての定めがあるときは、その限度額その他の内閣府令で定める事項及びその借入状況
7号 資産流動化計画 に定められた 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)の種類、当該特定資産を特定するに足りる事項、当該特定資産につき存在する 特定目的会社 に対抗し得る権利その他当該特定資産の価格を知るために必要な事項の概要
8号 前号の 特定資産 につき、次に掲げる資産の区分に応じ、それぞれ次に定める事項
イ 土地若しくは建物又はこれらに関する権利若しくは資産であって政令で定めるもの政令で定める不動産鑑定士によるこれらの資産に係る不動産の鑑定評価の評価額
ロ イに掲げる資産以外の資産 特定目的会社 以外の者であって政令で定めるものが当該資産の価格につき調査した結果
9号 払込みの取扱いの場所
10号 優先出資 の申込口数が第2号に掲げる優先出資の総口数に達しない場合において、その達しない口数の優先出資を引き受けるべきことを約した者があるときは、その氏名又は名称
11号 一定の日までに 優先出資 の発行がされない場合において、募集優先出資の引受けの取消しをすることができることとするときは、その旨及びその一定の日
12号 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項
2項 前条第1項の募集に応じて募集 優先出資 の引受けの申込みをする者は、次に掲げる事項を記載した書面を 特定目的会社 に交付しなければならない。
1号 申込みをしようとする者の氏名又は名称及び住所
2号 引き受けようとする募集 優先出資 の口数
3項 前項の申込みをする者は、同項の書面の交付に代えて、政令で定めるところにより、 特定目的会社 の承諾を得て、同項の書面に記載すべき事項を電磁的方法(電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法であって内閣府令で定めるものをいう。
第194条第1項第3号
《特定目的会社は、公告方法として、次に掲げ…》
る方法のいずれかを定款で定めることができる。 1 官報に掲載する方法 2 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法 3 電子公告公告方法のうち、電磁的方法会社法第2条第34号に規定する電磁的
を除き、以下同じ。)により提供することができる。この場合において、当該申込みをする者は、前項の書面を交付したものとみなす。
4項 第1項の規定は、 特定目的会社 が同項各号に掲げる事項を記載した 金融商品取引法
第2条第10項
《10 この法律において「目論見書」とは、…》
有価証券の募集若しくは売出し、第4条第2項に規定する適格機関投資家取得有価証券一般勧誘有価証券の売出しに該当するものを除く。又は同条第3項に規定する特定投資家等取得有価証券一般勧誘有価証券の売出しに該
に規定する目論見書を第1項の申込みをしようとする者に対して交付している場合その他募集 優先出資 の引受けの申込みをしようとする者の保護に欠けるおそれがないものとして内閣府令で定める場合には、適用しない。
5項 特定目的会社 は、第1項各号に掲げる事項について変更があったときは、直ちに、その旨及び当該変更があった事項を第2項の申込みをした者(以下この款において「 申込者 」という。)に通知しなければならない。
6項 特定目的会社 が 申込者 に対してする通知又は催告は、第2項第1号の住所(当該申込者が別に通知又は催告を受ける場所又は連絡先を当該特定目的会社に通知した場合にあっては、その場所又は連絡先)にあてて発すれば足りる。
7項 前項の通知又は催告は、その通知又は催告が通常到達すべきであった時に、到達したものとみなす。
8項 取締役は、 申込者 から 資産流動化計画 の閲覧又は当該資産流動化計画の謄本若しくは抄本の交付の求めがあったときは、これに応じなければならない。
9項 取締役は、前項の規定による 資産流動化計画 の謄本又は抄本の交付に代えて、政令で定めるところにより、当該 申込者 の承諾を得て、当該資産流動化計画の謄本又は抄本に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。この場合において、当該取締役は、当該資産流動化計画の謄本又は抄本を交付したものとみなす。
10項 優先出資 については、金銭以外の財産を出資の目的とすることができない。
41条 (募集優先出資の割当て及び払込み)
1項 特定目的会社 は、 申込者 の中から募集 優先出資 の割当てを受ける者を定め、かつ、その者に割り当てる募集優先出資の口数を定めなければならない。この場合において、特定目的会社は、当該申込者に割り当てる募集優先出資の口数を、前条第2項第2号の口数よりも減少することができる。
2項 前条第1項から第7項まで及び前項の規定は、募集 優先出資 を引き受けようとする者がその総口数の引受けを行う契約を締結する場合には、適用しない。
3項 次の各号に掲げる者は、当該各号に定める募集 優先出資 の口数について募集優先出資の引受人となる。
1号 申込者 特定目的会社の割り当てた募集 優先出資 の口数
2号 前項の契約により募集 優先出資 の総口数を引き受けた者その者が引き受けた募集優先出資の口数
4項 取締役は、募集 優先出資 の総口数の引受けがあったときは、遅滞なく、各引受人が引き受けた募集優先出資につき、 特定目的会社 が定めた銀行等の払込みの取扱いの場所において、それぞれの募集優先出資の払込金額の全額の払込み(以下この款において「 出資の履行 」という。)をさせなければならない。
5項 会社法第208条第4項及び第5項( 出資の履行 )の規定は、 特定目的会社 の募集 優先出資 について準用する。この場合において、同条第4項及び第5項中「株主」とあるのは、「優先出資社員」と読み替えるものとする。
6項 会社法第64条(払込金の保管証明)の規定は第4項の 出資の履行 を取り扱う銀行等について、同法第211条(引受けの無効又は取消しの制限)の規定は募集 優先出資 について、それぞれ準用する。この場合において、同法第64条第1項中「
第57条第1項
《第2種特定目的会社の特定社員又は優先出資…》
社員は、取締役に対し、一定の事項有議決権事項当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。に限る。を社員総会の目的とすることを請求することができる。
」とあるのは「資産流動化法第39条第1項」と、「発起人」とあるのは「取締役」と、同条第2項中「成立後の株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と、同法第211条第1項中「
第205条第1項
《特定目的会社は、金融商品取引法第2条第1…》
項第15号に掲げる約束手形第2号において「特定手形」という。については、次に掲げる場合に限り、これを発行することができる。 1 次に掲げるすべての要件を満たすものである場合 イ その発行の目的が、特定
」とあるのは「資産流動化法第41条第2項」と、同条第2項中「
第209条第1項
《次の各号に掲げる規定は、資産対応証券の募…》
集等を行う特定目的会社及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 1 金融商品取引法第37条第1項第2号を除く。及び第2
」とあるのは「資産流動化法第42条第2項」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、「株式」とあるのは「優先出資」と読み替えるものとする。
42条 (優先出資の発行の登記、優先出資社員となる時期等)
1項 特定目的会社 は、その発行に係る 優先出資 の総口数の全額の払込みがあった日から2週間以内に、その本店の所在地において、優先出資の発行に係る事項として次に掲げる事項を登記しなければならない。
1号 優先資本金の額(この法律に別段の定めがある場合を除き、 優先出資 の発行に際して優先出資社員となる者が 特定目的会社 に対し、払込みをした財産の額をいう。以下同じ。)
2号 内容の異なる二以上の種類の 優先出資 を発行するときは、優先出資の総口数並びに当該優先出資の種類ごとの口数並びに利益の配当又は残余財産の分配についての優先的内容及び消却に関する規定
3号 優先出資 社員名簿管理人( 特定目的会社 に代わって優先出資社員名簿の作成及び備置きその他の優先出資社員名簿に関する事務を行う者をいう。以下同じ。)を置いたときは、その氏名又は名称及び住所並びに営業所
2項 募集 優先出資 の引受人は、前項の登記の日に、前条第4項の規定による払込みをした募集優先出資の優先出資社員となる。
3項 特定目的会社 の発行に係る 優先出資 につき第1項の登記の時において引受けのない部分があるときは、取締役は、共同して、当該部分について引き受けたものとみなす。特定目的会社の発行に係る優先出資につき第1項の登記後に優先出資の引受人の募集優先出資の引受けに係る意思表示が取り消されたときも、同様とする。
4項 特定目的会社 の発行に係る 優先出資 につき第1項の登記の時において前条第4項の規定による払込みがされていないものがあるときは、取締役は、連帯して、当該払込みがされていない額を支払う義務を負う。
5項 会社法第210条(募集株式の発行等をやめることの請求)の規定は 特定目的会社 の
第39条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画の定めると…》
ころに従い、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により、優先出資を引き受ける者の募集をすることができる。
の募集に係る 優先出資 の発行について、同法第212条第1項(第1号に係る部分に限る。)(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)の規定は特定目的会社の募集優先出資の引受人について、それぞれ準用する。この場合において、同法第210条中「株主」とあるのは「社員」と、同条第1号中「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6項 会社法第828条第1項(第2号に係る部分に限る。)及び第2項(第2号に係る部分に限る。)(会社の組織に関する行為の無効の訴え)、第834条(第2号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条第1項及び第3項(担保提供命令)、第837条から第840条まで(弁論等の必要的併合、認容判決の効力が及ぶ者の範囲、無効又は取消しの判決の効力、新株発行の無効判決の効力)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号ロに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は 特定目的会社 の 優先出資 の発行の無効の訴えについて、同法第868条第1項(非訟事件の管轄)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第2号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条から第877条まで( 非訟事件手続法 の規定の適用除外、最高裁判所規則、審問等の必要的併合)及び第878条第1項(裁判の効力)の規定はこの項において準用する同法第840条第2項の申立てについて、それぞれ準用する。この場合において、同法第828条第1項第2号中「6箇月以内(公開会社でない株式会社にあっては、株式の発行の効力が生じた日から1年以内)」とあるのは「1年以内」と、同条第2項第2号中「株主等」とあるのは「社員、取締役、監査役又は清算人」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
7項 会社法第829条(第1号に係る部分に限る。)(新株発行等の不存在の確認の訴え)、第834条(第13号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条から第838条まで(担保提供命令、弁論等の必要的併合、認容判決の効力が及ぶ者の範囲)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)及び第937条第1項(第1号ホに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 の発行の不存在の確認の訴えについて準用する。この場合において、同法第836条第1項中「株主又は設立時株主」とあるのは「社員」と、同項ただし書中「当該株主」とあるのは「当該社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
8項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は、第5項において準用する同法第212条第1項の規定による支払を求める訴えについて準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主又は同項の発起人等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
9項 会社法第915条第1項(変更の登記)の規定は、 特定目的会社 について準用する。この場合において、同項中「第911条第3項各号又は前3条各号」とあるのは、「資産流動化法第42条第1項各号」と読み替えるものとする。
43条 (優先出資社員名簿)
1項 特定目的会社 は、 優先出資 社員名簿を作成し、これに次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
1号 優先出資 社員の氏名又は名称及び住所
2号 前号の 優先出資 社員の有する優先出資の種類及び口数
3号 第1号の 優先出資 社員が優先出資を取得した日
4号 第2号の 優先出資 (優先出資証券が発行されているものに限る。)に係る優先出資証券の番号
2項 特定目的会社 は、一定の日(以下この款において「 基準日 」という。)を定めて、 基準日 において 優先出資 社員名簿に記載され、又は記録されている優先出資社員をその権利を行使することができる者と定めることができる。
3項 会社法第123条(株主名簿管理人)、第124条第2項及び第3項( 基準日 )、
第125条第1項
《会社法第680条から第701条まで第68…》
4条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の行使、社債券を発
から第3項まで(株主名簿の備置き及び閲覧等)並びに
第126条
《特定社債管理者の設置 特定目的会社は、…》
特定社債を発行する場合には、特定社債管理者を定め、特定社債権者のために、弁済の受領、債権の保全その他の特定社債の管理を行うことを委託しなければならない。 ただし、その募集に係る各募集特定社債の金額が2
(株主に対する通知等)の規定は 特定目的会社 の 優先出資 社員に係る優先出資社員名簿について、同法第196条第1項及び第2項(株主に対する通知の省略)の規定は優先出資社員に対する通知について、それぞれ準用する。この場合において、これらの規定中「株主名簿管理人」とあるのは「優先出資社員名簿管理人」と、「基準日株主」とあるのは「基準日において優先出資社員名簿に記載され、又は記録されている優先出資社員」と、「株式」とあるのは「優先出資」と、同法第125条第2項及び第3項中「株主」とあるのは「社員」と、同法第126条第5項中「
第299条第1項
《次の各号に掲げる違反があった場合において…》
は、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき。
第325条」とあるのは「資産流動化法第56条第1項
第66条第3項
《3 有議決権事項を会議の目的とする社員総…》
会に関する規定は、第1項の総会について準用する。
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4項 第2項、前項において準用する会社法第124条第2項及び第3項並びに同法第196条第3項(株主に対する通知の省略)の規定は、
第45条第4項
《4 会社法第146条株式の質入れ、第14…》
7条第2項及び第3項株式の質入れの対抗要件、第148条株主名簿の記載等、第151条第1項第4号、第8号、第9号及び第14号に係る部分に限る。、第153条第2項並びに第154条第1項及び第2項第1号に係
において準用する同法第148条各号に掲げる事項が 優先出資 社員名簿に記載され、又は記録された質権者(以下「 登録優先出資質権者 」という。)について準用する。
5項 特定目的会社 が 優先出資 の全部について
第49条第2項
《2 会社法第217条株券不所持の申出及び…》
第291条新株予約権証券の喪失の規定は、特定目的会社の優先出資社員の有する優先出資に係る優先出資証券について準用する。 この場合において、同法第217条第2項中「数種類株式発行会社」とあるのは「口数
において準用する会社法第217条第4項の規定により優先出資証券を発行していない場合には、第3項において準用する同法第124条第3項(前項において準用する場合を含む。)の公告に代えて、公告すべき事項を優先出資社員、その 登録優先出資質権者 及び転換 特定社債 又は新優先出資の 引受権 を有する者に通知することができる。
44条 (優先出資の譲渡等)
1項 優先出資 社員は、その有する優先出資を譲渡することができる。
2項 特定目的会社 は、 優先出資 の譲渡を制限してはならない。
3項 優先出資 の譲渡は、当該優先出資に係る優先出資証券を交付しなければ、その効力を生じない。
4項 優先出資 証券の発行前にした優先出資の譲渡は、 特定目的会社 に対し、その効力を生じない。
45条 (優先出資の譲渡の対抗要件等)
1項 優先出資 の譲渡は、その優先出資を取得した者の氏名又は名称及び住所を優先出資社員名簿に記載し、又は記録しなければ、 特定目的会社 に対抗することができない。
2項 優先出資 証券の占有者は、当該優先出資証券に係る優先出資についての権利を適法に有するものと推定する。
3項 会社法第131条第2項(権利の推定等)の規定は 優先出資 証券について、同法第132条第1項及び第2項(株主の請求によらない株主名簿記載事項の記載又は記録)並びに
第133条
《転換特定社債発行の手続 転換特定社債に…》
ついては、第121条第1項の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、第122条第1項の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 転換特定社債
(株主の請求による株主名簿記載事項の記載又は記録)の規定は 特定目的会社 の優先出資について、それぞれ準用する。この場合において、これらの規定中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、「株主名簿記載事項」とあるのは「資産流動化法第43条第1項各号に掲げる事項」と、「株主名簿」とあるのは「優先出資社員名簿」と、同法第131条第2項中「株式」とあるのは「優先出資」と、同法第132条第1項第3号中「自己株式」とあるのは「自己優先出資(資産流動化法第59条第2項に規定する自己優先出資をいう。)」と読み替えるものとする。
4項 会社法第146条(株式の質入れ)、
第147条第2項
《2 第97条第3項及び会社法第7編第2章…》
第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社における責任
及び第3項(株式の質入れの対抗要件)、
第148条
《特定短期社債の発行 特定目的会社は、特…》
定短期社債については、次に掲げる場合に限り、これを発行することができる。 1 次に掲げるすべての要件を満たすものである場合 イ その発行の目的が、特定資産を取得するために必要な資金を調達するものである
(株主名簿の記載等)、
第151条第1項
《特定目的会社は、社員総会の決議によらなけ…》
れば資産流動化計画を変更することができない。
(第4号、第8号、第9号及び第14号に係る部分に限る。)、
第153条第2項
《2 前項の請求以下この条において「優先出…》
資買取請求」という。は、計画変更決議の日特定社債を発行する特定目的会社にあっては、次条第1項に規定する特定社債権者集会の承認の決議の日。次項において同じ。の20日前の日から当該計画変更決議の日の前日ま
並びに
第154条第1項
《特定社債を発行している特定目的会社は、計…》
画変更決議により資産流動化計画の変更をするときは、当該計画変更決議のほか特定社債権者集会の承認を受けなければならない。
及び第2項(第1号に係る部分に限る。)(株式の質入れの効果)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 の質入れについて準用する。この場合において、これらの規定中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、「株券」とあるのは「優先出資証券」と、「登録株式質権者」とあるのは「 登録優先出資質権者 」と、同法第148条中「株主名簿」とあるのは「優先出資社員名簿」と、同法第151条第1項第8号中「剰余金」とあるのは「利益」と、同法第153条第2項中「前条第2項に規定する場合」とあるのは「優先出資を併合した場合」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
46条 (自己の優先出資の取得等)
1項 特定目的会社 は、次に掲げる場合を除き、自己の 優先出資 を取得し、又は質権の目的として発行済優先出資(特定目的会社が発行している優先出資をいう。以下同じ。)の総口数の20分の1を超える口数の自己の優先出資を受けてはならない。
1号 優先出資 の消却のためにするとき。
2号 特定目的会社 の権利の実行に当たり、その目的を達成するために必要なとき。
3号 第153条第1項
《計画変更決議を行う社員総会に先立ってその…》
変更に反対する旨を特定目的会社に対し通知し、かつ、当該社員総会において当該変更に反対した優先出資社員当該社員総会において議決権を行使することができるものに限る。は、当該特定目的会社に対し、自己の有する
又は
第50条第1項
《会社法第180条第2項第4号、第3項及び…》
第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生及び第182条の2から第182条の六まで株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、株式の併合をやめること
において準用する会社法第182条の4第1項の規定による請求に応じて 優先出資 を買い取るとき。
2項 特定目的会社 は、前項第1号に掲げる場合において取得した 優先出資 については遅滞なくその失効の手続をとり、同項第2号及び第3号に掲げる場合において取得した優先出資又は質権についてはこれを相当の時期に処分しなければならない。
47条 (優先出資の消却)
1項 特定目的会社 は、次項、
第109条
《優先資本金の額の減少 特定目的会社は、…》
次条の規定による場合及び第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。 2 前項の決議においては、次に掲げる事項を定めなければな
及び
第110条
《 特定目的会社は、次に掲げる事項について…》
資産流動化計画に定めがある場合に限り、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定。以下この条において同じ。をもって優先資本金の額の減少をすることができる。 この場合においては、優先
の規定による場合又は
第159条第1項
《資産流動化計画の定めによる特定資産の管理…》
及び処分を終了し、かつ、特定社債若しくは特定約束手形を発行し、又は特定借入れを行っている場合においてその償還及び支払並びに弁済を完了した特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づく資産の流動化に係る業務
の社員総会の承認を経てする場合を除き、 優先出資 の消却をすることができない。
2項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 の定めるところにより、 優先出資 社員に配当すべき利益をもって優先出資を買い受けて消却することができる。この場合においては、取締役は、当該消却がその効力を生ずる日を定めなければならない。
3項 特定目的会社 が 優先出資 の消却をする場合には、取締役が定めた当該消却の効力が生ずる日(次項において「 効力発生日 」という。)までに当該特定目的会社に対し当該優先出資に係る優先出資証券を提出しなければならない旨を当該日の1箇月前までに、公告し、かつ、当該優先出資の優先出資社員及びその 登録優先出資質権者 には、各別にこれを通知しなければならない。
4項 前項の規定にかかわらず、 特定目的会社 が 優先出資 の全部について
第49条第2項
《2 会社法第217条株券不所持の申出及び…》
第291条新株予約権証券の喪失の規定は、特定目的会社の優先出資社員の有する優先出資に係る優先出資証券について準用する。 この場合において、同法第217条第2項中「数種類株式発行会社」とあるのは「口数
において準用する会社法第217条第4項の規定により優先出資証券を発行していない場合には、当該特定目的会社は、 効力発生日 の2週間前までに、第1項の規定により優先出資の消却をする旨及び当該効力発生日において当該優先出資の消却の効力が生ずる旨を公告しなければならない。
5項 第43条第5項
《5 特定目的会社が優先出資の全部について…》
第49条第2項において準用する会社法第217条第4項の規定により優先出資証券を発行していない場合には、第3項において準用する同法第124条第3項前項において準用する場合を含む。の公告に代えて、公告すべ
の規定は、前項の公告について準用する。
6項 会社法第219条第2項(第1号に係る部分に限る。)及び第3項(株券の提出に関する公告等)並びに
第220条
《解散命令 内閣総理大臣は、特定目的会社…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令若しくはこれらに基づく処分に違反した場合であって他の方法により監督の目的を達成することができないとき、又は第10条第1項に規定する届出をした日から3年以内に新計画
(株券の提出をすることができない場合)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 の消却に係る優先出資証券の提出について準用する。この場合において、同法第219条第2項中「株券提出日」とあるのは「当該行為の効力が生ずる日」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同項第1号中「前項第1号から第4号までに掲げる行為」とあるのは「優先出資の消却」と、同条第3項中「第1項各号に定める株式」とあるのは「消却する優先出資」と、「株券提出日」とあるのは「当該消却の効力が生ずる日」と、同法第220条第1項中「前条第1項各号に掲げる行為」とあるのは「優先出資の消却」と読み替えるものとする。
48条 (優先出資証券の発行等)
1項 特定目的会社 は、
第42条第1項
《特定目的会社は、その発行に係る優先出資の…》
総口数の全額の払込みがあった日から2週間以内に、その本店の所在地において、優先出資の発行に係る事項として次に掲げる事項を登記しなければならない。 1 優先資本金の額この法律に別段の定めがある場合を除き
の規定による登記をした日以後遅滞なく、 優先出資 証券を発行しなければならない。
2項 優先出資 証券は、前項の登記後でなければ発行することができない。
3項 会社法第215条第2項(株券の発行)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 証券について準用する。この場合において、同項中「株式」とあるのは「優先出資」と、「
第180条第2項第2号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
」とあるのは「資産流動化法第50条第1項において準用する
第180条第2項第2号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
」と読み替えるものとする。
49条 (優先出資証券の記載事項等)
1項 優先出資 証券には、次に掲げる事項及びその番号を記載し、 特定目的会社 の代表取締役がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。
1号 特定目的会社 の商号及び 業務開始届出 の年月日( 新計画届出 を行った場合には、当該新計画届出の年月日)
2号 当該 優先出資 証券に係る優先出資の口数
3号 優先出資 の内容
2項 会社法第217条(株券不所持の申出)及び
第291条
《委員会の命令に対する審査請求 委員会が…》
前条第2項又は第3項の規定により行う報告又は資料の提出の命令同条第6項の規定により財務局長又は財務支局長が行う場合を含む。についての審査請求は、委員会に対してのみ行うことができる。
(新株予約権証券の喪失)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 社員の有する優先出資に係る優先出資証券について準用する。この場合において、同法第217条第2項中「数種類株式発行会社」とあるのは「口数二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社」と、「数」とあるのは「口数」と、同条第3項中「株主名簿」とあるのは「優先出資社員名簿」と読み替えるものとする。
50条 (優先出資についての会社法の準用)
1項 会社法第180条(第2項第4号、第3項及び第4項を除く。)(株式の併合)、
第181条
《銀行法等の規定の適用 特定目的会社並び…》
にその特定出資及び優先出資は、銀行法その他の法令の規定で政令で定めるものの適用については、政令で定めるところにより、それぞれ当該政令で定める法令の規定に規定する会社及びその出資とみなす。 2 次の各号
(株主に対する通知等)、
第182条第1項
《登記所に、特定目的会社登記簿を備える。…》
(効力の発生)及び第182条の2から
第182条
《登記簿 登記所に、特定目的会社登記簿を…》
備える。
の六まで(株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、株式の併合をやめることの請求、反対株主の株式買取請求、株式の価格の決定等、株式の併合に関する書面等の備置き及び閲覧等)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 の併合について準用する。この場合において、同法第180条第2項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同項第3号中「種類株式発行会社」とあるのは「二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社」と、同法第181条第1項中「株主種類株式発行会社にあっては、前条第2項第3号の種類の種類株主」とあるのは「優先出資社員二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社にあっては、前条第2項第3号の種類の優先出資社員」と、「登録株式質権者」とあるのは「 登録優先出資質権者 」と、同法第182条第1項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、「株式種類株式発行会社にあっては、
第180条第2項第3号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
の種類の株式」とあるのは「優先出資二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社にあっては、
第180条第2項第3号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
の種類の優先出資」と、「数」とあるのは「口数」と、同法第182条の2第1項第1号中「株主総会(株式の併合をするために種類株主総会の決議を要する場合にあっては、当該種類株主総会を含む。第182条の4第2項において同じ。)」とあるのは「社員総会」と、「第319条第1項」とあるのは「資産流動化法第63条第1項」と、同条第2項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同法第182条の三中「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同法第182条の4第1項中「数に一株」とあるのは「口数に一口」と、「反対株主」とあるのは「反対優先出資社員」と、「うち一株」とあるのは「うち一口」と、同条第2項中「反対株主」とあるのは「反対優先出資社員」と、「株主を」とあるのは「優先出資社員を」と、同項第1号中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同項第2号中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、「できない株主」とあるのは「できない優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第4項中「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、「数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)」とあるのは「口数(二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社にあっては、優先出資の種類及び種類ごとの口数)」と、同条第5項中「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第6項中「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第7項中「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、同法第182条の5第1項中「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第2項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、同条第5項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第6項及び第7項中「株式買取請求」とあるのは「優先出資買取請求」と、同法第182条の6第1項中「発行済株式(種類株式発行会社にあっては、
第180条第2項第3号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
の種類の発行済株式)」とあるのは「発行済優先出資(二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社にあっては、
第180条第2項第3号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
の種類の発行済優先出資)」と、「数」とあるのは「口数」と、同条第3項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 会社法第219条第1項(第2号に係る部分に限る。)、第2項(第1号に係る部分に限る。)及び第3項(株券の提出に関する公告等)並びに
第220条
《解散命令 内閣総理大臣は、特定目的会社…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令若しくはこれらに基づく処分に違反した場合であって他の方法により監督の目的を達成することができないとき、又は第10条第1項に規定する届出をした日から3年以内に新計画
(株券の提出をすることができない場合)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 の併合に係る優先出資証券の提出について準用する。この場合において、同法第219条第1項中「第4号の2に掲げる行為をする場合にあっては、第179条の2第1項第5号に規定する取得日。以下この条において「株券提出日」とあるのは「以下この条において「優先出資証券提出日」と、「株券提出日の」とあるのは「優先出資証券提出日の」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、「登録株式質権者」とあるのは「 登録優先出資質権者 」と、同項第2号中「株式(種類株式発行会社にあっては、
第180条第2項第3号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
の種類の株式)」とあるのは「優先出資(二以上の種類の優先出資を発行する特定目的会社にあっては、資産流動化法第50条第1項において準用する
第180条第2項第3号
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
の種類の優先出資)」と、同条第2項中「株券提出日」とあるのは「優先出資証券提出日」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同項第1号中「前項第1号から第4号までに掲げる行為」とあるのは「優先出資の併合」と、同条第3項中「株券提出日」とあるのは「優先出資証券提出日」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3項 会社法第234条第2項及び
第235条第1項
《受益権の移転は、受益証券の取得者の氏名又…》
は名称及び住所並びに受益権の種類を権利者名簿に記載し、又は記録しなければ、受託信託会社等に対抗することができない。
(1に満たない端数の処理)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第871条(理由の付記)、第874条(第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)並びに第876条(最高裁判所規則)の規定は 特定目的会社 の 優先出資 の消却及び併合について、同法第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第2項(第2号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第870条の二(申立書の写しの送付等)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第5号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第872条の二(抗告状の写しの送付等)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は第1項において準用する同法第182条の4第1項の規定による請求について、それぞれ準用する。この場合において、同法第234条第2項中「前項」とあるのは「資産流動化法第50条第3項において準用する
第235条第1項
《受益権の移転は、受益証券の取得者の氏名又…》
は名称及び住所並びに受益権の種類を権利者名簿に記載し、又は記録しなければ、受託信託会社等に対抗することができない。
」と、同法第235条第1項中「数に一株」とあるのは「口数に一口」と、「合計数」とあるのは「合計口数」と、「株主」とあるのは「優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4節 特定目的会社の機関 > 1款 社員総会
51条 (社員総会の種類及び権限)
1項 この節から第7節まで、第10節及び第11節において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
1号 第1種 特定目的会社 優先出資社員が存在しない特定目的会社
2号 第2種 特定目的会社 優先出資社員が存在する特定目的会社
3号 無議決権事項次に掲げる事項
イ 第1種 特定目的会社 の社員総会が会議の目的とすべき事項
ロ 第2種 特定目的会社 の社員総会が会議の目的とすべき事項のうち、 優先出資 社員がこの法律又は定款の定めにより議決権を有する事項以外の事項
4号 有議決権事項第2種 特定目的会社 の社員総会が会議の目的とすべき事項のうち、 優先出資 社員がこの法律又は定款の定めにより議決権を有する事項
2項 社員総会は、この法律に規定する事項及び 特定目的会社 の組織、運営、管理その他特定目的会社に関する一切の事項について決議をすることができる。
3項 この法律の規定により社員総会の決議を必要とする事項について、取締役その他の社員総会以外の機関が決定することができることを内容とする定款の定めは、その効力を有しない。
52条 (社員総会の招集)
1項 定時社員総会は、毎事業年度の終了後一定の時期に招集しなければならない。
2項 社員総会は、必要がある場合には、いつでも、招集することができる。
3項 社員総会は、次条第5項において準用する会社法第297条第4項の規定により招集する場合を除き、取締役が招集する。
53条 (社員による招集の請求)
1項 総 特定社員 の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員は、取締役に対し、社員総会の目的である事項(当該特定社員が議決権を行使することができる事項に限る。)及び招集の理由を示して、社員総会の招集を請求することができる。
2項 前項の規定による場合を除くほか、有議決権事項を会議の目的とする社員総会については、総 優先出資 社員の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する優先出資社員は、取締役に対し、社員総会の目的である事項(当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。)及び招集の理由を示して、社員総会の招集を請求することができる。
3項 第1項又は前項の社員総会の目的である事項について議決権を行使することができない 特定社員 又は 優先出資 社員が有する議決権の数は、それぞれ第1項の総特定社員又は前項の総優先出資社員の議決権の数に算入しない。
4項 取締役の選任又は解任を会議の目的とする社員総会の招集については、前3項の規定にかかわらず、定款によってこれを請求することができない旨の定めをすることを妨げない。
5項 会社法第297条第4項(株主による招集の請求)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第871条(理由の付記)、第874条(第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、第1項又は第2項の規定による社員総会の招集の請求があった場合について準用する。この場合において、同法第297条第4項中「第1項の規定による請求をした株主」とあるのは「資産流動化法第53条第1項の規定による請求をした 特定社員 又は同条第2項の規定による請求をした 優先出資 社員」と、同項第1号及び第2号中「第1項の規定による請求」とあるのは「資産流動化法第53条第1項又は第2項の規定による請求」と読み替えるものとする。
54条 (社員総会の招集の決定)
1項 取締役(前条第5項において準用する会社法第297条第4項の規定により社員が社員総会を招集する場合にあっては、当該社員。次条及び
第56条
《社員総会の招集の通知の特例 有議決権事…》
項を会議の目的に含む社員総会を招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条にお
において同じ。)は、社員総会を招集する場合には、次に掲げる事項を定めなければならない。
1号 社員総会の日時及び場所
2号 社員総会の目的である事項
3号 社員総会に出席しない 特定社員 が書面によって議決権を行使することができることとするときは、その旨
4号 社員総会に出席しない社員が電磁的方法によって議決権( 優先出資 社員にあっては、有議決権事項に係る議決権)を行使することができることとするときは、その旨
5号 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項
2項 社員総会に出席しない 優先出資 社員は、有議決権事項について書面によって議決権を行使することができる。
3項 取締役が数人ある場合には、第1項各号に掲げる事項の決定は、その過半数をもってしなければならない。
55条 (社員総会の招集の通知等)
1項 第1種 特定目的会社 の社員総会又は第2種特定目的会社の無議決権事項のみを会議の目的とする社員総会を招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間(前条第1項第3号又は第4号に掲げる事項を定めた場合以外の場合にあっては、1週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間))前までに、各 特定社員 (社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員を除く。以下この条において同じ。)に対してその通知を発しなければならない。
2項 前条第1項第3号又は第4号に掲げる事項を定めた場合には、前項の通知は、書面でしなければならない。
3項 取締役は、前項の書面による通知の発出に代えて、政令で定めるところにより、 特定社員 の承諾を得て、電磁的方法により通知を発することができる。この場合において、当該取締役は、同項の書面による通知を発したものとみなす。
4項 前2項の通知には、前条第1項各号に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
5項 前各項の規定にかかわらず、第1項の社員総会は、 特定社員 の全員の同意があるときは、招集の手続を経ることなく開催することができる。ただし、前条第1項第3号又は第4号に掲げる事項を定めた場合は、この限りでない。
6項 会社法第301条(株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等)の規定は前条第1項第3号に掲げる事項を定めた場合において第1項の通知を発するときについて、同法第302条(株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等)の規定は前条第1項第4号に掲げる事項を定めた場合において第1項の通知を発するときについて、それぞれ準用する。この場合において、同法第301条及び
第302条
《取締役等の特別背任罪 次に掲げる者が、…》
自己若しくは第三者の利益を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処
中「株主」、「株主総会参考書類」及び「第299条第3項」とあるのはそれぞれ「 特定社員 」、「社員総会参考書類」及び「資産流動化法第55条第3項」と、同条第4項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と読み替えるものとする。
56条 (社員総会の招集の通知の特例)
1項 有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員(社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。)に対して、書面をもって招集の通知を発しなければならない。
2項 前項の通知には、
第54条第1項
《取締役前条第5項において準用する会社法第…》
297条第4項の規定により社員が社員総会を招集する場合にあっては、当該社員。次条及び第56条において同じ。は、社員総会を招集する場合には、次に掲げる事項を定めなければならない。 1 社員総会の日時及び
各号に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
3項 前条第3項及び会社法第301条(株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等)の規定は第1項の通知について、同法第302条(株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等)の規定は
第54条第1項第4号
《取締役前条第5項において準用する会社法第…》
297条第4項の規定により社員が社員総会を招集する場合にあっては、当該社員。次条及び第56条において同じ。は、社員総会を招集する場合には、次に掲げる事項を定めなければならない。 1 社員総会の日時及び
に掲げる事項を定めた場合において第1項の通知を発するときについて、それぞれ準用する。この場合において、前条第3項中「 特定社員 」とあるのは「社員」と、同法第301条及び
第302条
《取締役等の特別背任罪 次に掲げる者が、…》
自己若しくは第三者の利益を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処
中「株主」、「株主総会参考書類」及び「第299条第3項」とあるのはそれぞれ「社員」、「社員総会参考書類」及び「資産流動化法第56条第3項において準用する資産流動化法第55条第3項」と、同条第4項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と読み替えるものとする。
57条 (社員提案権)
1項 第2種 特定目的会社 の 特定社員 又は 優先出資 社員は、取締役に対し、一定の事項(有議決権事項(当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。)に限る。)を社員総会の目的とすることを請求することができる。
2項 第2種 特定目的会社 の 特定社員 又は 優先出資 社員は、社員総会において、社員総会の目的である有議決権事項につき議案を提出することができる。ただし、当該議案が法令、 資産流動化計画 若しくは定款に違反する場合又は実質的に同1の議案につき社員総会において総社員(当該議案につき議決権を行使することができない社員を除く。)の議決権の10分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の賛成を得られなかった日から3年を経過していない場合は、この限りでない。
3項 社員は、取締役に対し、社員総会の日の8週間(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前までに、社員総会の目的である有議決権事項につき当該社員が提出しようとする議案の要領を社員に通知すること(
第55条第2項
《2 前条第1項第3号又は第4号に掲げる事…》
項を定めた場合には、前項の通知は、書面でしなければならない。
又は第3項(前条第3項において準用する場合を含む。)の通知をする場合にあっては、その通知に記載し、又は記録すること)を請求することができる。
4項 社員が前項の規定による請求をする場合において、当該社員が提出しようとする議案の数が10を超えるときは、同項の規定は、10を超える数に相当することとなる数の議案については、適用しない。この場合において、当該社員が提出しようとする次の各号に掲げる議案の数については、当該各号に定めるところによる。
1号 取締役、会計参与、監査役又は会計監査人(次号において「 役員等 」という。)の選任に関する議案当該議案の数にかかわらず、これを1の議案とみなす。
2号 役員等 の解任に関する議案当該議案の数にかかわらず、これを1の議案とみなす。
3号 会計監査人を再任しないことに関する議案当該議案の数にかかわらず、これを1の議案とみなす。
5項 前項前段の10を超える数に相当することとなる数の議案は、取締役がこれを定める。ただし、第3項の規定による請求をした社員が当該請求と併せて当該社員が提出しようとする二以上の議案の全部又は一部につき議案相互間の優先順位を定めている場合には、取締役は、当該優先順位に従い、これを定めるものとする。
6項 第3項の規定は、同項の議案が法令、 資産流動化計画 若しくは定款に違反する場合又は実質的に同1の議案につき社員総会において総社員(当該議案につき議決権を行使することができない社員を除く。)の議決権の10分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の賛成を得られなかった日から3年を経過していない場合には、適用しない。
7項 前各項の規定は、 特定社員 が社員総会において一定の事項(無議決権事項に限る。)を会議の目的とすることを請求し、又は当該事項につき議案を提出することを妨げるものと解してはならない。
8項 前各項の規定は、取締役の選任又は解任に係る事項について、定款で別段の定めをすることを妨げない。
58条 (社員総会の招集手続等に関する検査役の選任)
1項 特定目的会社 、総 特定社員 (社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。)の議決権の100分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員又は総 優先出資 社員(社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない優先出資社員を除く。)の議決権の100分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する優先出資社員は、社員総会に係る招集の手続及び決議の方法を調査させるため、当該社員総会に先立ち、裁判所に対し、検査役の選任の申立てをすることができる。
2項 会社法第306条第3項から第7項まで(株主総会の招集手続等に関する検査役の選任)及び
第307条
《超過発行等の罪 次に掲げる者が、第4条…》
第1項又は第11条第1項の届出に係る資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券以外の資産対応証券を発行し、又は当該資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券の発行総口数若し
(裁判所による株主総会招集等の決定)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)並びに第876条(最高裁判所規則)の規定は、前項の申立てがあった場合について準用する。この場合において、同法第306条第4項及び第7項中「株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と、同法第307条第1項第1号、第2項及び第3項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第1項第2号中「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3項 前項において準用する会社法第307条第2項及び第3項に規定する社員総会は、有議決権事項を会議の目的とする社員総会について第1項の申立てがあった場合には、有議決権事項をその会議の目的とする社員総会とみなす。
59条 (議決権の数)
1項 社員総会において、会議の目的である事項のうち、無議決権事項については 特定社員 ( 特定目的会社 がその総株主の議決権の4分の一以上を有することその他の事由を通じて特定目的会社がその経営を実質的に支配することが可能な関係にあるものとして内閣府令で定める特定社員を除く。)はその有する 特定出資 一口につき1個の議決権を、有議決権事項については社員(特定目的会社がその総株主の議決権の4分の一以上を有することその他の事由を通じて特定目的会社がその経営を実質的に支配することが可能な関係にあるものとして内閣府令で定める社員を除く。)はその有する特定出資又は 優先出資 一口につき1個の議決権を有する。ただし、無議決権事項についての特定社員の議決権の数については、定款で別段の定めをすることができる。
2項 前項の規定にかかわらず、 特定目的会社 は、自己 特定出資 (特定目的会社が有する自己の特定出資をいう。以下同じ。)又は自己 優先出資 (特定目的会社が有する自己の優先出資をいう。以下同じ。)については、議決権を有しない。
60条 (社員総会の決議)
1項 社員総会の決議のうち無議決権事項に係るものは、定款に別段の定めがある場合を除き、議決権を行使することができる 特定社員 の議決権の過半数を有する特定社員が出席し、出席した当該特定社員の議決権の過半数をもって行う。
2項 社員総会の決議のうち有議決権事項に係るものは、定款に別段の定めがある場合を除き、議決権を行使することができる社員の議決権の過半数を有する社員が出席し、出席した当該社員の議決権の過半数をもって行う。
3項 前2項の規定にかかわらず、次に掲げる社員総会の決議は、当該社員総会において議決権を行使することができる社員の議決権の過半数を有する社員が出席し、出席した当該社員の議決権の3分の二(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。この場合においては、当該決議の要件に加えて、一定の数以上の社員の賛成を要する旨その他の要件を定款で定めることを妨げない。
1号 第31条第7項
《7 特定目的会社は、第4項第1号ハ又は第…》
2号ハの請求を受けた場合において、第1項又は第2項の承認をしない旨の決定をしたときは、社員総会の決議によって、当該譲渡等承認請求に係る特定出資を買い取る者当該特定目的会社を除く。以下この条において「指
の社員総会
2号 第39条第2項
《2 第51条第1項第2号に掲げる第2種特…》
定目的会社において、募集優先出資前項の募集に応じて優先出資の引受けの申込みをした者に対して割り当てる優先出資をいう。以下この款において同じ。の払込金額募集優先出資一口と引換えに払い込む金銭をいう。以下
の社員総会
3号 第74条第1項の社員総会(取締役(
第77条第2項
《2 会社法第342条累積投票による取締役…》
の選任の規定は社員が特定目的会社の取締役を選任する場合について、同法第344条第1項及び第2項会計監査人の選任等に関する議案の内容の決定の規定は特定目的会社について、それぞれ準用する。 この場合におい
において準用する会社法第342条第3項から第5項までの規定により選任されたものに限る。)又は監査役を解任する場合に限る。)
4号 第109条第1項の社員総会(次のいずれにも該当する場合を除く。)
イ 定時社員総会において
第109条第1項
《特定目的会社は、次条の規定による場合及び…》
第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。
に規定する決議がされること。
ロ 減少する優先資本金の額がイの定時社員総会の日における欠損の額として内閣府令で定める方法により算定される額を超えないこと。
5号 第131条第2項
《2 第2種特定目的会社が優先出資社員以外…》
の者に対して特に有利な転換の条件を付した転換特定社債を発行する場合には、資産流動化計画にこれに関する定めがあるときにおいても、その者に対して発行することができる転換特定社債の総額、払込金額、転換の条件
の社員総会
6号 第139条第4項
《4 第2種特定目的会社が、優先出資社員以…》
外の者に対して特に有利な内容の新優先出資の引受権を付した新優先出資引受権付特定社債を発行する場合には、資産流動化計画にこれに関する定めがあるときにおいても、その者に対して発行することができる新優先出資
の社員総会
7号 第152条第1項
《次の各号に掲げる特定目的会社は、資産流動…》
化計画の変更の決議以下この節において「計画変更決議」という。を行う社員総会に係る第56条第1項の規定による招集の通知をするときは、当該各号に定める事項を記載した書類を交付しなければならない。 1 特定
の社員総会
8号 第2種 特定目的会社 における
第160条第1項第3号
《特定目的会社は、次に掲げる事由によって解…》
散する。 1 定款で定めた存続期間の満了 2 定款で定めた解散の事由の発生 3 社員総会の決議 4 破産手続開始の決定 5 第162条第1項又は第163条において準用する会社法第824条第1項の規定に
に掲げる社員総会
4項 前3項の規定にかかわらず、次に掲げる社員総会の決議は、総 特定社員 の半数(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上であって、総特定社員の議決権の4分の三(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。
1号 第34条第3項
《3 特定目的会社が前項の特定出資を買い受…》
けるには、社員総会の決議によらなければならない。 この場合においては、当該特定出資の売主たる特定社員は、議決権を行使することができない。
の社員総会
2号 第36条第2項
《2 前項各号に掲げる事項以下この条におい…》
て「募集事項」という。は、社員総会の決議によって定めなければならない。
及び同条第5項において読み替えて準用する会社法第204条第2項の社員総会
3号 第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
及び
第50条第1項
《会社法第180条第2項第4号、第3項及び…》
第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生及び第182条の2から第182条の六まで株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、株式の併合をやめること
において読み替えて準用する会社法第180条第2項の社員総会
4号 第150条
《 特定目的会社は、その成立後、社員総会の…》
決議によって、定款を変更することができる。
の社員総会
5号 第1種 特定目的会社 における
第160条第1項第3号
《特定目的会社は、次に掲げる事由によって解…》
散する。 1 定款で定めた存続期間の満了 2 定款で定めた解散の事由の発生 3 社員総会の決議 4 破産手続開始の決定 5 第162条第1項又は第163条において準用する会社法第824条第1項の規定に
に掲げる社員総会
61条 (優先出資社員の書面による議決権の行使)
1項 会社法第311条(書面による議決権の行使)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 社員の書面による議決権の行使について準用する。この場合において、同条第2項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第3項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第4項及び第5項中「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとする。
62条 (優先出資社員のみなし賛成)
1項 特定目的会社 は、定款をもって、 優先出資 社員が社員総会に出席せず、かつ、議決権を行使しないときは、当該優先出資社員はその社員総会に提出された有議決権事項に係る議案(複数の議案が提出された場合において、これらのうちに相反する趣旨の議案があるときは、当該議案のいずれをも除く。)について賛成するものとみなす旨を定めることができる。
2項 前項の規定による定めをした 特定目的会社 は、
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
の通知にその定めを記載し、又は記録しなければならない。
3項 第1項の規定による定めに基づき議案に賛成するものとみなされた 優先出資 社員の有する議決権の数は、出席した優先出資社員の議決権の数に算入する。
63条 (無議決権事項についての決議の省略等)
1項 取締役又は 特定社員 が社員総会の目的である事項のうち無議決権事項について提案をした場合において、当該提案につき特定社員(当該事項について議決権を行使することができるものに限る。)の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の社員総会の決議があったものとみなす。
2項 特定目的会社 は、前項の規定により社員総会の決議があったものとみなされた日から1年間、同項の書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
3項 特定社員 及び 優先出資 社員は、 特定目的会社 の営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。
1号 前項の書面の閲覧又は謄写の請求
2号 前項の電磁的記録に記録された事項を内閣府令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写の請求
4項 第1項の規定により定時社員総会の目的である事項のすべてについての提案を可決する旨の社員総会の決議があったものとみなされた場合には、その時に当該定時社員総会が終結したものとみなす。
5項 会社法第320条(株主総会への報告の省略)の規定は、 特定目的会社 の社員総会について準用する。この場合において、同条中「株主」とあるのは、「社員」と読み替えるものとする。
64条 (資産流動化計画違反の社員総会の決議の取消しの訴え)
1項 社員総会の決議の内容が 資産流動化計画 に違反するときは、社員、取締役、監査役、清算人、 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人又は 特定借入れ に係る債権者は、社員総会の決議の日から3箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。当該決議の取消しにより取締役、監査役又は清算人(
第76条第1項
《役員が欠けた場合又はこの法律若しくは定款…》
で定めた役員の員数が欠けた場合には、任期の満了又は辞任により退任した役員は、新たに選任された役員次項の1時役員の職務を行うべき者を含む。が就任するまで、なお役員としての権利義務を有する。
(
第168条第5項
《5 第76条第1項から第3項まで及び第6…》
項並びに会社法第937条第1項第2号ホ及び第3号イに係る部分に限る。裁判による登記の嘱託の規定は、清算人について準用する。 この場合において、第76条第1項中「員数」とあるのは「人数」と読み替えるもの
において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含む。)となる者も、同様とする。
2項 会社法第834条(第17号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条第1項及び第3項(担保提供命令)、第837条(弁論等の必要的併合)、第838条(認容判決の効力が及ぶ者の範囲)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号ト(2)に係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、前項の決議の取消しの訴えについて準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
65条 (会社法の準用)
1項 会社法第300条本文(招集手続の省略)の規定は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
の社員総会(
第152条第1項
《次の各号に掲げる特定目的会社は、資産流動…》
化計画の変更の決議以下この節において「計画変更決議」という。を行う社員総会に係る第56条第1項の規定による招集の通知をするときは、当該各号に定める事項を記載した書類を交付しなければならない。 1 特定
に規定する計画変更決議を行う社員総会を除く。)について、同法第310条(議決権の代理行使)並びに
第313条第1項
《第302条第1項若しくは第2項、第303…》
条第1項、第304条第1項から第4項まで、第305条から第307条まで又は第308条第1項に規定する者が法人であるときは、これらの規定並びに第302条第4項及び第303条第3項の規定は、その行為をした
及び第3項(議決権の不統一行使)の規定は 特定目的会社 の社員の議決権の行使について、それぞれ準用する。この場合において、同法第300条本文中「前条」とあるのは「資産流動化法第56条第1項及び第2項」と、「株主」とあるのは「社員(当該社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。)」と、同法第310条第2項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第4項中「第299条第3項」とあるのは「資産流動化法第55条第3項(資産流動化法第56条第3項において準用する場合を含む。)」と、同条第5項から第7項までの規定中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第313条第3項中「株式」とあるのは「 特定出資 又は 優先出資 」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 会社法第311条(書面による議決権の行使)の規定は
第54条第1項第3号
《取締役前条第5項において準用する会社法第…》
297条第4項の規定により社員が社員総会を招集する場合にあっては、当該社員。次条及び第56条において同じ。は、社員総会を招集する場合には、次に掲げる事項を定めなければならない。 1 社員総会の日時及び
に掲げる事項の定めをした 特定目的会社 の社員総会について、同法第312条(電磁的方法による議決権の行使)の規定は
第54条第1項第4号
《取締役前条第5項において準用する会社法第…》
297条第4項の規定により社員が社員総会を招集する場合にあっては、当該社員。次条及び第56条において同じ。は、社員総会を招集する場合には、次に掲げる事項を定めなければならない。 1 社員総会の日時及び
に掲げる事項の定めをした特定目的会社の社員総会について、それぞれ準用する。この場合において、同法第311条第2項中「株主」とあるのは「 特定社員 」と、同条第4項及び第5項中「株主」とあるのは「社員」と、同法第312条第2項中「株主」とあるのは「社員」と、「第299条第3項」とあるのは「資産流動化法第55条第3項(資産流動化法第56条第3項において準用する場合を含む。)」と、同条第3項、第5項及び第6項中「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとする。
3項 会社法第314条から
第317条
《 次の各号のいずれかに該当する者は、1,…》
010,000円以下の過料に処する。 1 第194条第4項において準用する会社法第946条第3項の規定に違反して、報告をせず、又は虚偽の報告をした者 2 正当な理由がないのに、第194条第4項において
まで(取締役等の説明義務、議長の権限、株主総会に提出された資料等の調査、延期又は続行の決議)、
第318条第1項
《次の各号のいずれかに該当する者は、1,0…》
10,000円以下の過料に処する。 1 第12条第1項の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者 2 第15条第3項の規定に違反して、特定目的会社であると誤認されるおそれのある文字をその名称又は商
から第4項まで(議事録)、第325条の二(第4号を除く。)(電子提供措置をとる旨の定款の定め)及び第325条の3から第325条の六まで(電子提供措置、株主総会の招集の通知等の特則、書面交付請求、電子提供措置の中断)の規定は、 特定目的会社 の社員総会について準用する。この場合において、これらの規定(同法第325条の2を除く。)中「株主」とあるのは「社員」と、これらの規定中「株主総会参考書類等」とあるのは「社員総会参考書類等」と、「株主総会参考書類」とあるのは「社員総会参考書類」と、同法第316条第2項中「
第297条
《 次の各号のいずれかに掲げる違反があった…》
場合においては、その違反行為をした者は、1年以下の拘禁刑若しくは1,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 1 第209条第1項第286条第1項において準用する場合を含む。次号において
」とあるのは「資産流動化法第53条」と、同法第317条中「
第298条
《 第218条第209条第2項第286条第…》
1項において準用する場合を含む。において準用する場合を含む。の規定による命令に違反したときは、その違反行為をした者は、6月以下の拘禁刑又は1,010,000円以下の罰金に処する。
及び
第299条
《 次の各号に掲げる違反があった場合におい…》
ては、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき
」とあるのは「資産流動化法第54条から
第56条
《社員総会の招集の通知の特例 有議決権事…》
項を会議の目的に含む社員総会を招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条にお
まで(
第55条第5項
《5 前各項の規定にかかわらず、第1項の社…》
員総会は、特定社員の全員の同意があるときは、招集の手続を経ることなく開催することができる。 ただし、前条第1項第3号又は第4号に掲げる事項を定めた場合は、この限りでない。
を除く。)」と、同法第325条の二中「株主(種類株主総会を招集する場合にあっては、ある種類の株主に限る。)」とあるのは「社員」と、同条第3号中「第437条の計算書類及び事業報告」とあるのは「資産流動化法第103条第1項(同条第2項において準用する場合を含む。)の計算書類、事業報告及び利益処分案並びに監査報告及び会計監査報告」と、同法第325条の3第1項中「第299条第2項各号に掲げる場合」とあるのは「資産流動化法第55条第2項に規定する場合又は有議決権事項(資産流動化法第51条第1項第4号に規定する有議決権事項をいう。第2号において同じ。)を会議の目的に含む社員総会の場合」と、「同条第1項」とあるのは「資産流動化法第55条第1項又は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」と、同項第1号中「
第298条第1項
《第218条第209条第2項第286条第1…》
項において準用する場合を含む。において準用する場合を含む。の規定による命令に違反したときは、その違反行為をした者は、6月以下の拘禁刑又は1,010,000円以下の罰金に処する。
各号」とあるのは「資産流動化法第54条第1項各号」と、同項第2号中「
第301条第1項
《法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、…》
使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、第294条から前条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。
に規定する場合」とあるのは「資産流動化法第54条第1項第3号に掲げる事項を定めた場合又は有議決権事項を会議の目的に含む社員総会の場合」と、同項第3号中「
第302条第1項
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
に規定する場合」とあるのは「資産流動化法第54条第1項第4号に掲げる事項を定めた場合」と、同項第4号中「
第305条第1項
《次に掲げる者が、資産対応証券を引き受ける…》
者の募集をするに当たり、特定目的会社の事業その他の事項に関する説明を記載した資料若しくは当該募集の広告その他の当該募集に関する文書であって重要な事項について虚偽の記載のあるものを行使し、又はこれらの書
」とあるのは「資産流動化法第57条第3項」と、同項第5号中「取締役会設置会社である場合」とあるのは「会計監査人設置会社でない場合」と、「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と、「第437条の計算書類及び事業報告」とあるのは「資産流動化法第103条第2項において準用する同条第1項の計算書類、事業報告、利益処分案及び監査報告」と、同項第6号中「会計監査人設置会社(取締役会設置会社に限る。)」とあるのは「会計監査人設置会社」と、「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と、「第444条第6項の連結計算書類」とあるのは「資産流動化法第103条第1項の計算書類、事業報告及び利益処分案並びに監査報告及び会計監査報告」と、同条第2項中「
第299条第1項
《次の各号に掲げる違反があった場合において…》
は、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき。
」とあるのは「資産流動化法第55条第1項又は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」と、同条第3項中「
第24条第1項
《特定目的会社の成立の時に設立時発行特定出…》
資のうち引受けのない部分があるときは、当該特定目的会社の発起人及び設立時取締役は、共同して、当該部分について引き受けたものとみなす。 特定目的会社の成立後に特定出資の引受人の設立時発行特定出資の引受け
の規定によりその発行する株式」とあるのは「第24条第5項において準用する同条第1項の規定によりその発行する 優先出資 」と、「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と、同法第325条の4第1項中「
第299条第1項
《次の各号に掲げる違反があった場合において…》
は、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき。
」とあるのは「資産流動化法第55条第1項」と、「ときを除き、公開会社でない株式会社」とあるのは「場合以外の場合」と、「当該株式会社が取締役会設置会社以外の株式会社である場合において、これを」とあるのは「これを」と、同条第2項中「第299条第4項」とあるのは「資産流動化法第55条第4項及び
第56条第2項
《2 前項の通知には、第54条第1項各号に…》
掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
」と、「第299条第2項又は第3項」とあるのは「資産流動化法第55条第2項若しくは第3項(資産流動化法第56条第3項において準用する場合を含む。)又は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」と、「
第298条第1項第5号
《第218条第209条第2項第286条第1…》
項において準用する場合を含む。において準用する場合を含む。の規定による命令に違反したときは、その違反行為をした者は、6月以下の拘禁刑又は1,010,000円以下の罰金に処する。
」とあるのは「資産流動化法第54条第1項第5号」と、同条第3項中「
第301条第1項
《法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、…》
使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、第294条から前条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。
、
第302条第1項
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
、第437条及び第444条第6項」とあるのは「資産流動化法第55条第6項及び
第56条第3項
《3 前条第3項及び会社法第301条株主総…》
会参考書類及び議決権行使書面の交付等の規定は第1項の通知について、同法第302条株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等の規定は第54条第1項第4号に掲げる事項を定めた場合において第1項の通知を発す
においてそれぞれ準用する
第301条第1項
《法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、…》
使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、第294条から前条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。
及び
第302条第1項
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
並びに資産流動化法第103条」と、「
第299条第1項
《次の各号に掲げる違反があった場合において…》
は、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき。
」とあるのは「資産流動化法第55条第1項又は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」と、同条第4項中「
第305条第1項
《次に掲げる者が、資産対応証券を引き受ける…》
者の募集をするに当たり、特定目的会社の事業その他の事項に関する説明を記載した資料若しくは当該募集の広告その他の当該募集に関する文書であって重要な事項について虚偽の記載のあるものを行使し、又はこれらの書
」とあるのは「資産流動化法第57条第3項」と、「第325条の二」とあるのは「
第65条第3項
《3 会社法第314条から第317条まで取…》
締役等の説明義務、議長の権限、株主総会に提出された資料等の調査、延期又は続行の決議、第318条第1項から第4項まで議事録、第325条の二第4号を除く。電子提供措置をとる旨の定款の定め及び第325条の3
において準用する会社法第325条の二」と、同法第325条の5第1項中「第299条第3項第325条」とあるのは「資産流動化法第55条第3項資産流動化法第56条第3項」と、「第325条の3第1項各号(第325条の7において準用する場合を含む。)」とあるのは「第325条の3第1項各号」と、同条第2項中「
第299条第1項
《次の各号に掲げる違反があった場合において…》
は、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。 1 第10条第1項又は第228条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。 2 第211条又は第214条の規定に違反したとき。
」とあるのは「資産流動化法第55条第1項又は
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」と、「
第124条第1項
《前2条の規定は、募集特定社債を引き受けよ…》
うとする者がその総額の引受けを行う契約を締結する場合には、適用しない。
」とあるのは「資産流動化法第28条第2項及び
第43条第2項
《2 特定目的会社は、一定の日以下この款に…》
おいて「基準日」という。を定めて、基準日において優先出資社員名簿に記載され、又は記録されている優先出資社員をその権利を行使することができる者と定めることができる。
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4項 会社法第830条(株主総会等の決議の不存在又は無効の確認の訴え)、第831条(株主総会等の決議の取消しの訴え)、第834条(第16号及び第17号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条第1項及び第3項(担保提供命令)、第837条(弁論等の必要的併合)、第838条(認容判決の効力が及ぶ者の範囲)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号トに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、 特定目的会社 の社員総会の決議の不存在若しくは無効の確認又は取消しの訴えについて準用する。この場合において、同法第831条第1項中「株主等(当該各号の株主総会が創立総会又は種類創立総会である場合にあっては、株主等、設立時株主、設立時取締役又は設立時監査役)」とあるのは「社員、取締役、監査役又は清算人」と、「株主(当該決議が創立総会の決議である場合にあっては、設立時株主)又は取締役(監査等委員会設置会社にあっては、監査等委員である取締役又はそれ以外の取締役。以下この項において同じ。)、監査役若しくは清算人(当該決議が株主総会又は種類株主総会の決議である場合にあっては第346条第1項(第479条第4項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含み、当該決議が創立総会又は種類創立総会の決議である場合にあっては設立時取締役(設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合にあっては、設立時監査等委員である設立時取締役又はそれ以外の設立時取締役)又は設立時監査役を含む。)」とあるのは「社員又は取締役、監査役若しくは清算人(資産流動化法第76条第1項(資産流動化法第168条第5項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含む。)」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
66条 (優先出資社員の議決権)
1項 第2種 特定目的会社 が定款の変更をする場合において、 優先出資 社員に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該定款の変更は、
第150条
《 特定目的会社は、その成立後、社員総会の…》
決議によって、定款を変更することができる。
の規定による決議のほか、当該優先出資社員を構成員とする総会(当該定款の変更が損害を及ぼすおそれのある優先出資社員に係る優先出資の種類が二以上ある場合には、当該二以上の種類別に区分された優先出資に係る優先出資社員を構成員とする各総会)の承認がなければ、その効力を生じない。ただし、当該総会において議決権を行使することができる優先出資社員が存しない場合には、この限りでない。
2項 前項の規定による承認の決議は、同項の定款の変更が損害を及ぼすおそれのある 優先出資 社員に係る発行済優先出資の総口数(当該決議が二以上の種類別に区分された優先出資に係る優先出資社員を構成員とする各総会において行われる場合には、当該種類別の各総会の構成員たる優先出資社員に係る発行済優先出資の口数)の過半数に当たる優先出資を有する優先出資社員が出席し、かつ、その議決権の3分の二以上に当たる多数をもって行わなければならない。この場合においては、当該決議の要件に加えて、一定の数以上の優先出資社員の賛成を要する旨その他の要件を定款で定めることを妨げない。
3項 有議決権事項を会議の目的とする社員総会に関する規定は、第1項の総会について準用する。
4項 第1項に規定する定款の変更に関する議案の要領は、同項の総会の招集の通知に記載し、又は記録しなければならない。
2款 社員総会以外の機関の設置
67条
1項 特定目的会社 には、次に掲げる機関を置かなければならない。ただし、第3号に掲げる機関については、 資産対応証券 として 特定社債 のみを発行する特定目的会社であって、 資産流動化計画 に定められた特定社債の発行総額と 特定借入れ の総額との合計額が政令で定める額に満たないものにあっては、この限りでない。
1号 1人又は2人以上の取締役
2号 1人又は2人以上の監査役
3号 会計監査人
2項 特定目的会社 は、定款の定めによって、会計参与を置くことができる。
3項 第1項ただし書の規定は、定款をもって、同項ただし書に規定する 特定目的会社 が会計監査人を置くことを妨げるものと解してはならない。
3款 役員及び会計監査人の選任及び解任
68条 (選任)
1項 役員(取締役、会計参与及び監査役をいう。以下この款(
第70条第1項第7号
《次に掲げる者は、取締役となることができな…》
い。 1 法人 2 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの 3 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われている者 4 拘禁
から第10号まで(
第72条第2項
《2 第70条の規定は、監査役について準用…》
する。
において準用する場合を含む。)を除く。)において同じ。)及び会計監査人は、社員総会の決議によって選任する。
2項 会社法第329条第3項(選任)の規定は、前項の決議について準用する。
69条 (特定目的会社と役員等との関係)
1項 特定目的会社 と役員及び会計監査人との関係は、委任に関する規定に従う。
70条 (取締役の資格)
1項 次に掲げる者は、取締役となることができない。
1号 法人
2号 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの
3号 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われている者
4号 拘禁刑以上の刑(これに相当する外国の法令による刑を含む。)に処せられ、その刑の執行を終わり、又はその刑の執行を受けることがなくなった日から3年を経過しない者
5号 この法律、 金融商品取引法 、会社法、 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 (2006年法律第48号)、 投資信託及び投資法人に関する法律 (1951年法律第198号)、 宅地建物取引業法 (1952年法律第176号)、 出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律 (1954年法律第195号)、 割賦販売法 (1961年法律第159号)、 貸金業法 (1983年法律第32号)、 預託等取引に関する法律 (1986年法律第62号)、 商品投資に係る事業の規制に関する法律 (1991年法律第66号)、 不動産特定共同事業法 (1994年法律第77号)、 金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律 (1999年法律第32号)、 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律 (2000年法律第101号)、 信託業法 、信託法若しくはこれらに相当する外国の法令の規定に違反し、又は 民事再生法 (1999年法律第225号)
第255条
《詐欺再生罪 再生手続開始の前後を問わず…》
、債権者を害する目的で、次の各号のいずれかに該当する行為をした者は、債務者について再生手続開始の決定が確定したときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科す
、
第256条
《特定の債権者に対する担保の供与等の罪 …》
債務者が、再生手続開始の前後を問わず、特定の債権者に対する債務について、他の債権者を害する目的で、担保の供与又は債務の消滅に関する行為であって債務者の義務に属せず又はその方法若しくは時期が債務者の義務
、
第258条
《報告及び検査の拒絶等の罪 第59条第1…》
項各号に掲げる者若しくは同項第2号から第5号までに掲げる者であった者が、同項若しくは同条第2項において準用する同条第1項これらの規定を第63条、第78条又は第83条第1項において準用する場合を含む。の
から
第260条
《監督委員等に対する職務妨害の罪 偽計又…》
は威力を用いて、監督委員、調査委員、管財人、保全管理人、個人再生委員、管財人代理又は保全管理人代理の職務を妨害した者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する
まで若しくは
第262条
《贈賄罪 前条第1項又は第3項に規定する…》
賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 2 前条第2項、第4項又は第5項に規定する賄賂を供与し、又はその
の罪、 外国倒産処理手続の承認援助に関する法律 (2000年法律第129号)
第65条
《報告及び検査の拒絶等の罪 第41条第1…》
項各号に掲げる者若しくは同項第2号から第5号までに掲げる者であった者が、同項若しくは同条第2項において準用する同条第1項これらの規定を第55条第1項において準用する場合を含む。の規定による報告を拒み、
、
第66条
《承認管財人等に対する職務妨害の罪 偽計…》
又は威力を用いて、承認管財人、保全管理人、承認管財人代理又は保全管理人代理の職務を妨害した者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
、
第68条
《贈賄罪 前条第1項又は第3項に規定する…》
賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 2 前条第2項又は第4項に規定する賄賂を供与し、又はその申込み若
若しくは
第69条
《財産の無許可処分及び国外への持出しの罪 …》
第31条第1項の規定により債務者が日本国内にある財産の処分又は国外への持出しその他裁判所の指定する行為をするには裁判所の許可を得なければならないものとされた場合において、債務者がこれに違反する行為を
の罪、 破産法 (2004年法律第75号)
第265条
《詐欺破産罪 破産手続開始の前後を問わず…》
、債権者を害する目的で、次の各号のいずれかに該当する行為をした者は、債務者相続財産の破産にあっては相続財産、信託財産の破産にあっては信託財産。次項において同じ。について破産手続開始の決定が確定したとき
、
第266条
《特定の債権者に対する担保の供与等の罪 …》
債務者相続財産の破産にあっては相続人、相続財産の管理人、相続財産の清算人又は遺言執行者を、信託財産の破産にあっては受託者等を含む。以下この条において同じ。が、破産手続開始の前後を問わず、特定の債権者に
、
第268条
《説明及び検査の拒絶等の罪 第40条第1…》
項同条第2項において準用する場合を含む。、第230条第1項同条第2項において準用する場合を含む。又は第244条の6第1項同条第2項において準用する場合を含む。の規定に違反して、説明を拒み、又は虚偽の説
から
第272条
《破産管財人等に対する職務妨害の罪 偽計…》
又は威力を用いて、破産管財人、保全管理人、破産管財人代理又は保全管理人代理の職務を妨害した者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
まで若しくは
第274条
《贈賄罪 前条第1項又は第3項に規定する…》
賄賂を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 2 前条第2項、第4項又は第5項に規定する賄賂を供与し、又はその
の罪、 刑法 (1907年法律第45号)
第204条
《傷害 人の身体を傷害した者は、15年以…》
下の拘禁刑又は510,000円以下の罰金に処する。
、
第206条
《現場助勢 前2条の犯罪が行われるに当た…》
り、現場において勢いを助けた者は、自ら人を傷害しなくても、1年以下の拘禁刑又は110,000円以下の罰金若しくは科料に処する。
、
第208条
《暴行 暴行を加えた者が人を傷害するに至…》
らなかったときは、2年以下の拘禁刑若しくは310,000円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
、
第208条
《暴行 暴行を加えた者が人を傷害するに至…》
らなかったときは、2年以下の拘禁刑若しくは310,000円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
の二、
第222条
《脅迫 生命、身体、自由、名誉又は財産に…》
対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の拘禁刑又は310,000円以下の罰金に処する。 2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様と
若しくは
第247条
《背任 他人のためにその事務を処理する者…》
が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、5年以下の拘禁刑又は510,000円以下の罰金に処する。
の罪、暴力行為等処罰に関する法律(1926年法律第60号)の罪若しくは 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律 (1991年法律第77号)
第46条
《 次の各号のいずれかに該当する者は、3年…》
以下の拘禁刑若しくは5,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 1 第11条の規定による命令に違反した者 2 第15条の3の規定に違反した者 3 特定危険指定暴力団等の指定暴力団員で、
から
第49条
《 第33条第1項の規定に違反して報告をせ…》
ず、若しくは資料を提出せず、若しくは同項の報告若しくは資料の提出について虚偽の報告をし、若しくは虚偽の資料を提出し、又は同項の規定による立入検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質
まで、
第50条
《 次の各号のいずれかに該当する者は、6月…》
以下の拘禁刑又は510,000円以下の罰金に処する。 1 第30条の7第4項の規定による命令に違反した者 2 第32条の3第7項の規定に違反した者
(第1号に係る部分に限る。)若しくは
第51条
《 第15条第6項、第15条の2第7項又は…》
第30条の11第5項の規定に違反した者は、1,010,000円以下の罰金に処する。
の罪を犯し、罰金の刑(これに相当する外国の法令による刑を含む。)に処せられ、その刑の執行を終わり、又はその刑の執行を受けることがなくなった日から3年を経過しない者
6号 第220条
《解散命令 内閣総理大臣は、特定目的会社…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令若しくはこれらに基づく処分に違反した場合であって他の方法により監督の目的を達成することができないとき、又は第10条第1項に規定する届出をした日から3年以内に新計画
の規定による解散命令により解散を命ぜられた 特定目的会社 においてその解散命令の前30日以内にその役員又は政令で定める使用人であった者で、当該解散命令の日から3年を経過しない者
7号 資産流動化計画 に定められた 特定資産 の譲渡人(当該譲渡人が法人であるときは、その役員)
8号 資産流動化計画 に定められた 特定資産 (信託の受益権を除く。)の管理及び処分に係る業務を行わせるために設定された信託の受託者である法人の役員(
第200条第2項
《2 特定目的会社は、前項の規定にかかわら…》
ず、特定資産のうち次に掲げる資産については、当該資産の譲渡人又は当該資産の管理及び処分を適正に遂行するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する者にその管理及び処分に係る業務を委託することができる。 1
の規定に基づき特定資産の管理及び処分に係る業務を委託したときは、当該業務の受託者(当該受託者が法人であるときは、その役員))
9号 資産流動化計画 に定められた 特定資産 が信託の受益権である場合には、当該信託の受託者である法人の役員
10号 特定出資 信託の受託者である法人の役員
2項 会社法第331条第2項本文(取締役の資格等)の規定は、 特定目的会社 の取締役について準用する。この場合において、同項本文中「株主」とあるのは、「社員」と読み替えるものとする。
71条 (会計参与の資格等)
1項 会計参与は、公認会計士( 公認会計士法 (1948年法律第103号)
第16条の2第5項
《5 第1項の登録を受けた者以下「外国公認…》
会計士」という。が次の各号のいずれかに該当する場合には、日本公認会計士協会は、同項の登録を抹消しなければならない。 1 第21条第1項各号のいずれかに該当するとき。 2 外国において公認会計士の資格に
に規定する外国公認会計士を含む。以下同じ。)若しくは監査法人又は税理士若しくは 税理士法 人でなければならない。
2項 会社法第333条第2項及び第3項(会計参与の資格等)の規定は、 特定目的会社 の会計参与について準用する。この場合において、同項第1号中「株式会社又はその子会社」とあるのは「特定目的会社」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
72条 (監査役の資格)
1項 監査役は、 特定目的会社 の取締役又は使用人を兼ねることができない。
2項 第70条
《取締役の資格 次に掲げる者は、取締役と…》
なることができない。 1 法人 2 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの 3 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われて
の規定は、監査役について準用する。
73条 (会計監査人の資格等)
1項 会計監査人は、公認会計士又は監査法人でなければならない。
2項 会計監査人に選任された監査法人は、その社員の中から会計監査人の職務を行うべき者を選定し、これを 特定目的会社 に通知しなければならない。この場合においては、次項第2号に掲げる者を選定することはできない。
3項 次に掲げる者は、会計監査人となることができない。
1号 公認会計士法 の規定により、 特定目的会社 の
第102条第2項
《2 特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各事業年度に係る計算書類貸借対照表、損益計算書その他特定目的会社の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして内閣府令で定めるものをいう。以下この款並びに第111条第2項第2号及び
に規定する計算書類について監査をすることができない者
2号 資産流動化計画 に定められた 特定資産 の譲渡人、当該特定資産の管理及び処分に係る業務を行わせるために設定された信託の受託者である信託会社等(
第200条第2項
《2 特定目的会社は、前項の規定にかかわら…》
ず、特定資産のうち次に掲げる資産については、当該資産の譲渡人又は当該資産の管理及び処分を適正に遂行するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する者にその管理及び処分に係る業務を委託することができる。 1
の規定に基づき同項各号の財産に係る管理及び処分に係る業務を委託した場合にあっては、その受託者)若しくは当該特定資産が信託の受益権である場合における当該信託の受託者(以下この号並びに
第91条第4項第2号
《4 会計監査人は、その職務を行うに当たっ…》
ては、次のいずれかに該当する者を使用してはならない。 1 第73条第3項第1号又は第2号に掲げる者 2 特定目的会社又は特定資産譲渡人等の取締役、会計参与、監査役、執行役又は使用人である者 3 特定目
及び第3号において「特定資産譲渡人等」という。)若しくは特定資産譲渡人等の取締役、会計参与、監査役若しくは執行役から公認会計士若しくは監査法人の業務以外の業務により継続的な報酬を受けている者又はその配偶者
3号 監査法人でその社員の半数以上が前号に掲げる者であるもの
4項 会社法第338条(会計監査人の任期)の規定は、 特定目的会社 の会計監査人について準用する。この場合において、同条第1項及び第2項中「定時株主総会」とあるのは、「定時社員総会」と読み替えるものとする。
74条 (解任)
1項 役員及び会計監査人は、いつでも、社員総会の決議によって解任することができる。
2項 前項の規定により解任された者は、その解任について正当な理由がある場合を除き、 特定目的会社 に対し、解任によって生じた損害の賠償を請求することができる。
3項 役員の職務の執行に関し不正の行為又は法令、 資産流動化計画 若しくは定款に違反する重大な事実があったにもかかわらず、当該役員を解任する旨の議案が社員総会において否決されたときは、次に掲げる社員は、当該社員総会の日から30日以内に、訴えをもって当該役員の解任を請求することができる。
1号 総 特定社員 (次に掲げる特定社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員(次に掲げる特定社員を除く。)又は総 優先出資 社員(次に掲げる優先出資社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する優先出資社員(次に掲げる優先出資社員を除く。)
イ 当該役員を解任する旨の議案について議決権を行使することができない 特定社員 又は 優先出資 社員
ロ 当該請求に係る役員である 特定社員 又は 優先出資 社員
2号 特定出資 (次に掲げる 特定社員 の有する特定出資を除く。)の総口数の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の特定出資を有する特定社員(次に掲げる特定社員を除く。)又は発行済 優先出資 (次に掲げる優先出資社員の有する優先出資を除く。)の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の優先出資を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する優先出資社員(次に掲げる優先出資社員を除く。)
イ 当該 特定目的会社 である 特定社員 又は 優先出資 社員
ロ 当該請求に係る役員である 特定社員 又は 優先出資 社員
4項 会社法第855条(被告)、第856条(訴えの管轄)及び第937条第1項(第1号ヌに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、前項の役員の解任の訴えについて準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
75条 (監査役による会計監査人の解任)
1項 監査役は、会計監査人が次の各号のいずれかに該当するときは、その会計監査人を解任することができる。
1号 職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。
2号 会計監査人としてふさわしくない非行があったとき。
3号 心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪えないとき。
2項 前項の規定による解任は、監査役が2人以上ある場合には、監査役の全員の同意によって行わなければならない。
3項 第1項の規定により会計監査人を解任したときは、監査役(監査役が2人以上ある場合にあっては、監査役の互選によって定めた監査役)は、その旨及び解任の理由を解任後最初に招集される社員総会に報告しなければならない。
76条 (役員に欠員を生じた場合の措置)
1項 役員が欠けた場合又はこの法律若しくは定款で定めた役員の員数が欠けた場合には、任期の満了又は辞任により退任した役員は、新たに選任された役員(次項の1時役員の職務を行うべき者を含む。)が就任するまで、なお役員としての権利義務を有する。
2項 前項に規定する場合において、裁判所は、必要があると認めるときは、利害関係人の申立てにより、1時役員の職務を行うべき者を選任することができる。
3項 裁判所は、前項の1時役員の職務を行うべき者を選任した場合には、 特定目的会社 がその者に対して支払う報酬の額を定めることができる。
4項 会計監査人が欠けた場合又は定款で定めた会計監査人の員数が欠けた場合において、遅滞なく会計監査人が選任されないときは、監査役は、1時会計監査人の職務を行うべき者を選任しなければならない。
5項 第73条第1項
《会計監査人は、公認会計士又は監査法人でな…》
ければならない。
から第3項まで及び前条の規定は、前項の1時会計監査人の職務を行うべき者について準用する。
6項 会社法第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)、第876条(最高裁判所規則)及び第937条第1項(第2号イ及びハに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、第2項の申立てがあった場合について準用する。
77条 (会社法の準用)
1項 会社法第341条(役員の選任及び解任の株主総会の決議)の規定は、取締役の選任の決議について準用する。この場合において、同条中「
第309条第1項
《次に掲げる事項に関し、不正の請託を受けて…》
、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をした者は、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 特定目的会社の社員総会、特定社債権者集会又は債権者集会における発言又は議決
」とあるのは「資産流動化法第60条第1項」と、「株主総会」とあるのは「社員総会」と、「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとする。
2項 会社法第342条(累積投票による取締役の選任)の規定は社員が 特定目的会社 の取締役を選任する場合について、同法第344条第1項及び第2項(会計監査人の選任等に関する議案の内容の決定)の規定は特定目的会社について、それぞれ準用する。この場合において、これらの規定中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第342条第3項中「
第308条第1項
《次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請…》
託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 第302条第1項各号又は第2項各号に掲げる者 2 第303条第
」とあるのは「資産流動化法第59条第1項」と、「株式一株(単元株式数を定款で定めている場合にあっては、一単元の株式)」とあるのは「 特定出資 又は 優先出資 一口」と読み替えるものとする。
3項 会社法第345条(会計参与等の選任等についての意見の陳述)の規定は、 特定目的会社 について準用する。この場合において、同条中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第3項中「
第298条第1項第1号
《第218条第209条第2項第286条第1…》
項において準用する場合を含む。において準用する場合を含む。の規定による命令に違反したときは、その違反行為をした者は、6月以下の拘禁刑又は1,010,000円以下の罰金に処する。
」とあるのは「資産流動化法第54条第1項第1号」と、同条第5項中「第340条第1項」とあるのは「資産流動化法第75条第1項」と読み替えるものとする。
4款 取締役
78条 (業務の執行)
1項 取締役は、定款に別段の定めがある場合を除き、 特定目的会社 の業務を執行する。
2項 取締役が2人以上ある場合には、 特定目的会社 の業務は、定款に別段の定めがある場合を除き、取締役の過半数をもって決定する。
79条 (特定目的会社の代表)
1項 取締役は、 特定目的会社 を代表する。ただし、他に代表取締役その他特定目的会社を代表する者を定めた場合は、この限りでない。
2項 前項本文の取締役が2人以上ある場合には、取締役は、各自、 特定目的会社 を代表する。
3項 特定目的会社 は、定款、定款の定めに基づく取締役の互選又は社員総会の決議によって、取締役の中から代表取締役を定めることができる。
4項 会社法第349条第4項及び第5項(株式会社の代表)の規定は 特定目的会社 の代表取締役について、同法第350条(代表者の行為についての損害賠償責任)の規定は特定目的会社について、それぞれ準用する。
80条 (競業及び利益相反取引の制限)
1項 取締役は、次に掲げる場合には、社員総会において、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。
1号 取締役が自己又は第三者のために 特定目的会社 の事業の部類に属する取引をしようとするとき。
2号 取締役が自己又は第三者のために 特定目的会社 と取引をしようとするとき。
3号 特定目的会社 が取締役以外の者との間において特定目的会社と当該取締役との利益が相反する取引をしようとするとき。
2項 民法 (1896年法律第89号)
第108条
《自己契約及び双方代理等 同1の法律行為…》
について、相手方の代理人として、又は当事者双方の代理人としてした行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。 ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。 2 前項
(自己契約及び双方代理等)の規定は、前項の承認を受けた同項第2号又は第3号の取引については、適用しない。
81条 (業務の執行に関する検査役の選任)
1項 特定目的会社 の業務の執行に関し、不正の行為又は法令、 資産流動化計画 若しくは定款に違反する重大な事実があることを疑うに足りる事由があるときは、次に掲げる社員は、当該特定目的会社の業務及び財産の状況を調査させるため、裁判所に対し、検査役の選任の申立てをすることができる。
1号 総 特定社員 (社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員
2号 総 優先出資 社員(社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない優先出資社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する優先出資社員
3号 特定出資 (自己特定出資を除く。)の総口数の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の特定出資を有する 特定社員
4号 発行済 優先出資 (自己優先出資を除く。)の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の優先出資を有する優先出資社員
2項 会社法第358条第2項、第3項及び第5項から第7項まで(業務の執行に関する検査役の選任)、第359条(裁判所による株主総会招集等の決定)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)並びに第876条(最高裁判所規則)の規定は、前項の申立てがあった場合の検査役及びその報告があった場合について準用する。この場合において、同法第358条第3項及び第7項中「株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と、同項中「株主」とあるのは「社員」と、同法第359条第1項第1号、第2項及び第3項中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第1項第2号中「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3項 前項において読み替えて準用する会社法第359条に規定する社員総会は、第2種 特定目的会社 にあっては、有議決権事項をその会議の目的とする社員総会とみなす。
82条 (社員等による取締役の行為の差止め)
1項 社員、 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人又は 特定借入れ に係る債権者は、取締役が法令又は 資産流動化計画 に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合には、当該取締役に対し、当該行為をやめることを請求することができる。
83条
1項 特定社員 又は6箇月前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員は、取締役が 特定目的会社 の目的の範囲外の行為その他定款に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、当該行為によって当該特定目的会社に著しい損害が生ずるおそれがあるときは、当該取締役に対し、当該行為をやめることを請求することができる。
84条 (取締役の報酬等)
1項 取締役の報酬、賞与その他の職務執行の対価として 特定目的会社 から受ける財産上の利益(以下この節において「 報酬等 」という。)についての次に掲げる事項は、定款に当該事項を定めていないときは、社員総会の決議によって定める。
1号 報酬等 のうち額が確定しているものについては、その額
2号 報酬等 のうち額が確定していないものについては、その具体的な算定方法
3号 報酬等 のうち金銭でないものについては、その具体的な内容
2項 会社法第361条第4項(取締役の 報酬等 )の規定は、前項の決議について準用する。この場合において、同条第4項中「第1項各号」とあるのは、「資産流動化法第84条第1項第2号又は第3号」と読み替えるものとする。
85条 (取締役等についての会社法の準用)
1項 会社法第351条(代表取締役に欠員を生じた場合の措置)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)、第876条(最高裁判所規則)及び第937条第1項(第2号イ及びハに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は 特定目的会社 の代表取締役について、同法第352条(取締役の職務を代行する者の権限)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は特定目的会社の職務代行者について、同法第354条(表見代表取締役)の規定は特定目的会社について、同法第355条(忠実義務)及び第357条第1項(取締役の報告義務)の規定は特定目的会社の取締役について、それぞれ準用する。この場合において、同法第355条中「法令及び定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 及び定款」と、「株主総会」とあるのは「社員総会」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
5款 会計参与
86条 (会計参与の権限等)
1項 会計参与は、取締役と共同して、計算書類(
第102条第2項
《2 特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各事業年度に係る計算書類貸借対照表、損益計算書その他特定目的会社の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして内閣府令で定めるものをいう。以下この款並びに第111条第2項第2号及び
に規定する計算書類をいう。以下この節において同じ。)及びその附属明細書を作成する。この場合において、会計参与は、内閣府令で定めるところにより、会計参与報告を作成しなければならない。
2項 会社法第374条第2項、第3項及び第5項(会計参与の権限)、第375条第1項(会計参与の報告義務)、第377条第1項(株主総会における意見の陳述)並びに第378条第1項(第1号に係る部分に限る。)及び第2項(会計参与による計算書類等の備置き等)の規定は、会計参与設置会社について準用する。この場合において、同法第374条第3項中「会計参与設置会社の子会社に対して会計に関する報告を求め、又は会計参与設置会社若しくはその子会社」とあるのは「会計参与設置会社」と、同条第5項中「第333条第3項第2号又は第3号」とあるのは「資産流動化法第71条第2項において準用する第333条第3項第2号又は第3号」と、同法第375条第1項中「法令若しくは定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 若しくは定款」と、同法第377条第1項中「第374条第1項」とあるのは「資産流動化法第86条第1項」と、「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第378条第1項第1号中「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と、同条第2項中「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3項 会社法第379条(会計参与の 報酬等 )及び第380条(費用等の請求)の規定は、 特定目的会社 の会計参与について準用する。この場合において、同法第379条中「株主総会」とあるのは「社員総会」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6款 監査役
87条 (監査役の権限)
1項 監査役は、取締役(会計参与設置会社にあっては、取締役及び会計参与)の職務の執行を監査する。この場合において、監査役は、内閣府令で定めるところにより、監査報告を作成しなければならない。
2項 監査役は、いつでも、取締役及び会計参与並びに使用人に対して事業の報告を求め、若しくは 特定目的会社 の業務及び財産の状況の調査をし、又は取締役に対し意見を述べることができる。
88条 (取締役への報告義務)
1項 監査役は、取締役が不正の行為をし、若しくは当該行為をするおそれがあると認めるとき、又は法令、 資産流動化計画 若しくは定款に違反する事実若しくは著しく不当な事実があると認めるときは、遅滞なく、当該取締役(以下この項及び第4項において「 非行取締役 」という。)以外に他の取締役があるときは当該他の取締役に対し、 非行取締役 以外に他の取締役がないときは社員総会( 特定社員 を構成員とするものに限る。)において、その旨を報告しなければならない。
2項 監査役は、前項に規定する場合において必要があると認めるときは、取締役に社員総会の招集を請求することができる。
3項 前項の請求があった場合において、当該請求の日から1週間以内に、当該請求の日から2週間以内の日を会日とする社員総会の招集の通知が発せられないときは、当該請求をした監査役は、社員総会の招集をすることができる。
4項 監査役は、社員総会において、 非行取締役 の解任に関する議案を提出することができる。
89条 (監査役の報酬等)
1項 監査役の 報酬等 は、定款でその額を定めていないときは、社員総会の決議によって定める。
2項 会社法第387条第2項及び第3項(監査役の 報酬等 )の規定は、 特定目的会社 の監査役の報酬等について準用する。この場合において、同条中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第2項中「前項」とあるのは「資産流動化法第89条第1項」と読み替えるものとする。
90条 (監査役についての会社法の準用)
1項 会社法第384条(株主総会に対する報告義務)、第385条(監査役による取締役の行為の差止め)、第386条第1項(第1号に係る部分に限る。)及び第2項(第1号及び第2号に係る部分に限る。)(監査役設置会社と取締役との間の訴えにおける会社の代表等)並びに第388条(費用等の請求)の規定は、 特定目的会社 の監査役について準用する。この場合において、同法第384条中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条及び同法第385条第1項中「法令若しくは定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 若しくは定款」と、同法第386条第1項中「第349条第4項、第353条及び第364条」とあり、及び同条第2項中「第349条第4項」とあるのは「資産流動化法第79条第4項において準用する第349条第4項」と、同項第1号中「第847条第1項、第847条の2第1項若しくは第3項(同条第4項及び第5項において準用する場合を含む。)又は第847条の3第1項」とあるのは「資産流動化法第97条第1項又は資産流動化法第25条第4項、
第36条第10項
《10 第97条第3項及び会社法第7編第2…》
章第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社における責
若しくは
第119条第2項
《2 第97条第3項及び第4項並びに会社法…》
第7編第2章第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社
において準用する第847条第1項」と、同項第2号中「第849条第4項」とあるのは「資産流動化法第25条第4項、
第36条第10項
《10 第97条第3項及び会社法第7編第2…》
章第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社における責
、
第97条第2項
《2 会社法第847条第3項から第5項まで…》
株主による責任追及等の訴え、第847条の四責任追及等の訴えに係る訴訟費用等及び第848条から第853条まで第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条
又は
第119条第2項
《2 第97条第3項及び第4項並びに会社法…》
第7編第2章第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社
において準用する第849条第4項」と、「第850条第2項」とあるのは「資産流動化法第25条第4項、
第36条第10項
《10 第97条第3項及び会社法第7編第2…》
章第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社における責
、
第97条第2項
《2 会社法第847条第3項から第5項まで…》
株主による責任追及等の訴え、第847条の四責任追及等の訴えに係る訴訟費用等及び第848条から第853条まで第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条
又は
第119条第2項
《2 第97条第3項及び第4項並びに会社法…》
第7編第2章第2節第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。株式会社
において準用する第850条第2項」と読み替えるものとする。
7款 会計監査人
91条 (会計監査人の権限等)
1項 会計監査人は、次節第3款の定めるところにより、 特定目的会社 の計算書類及びその附属明細書を監査する。この場合において、会計監査人は、内閣府令で定めるところにより、会計監査報告を作成しなければならない。
2項 会計監査人は、いつでも、次に掲げるものの閲覧及び謄写をし、又は取締役及び会計参与並びに使用人に対し、会計に関する報告を求めることができる。
1号 会計帳簿又はこれに関する資料が書面をもって作成されているときは、当該書面
2号 会計帳簿又はこれに関する資料が電磁的記録をもって作成されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を内閣府令で定める方法により表示したもの
3項 会計監査人は、その職務を行うため必要があるときは、 特定目的会社 の業務及び財産の状況の調査をすることができる。
4項 会計監査人は、その職務を行うに当たっては、次のいずれかに該当する者を使用してはならない。
1号 第73条第3項第1号
《3 次に掲げる者は、会計監査人となること…》
ができない。 1 公認会計士法の規定により、特定目的会社の第102条第2項に規定する計算書類について監査をすることができない者 2 資産流動化計画に定められた特定資産の譲渡人、当該特定資産の管理及び処
又は第2号に掲げる者
2号 特定目的会社 又は 特定資産 譲渡人等の取締役、会計参与、監査役、執行役又は使用人である者
3号 特定目的会社 又は 特定資産 譲渡人等から公認会計士又は監査法人の業務以外の業務により継続的な報酬を受けている者
92条 (監査役に対する報告)
1項 会計監査人は、その職務を行うに際して取締役の職務の執行に関し不正の行為又は法令、 資産流動化計画 若しくは定款に違反する重大な事実があることを発見したときは、遅滞なく、これを監査役に報告しなければならない。
2項 監査役は、その職務を行うため必要があるときは、会計監査人に対し、その監査に関する報告を求めることができる。
93条 (会計監査人等についての会社法の準用)
1項 会社法第398条第1項及び第2項(定時株主総会における会計監査人の意見の陳述)の規定は 特定目的会社 の会計監査人について、同法第399条第1項(会計監査人の 報酬等 の決定に関する監査役の関与)の規定は特定目的会社の会計監査人及び1時会計監査人の職務を行うべき者について、それぞれ準用する。この場合において、同法第398条第1項中「第396条第1項」とあるのは「資産流動化法第91条第1項」と、「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と、同項及び同条第2項中「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と読み替えるものとする。
8款 役員等の損害賠償責任
94条 (役員等の特定目的会社に対する損害賠償責任)
1項 取締役、会計参与、監査役又は会計監査人(以下この款において「 役員等 」という。)は、その任務を怠ったときは、 特定目的会社 に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
2項 取締役が
第80条第1項
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
の規定に違反して同項第1号の取引をしたときは、当該取引によって取締役又は第三者が得た利益の額は、前項の損害の額と推定する。
3項 第80条第1項第2号
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
又は第3号の取引によって 特定目的会社 に損害が生じたときは、次に掲げる取締役は、その任務を怠ったものと推定する。
1号 第80条第1項
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
の取締役
2号 特定目的会社 が当該取引をすることを決定した取締役
4項 第1項の責任は、総社員の同意がなければ、免除することができない。
5項 第80条第1項第2号
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
の取引(自己のためにした取引に限る。)をした取締役の第1項の責任は、任務を怠ったことが当該取締役の責めに帰することができない事由によるものであることをもって免れることができない。
95条 (役員等の第三者に対する損害賠償責任)
1項 役員等 がその職務を行うについて悪意又は重大な過失があったときは、当該役員等は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。
2項 次の各号に掲げる者が、当該各号に定める行為をしたときも、前項と同様とする。ただし、その者が当該行為をすることについて注意を怠らなかったことを証明した場合は、この限りでない。
1号 取締役次に掲げる行為
イ 特定出資 、 優先出資 若しくは 特定社債 を引き受ける者の募集をする際に通知しなければならない重要な事項についての虚偽の通知又は当該募集のための当該 特定目的会社 の事業その他の事項に関する説明に用いた資料についての虚偽の記載若しくは記録
ロ 計算書類及び事業報告並びにこれらの附属明細書に記載し、又は記録すべき重要な事項についての虚偽の記載又は記録
ハ 虚偽の登記
ニ 虚偽の公告(
第104条第7項
《7 前項の特定目的会社は、内閣府令で定め…》
るところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第5項に規定する貸借対照表及び損益計算書の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後5年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供
に規定する措置を含む。)
2号 会計参与計算書類及びその附属明細書並びに会計参与報告に記載し、又は記録すべき重要な事項についての虚偽の記載又は記録
3号 監査役監査報告に記載し、又は記録すべき重要な事項についての虚偽の記載又は記録
4号 会計監査人会計監査報告に記載し、又は記録すべき重要な事項についての虚偽の記載又は記録
96条 (役員等の連帯責任)
1項 役員等 が 特定目的会社 又は第三者に生じた損害を賠償する責任を負う場合において、他の役員等も当該損害を賠償する責任を負うときは、これらの者は、連帯債務者とする。
96条の2 (会社法の準用)
1項 会社法第430条の二(第4項及び第5項を除く。)(補償契約)及び第430条の三( 役員等 のために締結される保険契約)の規定は、 特定目的会社 の役員等について準用する。この場合において、これらの規定中「株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)」とあるのは「社員総会」と、同法第430条の2第2項第2号中「第423条第1項」とあるのは「資産流動化法第94条第1項」と、同条第6項中「第356条第1項及び第365条第2項(これらの規定を第419条第2項において準用する場合を含む。)、第423条第3項並びに第428条第1項」とあるのは「資産流動化法第80条第1項並びに
第94条第3項
《3 第80条第1項第2号又は第3号の取引…》
によって特定目的会社に損害が生じたときは、次に掲げる取締役は、その任務を怠ったものと推定する。 1 第80条第1項の取締役 2 特定目的会社が当該取引をすることを決定した取締役
及び第5項」と、同法第430条の3第2項中「第356条第1項及び第365条第2項(これらの規定を第419条第2項において準用する場合を含む。)並びに第423条第3項」とあるのは「資産流動化法第80条第1項及び
第94条第3項
《3 第80条第1項第2号又は第3号の取引…》
によって特定目的会社に損害が生じたときは、次に掲げる取締役は、その任務を怠ったものと推定する。 1 第80条第1項の取締役 2 特定目的会社が当該取引をすることを決定した取締役
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
97条 (責任追及の訴え)
1項 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員は、 特定目的会社 に対し、書面その他の内閣府令で定める方法により、 役員等 の責任を追及する訴え(以下この条において「 責任追及の訴え 」という。)の提起を請求することができる。ただし、 責任追及の訴え が当該社員若しくは第三者の不正な利益を図り又は当該特定目的会社に損害を加えることを目的とする場合は、この限りでない。
2項 会社法第847条第3項から第5項まで(株主による責任追及等の訴え)、第847条の四(責任追及等の訴えに係る訴訟費用等)及び第848条から第853条まで(第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(訴えの管轄、訴訟参加、和解、費用等の請求、再審の訴え)の規定は、 特定目的会社 における 責任追及の訴え について準用する。この場合において、同法第847条第3項中「株主」とあるのは「 特定社員 又は 優先出資 社員」と、同条第4項中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「公告し、又は株主」とあるのは「特定社員に通知し、かつ第2種特定目的会社にあっては、その旨を公告し、又は優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3項 特定目的会社 が、取締役若しくは清算人又はこれらの者であった者を補助するため、 責任追及の訴え に係る訴訟に参加するには、 特定社員 の全員の同意を得なければならない。
4項 特定目的会社 が、取締役若しくは清算人又はこれらの者であった者の責任を追及する訴えに係る訴訟における和解をするには、 特定社員 の全員の同意を得なければならない。
5節 計算等 > 1款 会計の原則
98条
1項 特定目的会社 の会計は、一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行に従うものとする。
2款 会計帳簿
99条 (会計帳簿の作成及び保存)
1項 特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、適時に、正確な会計帳簿を作成しなければならない。
2項 特定目的会社 は、会計帳簿の閉鎖の時から10年間、その会計帳簿及びその事業に関する重要な資料を保存しなければならない。
100条 (会計帳簿の閲覧等の請求)
1項 総 特定社員 (社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員若しくは総 優先出資 社員(社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない優先出資社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する優先出資社員又は 特定出資 (自己特定出資を除く。)の総口数の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の特定出資を有する特定社員若しくは発行済優先出資(自己優先出資を除く。)の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の優先出資を有する優先出資社員は、 特定目的会社 の営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。この場合においては、当該請求の理由を明らかにしてしなければならない。
1号 会計帳簿又はこれに関する資料が書面をもって作成されているときは、当該書面の閲覧又は謄写の請求
2号 会計帳簿又はこれに関する資料が電磁的記録をもって作成されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を内閣府令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写の請求
2項 会社法第433条第2項(会計帳簿の閲覧等の請求)の規定は、 特定目的会社 について準用する。この場合において、同項第1号及び第2号中「株主」とあるのは、「社員」と読み替えるものとする。
101条 (会計帳簿の提出命令)
1項 裁判所は、申立てにより又は職権で、訴訟の当事者に対し、会計帳簿の全部又は一部の提出を命ずることができる。
3款 計算書類等
102条 (計算書類等の作成、保存及び監査)
1項 特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、その成立の日における貸借対照表を作成しなければならない。
2項 特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、各事業年度に係る計算書類(貸借対照表、損益計算書その他特定目的会社の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして内閣府令で定めるものをいう。以下この款並びに
第111条第2項第2号
《2 前項の規定により特定目的会社の債権者…》
が異議を述べることができる場合には、当該特定目的会社は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。 ただし、第3号の期間は、1箇月を下ることができな
及び
第118条
《欠損が生じた場合の責任 特定目的会社が…》
中間配当をした場合において、当該中間配当をした日の属する事業年度その事業年度の直前の事業年度が最終事業年度でないときは、その事業年度の直前の事業年度に係る計算書類につき第104条第2項の承認を受けた時
において同じ。)、事業報告及び利益の処分又は損失の処理に関する議案(以下この款において「 利益処分案 」という。)並びにこれらの附属明細書を作成しなければならない。
3項 計算書類、事業報告及び 利益処分案 並びにこれらの附属明細書は、電磁的記録をもって作成することができる。
4項 特定目的会社 は、計算書類を作成した時から10年間、当該計算書類及びその附属明細書を保存しなければならない。
5項 会計監査人設置会社においては、次の各号に掲げるものは、内閣府令で定めるところにより、当該各号に定める者の監査を受けなければならない。
1号 第2項の計算書類及びその附属明細書監査役及び会計監査人
2号 第2項の事業報告及びその附属明細書監査役
6項 会計監査人設置会社でない 特定目的会社 においては、第2項の計算書類及び事業報告並びにこれらの附属明細書は、内閣府令で定めるところにより、監査役の監査を受けなければならない。
103条 (計算書類等の社員への提供)
1項 会計監査人設置会社の取締役は、定時社員総会の招集の通知に際して、内閣府令で定めるところにより、社員に対し、前条第5項の監査を受けた計算書類、事業報告及び 利益処分案 並びに監査報告及び会計監査報告を提供しなければならない。ただし、次条第2項の承認につき議決権を有しない者に対し
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
の規定により招集の通知が発せられる場合における当該招集の通知については、この限りでない。
2項 前項本文の規定は、会計監査人設置会社でない 特定目的会社 について準用する。この場合において、同項本文中「前条第5項」とあるのは「前条第6項」と、「並びに監査報告及び会計監査報告」とあるのは「及び監査報告」と読み替えるものとする。
104条 (計算書類等の定時社員総会への提出等)
1項 取締役は、
第102条第5項
《5 会計監査人設置会社においては、次の各…》
号に掲げるものは、内閣府令で定めるところにより、当該各号に定める者の監査を受けなければならない。 1 第2項の計算書類及びその附属明細書 監査役及び会計監査人 2 第2項の事業報告及びその附属明細書
又は第6項の監査を受けた計算書類、事業報告及び 利益処分案 を定時社員総会に提出し、又は提供しなければならない。
2項 前項の規定により提出され、又は提供された計算書類及び 利益処分案 は、定時社員総会の決議による承認を受けなければならない。
3項 取締役は、第1項の規定により提出され、又は提供された事業報告の内容を定時社員総会に報告しなければならない。
4項 会計監査人設置会社については、
第102条第5項
《5 会計監査人設置会社においては、次の各…》
号に掲げるものは、内閣府令で定めるところにより、当該各号に定める者の監査を受けなければならない。 1 第2項の計算書類及びその附属明細書 監査役及び会計監査人 2 第2項の事業報告及びその附属明細書
の監査を受けた計算書類が法令、 資産流動化計画 及び定款に従い 特定目的会社 の財産及び損益の状況を正しく表示しているものとして内閣府令で定める要件に該当する場合には、当該計算書類については、第2項の規定は、適用しない。この場合においては、取締役は、当該計算書類の内容を定時社員総会に報告しなければならない。
5項 特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、貸借対照表及び損益計算書(会計監査人設置会社でない特定目的会社にあっては、貸借対照表)を公告しなければならない。
6項 前項の規定にかかわらず、その公告方法が
第194条第1項第1号
《特定目的会社は、公告方法として、次に掲げ…》
る方法のいずれかを定款で定めることができる。 1 官報に掲載する方法 2 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法 3 電子公告公告方法のうち、電磁的方法会社法第2条第34号に規定する電磁的
又は第2号に掲げる方法である 特定目的会社 は、前項に規定する貸借対照表及び損益計算書の要旨を公告することで足りる。
7項 前項の 特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第5項に規定する貸借対照表及び損益計算書の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後5年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供を受けることができる状態に置く措置をとることができる。この場合においては、前2項の規定は、適用しない。
8項 金融商品取引法
第24条第5項
《5 前各項の規定は、特定有価証券が第1項…》
各号に掲げる有価証券のいずれかに該当する場合について準用する。 この場合において、同項本文中「有価証券の発行者である会社」とあるのは「有価証券の発行者である会社内閣府令で定める有価証券については、内閣
の規定により有価証券報告書を内閣総理大臣に提出しなければならない 特定目的会社 については、前3項の規定は、適用しない。
105条 (計算書類等の備置き及び閲覧等)
1項 会計監査人設置会社は、各事業年度に係る計算書類、事業報告及び 利益処分案 並びにこれらの附属明細書(監査報告及び会計監査報告を含む。次項において「 計算書類等 」という。)を、定時社員総会の日の1週間前の日(
第63条第1項
《取締役又は特定社員が社員総会の目的である…》
事項のうち無議決権事項について提案をした場合において、当該提案につき特定社員当該事項について議決権を行使することができるものに限る。の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案
の場合にあっては、同項の提案があった日)から5年間、その本店に備え置かなければならない。
2項 会計監査人設置会社は、 計算書類等 の写しを、定時社員総会の日の1週間前の日(
第63条第1項
《取締役又は特定社員が社員総会の目的である…》
事項のうち無議決権事項について提案をした場合において、当該提案につき特定社員当該事項について議決権を行使することができるものに限る。の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案
の場合にあっては、同項の提案があった日)から3年間、その支店に備え置かなければならない。ただし、計算書類等が電磁的記録で作成されている場合であって、支店における第4項において準用する会社法第442条第3項第3号及び第4号に掲げる請求に応じることを可能とするための措置として内閣府令で定めるものをとっているときは、この限りでない。
3項 前2項の規定は、会計監査人設置会社でない 特定目的会社 に係る計算書類、事業報告、 利益処分案 及びこれらの附属明細書並びに監査報告について準用する。この場合において、第1項中「監査報告及び会計監査報告」とあるのは、「監査報告」と読み替えるものとする。
4項 会社法第442条第3項( 計算書類等 の備置き及び閲覧等)の規定は、 特定目的会社 の社員及び債権者について準用する。
106条 (計算書類等の提出命令)
1項 裁判所は、申立てにより又は職権で、訴訟の当事者に対し、計算書類及びその附属明細書の全部又は一部の提出を命ずることができる。
4款 資本金の額等
107条 (資本金の額)
1項 特定目的会社 の資本金の額は、特定資本金の額又は 資産流動化計画 で 優先出資 の発行が定められた場合には、特定資本金の額及び優先資本金の額の合計額とする。
108条 (特定資本金の額の減少)
1項 特定目的会社 は、損失のてん補のためにのみ、定款を変更することにより、特定資本金の額の減少をすることができる。
2項 前項の規定により定款を変更する場合には、
第150条
《 特定目的会社は、その成立後、社員総会の…》
決議によって、定款を変更することができる。
の社員総会の決議において、次に掲げる事項を定めなければならない。
1号 減少する特定資本金の額
2号 特定資本金の額の減少がその効力を生ずる日
3項 前項第1号の額は、同項第2号の日における特定資本金の額を超えることができない。
4項 第2項第1号の額は、損失の額として内閣府令で定める方法により算定される額を超えることができない。
109条 (優先資本金の額の減少)
1項 特定目的会社 は、次条の規定による場合及び
第159条第1項
《資産流動化計画の定めによる特定資産の管理…》
及び処分を終了し、かつ、特定社債若しくは特定約束手形を発行し、又は特定借入れを行っている場合においてその償還及び支払並びに弁済を完了した特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づく資産の流動化に係る業務
の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。
2項 前項の決議においては、次に掲げる事項を定めなければならない。この場合においては、第3号及び第4号に定める額の合計額は、第1号の額を超えてはならない。
1号 減少する優先資本金の額
2号 優先資本金の額の減少がその効力を生ずる日
3号 優先出資 の消却をするときは、消却する優先出資の種類及び口数、消却の方法並びに消却に要する額
4号 損失のてん補に充てるときは、てん補に充てる額
3項 前項第1号の額は、同項第2号の日における優先資本金の額を超えることができない。
4項 第2項第4号に規定する場合における同項第1号の額は、損失の額として内閣府令で定める方法により算定される額を超えることができない。
5項 第39条第3項
《3 優先出資社員は、前項の決議について議…》
決権を有する。
の規定は、第1項の決議について準用する。
6項 第1項の規定は、 資産流動化計画 において優先資本金の額の減少をすることができない旨を定めることを妨げない。
110条
1項 特定目的会社 は、次に掲げる事項について 資産流動化計画 に定めがある場合に限り、取締役の決定(取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定。以下この条において同じ。)をもって優先資本金の額の減少をすることができる。この場合においては、 優先出資 の消却に要する金額は、第3項の日における減少する当該優先資本金の額を超えてはならない。
1号 各優先資本金の額の減少をする目的、要件及び時期
2号 減少する各優先資本金の額又はその計算方法
3号 各優先資本金の額の減少において 優先出資 の消却をするときは、消却する優先出資の種類及び口数又はその計算方法、消却の方法並びに消却に要する金額又はその計算方法
4号 その他内閣府令で定める事項
2項 前項の場合において、 特定目的会社 は、取締役の決定の2週間前に、当該優先資本金の額の減少に係る同項各号に掲げる事項を公告しなければならない。
3項 第1項に規定する優先資本金の額の減少をするときは、取締役は、当該優先資本金の額の減少がその効力を生ずる日を定めなければならない。
4項 第64条
《資産流動化計画違反の社員総会の決議の取消…》
しの訴え 社員総会の決議の内容が資産流動化計画に違反するときは、社員、取締役、監査役、清算人、特定社債権者、特定約束手形の所持人又は特定借入れに係る債権者は、社員総会の決議の日から3箇月以内に、訴え
の規定は、第1項の規定による優先資本金の額の減少をする場合について準用する。この場合において、同条第1項中「社員総会の決議」とあるのは「取締役の決定」と、「決議の取消し」とあるのは「決定の取消し」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
111条 (債権者の異議)
1項 特定目的会社 が前3条の規定により特定資本金の額又は優先資本金の額を減少する場合には、当該特定目的会社の債権者(前条の規定により優先資本金の額を減少する場合にあっては、 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人及び 特定借入れ に係る債権者を除く。以下この条において同じ。)は、当該特定目的会社に対し、特定資本金の額又は優先資本金の額の減少について異議を述べることができる。
2項 前項の規定により 特定目的会社 の債権者が異議を述べることができる場合には、当該特定目的会社は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。ただし、第3号の期間は、1箇月を下ることができない。
1号 当該特定資本金の額又は優先資本金の額の減少の内容
2号 当該 特定目的会社 の計算書類に関する事項として内閣府令で定めるもの
3号 債権者が一定の期間内に異議を述べることができる旨
3項 債権者が前項第3号の期間内に異議を述べなかったときは、当該債権者は、当該特定資本金の額又は優先資本金の額の減少について承認をしたものとみなす。
4項 債権者が第2項第3号の期間内に異議を述べたときは、 特定目的会社 は、当該債権者に対し、弁済し、若しくは相当の担保を提供し、又は当該債権者に弁済を受けさせることを目的として信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。ただし、当該特定資本金の額又は優先資本金の額の減少をしても当該債権者を害するおそれがないときは、この限りでない。
5項 次の各号に掲げる額の減少は、当該各号に定める日にその効力を生ずる。ただし、前3項の規定による手続が終了していないときは、この限りでない。
1号 特定資本金の額の減少
第108条第2項第2号
《2 前項の規定により定款を変更する場合に…》
は、第150条の社員総会の決議において、次に掲げる事項を定めなければならない。 1 減少する特定資本金の額 2 特定資本金の額の減少がその効力を生ずる日
の日
2号 第109条第1項
《特定目的会社は、次条の規定による場合及び…》
第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。
の優先資本金の額の減少同条第2項第2号の日
3号 前条第1項の優先資本金の額の減少同条第3項の日
6項 特定目的会社 は、前項各号に定める日前は、いつでも当該日を変更することができる。
112条 (会社法の準用)
1項 会社法第828条第1項(第5号に係る部分に限る。)及び第2項(第5号に係る部分に限る。)(会社の組織に関する行為の無効の訴え)、第834条(第5号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条から第839条まで(担保提供命令、弁論等の必要的併合、認容判決の効力が及ぶ者の範囲、無効又は取消しの判決の効力)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号ニに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、特定資本金の額又は優先資本金の額の減少の無効の訴えについて準用する。この場合において、同法第828条第2項第5号中「株主等」とあるのは「社員、取締役、監査役、清算人」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
113条 (減資剰余金の優先資本金への組入れ)
1項 特定目的会社 は、
第109条
《優先資本金の額の減少 特定目的会社は、…》
次条の規定による場合及び第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。 2 前項の決議においては、次に掲げる事項を定めなければな
又は
第110条
《 特定目的会社は、次に掲げる事項について…》
資産流動化計画に定めがある場合に限り、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定。以下この条において同じ。をもって優先資本金の額の減少をすることができる。 この場合においては、優先
の規定により減少した優先資本金の額が 優先出資 の消却に要した金額及び損失のてん補に充てた金額を超えるときは、その超過額(
第190条
《減資剰余金の優先資本金への組入れによる変…》
更の登記 減資剰余金優先出資の消却を行うためにする優先資本金の額の減少に係るものに限る。の優先資本金への組入れによる変更の登記の申請書には、減資剰余金の存在を証する書面を添付しなければならない。
において「 減資剰余金 」という。)を優先資本金に組み入れなければならない。
5款 利益の配当
114条 (社員に対する利益の配当)
1項 特定目的会社 は、その社員(当該特定目的会社を除く。)に対し、最終事業年度の末日における第1号に掲げる額から第2号から第4号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度として、利益の配当をすることができる。
1号 資産の額
2号 負債の額
3号 資本金の額
4号 前2号に掲げるもののほか、内閣府令で定める額
2項 利益の配当は、 資産流動化計画 で定められた 優先出資 社員に対する優先的配当の規定に従うほか、各社員(当該 特定目的会社 を除く。)の有する優先出資又は 特定出資 の口数に応じて、これをしなければならない。
115条 (中間配当)
1項 事業年度を1年とする 特定目的会社 については、一事業年度の途中において一回に限り事業年度中の一定の日を定めその日における社員(当該特定目的会社を除く。)に対し取締役の決定(取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定)により金銭の分配(以下この款において「 中間配当 」という。)をすることができる旨を定款で定めることができる。
2項 前項の決定は、同項の一定の日から3箇月以内にしなければならない。
3項 中間配当 は、第1号に掲げる額から第2号から第5号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度としてすることができる。
1号 最終事業年度の末日における資産の額
2号 最終事業年度の末日における負債の額
3号 最終事業年度の末日における資本金の額
4号 最終事業年度に関する定時社員総会において利益から配当し、又は支払うものと定めた金額
5号 前3号に掲げるもののほか、内閣府令で定める額
4項 取締役は、 特定目的会社 の事業年度の末日において前条第1項第2号から第4号までに掲げる額の合計額が同項第1号に掲げる額を超えるおそれがあると認めるときは、当該事業年度において 中間配当 を決定してはならない。
5項 中間配当 は、これを利益の配当とみなして、
第32条第4項
《4 特定目的会社が次に掲げる行為をした場…》
合には、特定出資を目的とする質権は、当該行為によって当該特定出資の特定社員が受けることのできる金銭等金銭その他の財産をいう。以下同じ。について存在する。 1 特定出資の併合 2 利益の配当 3 残余財
(第2号に係る部分に限る。)、
第45条第4項
《4 会社法第146条株式の質入れ、第14…》
7条第2項及び第3項株式の質入れの対抗要件、第148条株主名簿の記載等、第151条第1項第4号、第8号、第9号及び第14号に係る部分に限る。、第153条第2項並びに第154条第1項及び第2項第1号に係
において準用する会社法第151条第1項(第8号に係る部分に限る。)及び前条第2項の規定を適用する。
116条 (利益の配当及び中間配当についての会社法の準用)
1項 会社法第457条(配当財産の交付の方法等)の規定は、 特定目的会社 の利益の配当及び 中間配当 の場合について準用する。この場合において、同条第1項中「配当財産第455条第2項の規定により支払う金銭及び前条の規定により支払う金銭を含む。」とあるのは「資産流動化法第114条第1項の規定により配当する金銭中間配当の場合にあっては、分配する金銭。」と、「株主名簿」とあるのは「 特定社員 名簿又は 優先出資 社員名簿」と、「株主登録株式質権者を含む。」とあるのは「社員 登録特定出資質権者 及び 登録優先出資質権者 を含む。」と、「株主が」とあるのは「社員が」と、同条第2項及び第3項中「配当財産」とあるのは「金銭」と、「株主」とあるのは「社員」と読み替えるものとする。
117条 (利益の配当等に関する責任)
1項 第114条第1項
《特定目的会社は、その社員当該特定目的会社…》
を除く。に対し、最終事業年度の末日における第1号に掲げる額から第2号から第4号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度として、利益の配当をすることができる。 1 資産の額 2 負債の額 3 資本金の
の規定に違反して 特定目的会社 が同項の規定による利益の配当をした場合又は
第115条第3項
《3 中間配当は、第1号に掲げる額から第2…》
号から第5号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度としてすることができる。 1 最終事業年度の末日における資産の額 2 最終事業年度の末日における負債の額 3 最終事業年度の末日における資本金の額
の規定に違反して 中間配当 をした場合には、当該行為により配当する金銭(以下この款において「 配当金 」という。)の額(同項の規定に違反して中間配当をした場合にあっては分配する金銭(以下この款において「 分配金 」という。)の額。以下この条において同じ。)の交付を受けた者並びに当該利益の配当又は中間配当に関する職務を行った取締役(当該取締役の行う利益の配当又は中間配当に職務上関与した者として内閣府令で定めるものを含む。)及び次の各号に掲げる者は、当該特定目的会社に対し、連帯して、当該 配当金 の額の交付を受けた者が交付を受けた配当金の額に相当する金銭を支払う義務を負う。
1号 第104条第2項の規定による定時社員総会の決議による承認があった場合(当該決議によって定められた 配当金 の額が当該事業年度の末日における
第114条第1項
《特定目的会社は、その社員当該特定目的会社…》
を除く。に対し、最終事業年度の末日における第1号に掲げる額から第2号から第4号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度として、利益の配当をすることができる。 1 資産の額 2 負債の額 3 資本金の
(各号を除く。)に規定する額を超える場合に限る。)における当該定時社員総会に係る総会議案提案取締役(当該定時社員総会に議案を提案した取締役として内閣府令で定めるものをいう。)
2号 第115条第1項の規定による取締役の決定があった場合(当該決定によって定められた 分配金 の額が同条第3項に規定する額を超える場合に限る。)における当該取締役の決定に係る決定案提案取締役(当該決定に係る案を提案した取締役として内閣府令で定めるものをいう。)
118条 (欠損が生じた場合の責任)
1項 特定目的会社 が 中間配当 をした場合において、当該中間配当をした日の属する事業年度(その事業年度の直前の事業年度が最終事業年度でないときは、その事業年度の直前の事業年度)に係る計算書類につき
第104条第2項
《2 前項の規定により提出され、又は提供さ…》
れた計算書類及び利益処分案は、定時社員総会の決議による承認を受けなければならない。
の承認を受けた時(同条第4項前段に規定する場合にあっては、同項後段の報告をした時)における
第114条第1項第2号
《特定目的会社は、その社員当該特定目的会社…》
を除く。に対し、最終事業年度の末日における第1号に掲げる額から第2号から第4号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度として、利益の配当をすることができる。 1 資産の額 2 負債の額 3 資本金の
から第4号までに掲げる額の合計額が同項第1号に掲げる額を超えるときは、当該中間配当に関する職務を行った取締役は、当該特定目的会社に対し、連帯して、その超過額(当該超過額が当該中間配当の 分配金 の額を超える場合にあっては、当該分配金の額)を支払う義務を負う。ただし、当該取締役がその職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明した場合は、この限りでない。
119条 (取締役の責任等についての会社法の準用)
1項 会社法第462条第2項及び第3項(剰余金の配当等に関する責任)の規定は
第117条
《利益の配当等に関する責任 第114条第…》
1項の規定に違反して特定目的会社が同項の規定による利益の配当をした場合又は第115条第3項の規定に違反して中間配当をした場合には、当該行為により配当する金銭以下この款において「配当金」という。の額同項
の規定による 特定目的会社 の取締役の責任について、同法第463条(株主に対する求償権の制限等)の規定は特定目的会社の社員について、同法第464条(買取請求に応じて株式を取得した場合の責任)の規定は
第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
において準用する同法第182条の4第1項の規定による請求に応じた特定目的会社の取締役の責任、
第50条第1項
《会社法第180条第2項第4号、第3項及び…》
第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生及び第182条の2から第182条の六まで株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、株式の併合をやめること
において準用する同法第182条の4第1項の規定による請求に応じた特定目的会社の取締役の責任及び
第153条第1項
《計画変更決議を行う社員総会に先立ってその…》
変更に反対する旨を特定目的会社に対し通知し、かつ、当該社員総会において当該変更に反対した優先出資社員当該社員総会において議決権を行使することができるものに限る。は、当該特定目的会社に対し、自己の有する
の規定による請求に応じた特定目的会社の取締役の責任について、同法第465条第2項(欠損が生じた場合の責任)の規定は前条の規定による特定目的会社の取締役の責任について、それぞれ準用する。この場合において、同法第462条第2項中「前項」とあるのは「資産流動化法第117条」と、「業務執行者」とあるのは「同条に規定する取締役」と、「同項各号に定める者」とあるのは「同条各号に掲げる者」と、「同項の」とあるのは「同条の」と、同条第3項中「第1項の」とあるのは「資産流動化法第117条の」と、「業務執行者」とあるのは「同条に規定する取締役」と、「同項各号に定める者」とあるのは「同条各号に掲げる者」と、「前条第1項各号に掲げる行為の時における分配可能額」とあるのは「資産流動化法第114条第1項又は
第115条第3項
《3 中間配当は、第1号に掲げる額から第2…》
号から第5号までに掲げる額の合計額を減じて得た額を限度としてすることができる。 1 最終事業年度の末日における資産の額 2 最終事業年度の末日における負債の額 3 最終事業年度の末日における資本金の額
に規定する額」と、「総株主」とあるのは「総社員」と、同法第463条第1項中「前条第1項に」とあるのは「資産流動化法第117条に」と、「第461条第1項各号に掲げる行為」とあるのは「資産流動化法第114条の規定による利益の配当又は 中間配当 」と、「金銭等の帳簿価額の総額」とあるのは「 配当金 の額又は 分配金 の額」と、「当該行為がその効力を生じた日における分配可能額」とあるのは「同条第1項又は資産流動化法第115条第3項に規定する額」と、「前条第1項の金銭を支払った業務執行者」とあるのは「資産流動化法第117条に規定する取締役」と、「同項各号に定める者」とあるのは「同条各号に掲げる者」と、同条第2項中「前条第1項」とあるのは「資産流動化法第117条」と、「同項」とあるのは「同条」と、「金銭等の帳簿価額」とあるのは「配当金の額又は分配金の額」と、同法第464条第1項中「当該支払の日における分配可能額」とあるのは「当該支払が属する事業年度(その事業年度の直前の事業年度が最終事業年度でないときは、その事業年度の直前の事業年度)に係る資産流動化法第114条第1項の額」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び第4項並びに会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は、
第117条
《利益の配当等に関する責任 第114条第…》
1項の規定に違反して特定目的会社が同項の規定による利益の配当をした場合又は第115条第3項の規定に違反して中間配当をした場合には、当該行為により配当する金銭以下この款において「配当金」という。の額同項
の規定による同条に規定する 特定目的会社 の取締役の責任を追及する訴え並びに前条の規定及び前項において準用する同法第464条の規定による特定目的会社の取締役の責任を追及する訴えについて準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
120条 (社員等の権利の行使に関する利益の供与)
1項 特定目的会社 は、何人に対しても、社員、 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人又は 特定借入れ に係る債権者(次項及び第5項において「 社員等 」という。)の権利の行使に関し、財産上の利益の供与(当該特定目的会社の計算においてするものに限る。以下この条において同じ。)をしてはならない。
2項 特定目的会社 が特定の 社員等 に対して無償で財産上の利益の供与をしたときは、当該特定目的会社は、社員等の権利の行使に関し、財産上の利益の供与をしたものと推定する。特定目的会社が特定の社員等に対して有償で財産上の利益の供与をした場合において、当該特定目的会社の受けた利益が当該財産上の利益に比して著しく少ないときも、同様とする。
3項 特定目的会社 が第1項の規定に違反して財産上の利益の供与をしたときは、当該利益の供与を受けた者は、これを当該特定目的会社に返還しなければならない。この場合において、当該利益の供与を受けた者は、当該特定目的会社に対して当該利益と引換えに給付をしたものがあるときは、その返還を受けることができる。
4項 特定目的会社 が第1項の規定に違反して財産上の利益の供与をしたときは、当該利益の供与をすることに関与した取締役として内閣府令で定める者は、当該特定目的会社に対して、連帯して、供与した利益の価額に相当する額を支払う義務を負う。ただし、その者(当該利益の供与をした取締役を除く。)がその職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明した場合は、この限りでない。
5項 前項の義務は、すべての 社員等 の同意がなければ、免除することができない。
6項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は、第3項の利益の返還を求める訴えについて準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主又は同項の発起人等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6節 特定社債 > 1款 通則
121条 (特定社債を引き受ける者の募集)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 の定めるところに従い、取締役の決定(取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定)により、 特定社債 を引き受ける者の募集をすることができる。
2項 特定目的会社 は、他の特定目的会社と合同して 特定社債 を発行することができない。
122条 (募集特定社債の申込み)
1項 特定目的会社 は、前条第1項の募集に応じて募集 特定社債 (当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。)の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない。
1号 商号及び 業務開始届出 の年月日( 新計画届出 を行った場合にあっては、当該新計画届出の年月日)
2号 申込みの対象が 特定社債 である旨
3号 募集 特定社債 に係る 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)の種類
4号 募集 特定社債 の総額
5号 各募集 特定社債 の金額
6号 募集 特定社債 の利率
7号 募集 特定社債 の償還の方法及び期限
8号 利息支払の方法及び期限
9号 特定社債 券を発行するときは、その旨
10号 特定社債 権者が
第125条
《会社法の準用 会社法第680条から第7…》
01条まで第684条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の
において準用する会社法第698条の規定による請求の全部又は一部をすることができないこととするときは、その旨
10_2号 特定社債 管理者を定めないこととするときは、その旨
11号 特定社債 管理者が特定社債権者集会の決議によらずに
第127条第4項第2号
《4 特定社債管理者は、特定社債権者集会の…》
決議によらなければ、次に掲げる行為をしてはならない。 ただし、第2号に掲げる行為については、第122条第1項の規定により同項第11号に掲げる事項を通知した場合は、この限りでない。 1 当該特定社債の全
に掲げる行為をすることができることとするときは、その旨
11_2号 特定社債 管理補助者を定めることとするときは、その旨
12号 募集 特定社債 の割当てを受ける者を定めるべき期限
13号 前号の期限までに募集 特定社債 の総額について割当てを受ける者を定めていない場合においてその残額を引き受けることを約した者があるときは、その氏名又は名称
14号 各募集 特定社債 の払込金額(各募集特定社債と引換えに払い込む金銭の額をいう。以下この節(
第139条第2項
《2 各新優先出資引受権付特定社債に付する…》
新優先出資の引受権の行使に際して出資される金銭の額次項、第144条第1項第2号並びに第145条第1項第1号及び第2項において「払込金額」という。の合計額は、各新優先出資引受権付特定社債の金額を超えるこ
及び第3項、
第144条第1項第2号
《新優先出資引受権付特定社債の登記において…》
は、次に掲げる事項を登記しなければならない。 1 新優先出資引受権付特定社債であること。 2 新優先出資の引受権の行使によって発行する優先出資の払込金額の総額 3 各新優先出資引受権付特定社債の金額
並びに
第145条第1項第1号
《新優先出資の引受権の行使は、次に掲げる事…》
項を明らかにしてしなければならない。 1 新優先出資の引受権の行使によって発行される優先出資の払込金額 2 新優先出資の引受権を行使する者の住所 3 新優先出資の引受権を行使する日
及び第2項を除く。)において同じ。)若しくはその最低金額又はこれらの算定方法
15号 募集 特定社債 と引換えにする金銭の払込みの期日
16号 銀行等の払込みの取扱いの場所
17号 資産流動化計画 に定められた 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)を特定するに足りる事項、当該特定資産の上に存在する 特定目的会社 に対抗することができる権利その他当該特定資産の価格を知るために必要な事項の概要
18号 前号の 特定資産 につき、次に掲げる資産の区分に応じ、それぞれ次に定める事項
イ 土地若しくは建物又はこれらに関する権利若しくは資産であって政令で定めるもの政令で定める不動産鑑定士によるこれらの資産に係る不動産の鑑定評価の評価額
ロ イに掲げる資産以外の資産 特定目的会社 以外の者であって政令で定めるものが当該資産の価格につき調査した結果
19号 資産流動化計画 に他の 特定社債 の発行についての定めがあるときは、当該他の特定社債の第4号から第8号まで及び第14号に掲げる事項及びその発行状況
20号 資産流動化計画 に 特定短期社債 の発行についての定めがあるときは、当該特定短期社債の限度額その他の内閣府令で定める事項及びその発行状況
21号 資産流動化計画 に 特定約束手形 の発行についての定めがあるときは、当該特定約束手形の限度額その他の内閣府令で定める事項及びその発行状況
22号 資産流動化計画 に 特定借入れ についての定めがあるときは、その限度額その他の内閣府令で定める事項及びその借入状況
23号 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項
2項 前条第1項の募集に応じて募集 特定社債 の引受けの申込みをする者は、次に掲げる事項を記載した書面を 特定目的会社 に交付しなければならない。
1号 申込みをする者の氏名又は名称及び住所
2号 引き受けようとする募集 特定社債 の金額及び金額ごとの数
3号 特定目的会社 が前項第14号の最低金額を定めたときは、希望する払込金額
3項 前項の申込みをする者は、同項の書面の交付に代えて、政令で定めるところにより、 特定目的会社 の承諾を得て、同項の書面に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。この場合において、当該申込みをした者は、同項の書面を交付したものとみなす。
4項 第1項の規定は、 特定目的会社 が同項各号に掲げる事項を記載した 金融商品取引法
第2条第10項
《10 この法律において「目論見書」とは、…》
有価証券の募集若しくは売出し、第4条第2項に規定する適格機関投資家取得有価証券一般勧誘有価証券の売出しに該当するものを除く。又は同条第3項に規定する特定投資家等取得有価証券一般勧誘有価証券の売出しに該
に規定する目論見書を第1項の申込みをしようとする者に対して交付している場合その他募集 特定社債 の引受けの申込みをしようとする者の保護に欠けるおそれがないものとして内閣府令で定める場合には、適用しない。
5項 特定目的会社 は、第1項各号に掲げる事項について変更があったときは、直ちに、その旨及び当該変更があった事項を第2項の申込みをした者(以下この節において「 申込者 」という。)に通知しなければならない。
6項 特定目的会社 が 申込者 に対してする通知又は催告は、第2項第1号の住所(当該申込者が別に通知又は催告を受ける場所又は連絡先を当該特定目的会社に通知した場合にあっては、その場所又は連絡先)にあてて発すれば足りる。
7項 前項の通知又は催告は、その通知又は催告が通常到達すべきであった時に、到達したものとみなす。
8項 特定目的会社 は、第1項第13号に規定する者がある場合を除き、同項第12号の期限までに募集 特定社債 の総額について割当てを受ける者を定めていない場合には、募集特定社債の全部を発行してはならない。
9項 取締役は、 申込者 から 資産流動化計画 の閲覧又は当該資産流動化計画の謄本若しくは抄本の交付の求めがあったときは、これに応じなければならない。
10項 第40条第9項
《9 取締役は、前項の規定による資産流動化…》
計画の謄本又は抄本の交付に代えて、政令で定めるところにより、当該申込者の承諾を得て、当該資産流動化計画の謄本又は抄本に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。 この場合において、当該取締
の規定は 申込者 から 資産流動化計画 の謄本又は抄本の交付の求めがあった場合について、会社法第64条(払込金の保管証明)の規定は第1項第16号の払込みの取扱いをした銀行等について、それぞれ準用する。この場合において、
第40条第9項
《9 取締役は、前項の規定による資産流動化…》
計画の謄本又は抄本の交付に代えて、政令で定めるところにより、当該申込者の承諾を得て、当該資産流動化計画の謄本又は抄本に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。 この場合において、当該取締
中「前項」とあるのは「
第122条第9項
《9 取締役は、申込者から資産流動化計画の…》
閲覧又は当該資産流動化計画の謄本若しくは抄本の交付の求めがあったときは、これに応じなければならない。
」と、同法第64条第1項中「
第57条第1項
《第2種特定目的会社の特定社員又は優先出資…》
社員は、取締役に対し、一定の事項有議決権事項当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。に限る。を社員総会の目的とすることを請求することができる。
」とあるのは「資産流動化法第121条第1項」と、「発起人」とあるのは「取締役」と、「これらの規定により」とあるのは「当該募集 特定社債 と引換えに」と、同条第2項中「
第34条第1項
《特定目的会社は、第38条において準用する…》
会社法第182条の4第1項の規定による請求に応じて特定出資を買い取る場合及び権利の実行に当たりその目的を達成するために必要な場合を除き、自己の特定出資を取得し、又は質権の目的としてこれを受けてはならな
若しくは前条第1項の規定により」とあるのは「募集特定社債と引換えに」と、「成立後の株式会社」とあるのは「 特定目的会社 」と読み替えるものとする。
123条 (募集特定社債の割当て)
1項 特定目的会社 は、 申込者 の中から募集 特定社債 の割当てを受ける者を定め、かつ、その者に割り当てる募集特定社債の金額及び金額ごとの数を定めなければならない。この場合において、特定目的会社は、当該申込者に割り当てる募集特定社債の金額ごとの数を、前条第2項第2号の数よりも減少することができる。
2項 特定目的会社 は、前条第1項第15号の期日の前日までに、 申込者 に対し、当該申込者に割り当てる募集 特定社債 の金額及び金額ごとの数を通知しなければならない。
124条 (募集特定社債の申込み及び割当てに関する特則)
1項 前2条の規定は、募集 特定社債 を引き受けようとする者がその総額の引受けを行う契約を締結する場合には、適用しない。
125条 (会社法の準用)
1項 会社法第680条から第701条まで(第684条第4項及び第5項を除く。)(募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の行使、社債券を発行する場合の社債の譲渡、社債の譲渡の対抗要件、権利の推定等、社債権者の請求によらない社債原簿記載事項の記載又は記録、社債権者の請求による社債原簿記載事項の記載又は記録、社債券を発行する場合の社債の質入れ、社債の質入れの対抗要件、質権に関する社債原簿の記載等、質権に関する社債原簿の記載事項を記載した書面の交付等、信託財産に属する社債についての対抗要件等、社債券の発行、社債券の記載事項、記名式と無記名式との間の転換、社債券の喪失、利札が欠けている場合における社債の償還、社債の償還請求権等の消滅時効)の規定は、 特定目的会社 が 特定社債 を発行する場合における特定社債、特定社債権者、特定社債券又は特定社債原簿について準用する。この場合において、これらの規定中「社債原簿記載事項」、「社債発行会社」及び「無記名社債」とあるのは、それぞれ「特定社債原簿記載事項」、「特定社債発行会社」及び「無記名特定社債」と、同法第680条中「募集社債」とあるのは「募集特定社債」と、同条第2号中「前条」とあるのは「資産流動化法第124条」と、同法第681条第1号中「第676条第3号から第8号の二まで」とあるのは「資産流動化法第122条第1項第6号から第11号の二まで」と、同法第683条及び第684条第1項中「社債原簿管理人」とあるのは「特定社債原簿管理人」と、同法第685条第5項中「第720条第1項」とあるのは「資産流動化法第129条第2項において準用する第720条第1項」と、同法第698条中「第676条第7号」とあるのは「資産流動化法第122条第1項第10号」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
126条 (特定社債管理者の設置)
1項 特定目的会社 は、 特定社債 を発行する場合には、特定社債管理者を定め、特定社債権者のために、弁済の受領、債権の保全その他の特定社債の管理を行うことを委託しなければならない。ただし、その募集に係る各募集特定社債の金額が200,000,000円以上である場合その他特定社債権者の保護に欠けるおそれがないものとして内閣府令で定める場合は、この限りでない。
127条 (特定社債管理者の権限等)
1項 特定社債 管理者は、特定社債権者のために特定社債に係る債権の弁済を受け、又は特定社債に係る債権の実現を保全するために必要な一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する。
2項 特定社債 管理者が前項の弁済を受けた場合には、特定社債権者は、その特定社債管理者に対し、特定社債の償還額及び利息の支払を請求することができる。この場合において、特定社債券を発行する旨の定めがあるときは、特定社債権者は、特定社債券と引換えに当該償還額の支払を、利札と引換えに当該利息の支払を請求しなければならない。
3項 前項前段の規定による請求権は、これを行使することができる時から10年間行使しないときは、時効によって消滅する。
4項 特定社債 管理者は、特定社債権者集会の決議によらなければ、次に掲げる行為をしてはならない。ただし、第2号に掲げる行為については、
第122条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
の規定により同項第11号に掲げる事項を通知した場合は、この限りでない。
1号 当該 特定社債 の全部についてするその支払の猶予、その債務若しくはその債務の不履行によって生じた責任の免除又は和解(次号に掲げる行為を除く。)
2号 当該 特定社債 の全部についてする訴訟行為又は破産手続、再生手続若しくは特別清算に関する手続に属する行為(第1項の行為を除く。)
5項 特定社債 管理者は、前項ただし書の規定により特定社債権者集会の決議によらずに同項第2号に掲げる行為をしたときは、遅滞なく、その旨を公告し、かつ、知れている特定社債権者には、各別にこれを通知しなければならない。
6項 前項の規定による公告は、 特定社債 を発行した 特定目的会社 (以下この節において「 特定社債発行会社 」という。)における公告の方法によりしなければならない。ただし、その方法が電子公告(
第194条第1項第3号
《特定目的会社は、公告方法として、次に掲げ…》
る方法のいずれかを定款で定めることができる。 1 官報に掲載する方法 2 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法 3 電子公告公告方法のうち、電磁的方法会社法第2条第34号に規定する電磁的
に規定する電子公告をいう。)であるときは、その公告は、官報に掲載する方法でしなければならない。
7項 特定社債 管理者は、その管理の委託を受けた特定社債につき第1項の行為又は第4項各号に掲げる行為をするために必要があるときは、特定社債発行会社の業務及び財産の状況を調査することができる。
8項 会社法第703条(社債管理者の資格)、第704条(社債管理者の義務)、第707条から第714条まで(特別代理人の選任、社債管理者等の行為の方式、二以上の社債管理者がある場合の特則、社債管理者の責任、社債管理者の辞任、社債管理者が辞任した場合の責任、社債管理者の解任、社債管理者の事務の承継)、第868条第4項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第870条第1項(第2号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号及び第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、 特定社債 管理者について準用する。この場合において、これらの規定中「社債」、「社債権者」、「社債発行会社」及び「社債権者集会」とあるのは、それぞれ「特定社債」、「特定社債権者」、「特定社債発行会社」及び「特定社債権者集会」と、同法第709条第2項中「第705条第1項」とあるのは「資産流動化法第127条第1項」と、同法第710条第1項中「この法律」とあるのは「資産流動化法」と、同法第711条第2項中「第702条」とあるのは「資産流動化法第126条」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
127条の2 (特定社債管理補助者)
1項 特定目的会社 は、
第126条
《特定社債管理者の設置 特定目的会社は、…》
特定社債を発行する場合には、特定社債管理者を定め、特定社債権者のために、弁済の受領、債権の保全その他の特定社債の管理を行うことを委託しなければならない。 ただし、その募集に係る各募集特定社債の金額が2
ただし書に規定する場合には、 特定社債 管理補助者を定め、特定社債権者のために、特定社債の管理の補助を行うことを委託することができる。ただし、当該特定社債が担保付社債である場合は、この限りでない。
2項 会社法第714条の3から第714条の七まで(社債管理補助者の資格、社債管理補助者の権限等、二以上の社債管理補助者がある場合の特則、社債管理者等との関係、社債管理者に関する規定の準用)、第868条第4項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第870条第1項(第2号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第874条(第1号及び第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、 特定社債 管理補助者について準用する。この場合において、これらの規定(同法第714条の7を除く。)中「社債権者」とあるのは「特定社債権者」と、「社債」とあるのは「特定社債」と、同法第714条の4第2項中「第714条の二」とあるのは「資産流動化法第127条の2第1項」と、同項第2号中「第705条第1項」とあるのは「資産流動化法第127条第1項」と、同項第3号中「第706条第1項各号」とあるのは「資産流動化法第127条第4項各号」と、同項第4号中「社債発行会社」とあるのは「特定社債発行会社」と、同条第3項中「社債権者集会」とあるのは「特定社債権者集会」と、同条第4項中「第714条の二」とあるのは「資産流動化法第127条の2第1項」と、同条第5項中「第705条第2項及び第3項」とあるのは「資産流動化法第127条第2項及び第3項」と、同法第714条の六中「第702条」とあるのは「資産流動化法第126条」と、「第714条の二」とあるのは「資産流動化法第127条の2第1項」と、同法第714条の七中「第704条中」とあるのは「これらの規定(同項を除く。)中「社債権者」とあるのは「特定社債権者」と、これらの規定中「社債権者集会」とあるのは「特定社債権者集会」と、「社債発行会社」とあるのは「特定社債発行会社」と、第704条中」と、「社債の管理の補助」とあるのは「特定社債の管理の補助」と、「同項中」とあるのは「同項中「この法律」とあるのは「資産流動化法」と、」と、「社債権者に対し」」とあるのは「特定社債権者に対し」」と、「第714条の二」とあるのは「資産流動化法第127条の2第1項」と、「又は解散した」と」とあるのは「又は解散した」と、同条第2項中「社債」とあるのは「特定社債」と」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
128条 (一般担保)
1項 特定目的会社 の 特定社債 権者は、当該特定目的会社の財産について他の債権者に先立って自己の特定社債に係る債権の弁済を受ける権利を有する。ただし、 資産流動化計画 をもって別段の定めをすることを妨げない。
129条 (特定社債権者集会)
1項 特定社債 権者は、特定社債の種類(
第125条
《会社法の準用 会社法第680条から第7…》
01条まで第684条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の
において準用する会社法第681条第1号に規定する種類をいう。)ごとに特定社債権者集会を組織する。
2項 会社法第4編第3章(第715条を除く。)(社債権者集会)、第7編第2章第7節(社債発行会社の弁済等の取消しの訴え)、第868条第4項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第870条第1項(第7号から第9号までに係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条(原裁判の執行停止)、第874条(第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、 特定目的会社 が 特定社債 を発行する場合における特定社債、特定社債権者、特定社債券、特定社債管理者、特定社債管理補助者、特定社債原簿又は特定社債権者集会について準用する。この場合において、これらの規定中「社債発行会社」とあるのは「特定社債発行会社」と、「無記名社債」とあるのは「無記名特定社債」と、「代表社債権者」とあるのは「代表特定社債権者」と、同法第716条中「この法律」とあるのは「資産流動化法又は 資産流動化計画 」と、同法第720条第5項中「電子公告」とあるのは「電子公告(資産流動化法第194条第1項第3号に規定する電子公告をいう。)」と、同法第721条中「社債権者集会参考書類」とあるのは「特定社債権者集会参考書類」と、同法第724条第2項第1号中「第706条第1項各号」とあるのは「資産流動化法第127条第4項各号」と、同項第2号中「第706条第1項」とあるのは「資産流動化法第127条第4項」と、同法第733条第1号中「第676条」とあるのは「資産流動化法第122条第1項」と、同法第737条第2項中「第705条第1項から第3項まで、第708条及び第709条」とあるのは「資産流動化法第127条第1項から第3項まで並びに同条第8項において準用する第708条及び第709条」と、同法第740条第1項中「第449条、第627条、第635条、第670条、第779条(第781条第2項において準用する場合を含む。)、第789条(第793条第2項において準用する場合を含む。)、第799条(第802条第2項において準用する場合を含む。)、第810条(第813条第2項において準用する場合を含む。)又は第816条の八」とあるのは「資産流動化法第111条」と、同条第2項中「第702条」とあるのは「資産流動化法第126条」と、同条第3項中「第449条第2項、第627条第2項、第635条第2項、第670条第2項、第779条第2項(第781条第2項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)、第789条第2項(第793条第2項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)、第799条第2項(第802条第2項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)、第810条第2項(第813条第2項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)及び第816条の8第2項」とあるのは「資産流動化法第111条第2項」と、「第449条第2項、第627条第2項、第635条第2項、第670条第2項、第779条第2項、第799条第2項及び第816条の8第2項」とあるのは「同項」と、同法第741条第3項中「第705条第1項第737条第2項」とあるのは「資産流動化法第127条第1項資産流動化法第129条第2項において準用する第737条第2項」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
130条 (担保付社債信託法等の適用関係)
1項 特定社債 は、 担保付社債信託法 その他の政令で定める法令の適用については、政令で定めるところにより、社債とみなす。
2款 転換特定社債
131条 (転換特定社債の発行)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 の定めるところに従い、転換 特定社債 を発行することができる。
2項 第2種 特定目的会社 が 優先出資 社員以外の者に対して特に有利な転換の条件を付した転換 特定社債 を発行する場合には、 資産流動化計画 にこれに関する定めがあるときにおいても、その者に対して発行することができる転換特定社債の総額、払込金額、転換の条件、転換によって発行すべき優先出資の内容及び転換を請求することができる期間について、社員総会の決議によらなければならない。この場合においては、取締役は、当該社員総会において、優先出資社員以外の者に対して特に有利な払込金額をもって転換特定社債を発行することを必要とする理由を説明しなければならない。
3項 前項の決議は、当該決議後最初に発行する転換 特定社債 であって、当該決議の日から6箇月以内に発行すべきものについてのみ効力を有する。
4項 第39条第3項
《3 優先出資社員は、前項の決議について議…》
決権を有する。
の規定は、第2項の決議について準用する。
132条 (転換特定社債発行事項の公示)
1項 特定目的会社 は、転換 特定社債 (前条第2項の決議があったものを除く。)を発行する場合には、転換特定社債の総額、払込金額、転換の条件、転換によって発行すべき 優先出資 の内容、転換を請求することができる期間及び募集の方法を公告し、又は社員に通知しなければならない。
2項 特定目的会社 は、電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により前項の通知をする場合には、政令で定めるところにより、社員の承諾を得て、内閣府令で定める方法により、当該通知をしなければならない。
3項 特定目的会社 は、第1項の規定による公告又は通知の日から2週間を経過した後でなければ、転換 特定社債 の割当てをすることができない。
133条 (転換特定社債発行の手続)
1項 転換 特定社債 については、
第121条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画の定めると…》
ころに従い、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により、特定社債を引き受ける者の募集をすることができる。
の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、
第122条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。
1号 転換 特定社債 を 優先出資 に転換することができること。
2号 転換の条件
3号 転換によって発行すべき 優先出資 の内容
4号 転換を請求することができる期間
2項 転換 特定社債 については、前項各号に掲げる事項を、特定社債原簿に記載し、又は記録し、かつ、転換特定社債券を発行したときは、当該転換特定社債券に記載しなければならない。
134条 (転換特定社債の登記)
1項 転換 特定社債 を発行する場合においては、
第122条第1項第15号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
に規定する期日から2週間以内に、本店の所在地において、転換特定社債の登記をしなければならない。
2項 前項の登記においては、次に掲げる事項を登記しなければならない。
1号 転換 特定社債 の総額
2号 各転換 特定社債 の金額
3号 各転換 特定社債 について払い込んだ金額
4号 前条第1項各号に掲げる事項
3項 会社法第915条第1項(変更の登記)の規定は、前項各号に掲げる事項に変更が生じた場合について準用する。
4項 外国において転換 特定社債 を引き受ける者の募集をした場合において、登記すべき事項が外国において生じたときは、登記の期間については、その通知が到達した時から起算する。
135条 (転換の請求)
1項 転換の請求は、次に掲げる事項を明らかにしてしなければならない。
1号 転換をする 特定社債
2号 請求の日
2項 転換を請求する者は、転換 特定社債 券を 特定目的会社 に提出しなければならない。ただし、当該転換特定社債券が発行されていないときは、この限りでない。
136条 (基準日後に転換により発行された優先出資の議決権)
1項 特定目的会社 が、社員総会において議決権を行使することのできる 優先出資 社員を定めるため
第43条第2項
《2 特定目的会社は、一定の日以下この款に…》
おいて「基準日」という。を定めて、基準日において優先出資社員名簿に記載され、又は記録されている優先出資社員をその権利を行使することができる者と定めることができる。
の規定により一定の日を定めているときは、その日以後の転換の請求によって発行された優先出資については、優先出資社員は、当該優先出資については、議決権を有しない。
137条 (優先出資社員となる時期)
1項 第135条第1項
《転換の請求は、次に掲げる事項を明らかにし…》
てしなければならない。 1 転換をする特定社債 2 請求の日
の規定により転換の請求をした者は、同項第2号の日に 優先出資 社員となる。
138条 (会社法等の準用)
1項 会社法第151条第1項(各号を除く。)(株式の質入れの効果)、
第210条
《資金の借入れ 特定目的会社は、次に掲げ…》
る全ての要件を満たす場合には、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により資金の借入れを行うことができる。 1 資産流動化計画においてその借入れの限度額が定められていること。
(募集株式の発行等をやめることの請求)、
第212条第1項
《特定目的会社は、次に掲げる資産を取得して…》
はならない。 1 組合契約民法第667条の組合契約をいう。の出資の持分内閣府令で定めるものを除く。 2 匿名組合契約商法第535条の匿名組合契約をいう。の出資の持分内閣府令で定めるものを除く。 3 金
(第1号に係る部分に限る。)(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)及び第915条第3項(第1号に係る部分に限る。)(変更の登記)の規定は、 特定目的会社 の転換 特定社債 について準用する。この場合において、同法第151条第1項中「株式会社が次に掲げる行為をした場合」とあるのは「転換特定社債の転換がされた場合」と、「当該行為」とあるのは「当該転換」と、「株主」とあるのは「転換特定社債権者」と、同法第210条中「株主」とあるのは「社員」と、「
第199条第1項
《削除…》
」とあるのは「資産流動化法第121条第1項」と、同条第1号中「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は、前項において準用する同法第212条第1項の規定による支払を求める訴えについて準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主又は同項の発起人等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3款 新優先出資引受権付特定社債
139条 (新優先出資引受権付特定社債の発行)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 の定めるところに従い、新 優先出資 引受権付 特定社債 を発行することができる。
2項 各新 優先出資 引受権付 特定社債 に付する新優先出資の 引受権 の行使に際して出資される金銭の額(次項、
第144条第1項第2号
《新優先出資引受権付特定社債の登記において…》
は、次に掲げる事項を登記しなければならない。 1 新優先出資引受権付特定社債であること。 2 新優先出資の引受権の行使によって発行する優先出資の払込金額の総額 3 各新優先出資引受権付特定社債の金額
並びに
第145条第1項第1号
《新優先出資の引受権の行使は、次に掲げる事…》
項を明らかにしてしなければならない。 1 新優先出資の引受権の行使によって発行される優先出資の払込金額 2 新優先出資の引受権を行使する者の住所 3 新優先出資の引受権を行使する日
及び第2項において「払込金額」という。)の合計額は、各新優先出資引受権付特定社債の金額を超えることができない。
3項 新 優先出資 の 引受権 のみを譲渡することができる新優先出資引受権付 特定社債 を発行する場合には、 資産流動化計画 にこれに関する定めがあるときにおいても、新優先出資引受権付特定社債の総額、新優先出資の引受権の行使によって発行する優先出資の払込金額の総額及び新優先出資の引受権を行使することができる期間について、社員総会の決議によらなければならない。ただし、新優先出資引受権付特定社債であって行使されていない新優先出資の引受権に係る優先出資の払込金額の総額が現に存する新優先出資引受権付特定社債の総額を超えない場合に限り償還及び消却をするものを発行するときは、この限りでない。
4項 第2種 特定目的会社 が、 優先出資 社員以外の者に対して特に有利な内容の新優先出資の 引受権 を付した新優先出資引受権付 特定社債 を発行する場合には、 資産流動化計画 にこれに関する定めがあるときにおいても、その者に対して発行することができる新優先出資引受権付特定社債の額、払込金額、新優先出資の引受権の内容及び新優先出資の引受権を行使することができる期間について、社員総会の決議によらなければならない。この場合においては、取締役は、当該社員総会において、優先出資社員以外の者に対して特に有利な払込金額をもって新優先出資引受権付特定社債を発行することを必要とする理由を説明しなければならない。
5項 第131条第3項
《3 前項の決議は、当該決議後最初に発行す…》
る転換特定社債であって、当該決議の日から6箇月以内に発行すべきものについてのみ効力を有する。
及び第4項の規定は、前2項の社員総会の決議について準用する。この場合において、同条第3項中「転換 特定社債 」とあるのは、「新 優先出資 引受権付特定社債」と読み替えるものとする。
140条 (新優先出資引受権付特定社債発行事項の公示)
1項 特定目的会社 は、新 優先出資 引受権付 特定社債 (前条第4項の決議があったものを除く。)を発行するときは、新優先出資引受権付特定社債の総額、払込金額、新優先出資の 引受権 の内容、新優先出資の引受権を行使することができる期間及び募集の方法を公告し、又は社員に通知しなければならない。
2項 第132条第2項
《2 特定目的会社は、電子情報処理組織を使…》
用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により前項の通知をする場合には、政令で定めるところにより、社員の承諾を得て、内閣府令で定める方法により、当該通知をしなければならない。
の規定は、前項の通知について準用する。
3項 特定目的会社 は、第1項の規定による公告又は通知の日から2週間を経過した後でなければ、新 優先出資 引受権付 特定社債 の割当てをすることができない。
141条 (新優先出資引受権付特定社債発行の手続)
1項 新 優先出資 引受権付 特定社債 については、
第121条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画の定めると…》
ころに従い、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により、特定社債を引き受ける者の募集をすることができる。
の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、
第122条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。
1号 新 優先出資 引受権付 特定社債 であること。
2号 第5条第1項第2号
《資産流動化計画には、次に掲げる事項を記載…》
し、又は記録しなければならない。 1 資産流動化計画の計画期間及び計画期間に関する事項として内閣府令で定める事項 2 資産対応証券及び特定借入れに関する次に掲げる事項 イ 優先出資においては、総口数の
ニ(2)から(5)までに掲げる事項
3号 第145条第2項
《2 新優先出資の引受権を行使する者は、新…》
優先出資の払込金額の全額を払い込み、かつ、新優先出資引受権証券を発行しているときは、新優先出資引受権証券を特定目的会社に提出し、新優先出資引受権証券を発行していないとき新優先出資引受権付特定社債券を発
に規定する払込みを取り扱う銀行等及びその取扱いの場所
2項 新 優先出資 引受権付 特定社債 については、新優先出資引受権付特定社債券を発行したときは、当該新優先出資引受権付特定社債券に前項各号に掲げる事項を記載しなければならない。ただし、次条第1項の新優先出資引受権証券を発行するときは、この限りでない。
3項 新 優先出資 引受権付 特定社債 については、第1項各号に掲げる事項を特定社債原簿に記載し、又は記録しなければならない。
142条 (新優先出資引受権証券の発行と方式)
1項 資産流動化計画 に新 優先出資 の 引受権 のみを譲渡することができる旨の定めがある場合においては、 特定目的会社 は、新優先出資引受権証券を発行しなければならない。
2項 新 優先出資 引受権証券には、次に掲げる事項及び番号を記載し、代表取締役がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。
1号 新 優先出資 引受権証券であることの表示
2号 商号
3号 第5条第1項第2号
《資産流動化計画には、次に掲げる事項を記載…》
し、又は記録しなければならない。 1 資産流動化計画の計画期間及び計画期間に関する事項として内閣府令で定める事項 2 資産対応証券及び特定借入れに関する次に掲げる事項 イ 優先出資においては、総口数の
ニ(2)、(3)及び(5)に掲げる事項
4号 前条第1項第3号に掲げる事項
143条 (新優先出資引受権証券の譲渡方法)
1項 新 優先出資 引受権証券が発行された場合には、新優先出資の 引受権 を譲渡するには、新優先出資引受権証券を交付しなければならない。
2項 会社法第258条第1項及び第2項(権利の推定等)並びに
第291条
《委員会の命令に対する審査請求 委員会が…》
前条第2項又は第3項の規定により行う報告又は資料の提出の命令同条第6項の規定により財務局長又は財務支局長が行う場合を含む。についての審査請求は、委員会に対してのみ行うことができる。
(新株予約権証券の喪失)の規定は、新 優先出資 引受権証券について準用する。この場合において、同法第258条中「証券発行新株予約権」とあるのは、「新優先出資引受権」と読み替えるものとする。
144条 (新優先出資引受権付特定社債の登記)
1項 新 優先出資 引受権付 特定社債 の登記においては、次に掲げる事項を登記しなければならない。
1号 新 優先出資 引受権付 特定社債 であること。
2号 新 優先出資 の 引受権 の行使によって発行する優先出資の払込金額の総額
3号 各新 優先出資 引受権付 特定社債 の金額
4号 各新 優先出資 引受権付 特定社債 について払い込んだ金額
5号 第5条第1項第2号
《資産流動化計画には、次に掲げる事項を記載…》
し、又は記録しなければならない。 1 資産流動化計画の計画期間及び計画期間に関する事項として内閣府令で定める事項 2 資産対応証券及び特定借入れに関する次に掲げる事項 イ 優先出資においては、総口数の
ニ(1)から(3)までに掲げる事項
2項 第134条第1項
《転換特定社債を発行する場合においては、第…》
122条第1項第15号に規定する期日から2週間以内に、本店の所在地において、転換特定社債の登記をしなければならない。
、第3項及び第4項の規定は、新 優先出資 引受権付 特定社債 の登記について準用する。
145条 (新優先出資の引受権の行使等)
1項 新 優先出資 の 引受権 の行使は、次に掲げる事項を明らかにしてしなければならない。
1号 新 優先出資 の 引受権 の行使によって発行される優先出資の払込金額
2号 新 優先出資 の 引受権 を行使する者の住所
3号 新 優先出資 の 引受権 を行使する日
2項 新 優先出資 の 引受権 を行使する者は、新優先出資の払込金額の全額を払い込み、かつ、新優先出資引受権証券を発行しているときは、新優先出資引受権証券を 特定目的会社 に提出し、新優先出資引受権証券を発行していないとき(新優先出資引受権付 特定社債 券を発行していないときを除く。)は、新優先出資引受権付特定社債券を提示しなければならない。
3項 前項の払込みは、
第141条第1項第3号
《新優先出資引受権付特定社債については、第…》
121条第1項の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、第122条第1項の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 新優先出資引受権付特定社
の銀行等の払込みの取扱いの場所においてしなければならない。
146条 (優先出資社員となる時期)
1項 前条第1項の規定により新 優先出資 の 引受権 を行使した者は、同条第2項の払込みの時に優先出資社員となる。
147条 (会社法等の準用)
1項 会社法第210条(募集株式の発行等をやめることの請求)及び
第212条第1項
《特定目的会社は、次に掲げる資産を取得して…》
はならない。 1 組合契約民法第667条の組合契約をいう。の出資の持分内閣府令で定めるものを除く。 2 匿名組合契約商法第535条の匿名組合契約をいう。の出資の持分内閣府令で定めるものを除く。 3 金
(第1号に係る部分に限る。)(不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任)の規定は新 優先出資 引受権付 特定社債 について、
第136条
《基準日後に転換により発行された優先出資の…》
議決権 特定目的会社が、社員総会において議決権を行使することのできる優先出資社員を定めるため第43条第2項の規定により一定の日を定めているときは、その日以後の転換の請求によって発行された優先出資につ
並びに同法第915条第3項(第1号に係る部分に限る。)(変更の登記)の規定は新優先出資引受権の行使について、それぞれ準用する。この場合において、同法第210条中「株主」とあるのは「社員」と、「
第199条第1項
《削除…》
」とあるのは「資産流動化法第121条第1項」と、同条第1号中「法令又は定款」とあるのは「法令、 資産流動化計画 又は定款」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 第97条第3項
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
及び会社法第7編第2章第2節(第847条第2項、第847条の二、第847条の三、第849条第2項、第3項及び第6項から第11項まで、第849条の二、第851条並びに第853条第1項第2号及び第3号を除く。)(株式会社における責任追及等の訴え)の規定は、前項において準用する同法第212条第1項の規定による支払を求める訴えについて準用する。この場合において、同法第847条第1項中「6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き株式を有する株主(第189条第2項の定款の定めによりその権利を行使することができない単元未満株主を除く。)」とあるのは「 特定社員 又は6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き 優先出資 を有する優先出資社員」と、同条第3項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第4項中「株主又は同項の発起人等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第847条の4第2項中「株主等(株主、適格旧株主又は最終完全親会社等の株主をいう。以下この節において同じ。)」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、「当該株主等」とあるのは「当該特定社員又は優先出資社員」と、同法第849条第1項中「株主等」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と、同条第4項中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同条第5項中「株主」とあるのは「特定社員及び優先出資社員」と、同法第850条第3項及び第852条中「株主等」とあるのは「特定社員又は優先出資社員」と、同法第853条第1項第1号中「株主」とあるのは「特定社員若しくは優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4款 特定短期社債
148条 (特定短期社債の発行)
1項 特定目的会社 は、 特定短期社債 については、次に掲げる場合に限り、これを発行することができる。
1号 次に掲げるすべての要件を満たすものである場合
イ その発行の目的が、 特定資産 を取得するために必要な資金を調達するものであること。
ロ 資産流動化計画 においてその発行の限度額が定められていること。
ハ 投資者の保護のため必要なものとして内閣府令で定める要件
2号 この条の規定により発行した 特定短期社債 の償還のための資金を調達する場合
149条 (特定社債に係る規定の適用除外等)
1項 特定短期社債 については、 特定社債 原簿を作成することを要しない。
2項 特定短期社債 については、
第121条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画の定めると…》
ころに従い、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により、特定社債を引き受ける者の募集をすることができる。
、
第129条
《特定社債権者集会 特定社債権者は、特定…》
社債の種類第125条において準用する会社法第681条第1号に規定する種類をいう。ごとに特定社債権者集会を組織する。 2 会社法第4編第3章第715条を除く。社債権者集会、第7編第2章第7節社債発行会社
、
第131条
《転換特定社債の発行 特定目的会社は、資…》
産流動化計画の定めるところに従い、転換特定社債を発行することができる。 2 第2種特定目的会社が優先出資社員以外の者に対して特に有利な転換の条件を付した転換特定社債を発行する場合には、資産流動化計画に
から
第147条
《会社法等の準用 会社法第210条募集株…》
式の発行等をやめることの請求及び第212条第1項第1号に係る部分に限る。不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任の規定は新優先出資引受権付特定社債について、第136条並びに同法第915条第3項第1
まで及び
第154条
《特定社債権者集会の承認 特定社債を発行…》
している特定目的会社は、計画変更決議により資産流動化計画の変更をするときは、当該計画変更決議のほか特定社債権者集会の承認を受けなければならない。 2 前項の規定により特定目的会社が特定社債権者集会を招
の規定は、適用しない。
7節 定款の変更
150条
1項 特定目的会社 は、その成立後、社員総会の決議によって、定款を変更することができる。
8節 資産流動化計画の変更
151条 (資産流動化計画の変更)
1項 特定目的会社 は、社員総会の決議によらなければ 資産流動化計画 を変更することができない。
2項 前項の規定にかかわらず、次に掲げる事項については 資産流動化計画 を変更することができない。
1号 第5条第1項第3号
《資産流動化計画には、次に掲げる事項を記載…》
し、又は記録しなければならない。 1 資産流動化計画の計画期間及び計画期間に関する事項として内閣府令で定める事項 2 資産対応証券及び特定借入れに関する次に掲げる事項 イ 優先出資においては、総口数の
に掲げる事項のうち、内閣府令で定めるもの
2号 第5条第1項第2号、第4号及び第5号に掲げる事項のうち、内閣府令で定めるもの(あらかじめその変更をする場合の条件が 資産流動化計画 に定められている場合を除く。)
3号 資産流動化計画 にその変更ができない旨の定めがあるもの
3項 前2項の規定にかかわらず、 特定目的会社 は、次に掲げる場合には、 資産流動化計画 を変更することができる。
1号 その変更の内容が内閣府令で定める軽微な内容である場合
2号 社員、 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人及び 特定借入れ に係る債権者(次項において「 利害関係人 」という。)の全員の当該変更に係る事前の承諾がある場合
3号 その他投資者の保護に反しないことが明らかな場合として内閣府令で定める場合
4項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 を変更したとき(前項の規定による場合に限る。)は、遅滞なく、その旨を各 利害関係人 に通知し、又は公告しなければならない。
5項 第132条第2項
《2 特定目的会社は、電子情報処理組織を使…》
用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により前項の通知をする場合には、政令で定めるところにより、社員の承諾を得て、内閣府令で定める方法により、当該通知をしなければならない。
の規定は、前項の通知について準用する。この場合において、同条第2項中「社員」とあるのは、「社員、 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人及び 特定借入れ に係る債権者」と読み替えるものとする。
152条 (計画変更決議)
1項 次の各号に掲げる 特定目的会社 は、 資産流動化計画 の変更の決議(以下この節において「 計画変更決議 」という。)を行う社員総会に係る
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
の規定による招集の通知をするときは、当該各号に定める事項を記載した書類を交付しなければならない。
1号 特定社債 を発行している 特定目的会社 第154条第5項の規定により 資産流動化計画 の変更に反対する旨を特定目的会社に対し通知した特定社債権者が有する特定社債の額の合計額
2号 特定短期社債 を発行している 特定目的会社 第155条第4項の規定により 資産流動化計画 の変更に反対する旨を特定目的会社に対し通知した特定短期社債権者が有する特定短期社債の額の合計額
3号 特定約束手形 を発行している 特定目的会社 第156条第3項において準用する
第155条第4項
《4 特定短期社債権者が反対する旨を通知し…》
たときは、特定目的会社は、当該特定短期社債権者に係る特定短期社債に係る債務について、資産流動化計画の変更をした後遅滞なく弁済を行わせることを目的として、信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。
の規定により 資産流動化計画 の変更に反対する旨を特定目的会社に対し通知した特定約束手形の所持人に係る特定約束手形に係る債務の額の合計額
4号 特定借入れ を行っている 特定目的会社 第157条第2項において準用する
第155条第4項
《4 特定短期社債権者が反対する旨を通知し…》
たときは、特定目的会社は、当該特定短期社債権者に係る特定短期社債に係る債務について、資産流動化計画の変更をした後遅滞なく弁済を行わせることを目的として、信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。
の規定により 資産流動化計画 の変更に反対する旨を特定目的会社に対し通知した特定借入れに係る債権者に係る特定借入れの額の合計額
2項 前項の 特定目的会社 にあっては、
第56条第3項
《3 前条第3項及び会社法第301条株主総…》
会参考書類及び議決権行使書面の交付等の規定は第1項の通知について、同法第302条株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等の規定は第54条第1項第4号に掲げる事項を定めた場合において第1項の通知を発す
において準用する
第55条第3項
《3 取締役は、前項の書面による通知の発出…》
に代えて、政令で定めるところにより、特定社員の承諾を得て、電磁的方法により通知を発することができる。 この場合において、当該取締役は、同項の書面による通知を発したものとみなす。
の承諾をした社員に対し電磁的方法により前項の招集の通知をするときは、同項の書類に記載すべき事項を当該通知とともに電磁的方法により提供することができる。ただし、社員の請求があったときは、同項の書類を当該社員に交付しなければならない。
3項 第39条第3項
《3 優先出資社員は、前項の決議について議…》
決権を有する。
の規定は、 計画変更決議 について準用する。
153条 (反対優先出資社員の優先出資買取請求権)
1項 計画変更決議 を行う社員総会に先立ってその変更に反対する旨を 特定目的会社 に対し通知し、かつ、当該社員総会において当該変更に反対した 優先出資 社員(当該社員総会において議決権を行使することができるものに限る。)は、当該特定目的会社に対し、自己の有する優先出資を公正な価格で買い取ることを請求することができる。
2項 前項の請求(以下この条において「 優先出資買取請求 」という。)は、 計画変更決議 の日( 特定社債 を発行する 特定目的会社 にあっては、次条第1項に規定する特定社債権者集会の承認の決議の日。次項において同じ。)の20日前の日から当該計画変更決議の日の前日までの間に、その 優先出資 買取請求に係る優先出資の種類及び口数を明らかにしてしなければならない。
3項 優先出資 買取請求があった場合において、優先出資の価格の決定につき、優先出資社員と 特定目的会社 との間に協議が調ったときは、特定目的会社は、 計画変更決議 の日から60日以内にその支払をしなければならない。ただし、次条第5項、
第155条第4項
《4 特定短期社債権者が反対する旨を通知し…》
たときは、特定目的会社は、当該特定短期社債権者に係る特定短期社債に係る債務について、資産流動化計画の変更をした後遅滞なく弁済を行わせることを目的として、信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。
又は
第156条第3項
《3 前条第3項及び第4項の規定は、特定約…》
束手形の所持人について準用する。
若しくは
第157条第2項
《2 第132条第2項の規定は前項の催告に…》
ついて、第155条第3項及び第4項の規定は特定借入れに係る債権者について、それぞれ準用する。 この場合において、第132条第2項中「社員」とあるのは「特定借入れに係る債権者」と、第155条第3項中「第
において準用する
第155条第4項
《4 特定短期社債権者が反対する旨を通知し…》
たときは、特定目的会社は、当該特定短期社債権者に係る特定短期社債に係る債務について、資産流動化計画の変更をした後遅滞なく弁済を行わせることを目的として、信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。
の規定による 特定社債 、 特定約束手形 及び 特定借入れ に係る債務について弁済又は相当の財産の信託を完了した後でなければその支払をすることができない。
4項 会社法第116条第3項、第4項及び第6項から第9項まで(反対株主の株式買取請求)、第117条第2項から第7項まで(株式の価格の決定等)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第2項(第2号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第870条の二(申立書の写しの送付等)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第5号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第872条の二(抗告状の写しの送付等)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)並びに第876条(最高裁判所規則)の規定は、 特定目的会社 の 優先出資 社員による優先出資買取請求について準用する。この場合において、同法第116条第3項中「第1項各号の行為」とあるのは「 資産流動化計画 の変更」と、「当該行為が効力を生ずる日」とあるのは「資産流動化法第153条第2項に規定する 計画変更決議 の日」と、「同項各号に定める株式の」とあるのは「その」と、「当該行為を」とあるのは「当該資産流動化計画の変更を」と、同条第6項中「株券」とあるのは「優先出資証券」と、「株式に」とあるのは「優先出資に」と、「株式の」とあるのは「優先出資の」と、同条第8項中「第1項各号の行為」とあるのは「資産流動化計画の変更」と、同条第9項中「株式に」とあるのは「優先出資に」と、同法第117条第2項、第5項及び第6項中「株式の」とあるのは「優先出資の」と、同条第7項中「、株券」とあるのは「、優先出資証券」と、「株式の」とあるのは「優先出資の」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
154条 (特定社債権者集会の承認)
1項 特定社債 を発行している 特定目的会社 は、 計画変更決議 により 資産流動化計画 の変更をするときは、当該計画変更決議のほか特定社債権者集会の承認を受けなければならない。
2項 前項の規定により 特定目的会社 が 特定社債 権者集会を招集するときは、
第129条第2項
《2 会社法第4編第3章第715条を除く。…》
社債権者集会、第7編第2章第7節社債発行会社の弁済等の取消しの訴え、第868条第4項非訟事件の管轄、第869条疎明、第870条第1項第7号から第9号までに係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付
において準用する会社法第720条第1項の規定にかかわらず、 計画変更決議 を行う社員総会の会日の1箇月前までに、各特定社債権者に対して書面又は電磁的方法をもって招集の通知を発しなければならない。
3項 特定目的会社 は、第1項の規定による 特定社債 権者集会を招集するときは、2週間以上の期間を定め、かつ、各特定社債権者に対しその変更に反対するときは当該期間内にその旨を書面又は電磁的方法をもって通知すべきことを求めなければならない。この場合において、特定目的会社は、当該期間を前項の招集の通知に記載し、又は記録しなければならない。
4項 第1項の規定による 特定社債 権者集会を招集する 特定目的会社 が無記名式の特定社債券を発行しているときは、
第129条第2項
《2 会社法第4編第3章第715条を除く。…》
社債権者集会、第7編第2章第7節社債発行会社の弁済等の取消しの訴え、第868条第4項非訟事件の管轄、第869条疎明、第870条第1項第7号から第9号までに係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付
において準用する会社法第720条第4項の規定にかかわらず、 計画変更決議 を行う社員総会の会日の1箇月前までに、特定社債権者集会を招集する旨及び会議の目的たる事項を公告しなければならない。この場合においては、前項の規定により定められた期間を併せて公告しなければならない。
5項 第3項の場合において、 特定社債 権者が同項の規定により定められた期間内に 資産流動化計画 の変更に反対する旨を 特定目的会社 に対し通知し、かつ、特定社債権者集会において反対したときは、特定目的会社は、当該特定社債権者が有する特定社債について弁済をし、又は弁済を行わせることを目的として信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。
6項 第62条
《優先出資社員のみなし賛成 特定目的会社…》
は、定款をもって、優先出資社員が社員総会に出席せず、かつ、議決権を行使しないときは、当該優先出資社員はその社員総会に提出された有議決権事項に係る議案複数の議案が提出された場合において、これらのうちに相
の規定は、第1項の規定による 特定社債 権者集会の承認の決議について準用する。この場合において、同条第2項中「
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」とあるのは「
第154条第2項
《2 前項の規定により特定目的会社が特定社…》
債権者集会を招集するときは、第129条第2項において準用する会社法第720条第1項の規定にかかわらず、計画変更決議を行う社員総会の会日の1箇月前までに、各特定社債権者に対して書面又は電磁的方法をもって
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
155条 (特定短期社債権者の反対)
1項 特定短期社債 を発行している 特定目的会社 は、 計画変更決議 により 資産流動化計画 の変更をするときは、当該計画変更決議を行う社員総会の会日の1箇月前までに、2週間以上の期間を定め、かつ、その変更に反対するときは当該期間内にその旨を通知すべきことを公告しなければならない。
2項 前項の規定により反対しようとする 特定短期社債 権者は、その 特定社債 券(特定短期社債に係るものに限る。)の 特定目的会社 に対する提示その他の内閣府令で定める措置をとらなければならない。
3項 特定短期社債 権者が第1項の規定により定められた期間内に反対する旨を通知しなかったときは、 資産流動化計画 の変更を承認したものとみなす。
4項 特定短期社債 権者が反対する旨を通知したときは、 特定目的会社 は、当該特定短期社債権者に係る特定短期社債に係る債務について、 資産流動化計画 の変更をした後遅滞なく弁済を行わせることを目的として、信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。
156条 (特定約束手形の所持人の反対)
1項 特定約束手形 を発行している 特定目的会社 は、 計画変更決議 により 資産流動化計画 を変更するときは、当該計画変更決議を行う社員総会の会日の1箇月前までに、2週間以上の期間を定め、かつ、その変更に反対するときは当該期間内にその旨を通知すべきことを公告しなければならない。
2項 前項の規定により反対しようとする 特定約束手形 の所持人は、その特定約束手形を 特定目的会社 に提示しなければならない。
3項 前条第3項及び第4項の規定は、 特定約束手形 の所持人について準用する。
157条 (特定借入れに係る債権者の異議)
1項 特定借入れ を行っている 特定目的会社 は、 計画変更決議 により 資産流動化計画 を変更するときは、当該計画変更決議を行う社員総会の会日の1箇月前までに、2週間以上の期間を定め、かつ、特定借入れに係る各債権者に対しその変更に異議があるときは当該期間内にこれを述べるべき旨を催告しなければならない。
2項 第132条第2項
《2 特定目的会社は、電子情報処理組織を使…》
用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により前項の通知をする場合には、政令で定めるところにより、社員の承諾を得て、内閣府令で定める方法により、当該通知をしなければならない。
の規定は前項の催告について、
第155条第3項
《3 特定短期社債権者が第1項の規定により…》
定められた期間内に反対する旨を通知しなかったときは、資産流動化計画の変更を承認したものとみなす。
及び第4項の規定は 特定借入れ に係る債権者について、それぞれ準用する。この場合において、
第132条第2項
《2 特定目的会社は、電子情報処理組織を使…》
用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により前項の通知をする場合には、政令で定めるところにより、社員の承諾を得て、内閣府令で定める方法により、当該通知をしなければならない。
中「社員」とあるのは「特定借入れに係る債権者」と、
第155条第3項
《3 特定短期社債権者が第1項の規定により…》
定められた期間内に反対する旨を通知しなかったときは、資産流動化計画の変更を承認したものとみなす。
中「第1項」とあるのは「
第157条第1項
《特定借入れを行っている特定目的会社は、計…》
画変更決議により資産流動化計画を変更するときは、当該計画変更決議を行う社員総会の会日の1箇月前までに、2週間以上の期間を定め、かつ、特定借入れに係る各債権者に対しその変更に異議があるときは当該期間内に
」と読み替えるものとする。
9節 事後設立
158条
1項 特定目的会社 は、その成立後2年以内に、その成立前から存在する財産であってその事業のために継続して使用するものの取得をする場合には、当該取得がその効力を生ずる日の前日までに、社員総会の決議によって、当該取得に係る契約の承認を受けなければならない。ただし、第1号に掲げる額の第2号に掲げる額に対する割合が5分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)を超えないとき、又は当該契約により取得する財産が 資産流動化計画 に定められた 特定資産 であるときは、この限りでない。
1号 当該財産の対価として交付する財産の帳簿価額の合計額
2号 当該 特定目的会社 の純資産額として内閣府令で定める方法により算定される額
10節 資産流動化計画に基づく業務の終了に伴う仮清算
159条 (貸借対照表の作成等)
1項 資産流動化計画 の定めによる 特定資産 の管理及び処分を終了し、かつ、 特定社債 若しくは 特定約束手形 を発行し、又は 特定借入れ を行っている場合においてその償還及び支払並びに弁済を完了した 特定目的会社 が新たな資産流動化計画に基づく 資産の流動化 に係る業務を行うときは、当該特定目的会社の取締役は、第1種特定目的会社にあっては遅滞なく、第2種特定目的会社にあっては資産流動化計画の定めにより 優先出資 を消却する前に、当該特定目的会社の貸借対照表を作成し、社員総会の承認を受けなければならない。
2項 第21条第2項
《2 次の各号に掲げる場合には、発起人は、…》
出資の履行が完了した後、遅滞なく、当該各号に定める者を選任しなければならない。 1 設立しようとする特定目的会社が会計参与設置会社である場合 設立時会計参与特定目的会社の設立に際して会計参与となる者を
(第2号に係る部分に限る。)、
第68条第1項
《役員取締役、会計参与及び監査役をいう。以…》
下この款第70条第1項第7号から第10号まで第72条第2項において準用する場合を含む。を除く。において同じ。及び会計監査人は、社員総会の決議によって選任する。
、
第73条
《会計監査人の資格等 会計監査人は、公認…》
会計士又は監査法人でなければならない。 2 会計監査人に選任された監査法人は、その社員の中から会計監査人の職務を行うべき者を選定し、これを特定目的会社に通知しなければならない。 この場合においては、次
から
第75条
《監査役による会計監査人の解任 監査役は…》
、会計監査人が次の各号のいずれかに該当するときは、その会計監査人を解任することができる。 1 職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。 2 会計監査人としてふさわしくない非行があったとき。 3 心
まで、
第91条
《会計監査人の権限等 会計監査人は、次節…》
第3款の定めるところにより、特定目的会社の計算書類及びその附属明細書を監査する。 この場合において、会計監査人は、内閣府令で定めるところにより、会計監査報告を作成しなければならない。 2 会計監査人は
から
第93条
《会計監査人等についての会社法の準用 会…》
社法第398条第1項及び第2項定時株主総会における会計監査人の意見の陳述の規定は特定目的会社の会計監査人について、同法第399条第1項会計監査人の報酬等の決定に関する監査役の関与の規定は特定目的会社の
まで及び
第102条
《計算書類等の作成、保存及び監査 特定目…》
的会社は、内閣府令で定めるところにより、その成立の日における貸借対照表を作成しなければならない。 2 特定目的会社は、内閣府令で定めるところにより、各事業年度に係る計算書類貸借対照表、損益計算書その他
から
第104条
《計算書類等の定時社員総会への提出等 取…》
締役は、第102条第5項又は第6項の監査を受けた計算書類、事業報告及び利益処分案を定時社員総会に提出し、又は提供しなければならない。 2 前項の規定により提出され、又は提供された計算書類及び利益処分案
(第4項及び第7項を除く。)まで並びに
第21条第3項
《3 会社法第38条第4項及び第39条第4…》
項設立時役員等の選任、第40条第1項及び第2項本文設立時役員等の選任の方法、第42条設立時役員等の解任並びに第43条第1項及び第2項本文設立時役員等の解任の方法の規定は、特定目的会社の設立時取締役、設
において準用する会社法第43条第1項及び第2項本文並びに
第77条第2項
《2 会社法第342条累積投票による取締役…》
の選任の規定は社員が特定目的会社の取締役を選任する場合について、同法第344条第1項及び第2項会計監査人の選任等に関する議案の内容の決定の規定は特定目的会社について、それぞれ準用する。 この場合におい
において準用する同法第344条第1項及び第2項の規定(貸借対照表に係る部分に限る。)は、前項の貸借対照表について準用する。
3項 第1項の規定により貸借対照表を作成した第2種 特定目的会社 の当該貸借対照表上の純資産の額が、同項の 資産流動化計画 の定めるところに従った 優先出資 の消却をするために必要となる金額に満たない場合には、優先出資社員は、当該貸借対照表の承認についての議決権を有する。
4項 前項の場合において、同項の貸借対照表について承認の決議があったときは、解散の決議があったものとみなす。
11節 解散
160条 (解散の事由)
1項 特定目的会社 は、次に掲げる事由によって解散する。
1号 定款で定めた存続期間の満了
2号 定款で定めた解散の事由の発生
3号 社員総会の決議
4号 破産手続開始の決定
5号 第162条第1項
《次に掲げる場合において、やむを得ない事由…》
があるときは、総特定社員若しくは総優先出資社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員若しくは優先出資社員を除く。の議決権の10分の一これを下回る割
又は
第163条
《会社法の準用 会社法第824条会社の解…》
散命令、第826条官庁等の法務大臣に対する通知義務、第868条第1項非訟事件の管轄、第870条第1項第10号に係る部分に限る。陳述の聴取、第871条本文理由の付記、第872条第4号に係る部分に限る。即
において準用する会社法第824条第1項の規定による解散を命ずる裁判
6号 第220条の規定による内閣総理大臣の発する解散命令
7号 資産流動化計画 に記載し、又は記録する 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)の譲受け、 資産対応証券 の発行又は 特定借入れ の実行の不能
8号 その他政令で定める事由の発生
2項 会社法第926条(解散の登記)の規定は、前項(第4号及び第5号を除く。)の規定により 特定目的会社 が解散した場合について準用する。
161条 (解散の決議)
1項 優先出資 社員は、前条第1項第3号に掲げる解散の決議について、議決権を有する。
2項 前項の決議は、 特定目的会社 の 資産流動化計画 の定めによる 特定社債 の償還、 特定約束手形 の支払及び 特定借入れ の弁済が完了した後でなければ、行うことができない。
162条 (特定目的会社の解散の訴え)
1項 次に掲げる場合において、やむを得ない事由があるときは、総 特定社員 若しくは総 優先出資 社員(社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員若しくは優先出資社員を除く。)の議決権の10分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員若しくは優先出資社員又は 特定出資 (自己特定出資を除く。)の総口数若しくは発行済優先出資(自己優先出資を除く。)の10分の一(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の特定出資若しくは優先出資を有する特定社員若しくは優先出資社員は、訴えをもって 特定目的会社 の解散を請求することができる。
1号 特定目的会社 が業務の執行において著しく困難な状況に至り、当該特定目的会社に回復することができない損害が生じ、又は生ずるおそれがあるとき。
2号 特定目的会社 の財産の管理又は処分が著しく失当で、当該特定目的会社の存立を危うくするとき。
2項 会社法第834条(第20号に係る部分に限る。)(被告)、第835条第1項(訴えの管轄及び移送)、第836条第1項及び第3項(担保提供命令)、第837条(弁論等の必要的併合)、第838条(認容判決の効力が及ぶ者の範囲)、第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)並びに第937条第1項(第1号リに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、 特定目的会社 の解散の訴えについて準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
163条 (会社法の準用)
1項 会社法第824条(会社の解散命令)、第826条(官庁等の法務大臣に対する通知義務)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第10号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)、第876条(最高裁判所規則)、第904条(法務大臣の関与)及び第937条第1項(第3号ロに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は 特定目的会社 の解散の命令について、同法第825条(会社の財産に関する保全処分)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第1号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第1号及び第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条(原裁判の執行停止)、第874条(第2号及び第3号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)、第876条(最高裁判所規則)及び第905条から第906条の二まで(会社の財産に関する保全処分についての特則)の規定はこの条において準用する同法第824条第1項の申立てがあった場合における特定目的会社の財産の保全について、それぞれ準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
12節 清算 > 1款 通則
164条 (清算の開始原因)
1項 特定目的会社 は、次に掲げる場合には、この款の定めによるところにより、清算をしなければならない。
1号 解散した場合(破産手続開始の決定により解散した場合であって当該破産手続が終了していない場合を除く。)
2号 設立の無効の訴えに係る請求を認容する判決が確定した場合
165条 (清算特定目的会社の能力)
1項 前条の規定により清算をする 特定目的会社 (以下「 清算特定目的会社 」という。)は、清算の目的の範囲内において、清算が結了するまではなお存続するものとみなす。
166条 (社員総会以外の機関の設置)
1項 清算特定目的会社 には、次に掲げる機関を置かなければならない。
1号 1人又は2人以上の清算人
2号 1人又は2人以上の監査役
2項 第67条
《 特定目的会社には、次に掲げる機関を置か…》
なければならない。 ただし、第3号に掲げる機関については、資産対応証券として特定社債のみを発行する特定目的会社であって、資産流動化計画に定められた特定社債の発行総額と特定借入れの総額との合計額が政令で
の規定は、 清算特定目的会社 については、適用しない。
167条 (清算人の就任等)
1項 次に掲げる者は、 清算特定目的会社 の清算人となる。
1号 取締役(次号又は第3号に掲げる者がある場合を除く。)
2号 定款で定める者
3号 社員総会の決議によって選任された者
2項 優先出資 社員は、前項第3号に規定する決議について、議決権を有する。
3項 第1項の規定により清算人となる者がないときは、裁判所は、 利害関係人 の申立てにより、清算人を選任する。
4項 第1項及び前項の規定にかかわらず、
第160条第1項第5号
《特定目的会社は、次に掲げる事由によって解…》
散する。 1 定款で定めた存続期間の満了 2 定款で定めた解散の事由の発生 3 社員総会の決議 4 破産手続開始の決定 5 第162条第1項又は第163条において準用する会社法第824条第1項の規定に
に掲げる事由によって解散した 清算特定目的会社 については、裁判所は、 利害関係人 若しくは法務大臣の申立てにより又は職権で、清算人を選任する。
5項 第1項及び第3項の規定にかかわらず、
第164条第2号
《清算の開始原因 第164条 特定目的会社…》
は、次に掲げる場合には、この款の定めによるところにより、清算をしなければならない。 1 解散した場合破産手続開始の決定により解散した場合であって当該破産手続が終了していない場合を除く。 2 設立の無効
に掲げる場合に該当することとなった 清算特定目的会社 については、裁判所は、 利害関係人 の申立てにより、清算人を選任する。
6項 第1項及び第3項の規定にかかわらず、
第160条第1項第6号
《特定目的会社は、次に掲げる事由によって解…》
散する。 1 定款で定めた存続期間の満了 2 定款で定めた解散の事由の発生 3 社員総会の決議 4 破産手続開始の決定 5 第162条第1項又は第163条において準用する会社法第824条第1項の規定に
に掲げる事由によって解散した 清算特定目的会社 については、裁判所は、 利害関係人 若しくは内閣総理大臣の申立てにより又は職権で、清算人を選任する。
7項 第69条
《特定目的会社と役員等との関係 特定目的…》
会社と役員及び会計監査人との関係は、委任に関する規定に従う。
及び
第70条
《取締役の資格 次に掲げる者は、取締役と…》
なることができない。 1 法人 2 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの 3 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われて
の規定は、 清算特定目的会社 の清算人について準用する。
168条 (清算人の解任)
1項 清算人(前条第3項から第6項までの規定により裁判所が選任したものを除く。)は、いつでも、社員総会の決議によって解任することができる。
2項 優先出資 社員は、前項の規定による清算人の解任について、議決権を有する。
3項 裁判所は、 利害関係人 若しくは内閣総理大臣の申立てにより又は職権で、前条第6項の規定により選任された清算人を解任することができる。
4項 重要な事由があるときは、裁判所は、次に掲げる社員の申立てにより、清算人を解任することができる。
1号 総 特定社員 (次に掲げる特定社員を除く。)又は総 優先出資 社員(次に掲げる優先出資社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員又は優先出資社員(次に掲げる特定社員又は優先出資社員を除く。)
イ 清算人を解任する旨の議案について議決権を行使することができない 特定社員 又は 優先出資 社員
ロ 当該申立てに係る清算人である 特定社員 又は 優先出資 社員
2号 特定出資 (次に掲げる 特定社員 の有する特定出資を除く。)の総口数又は発行済 優先出資 (次に掲げる優先出資社員の有する優先出資を除く。)の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の特定出資又は優先出資を有する特定社員又は優先出資社員
イ 当該 清算特定目的会社 である 特定社員 又は 優先出資 社員
ロ 当該申立てに係る清算人である 特定社員 又は 優先出資 社員
5項 第76条第1項
《役員が欠けた場合又はこの法律若しくは定款…》
で定めた役員の員数が欠けた場合には、任期の満了又は辞任により退任した役員は、新たに選任された役員次項の1時役員の職務を行うべき者を含む。が就任するまで、なお役員としての権利義務を有する。
から第3項まで及び第6項並びに会社法第937条第1項(第2号ホ及び第3号イに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は、清算人について準用する。この場合において、
第76条第1項
《役員が欠けた場合又はこの法律若しくは定款…》
で定めた役員の員数が欠けた場合には、任期の満了又は辞任により退任した役員は、新たに選任された役員次項の1時役員の職務を行うべき者を含む。が就任するまで、なお役員としての権利義務を有する。
中「員数」とあるのは「人数」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
169条 (清算人の職務)
1項 清算人は、次に掲げる職務を行う。
1号 現務の結了
2号 債権の取立て及び債務の弁済
3号 残余財産の分配
170条 (業務の執行)
1項 清算人は、 清算特定目的会社 の業務を執行する。
2項 清算人が2人以上ある場合には、 清算特定目的会社 の業務は、定款に別段の定めがある場合を除き、清算人の過半数をもって決定する。
3項 第80条
《競業及び利益相反取引の制限 取締役は、…》
次に掲げる場合には、社員総会において、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2
及び
第82条
《社員等による取締役の行為の差止め 社員…》
、特定社債権者、特定約束手形の所持人又は特定借入れに係る債権者は、取締役が法令又は資産流動化計画に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合には、当該取締役に対し、当該行為をやめることを
から
第84条
《取締役の報酬等 取締役の報酬、賞与その…》
他の職務執行の対価として特定目的会社から受ける財産上の利益以下この節において「報酬等」という。についての次に掲げる事項は、定款に当該事項を定めていないときは、社員総会の決議によって定める。 1 報酬等
まで並びに会社法第354条(表見代表取締役)、第355条(忠実義務)、第357条第1項(取締役の報告義務)、第484条(清算株式会社についての破産手続の開始)及び第485条(裁判所の選任する清算人の報酬)の規定は、 清算特定目的会社 の清算人(
第84条
《取締役の報酬等 取締役の報酬、賞与その…》
他の職務執行の対価として特定目的会社から受ける財産上の利益以下この節において「報酬等」という。についての次に掲げる事項は、定款に当該事項を定めていないときは、社員総会の決議によって定める。 1 報酬等
の規定については、
第167条第3項
《3 第1項の規定により清算人となる者がな…》
いときは、裁判所は、利害関係人の申立てにより、清算人を選任する。
から第6項までの規定により裁判所が選任したものを除く。)について準用する。この場合において、同法第354条中「社長、副社長その他株式会社を代表する権限を有するものと認められる名称」とあるのは「清算特定目的会社を代表する権限を有するものと認められる名称」と、同法第355条中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同法第357条第1項中「株主(監査役設置会社にあっては、監査役)」とあるのは「監査役」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
171条 (清算特定目的会社の代表)
1項 清算人は、 清算特定目的会社 を代表する。ただし、他に代表清算人(清算特定目的会社を代表する清算人をいう。以下同じ。)その他清算特定目的会社を代表する者を定めた場合は、この限りでない。
2項 前項本文の清算人が2人以上ある場合には、清算人は、各自、 清算特定目的会社 を代表する。
3項 清算特定目的会社 は、定款、定款の定めに基づく清算人(
第167条第3項
《3 第1項の規定により清算人となる者がな…》
いときは、裁判所は、利害関係人の申立てにより、清算人を選任する。
から第6項までの規定により裁判所が選任したものを除く。以下この項において同じ。)の互選又は社員総会の決議によって、清算人の中から代表清算人を定めることができる。
4項 第167条第1項第1号
《次に掲げる者は、清算特定目的会社の清算人…》
となる。 1 取締役次号又は第3号に掲げる者がある場合を除く。 2 定款で定める者 3 社員総会の決議によって選任された者
の規定により取締役が清算人となる場合において、代表取締役を定めていたときは、当該代表取締役が代表清算人となる。
5項 裁判所は、
第167条第3項
《3 第1項の規定により清算人となる者がな…》
いときは、裁判所は、利害関係人の申立てにより、清算人を選任する。
から第6項までの規定により清算人を選任する場合には、その清算人の中から代表清算人を定めることができる。
6項 会社法第349条第4項及び第5項(株式会社の代表)、第351条(代表取締役に欠員を生じた場合の措置)並びに第937条第1項(第2号イ及びハに係る部分に限る。)(裁判による登記の嘱託)の規定は 清算特定目的会社 の代表清算人について、同法第352条(取締役の職務を代行する者の権限)の規定は清算特定目的会社の清算人又は代表清算人の職務を代行する者について、それぞれ準用する。この場合において、同法第351条第1項中「員数」とあるのは「人数」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
172条 (清算人の清算特定目的会社に対する損害賠償責任)
1項 清算人は、その任務を怠ったときは、 清算特定目的会社 に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
2項 清算人が
第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する
第80条第1項
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
の規定に違反して同項第1号の取引をしたときは、当該取引によって清算人又は第三者が得た利益の額は、前項の損害の額と推定する。
3項 第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する
第80条第1項第2号
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
又は第3号の取引によって 清算特定目的会社 に損害が生じたときは、次に掲げる清算人は、その任務を怠ったものと推定する。
1号 第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する
第80条第1項
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
の清算人
2号 清算特定目的会社 が当該取引をすることを決定した清算人
4項 第94条第4項
《4 第1項の責任は、総社員の同意がなけれ…》
ば、免除することができない。
及び第5項の規定は、清算人の第1項の責任について準用する。この場合において、同条第5項中「
第80条第1項第2号
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
」とあるのは、「
第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する
第80条第1項第2号
《取締役は、次に掲げる場合には、社員総会に…》
おいて、当該取引につき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1 取締役が自己又は第三者のために特定目的会社の事業の部類に属する取引をしようとするとき。 2 取締役が自己又は第三者のため
」と読み替えるものとする。
173条 (清算人の第三者に対する損害賠償責任)
1項 清算人がその職務を行うについて悪意又は重大な過失があったときは、当該清算人は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。
2項 清算人が、次に掲げる行為をしたときも、前項と同様とする。ただし、当該清算人が当該行為をすることについて注意を怠らなかったことを証明したときは、この限りでない。
1号 第176条第1項
《清算人は、その就任後遅滞なく、清算特定目…》
的会社の財産の現況を調査し、内閣府令で定めるところにより、第164条各号に掲げる場合に該当することとなった日における財産目録及び貸借対照表以下この条において「財産目録等」という。を作成し、これらを社員
に規定する財産目録等並びに
第177条第1項
《清算特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各清算事務年度第164条各号に掲げる場合に該当することとなった日の翌日又はその後毎年その日に応当する日応当する日がない場合にあっては、その前日から始まる各1年の期間をいう。に係る貸借対照表及
の貸借対照表及び事務報告並びにこれらの附属明細書に記載し、又は記録すべき重要な事項についての虚偽の記載又は記録
2号 虚偽の登記
3号 虚偽の公告
174条 (清算人及び監査役の連帯責任等)
1項 清算人又は監査役が 清算特定目的会社 又は第三者に生じた損害を賠償する責任を負う場合において、他の清算人又は監査役も当該損害を賠償する責任を負うときは、これらの者は、連帯債務者とする。
2項 前項の場合には、
第96条
《役員等の連帯責任 役員等が特定目的会社…》
又は第三者に生じた損害を賠償する責任を負う場合において、他の役員等も当該損害を賠償する責任を負うときは、これらの者は、連帯債務者とする。
の規定は、適用しない。
3項 第97条
《責任追及の訴え 特定社員又は6箇月これ…》
を下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間前から引き続き優先出資を有する優先出資社員は、特定目的会社に対し、書面その他の内閣府令で定める方法により、役員等の責任を追及する訴え以下この条において
の規定は、 清算特定目的会社 における清算人の責任を追及する訴えについて準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
175条 (取締役等に関する規定の適用関係)
1項 清算特定目的会社 については、第3節(
第34条
《自己の特定出資の取得及び質受けの禁止等 …》
特定目的会社は、第38条において準用する会社法第182条の4第1項の規定による請求に応じて特定出資を買い取る場合及び権利の実行に当たりその目的を達成するために必要な場合を除き、自己の特定出資を取得し
(第4項及び第5項を除く。)及び
第46条
《自己の優先出資の取得等 特定目的会社は…》
、次に掲げる場合を除き、自己の優先出資を取得し、又は質権の目的として発行済優先出資特定目的会社が発行している優先出資をいう。以下同じ。の総口数の20分の1を超える口数の自己の優先出資を受けてはならない
を除く。)、第4節第1款、
第72条第1項
《監査役は、特定目的会社の取締役又は使用人…》
を兼ねることができない。
、
第77条第3項
《3 会社法第345条会計参与等の選任等に…》
ついての意見の陳述の規定は、特定目的会社について準用する。 この場合において、同条中「株主総会」とあるのは「社員総会」と、同条第3項中「第298条第1項第1号」とあるのは「資産流動化法第54条第1項第
において準用する会社法第345条第4項において準用する同条第3項、
第81条第2項
《2 会社法第358条第2項、第3項及び第…》
5項から第7項まで業務の執行に関する検査役の選任、第359条裁判所による株主総会招集等の決定、第868条第1項非訟事件の管轄、第870条第1項第1号に係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付記、
において準用する同法第359条及び同節第6款の規定中取締役又は代表取締役に関する規定は、清算人又は代表清算人に関する規定として清算人又は代表清算人に適用があるものとする。
176条 (財産目録等の作成等)
1項 清算人は、その就任後遅滞なく、 清算特定目的会社 の財産の現況を調査し、内閣府令で定めるところにより、
第164条
《清算の開始原因 特定目的会社は、次に掲…》
げる場合には、この款の定めによるところにより、清算をしなければならない。 1 解散した場合破産手続開始の決定により解散した場合であって当該破産手続が終了していない場合を除く。 2 設立の無効の訴えに係
各号に掲げる場合に該当することとなった日における財産目録及び貸借対照表(以下この条において「 財産目録等 」という。)を作成し、これらを社員総会に提出し、又は提供し、その承認を受けなければならない。
2項 優先出資 社員は、 財産目録等 の承認について、議決権を有する。
3項 清算特定目的会社 は、 財産目録等 を作成した時から本店の所在地における清算結了の登記の時までの間、当該財産目録等を保存しなければならない。
4項 裁判所は、申立てにより又は職権で、訴訟の当事者に対し、 財産目録等 の全部又は一部の提出を命ずることができる。
177条 (貸借対照表等の作成、保存及び監査等)
1項 清算特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、各清算事務年度(
第164条
《清算の開始原因 特定目的会社は、次に掲…》
げる場合には、この款の定めによるところにより、清算をしなければならない。 1 解散した場合破産手続開始の決定により解散した場合であって当該破産手続が終了していない場合を除く。 2 設立の無効の訴えに係
各号に掲げる場合に該当することとなった日の翌日又はその後毎年その日に応当する日(応当する日がない場合にあっては、その前日)から始まる各1年の期間をいう。)に係る貸借対照表及び事務報告並びにこれらの附属明細書を作成しなければならない。
2項 前項の貸借対照表及び事務報告並びにこれらの附属明細書は、内閣府令で定めるところにより、監査役の監査を受けなければならない。
3項 会社法第494条第2項及び第3項(貸借対照表等の作成及び保存)、第496条第1項及び第2項(貸借対照表等の備置き及び閲覧等)、第497条(第1項各号を除く。)(貸借対照表等の定時株主総会への提出等)並びに第498条(貸借対照表等の提出命令)の規定は、第1項の貸借対照表及び事務報告並びにこれらの附属明細書について準用する。この場合において、同法第496条第1項中「前条第1項の規定の適用がある場合にあっては、監査報告を含む。」とあるのは「資産流動化法第177条第2項の監査を受けた監査報告を含む。」と、同項及び同法第497条中「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と、同条第1項中「当該各号に定める貸借対照表及び事務報告」とあるのは「資産流動化法第177条第2項の監査を受けた貸借対照表及び事務報告」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4項 優先出資 社員は、前項において準用する会社法第497条第2項の規定による貸借対照表の承認について、議決権を有する。
178条 (残余財産の分配)
1項 清算特定目的会社 は、残余財産の分配をしようとするときは、清算人の決定によって、次に掲げる事項を定めなければならない。
1号 残余財産の種類
2号 社員に対する残余財産の割当てに関する事項
2項 前項に規定する場合において、 優先出資 を発行しているときは、 清算特定目的会社 は、当該優先出資の内容に応じ、同項第2号に掲げる事項として、次に掲げる事項を定めることができる。
1号 特定社員 又は残余財産の分配について内容の異なる二以上の種類の 優先出資 を発行している場合において、ある種類の優先出資を有する優先出資社員に対して残余財産の割当てをしないこととするときは、その旨及び当該優先出資の種類
2号 前号に掲げる事項のほか、残余財産の割当てについて 特定出資 と 優先出資 との間で、又は残余財産の分配について内容の異なる二以上の種類の優先出資を発行している場合において優先出資の種類ごとに、異なる取扱いを行うこととするときは、その旨及び当該異なる取扱いの内容
3項 第1項第2号に掲げる事項についての定めは、社員(当該 清算特定目的会社 及び前項第1号の 特定社員 又は 優先出資 社員を除く。)の有する 特定出資 又は優先出資の口数(前項第2号に掲げる事項についての定めがある場合にあっては、特定出資及び各優先出資の口数)に応じて残余財産を割り当てることを内容とするものでなければならない。
4項 会社法第505条(残余財産が金銭以外の財産である場合)及び第506条(基準株式数を定めた場合の処理)の規定は、 清算特定目的会社 について準用する。この場合において、同法第505条第1項第2号及び第506条中「株式を」とあるのは「 特定出資 又は 優先出資 を」と、同条中「の株式」とあるのは「の特定出資又は優先出資」と、「基準株式数」とあるのは「基準特定出資口数又は基準優先出資口数」と、「基準未満株式」とあるのは「基準未満特定出資又は基準未満優先出資」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
179条 (特定目的会社の清算等に関する会社法の準用等)
1項 会社法第499条から第503条まで(債権者に対する公告等、債務の弁済の制限、条件付債権等に係る債務の弁済、債務の弁済前における残余財産の分配の制限、清算からの除斥)、第507条第1項、第3項及び第4項(清算事務の終了等)、第508条(帳簿資料の保存)、第868条第1項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第870条第1項(第1号、第2号、第5号及び第6号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条(原裁判の執行停止)、第874条(第1号及び第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)、第876条(最高裁判所規則)、第928条第1項及び第3項(清算人の登記)並びに第929条(第1号に係る部分に限る。)(清算結了の登記)の規定は、 特定目的会社 の清算について準用する。この場合において、同法第507条第3項中「決算報告(前項の規定の適用がある場合にあっては、同項の承認を受けたもの)を株主総会」とあるのは「決算報告(資産流動化法第177条第2項に規定する監査を受けたもの)を社員総会」と、同法第508条第1項中「清算人(清算人会設置会社にあっては、第489条第7項各号に掲げる清算人)」とあるのは「清算人」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 優先出資 社員は、前項において準用する会社法第507条第3項の規定による決算報告の承認について、議決権を有する。
2款 特別清算
180条 (特別清算開始の原因及び特別清算に関する会社法の準用等)
1項 裁判所は、 清算特定目的会社 に次に掲げる事由があると認めるときは、第4項において準用する会社法第514条の規定に基づき、申立てにより、当該清算特定目的会社に対し特別清算の開始を命ずる。
1号 清算の遂行に著しい支障を来すべき事情があること。
2号 債務超過( 清算特定目的会社 の財産がその債務を完済するのに足りない状態をいう。第3項において同じ。)の疑いがあること。
2項 債権者、清算人、監査役又は社員は、特別清算開始の申立てをすることができる。
3項 清算特定目的会社 に債務超過の疑いがあるときは、清算人は、特別清算開始の申立てをしなければならない。
4項 会社法第512条から第518条の二まで(他の手続の中止命令等、特別清算開始の申立ての取下げの制限、特別清算開始の命令、他の手続の中止等、担保権の実行の手続等の中止命令、相殺の禁止、共助対象外国租税債権者の手続参加)、第2編第9章第2節第2款から第10款まで(第522条第3項、第530条第2項及び第536条を除く。)(裁判所による監督及び調査、清算人、監督委員、調査委員、清算株式会社の行為の制限等、清算の監督上必要な処分等、債権者集会、協定、特別清算の終了)、第7編第2章第4節(特別清算に関する訴え)、同編第3章第1節(第868条第2項から第6項まで及び第870条から第874条までを除く。)(総則)、同章第3節(第879条、第882条第2項及び第896条を除く。)(特別清算の手続に関する特則)及び第938条(第6項を除く。)(特別清算に関する裁判による登記の嘱託)の規定は、 清算特定目的会社 の特別清算について準用する。この場合において、同法第516条中「担保権の実行の手続、企業担保権の実行の手続又は清算株式会社の財産」とあるのは「担保権の実行の手続又は清算特定目的会社の財産」と、同法第522条第1項中「総株主(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主若しくは発行済株式(自己株式を除く。)の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主」とあるのは「総 特定社員 (社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する特定社員若しくは総 優先出資 社員(社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない優先出資社員を除く。)の議決権の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する優先出資社員又は 特定出資 (自己特定出資を除く。)の総口数の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の特定出資を有する特定社員又は発行済優先出資(自己優先出資を除く。)の100分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の口数の優先出資を6箇月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する優先出資社員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
13節 雑則
181条 (銀行法等の規定の適用)
1項 特定目的会社 並びにその 特定出資 及び 優先出資 は、銀行法その他の法令の規定で政令で定めるものの適用については、政令で定めるところにより、それぞれ当該政令で定める法令の規定に規定する会社及びその出資とみなす。
2項 次の各号に掲げる金融機関は、当該各号に定める業務を行う場合には、
第19条第2項
《2 前項の規定による払込みは、発起人が定…》
めた銀行等銀行、信託会社その他これに準ずるものとして内閣府令で定めるものをいう。以下同じ。の払込みの取扱いの場所においてしなければならない。
、
第41条第4項
《4 取締役は、募集優先出資の総口数の引受…》
けがあったときは、遅滞なく、各引受人が引き受けた募集優先出資につき、特定目的会社が定めた銀行等の払込みの取扱いの場所において、それぞれの募集優先出資の払込金額の全額の払込み以下この款において「出資の履
、
第122条第1項第16号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
、
第141条第1項第3号
《新優先出資引受権付特定社債については、第…》
121条第1項の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、第122条第1項の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 新優先出資引受権付特定社
、
第145条第3項
《3 前項の払込みは、第141条第1項第3…》
号の銀行等の払込みの取扱いの場所においてしなければならない。
、
第184条第1項第4号
《設立の登記の申請書には、法令に別段の定め…》
がある場合を除き、次の書面を添付しなければならない。 1 定款 2 定款に第16条第3項各号に掲げる事項についての記載又は記録があるときは、次に掲げる書面 イ 検査役又は設立時取締役及び設立時監査役の
、
第185条第3号
《募集特定出資の発行による変更の登記 第1…》
85条 募集特定出資の発行による変更の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。 1 募集特定出資の引受けの申込み又は第36条第5項において準用する会社法第205条第1項の契約を証する書面
、
第186条第3号
《募集優先出資の発行の登記 第186条 募…》
集優先出資の発行の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。 1 募集優先出資の引受けの申込み又は第41条第2項の契約を証する書面 2 優先出資社員名簿管理人を置いたときは、定款及びその者と
、
第193条第2号
《新優先出資引受権付特定社債に付された新優…》
先出資の引受権の行使による変更の登記 第193条 新優先出資引受権付特定社債に付された新優先出資の引受権の行使による変更の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。 1 新優先出資引受権付特
、
第24条第3項
《3 会社法第64条払込金の保管証明の規定…》
は、第19条第1項の規定による払込みの取扱いをした銀行等について準用する。 この場合において、同法第64条第1項中「第57条第1項の募集をした場合には、発起人」とあるのは「発起人」と、同条第2項中「株
において準用する会社法第64条、
第36条第5項
《5 会社法第202条から第213条の三ま…》
で第202条第3項、第202条の二、第205条第3項から第5項まで、第206条の二、第207条第9項第3号及び第5号、第209条第4項並びに第213条第1項第3号を除く。株主に株式の割当てを受ける権利
において準用する同法第208条第1項並びに
第36条第7項
《7 会社法第64条払込金の保管証明の規定…》
は、第5項において準用する同法第208条第1項の払込みの取扱いをした銀行等について準用する。 この場合において、同法第64条第1項中「第57条第1項」とあるのは「資産流動化法第36条第1項」と、「発起
、
第41条第6項
《6 会社法第64条払込金の保管証明の規定…》
は第4項の出資の履行を取り扱う銀行等について、同法第211条引受けの無効又は取消しの制限の規定は募集優先出資について、それぞれ準用する。 この場合において、同法第64条第1項中「第57条第1項」とある
及び
第122条第10項
《10 第40条第9項の規定は申込者から資…》
産流動化計画の謄本又は抄本の交付の求めがあった場合について、会社法第64条払込金の保管証明の規定は第1項第16号の払込みの取扱いをした銀行等について、それぞれ準用する。 この場合において、第40条第9
において準用する同法第64条の規定の適用については、銀行とみなす。
1号 信用金庫又は信用金庫連合会 信用金庫法 (1951年法律第238号)
第53条第3項第8号
《3 信用金庫は、前2項の規定により行う業…》
務のほか、当該業務に付随する次に掲げる業務その他の業務を行うことができる。 1 債務の保証又は手形の引受け会員のためにするものその他の内閣府令で定めるものに限る。 2 有価証券第5号に規定する証書をも
又は
第54条第4項第8号
《4 信用金庫連合会は、前3項の規定により…》
行う業務のほか、当該業務に付随する次に掲げる業務その他の業務を行うことができる。 1 債務の保証又は手形の引受け会員のためにするものその他の内閣府令で定めるものに限る。 2 有価証券第5号に規定する証
に掲げる業務
2号 労働金庫又は労働金庫連合会 労働金庫法 (1953年法律第227号)
第58条第2項第14号
《2 労働金庫は、前項の業務のほか、次に掲…》
げる業務及びこれに付随する業務を併せ行うことができる。 1 為替取引 2 国、地方公共団体その他営利を目的としない法人以下この章において「国等」という。の預金の受入れ 3 会員個人会員を除く。を構成す
又は
第58条の2第1項第12号
《労働金庫連合会は、前条第1項の業務のほか…》
、次に掲げる業務及びこれに付随する業務を併せ行うことができる。 1 為替取引 2 国等の預金の受入れ 3 会員以外のもの国等を除く。の預金の受入れ 4 会員以外のものに対する資金の貸付け 5 債務の保
に掲げる業務
3号 信用協同組合又は 中小企業等協同組合法 (1949年法律第181号)
第9条の9第1項第1号
《協同組合連合会は、次の事業の一部を行うこ…》
とができる。 1 会員の預金又は定期積金の受入れ 2 会員に対する資金の貸付け及び会員のためにするその借入れ 3 会員が火災共済事業を行うことによつて負う共済責任の再共済 4 生産、加工、販売、購買、
の事業を行う協同組合連合会同法第9条の8第2項第13号又は第9条の9第6項第1号(同法第9条の8第2項第13号に係る部分に限る。)に掲げる業務
4号 農業協同組合法 (1947年法律第132号)
第10条第1項第3号
《組合は、次の事業の全部又は一部を行うこと…》
ができる。 1 組合員農業協同組合連合会にあつては、その農業協同組合連合会を直接又は間接に構成する者。次項及び第4項並びに第11条の50第3項を除き、以下この節において同じ。のためにする農業の経営及び
の事業を行う農業協同組合又は農業協同組合連合会同条第6項第9号に掲げる業務
5号 水産業協同組合法 (1948年法律第242号)
第11条第1項第4号
《漁業協同組合以下この章及び第4章において…》
「組合」という。は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。 1 水産資源の管理及び水産動植物の増殖 2 水産に関する経営及び技術の向上に関する指導 3 組合員の事業又は生活に必要な資金の貸付け 4
、
第87条第1項第4号
《漁業協同組合連合会以下この章において「連…》
合会」という。は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。 1 水産資源の管理及び水産動植物の増殖 2 水産に関する経営及び技術の向上に関する指導 3 連合会を直接又は間接に構成する者以下この章にお
、
第93条第1項第2号
《水産加工業協同組合以下この章及び次章にお…》
いて「組合」という。は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。 1 組合員の事業又は生活に必要な資金の貸付け 2 組合員の貯金又は定期積金の受入れ 3 組合員の事業又は生活に必要な物資の供給 4
又は
第97条第1項第2号
《水産加工業協同組合連合会以下この章におい…》
て「連合会」という。は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。 1 連合会を直接又は間接に構成する者以下この章において「所属員」と総称する。の事業に必要な資金の貸付け 2 所属員の貯金又は定期積金
の事業を行う漁業協同組合、漁業協同組合連合会、水産加工業協同組合又は水産加工業協同組合連合会同法第11条第3項第8号、第87条第4項第8号、第93条第2項第8号又は
第97条第3項第8号
《3 特定目的会社が、取締役若しくは清算人…》
又はこれらの者であった者を補助するため、責任追及の訴えに係る訴訟に参加するには、特定社員の全員の同意を得なければならない。
に掲げる業務
6号 農林中央金庫 農林中央金庫法 (2001年法律第93号)
第54条第4項第11号
《4 農林中央金庫は、前3項の規定により営…》
む業務のほか、当該業務に付随する次に掲げる業務その他の業務を営むことができる。 1 債務の保証又は手形の引受け 2 有価証券第5号に規定する証書をもって表示される金銭債権に該当するもの及び短期社債等を
に掲げる業務
7号 株式会社商工組合中央金庫 株式会社商工組合中央金庫法 (2007年法律第74号)
第21条第4項第12号
《4 商工組合中央金庫は、前3項の規定によ…》
り営む業務のほか、当該業務に付随する次に掲げる業務その他の業務を営むことができる。 1 債務の保証又は手形の引受け 2 有価証券第5号に規定する証書をもって表示される金銭債権に該当するもの及び短期社債
に掲げる業務
182条 (登記簿)
1項 登記所に、 特定目的会社 登記簿を備える。
183条 (商業登記法等の準用)
1項 商業登記法 (1963年法律第125号)
第1条の3
《登記所 登記の事務は、当事者の営業所の…》
所在地を管轄する法務局若しくは地方法務局若しくはこれらの支局又はこれらの出張所以下単に「登記所」という。がつかさどる。
から
第5条
《登記官の除斥 登記官又はその配偶者若し…》
くは四親等内の親族配偶者又は四親等内の親族であつた者を含む。以下この条において同じ。が登記の申請人であるときは、当該登記官は、当該登記をすることができない。 登記官又はその配偶者若しくは四親等内の親族
まで(登記所、事務の委任、事務の停止、登記官、登記官の除斥)、
第7条
《会社法人等番号 登記簿には、法務省令で…》
定めるところにより、会社法人等番号特定の会社、外国会社その他の商人を識別するための番号をいう。第19条の3において同じ。を記録する。
から
第15条
《嘱託による登記 第5条、第17条から第…》
19条の二まで、第21条、第22条、第23条の二、第24条、第51条第1項及び第2項、第52条、第78条第1項及び第3項、第82条第2項及び第3項、第83条、第87条第1項及び第2項、第88条、第91
まで(会社法人等番号、登記簿等の持出禁止、登記簿の滅失と回復、登記簿等の滅失防止、登記事項証明書の交付等、登記事項の概要を記載した書面の交付、附属書類の閲覧、印鑑証明、電磁的記録の作成者を示す措置の確認に必要な事項等の証明、手数料、当事者申請主義、嘱託による登記)、
第17条
《登記申請の方式 登記の申請は、書面でし…》
なければならない。 2 申請書には、次の事項を記載し、申請人又はその代表者当該代表者が法人である場合にあつては、その職務を行うべき者若しくは代理人が記名押印しなければならない。 1 申請人の氏名及び住
から
第19条
《 官庁の許可を要する事項の登記を申請する…》
には、申請書に官庁の許可書又はその認証がある謄本を添附しなければならない。
の三まで(登記申請の方式、申請書の添付書面、申請書に添付すべき電磁的記録、添付書面の特例)、
第21条
《受付 登記官は、登記の申請書を受け取つ…》
たときは、受付帳に登記の種類、申請人の氏名、会社が申請人であるときはその商号、受付の年月日及び受付番号を記載し、申請書に受付の年月日及び受付番号を記載しなければならない。 2 情報通信技術を活用した行
から
第27条
《同1の所在場所における同1の商号の登記の…》
禁止 商号の登記は、その商号が他人の既に登記した商号と同一であり、かつ、その営業所会社にあつては、本店。以下この条において同じ。の所在場所が当該他人の商号の登記に係る営業所の所在場所と同一であるとき
まで(受付、受領証、登記の順序、登記官による本人確認、申請の却下、提訴期間経過後の登記、行政区画等の変更、同1の所在場所における同1の商号の登記の禁止)、
第33条
《商号の登記の抹消 次の各号に掲げる場合…》
において、当該商号の登記をした者が当該各号に定める登記をしないときは、当該商号の登記に係る営業所会社にあつては、本店。以下この条において同じ。の所在場所において同1の商号を使用しようとする者は、登記所
(商号の登記の抹消)、
第34条
《会社の商号の登記 会社の商号の登記は、…》
会社の登記簿にする。 2 第28条、第29条並びに第30条第1項及び第2項の規定は、会社については、適用しない。
(会社の商号の登記)、
第44条
《会社の支配人の登記 会社の支配人の登記…》
は、会社の登記簿にする。 2 前項の登記において登記すべき事項は、次のとおりとする。 1 支配人の氏名及び住所 2 支配人を置いた営業所 3 第29条第2項の規定は、第1項の登記について準用する。
、
第45条
《 会社の支配人の選任の登記の申請書には、…》
支配人の選任を証する書面を添付しなければならない。 2 会社の支配人の代理権の消滅の登記の申請書には、これを証する書面を添付しなければならない。
(会社の支配人の登記)、
第46条
《添付書面の通則 登記すべき事項につき株…》
主全員若しくは種類株主全員の同意又はある取締役若しくは清算人の一致を要するときは、申請書にその同意又は一致があつたことを証する書面を添付しなければならない。 2 登記すべき事項につき株主総会若しくは種
(第4項及び第5項を除く。)(添付書面の通則)、
第47条第1項
《設立の登記は、会社を代表すべき者の申請に…》
よつてする。
(設立の登記)、
第51条
《本店移転の登記 本店を他の登記所の管轄…》
区域内に移転した場合の新所在地における登記の申請は、旧所在地を管轄する登記所を経由してしなければならない。 2 前項の登記の申請と旧所在地における登記の申請とは、同時にしなければならない。 3 第1項
から
第55条
《1時会計監査人の職務を行うべき者の変更の…》
登記 会社法第346条第4項の1時会計監査人の職務を行うべき者の就任による変更の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。 1 その選任に関する書面 2 就任を承諾したことを証する書面 3
まで(本店移転の登記、取締役等の変更の登記、1時会計監査人の職務を行うべき者の変更の登記)、
第64条
《株主名簿管理人の設置による変更の登記 …》
株主名簿管理人を置いたことによる変更の登記の申請書には、定款及びその者との契約を証する書面を添付しなければならない。
(株主名簿管理人の設置による変更の登記)、
第71条
《解散の登記 解散の登記において登記すべ…》
き事項は、解散の旨並びにその事由及び年月日とする。 2 定款で定めた解散の事由の発生による解散の登記の申請書には、その事由の発生を証する書面を添付しなければならない。 3 代表清算人の申請に係る解散の
(解散の登記)、
第73条
《清算人の登記 清算人の登記の申請書には…》
、定款を添付しなければならない。 2 会社法第478条第1項第2号又は第3号に掲げる者が清算人となつた場合の清算人の登記の申請書には、就任を承諾したことを証する書面を添付しなければならない。 3 裁判
から
第75条
《清算結了の登記 清算結了の登記の申請書…》
には、会社法第507条第3項の規定による決算報告の承認があつたことを証する書面を添付しなければならない。
まで(清算人の登記、清算人に関する変更の登記、清算結了の登記)、
第132条
《更正 登記に錯誤又は遺漏があるときは、…》
当事者は、その登記の更正を申請することができる。 2 更正の申請書には、錯誤又は遺漏があることを証する書面を添付しなければならない。 ただし、氏、名又は住所の更正については、この限りでない。
から
第137条
《 登記官は、異議を述べた者がないとき、又…》
は異議を却下したときは、登記を抹消しなければならない。
まで(更正、抹消の申請、職権抹消)及び
第139条
《行政手続法の適用除外 登記官の処分につ…》
いては、行政手続法1993年法律第88号第2章及び第3章の規定は、適用しない。
から
第148条
《省令への委任 この法律に定めるもののほ…》
か、登記簿の調製、登記申請書の様式及び添付書面その他この法律の施行に関し必要な事項は、法務省令で定める。
まで( 行政手続法 の適用除外、 行政機関の保有する情報の公開に関する法律 の適用除外、 個人情報の保護に関する法律 の適用除外、審査請求、審査請求事件の処理、 行政不服審査法 の適用除外、省令への委任)の規定は、 特定目的会社 に関する登記について準用する。この場合において、同法第15条中「
第51条第1項
《この節から第7節まで、第10節及び第11…》
節において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 1 第1種特定目的会社 優先出資社員が存在しない特定目的会社 2 第2種特定目的会社 優先出資社員が存在する特定目的会社 3
及び第2項、
第52条
《社員総会の招集 定時社員総会は、毎事業…》
年度の終了後一定の時期に招集しなければならない。 2 社員総会は、必要がある場合には、いつでも、招集することができる。 3 社員総会は、次条第5項において準用する会社法第297条第4項の規定により招集
、
第78条第1項
《取締役は、定款に別段の定めがある場合を除…》
き、特定目的会社の業務を執行する。
及び第3項、第82条第2項及び第3項、
第83条
《 特定社員又は6箇月前から引き続き優先出…》
資を有する優先出資社員は、取締役が特定目的会社の目的の範囲外の行為その他定款に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、当該行為によって当該特定目的会社に著しい損害が生ずるおそ
、
第87条第1項
《監査役は、取締役会計参与設置会社にあって…》
は、取締役及び会計参与の職務の執行を監査する。 この場合において、監査役は、内閣府令で定めるところにより、監査報告を作成しなければならない。
及び第2項、
第88条
《取締役への報告義務 監査役は、取締役が…》
不正の行為をし、若しくは当該行為をするおそれがあると認めるとき、又は法令、資産流動化計画若しくは定款に違反する事実若しくは著しく不当な事実があると認めるときは、遅滞なく、当該取締役以下この項及び第4項
、
第91条第1項
《会計監査人は、次節第3款の定めるところに…》
より、特定目的会社の計算書類及びその附属明細書を監査する。 この場合において、会計監査人は、内閣府令で定めるところにより、会計監査報告を作成しなければならない。
及び第2項、
第92条
《監査役に対する報告 会計監査人は、その…》
職務を行うに際して取締役の職務の執行に関し不正の行為又は法令、資産流動化計画若しくは定款に違反する重大な事実があることを発見したときは、遅滞なく、これを監査役に報告しなければならない。 2 監査役は、
、
第132条
《転換特定社債発行事項の公示 特定目的会…》
社は、転換特定社債前条第2項の決議があったものを除く。を発行する場合には、転換特定社債の総額、払込金額、転換の条件、転換によって発行すべき優先出資の内容、転換を請求することができる期間及び募集の方法を
並びに」とあるのは「
第132条
《転換特定社債発行事項の公示 特定目的会…》
社は、転換特定社債前条第2項の決議があったものを除く。を発行する場合には、転換特定社債の総額、払込金額、転換の条件、転換によって発行すべき優先出資の内容、転換を請求することができる期間及び募集の方法を
及び」と、同法第34条第1項中「会社の登記簿」とあるのは「特定目的会社登記簿」と、同法第46条第1項中「株主全員若しくは種類株主全員」とあるのは「社員全員」と、同条第2項中「株主総会若しくは種類株主総会、取締役会又は清算人会」とあるのは「社員総会」と、同条第3項中「会社法第319条第1項(同法第325条において準用する場合を含む。)又は第370条(同法第490条第5項において準用する場合を含む。)」とあるのは「 資産の流動化 に関する法律1998年法律第105号。以下「資産流動化法」という。)第63条第1項」と、「株主総会若しくは種類株主総会、取締役会又は清算人会」とあるのは「社員総会」と、同法第54条第2項第3号中「会社法第333条第1項」とあるのは「資産流動化法第71条第1項」と、「同法第337条第1項」とあるのは「資産流動化法第73条第1項」と、同法第55条第1項中「会社法第346条第4項」とあるのは「資産流動化法第76条第4項」と、同法第64条中「株主名簿管理人」とあるのは「 特定社員 名簿管理人又は 優先出資 社員名簿管理人」と、同法第71条第3項中「会社法第478条第1項第1号」とあるのは「資産流動化法第167条第1項第1号」と、「同法第483条第4項」とあるのは「資産流動化法第171条第4項」と、同法第73条第2項中「会社法第478条第1項第2号又は第3号」とあるのは「資産流動化法第167条第1項第2号又は第3号」と、同条第3項及び同法第74条第1項中「会社法第928条第1項第2号」とあるのは「資産流動化法第179条第1項において準用する会社法第928条第1項第2号」と、同法第75条中「会社法第507条第3項」とあるのは「資産流動化法第179条第1項において準用する会社法第507条第3項」と、同法第146条の二中「 商業登記法 」とあるのは「 資産の流動化に関する法律 (1998年法律第105号)
第183条第1項
《商業登記法1963年法律第125号第1条…》
の3から第5条まで登記所、事務の委任、事務の停止、登記官、登記官の除斥、第7条から第15条まで会社法人等番号、登記簿等の持出禁止、登記簿の滅失と回復、登記簿等の滅失防止、登記事項証明書の交付等、登記事
において準用する 商業登記法 (」と、「 商業登記法
第145条
《 登記官は、前条に規定する場合を除き、審…》
査請求の日から3日内に、意見を付して事件を第142条の法務局又は地方法務局の長に送付しなければならない。 この場合において、当該法務局又は地方法務局の長は、当該意見を行政不服審査法2014年法律第68
」とあるのは「 資産の流動化に関する法律
第183条第1項
《商業登記法1963年法律第125号第1条…》
の3から第5条まで登記所、事務の委任、事務の停止、登記官、登記官の除斥、第7条から第15条まで会社法人等番号、登記簿等の持出禁止、登記簿の滅失と回復、登記簿等の滅失防止、登記事項証明書の交付等、登記事
において準用する 商業登記法
第145条
《 登記官は、前条に規定する場合を除き、審…》
査請求の日から3日内に、意見を付して事件を第142条の法務局又は地方法務局の長に送付しなければならない。 この場合において、当該法務局又は地方法務局の長は、当該意見を行政不服審査法2014年法律第68
」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 会社法第7編第4章第1節(第907条を除く。)(総則)の規定は、 特定目的会社 の登記について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
184条 (設立の登記の添付書面)
1項 設立の登記の申請書には、法令に別段の定めがある場合を除き、次の書面を添付しなければならない。
1号 定款
2号 定款に
第16条第3項
《3 特定目的会社を設立する場合には、次に…》
掲げる事項は、第1項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。 1 金銭以外の財産の出資をする者の氏名又は名称、当該財産及びその価額並びにその者に対して割り当てる設立時発行特定出資特定目
各号に掲げる事項についての記載又は記録があるときは、次に掲げる書面
イ 検査役又は設立時取締役及び設立時監査役の調査報告を記載した書面及びその附属書類
ロ 第18条第2項
《2 会社法第33条第2項から第11項まで…》
第10項第2号を除く。定款の記載又は記録事項に関する検査役の選任、第868条第1項非訟事件の管轄、第870条第1項第1号及び第3号に係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付記、第872条第4号に
において準用する会社法第33条第10項第3号に掲げる場合には、同号に規定する証明を記載した書面及びその附属書類
3号 検査役の報告に関する裁判があったときは、その謄本又は裁判の内容を記載した書面であって裁判所書記官が当該書面の内容が当該裁判の内容と同一であることを証明したもの
4号 第19条第1項
《発起人は、設立時発行特定出資の引受け後遅…》
滞なく、その引き受けた設立時発行特定出資につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付しなければならない。 ただし、発起人全員の同意があるときは、登記、登録そ
の規定による払込みの取扱いをした銀行等に払い込まれた金額に相当する金銭の保管に関する証明書
5号 特定社員 名簿管理人を置いたときは、その者との契約を証する書面
6号 この法律の規定により選任され又は選定された設立時取締役、設立時監査役及び設立時代表取締役( 特定目的会社 の設立に際して代表取締役となる者をいう。)が就任を承諾したことを証する書面
7号 設立時会計参与又は設立時会計監査人を選任したときは、次に掲げる書面
イ 就任を承認したことを証する書面
ロ これらの者が法人であるときは、当該法人の登記事項証明書。ただし、当該登記所の管轄区域内に当該法人の主たる事務所がある場合を除く。
ハ これらの者が法人でないときは、設立時会計参与にあっては
第71条第1項
《会計参与は、公認会計士公認会計士法194…》
8年法律第103号第16条の2第5項に規定する外国公認会計士を含む。以下同じ。若しくは監査法人又は税理士若しくは税理士法人でなければならない。
に規定する者であることを、設立時会計監査人にあっては
第73条第1項
《会計監査人は、公認会計士又は監査法人でな…》
ければならない。
に規定する者であることを証する書面
2項 登記すべき事項につき発起人全員の同意又はある発起人の一致を要するときは、前項の登記の申請書にその同意又は一致があったことを証する書面を添付しなければならない。
185条 (募集特定出資の発行による変更の登記)
1項 募集 特定出資 の発行による変更の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。
1号 募集 特定出資 の引受けの申込み又は
第36条第5項
《5 会社法第202条から第213条の三ま…》
で第202条第3項、第202条の二、第205条第3項から第5項まで、第206条の二、第207条第9項第3号及び第5号、第209条第4項並びに第213条第1項第3号を除く。株主に株式の割当てを受ける権利
において準用する会社法第205条第1項の契約を証する書面
2号 前条第1項第3号に掲げる書面
3号 金銭を出資の目的とするときは、
第36条第5項
《5 会社法第202条から第213条の三ま…》
で第202条第3項、第202条の二、第205条第3項から第5項まで、第206条の二、第207条第9項第3号及び第5号、第209条第4項並びに第213条第1項第3号を除く。株主に株式の割当てを受ける権利
において準用する会社法第208条第1項の規定による払込みの取扱いをした銀行等に払い込まれた金額に相当する金銭の保管に関する証明書
4号 金銭以外の財産を出資の目的とするときは、次に掲げる書面
イ 検査役が選任されたときは、検査役の調査報告を記載した書面及びその附属書類
ロ 第36条第5項
《5 会社法第202条から第213条の三ま…》
で第202条第3項、第202条の二、第205条第3項から第5項まで、第206条の二、第207条第9項第3号及び第5号、第209条第4項並びに第213条第1項第3号を除く。株主に株式の割当てを受ける権利
において準用する会社法第207条第9項第4号に掲げる場合には、同号に規定する証明を記載した書面及びその附属書類
186条 (募集優先出資の発行の登記)
1項 募集 優先出資 の発行の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。
1号 募集 優先出資 の引受けの申込み又は
第41条第2項
《2 前条第1項から第7項まで及び前項の規…》
定は、募集優先出資を引き受けようとする者がその総口数の引受けを行う契約を締結する場合には、適用しない。
の契約を証する書面
2号 優先出資 社員名簿管理人を置いたときは、定款及びその者との契約を証する書面
3号 第41条第4項
《4 取締役は、募集優先出資の総口数の引受…》
けがあったときは、遅滞なく、各引受人が引き受けた募集優先出資につき、特定目的会社が定めた銀行等の払込みの取扱いの場所において、それぞれの募集優先出資の払込金額の全額の払込み以下この款において「出資の履
に規定する払込みの取扱いをした銀行等に払い込まれた金額に相当する金銭の保管に関する証明書
187条 (優先出資の消却又は併合による変更の登記)
1項 優先出資 の消却又は併合による変更の登記の申請書には、
第47条第3項
《3 特定目的会社が優先出資の消却をする場…》
合には、取締役が定めた当該消却の効力が生ずる日次項において「効力発生日」という。までに当該特定目的会社に対し当該優先出資に係る優先出資証券を提出しなければならない旨を当該日の1箇月前までに、公告し、か
の規定又は
第50条第2項
《2 会社法第219条第1項第2号に係る部…》
分に限る。、第2項第1号に係る部分に限る。及び第3項株券の提出に関する公告等並びに第220条株券の提出をすることができない場合の規定は、特定目的会社の優先出資の併合に係る優先出資証券の提出について準用
において準用する会社法第219条第1項(第2号に係る部分に限る。)の規定による公告をしたことを証する書面又は当該優先出資の全部について優先出資証券を発行していないことを証する書面を添付しなければならない。
2項 優先出資 社員に配当すべき利益をもってする優先出資の消却による変更の登記の申請書には、前項の書面のほか、利益の存在を証する書面を添付しなければならない。
188条 (特定資本金の額の減少による変更の登記)
1項 特定資本金の額の減少による変更の登記の申請書には、
第111条第2項
《2 前項の規定により特定目的会社の債権者…》
が異議を述べることができる場合には、当該特定目的会社は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。 ただし、第3号の期間は、1箇月を下ることができな
の規定による公告及び催告をしたこと並びに異議を述べた債権者があるときは、当該債権者に対し弁済し、若しくは相当の担保を提供し、若しくは当該債権者に弁済を受けさせることを目的として相当の財産を信託したこと又は当該特定資本金の額の減少をしても当該債権者を害するおそれがないことを証する書面を添付しなければならない。
189条 (優先資本金の額の減少による変更の登記)
1項 次の各号に掲げる規定に基づく優先資本金の額の減少による変更の登記の申請書には、当該各号に定める書面を添付しなければならない。
1号 第109条
《優先資本金の額の減少 特定目的会社は、…》
次条の規定による場合及び第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。 2 前項の決議においては、次に掲げる事項を定めなければな
の規定
第111条第2項
《2 前項の規定により特定目的会社の債権者…》
が異議を述べることができる場合には、当該特定目的会社は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。 ただし、第3号の期間は、1箇月を下ることができな
の規定による公告及び催告をしたこと並びに異議を述べた債権者があるときは、当該債権者に対し弁済し、若しくは相当の担保を提供し、若しくは当該債権者に弁済を受けさせることを目的として相当の財産を信託したこと又は当該優先資本金の額の減少をしても当該債権者を害するおそれがないことを証する書面
2号 第110条
《 特定目的会社は、次に掲げる事項について…》
資産流動化計画に定めがある場合に限り、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定。以下この条において同じ。をもって優先資本金の額の減少をすることができる。 この場合においては、優先
の規定同条第2項の規定による公告をしたことを証する書面並びに
第111条第2項
《2 前項の規定により特定目的会社の債権者…》
が異議を述べることができる場合には、当該特定目的会社は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。 ただし、第3号の期間は、1箇月を下ることができな
の規定による公告及び催告をしたこと並びに異議を述べた債権者があるときは、当該債権者に対し弁済し、若しくは相当の担保を提供し、若しくは当該債権者に弁済を受けさせることを目的として相当の財産を信託したこと又は当該優先資本金の額の減少をしても当該債権者を害するおそれがないことを証する書面
3号 第159条
《貸借対照表の作成等 資産流動化計画の定…》
めによる特定資産の管理及び処分を終了し、かつ、特定社債若しくは特定約束手形を発行し、又は特定借入れを行っている場合においてその償還及び支払並びに弁済を完了した特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づく
の規定 資産流動化計画 並びに 特定社債 の償還、 特定約束手形 の支払及び 特定借入れ の弁済を証する書面
190条 (減資剰余金の優先資本金への組入れによる変更の登記)
1項 減資剰余金 ( 優先出資 の消却を行うためにする優先資本金の額の減少に係るものに限る。)の優先資本金への組入れによる変更の登記の申請書には、減資剰余金の存在を証する書面を添付しなければならない。
191条 (転換特定社債等の発行による変更の登記)
1項 転換 特定社債 又は新 優先出資 引受権付特定社債の発行による変更の登記の申請書には、法令に別段の定めがある場合を除き、次の書面を添付しなければならない。
1号 転換 特定社債 又は新 優先出資 引受権付特定社債の引受けの申込み又は
第124条
《募集特定社債の申込み及び割当てに関する特…》
則 前2条の規定は、募集特定社債を引き受けようとする者がその総額の引受けを行う契約を締結する場合には、適用しない。
の契約を証する書面
2号 転換 特定社債 又は新 優先出資 引受権付特定社債の払込金額(
第122条第1項第14号
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
に規定する払込金額をいう。)の全額の払込みがあったことを証する書面
192条 (転換特定社債の転換による変更の登記)
1項 転換 特定社債 の転換による変更の登記の申請書には、当該転換の請求があったことを証する書面を添付しなければならない。
193条 (新優先出資引受権付特定社債に付された新優先出資の引受権の行使による変更の登記)
1項 新 優先出資 引受権付 特定社債 に付された新優先出資の 引受権 の行使による変更の登記の申請書には、次の書面を添付しなければならない。
1号 新 優先出資 引受権付 特定社債 に付された新優先出資の 引受権 の行使があったことを証する書面
2号 第145条第3項
《3 前項の払込みは、第141条第1項第3…》
号の銀行等の払込みの取扱いの場所においてしなければならない。
に規定する払込みの取扱いをした銀行等に払い込まれた金額に相当する金銭の保管に関する証明書
194条 (公告)
1項 特定目的会社 は、公告方法として、次に掲げる方法のいずれかを定款で定めることができる。
1号 官報に掲載する方法
2号 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法
3号 電子公告(公告方法のうち、電磁的方法(会社法第2条第34号に規定する電磁的方法をいう。)により不特定多数の者が公告すべき内容である情報の提供を受けることができる状態に置く措置であって同号に規定するものをとる方法をいう。以下この編において同じ。)
2項 特定目的会社 が前項第3号に掲げる方法を公告方法とする旨を定める場合には、その定款には、電子公告を公告方法とする旨を定めれば足りる。この場合においては、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合の公告方法として、同項第1号又は第2号のいずれかを定めることができる。
3項 第1項又は前項の規定による定めがない 特定目的会社 の公告方法は、第1項第1号に掲げる方法とする。
4項 会社法第940条第1項及び第3項(電子公告の公告期間等)、第941条(電子公告調査)、第946条(調査の義務等)、第947条(電子公告調査を行うことができない場合)、第951条第2項(財務諸表等の備置き及び閲覧等)、第953条(改善命令)並びに第955条(調査記録簿等の記載等)の規定は、 特定目的会社 が電子公告によりこの法律又は他の法律の規定による公告をする場合について準用する。この場合において、同法第940条第1項第1号中「この法律」とあるのは「資産流動化法第2編」と、同項第2号中「第440条第1項」とあるのは「資産流動化法第104条第5項」と、「定時株主総会」とあるのは「定時社員総会」と、同条第3項中「前2項」とあるのは「第1項」と、同法第941条中「この法律又は他の法律の規定による公告第440条第1項の規定による公告を除く。」とあるのは「資産流動化法第2編又は他の法律の規定による公告資産流動化法第104条第5項の規定による公告を除く。」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3章 業務
195条 (他業禁止等)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 に従って営む 資産の流動化 に係る業務及びその附帯業務(対価を得て、当該資産流動化計画に記載され、又は記録された 特定資産 以外の資産の譲渡若しくは貸付け又は役務の提供を行うことを除く。)のほか、他の業務を営むことができない。
2項 特定目的会社 は、合名会社又は合資会社の無限責任社員となることができない。
196条 (名義貸しの禁止)
1項 特定目的会社 は、自己の名義をもって、他人に 資産の流動化 に係る業務を営ませてはならない。
197条 (自己の商号の使用を他人に許諾した特定目的会社の責任)
1項 自己の商号を使用して事業又は営業を行うことを他人に許諾した 特定目的会社 は、当該特定目的会社が当該事業を行うものと誤認して当該他人と取引をした者に対し、当該他人と連帯して、当該取引によって生じた債務を弁済する責任を負う。
198条 (使用人の制限)
1項 特定目的会社 は、
第70条第1項
《次に掲げる者は、取締役となることができな…》
い。 1 法人 2 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの 3 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われている者 4 拘禁
各号に掲げる者を使用人(政令で定める者に限る。)としてはならない。
199条
1項 削除
200条 (業務の委託)
1項 特定目的会社 は、 特定資産 (信託の受益権を除く。以下この条において同じ。)の管理及び処分に係る業務を行わせるため、これを信託会社等に信託しなければならない。
2項 特定目的会社 は、前項の規定にかかわらず、 特定資産 のうち次に掲げる資産については、当該資産の譲渡人又は当該資産の管理及び処分を適正に遂行するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する者にその管理及び処分に係る業務を委託することができる。
1号 不動産(土地若しくは建物又はこれらに関する所有権以外の権利をいう。)
2号 債権(民法第3編第1章第7節第1款に規定する指図証券、同節第2款に規定する記名式所持人払証券、同節第3款に規定するその他の記名証券及び同節第4款に規定する無記名証券に係る債権を除く。
第202条
《債権の取立委託の制限 特定目的会社は、…》
第200条第2項及び第3項の規定に定めるところによるほか、資産流動化計画に従い譲り受けた債権金銭の支払を目的とするものに限る。以下この条において「譲受債権」という。について、その取立ての委託又はその取
において同じ。)
3号 その他権利の移転に関し、登記その他の手段により第三者に対する対抗要件を備えることができるものとして内閣府令で定める資産のうち、当該 特定目的会社 が対抗要件を備えたもの
4号 従たる特定資産 (前3号に掲げる資産に該当するものを除く。)
3項 特定目的会社 は、前項の規定による 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)の管理及び処分に係る業務の委託に関する契約には、当該業務を委託する相手方(以下この項において「 受託者 」という。)が次に掲げる義務を有する旨の条件を付さなければならない。
1号 受託者 は、受託した資産を自己の固有財産その他の財産と分別して管理すること。
2号 受託者 は、資産の管理及び処分に係る業務を委託した 特定目的会社 (以下この項において「 委託者 」という。)の求めに応じ、受託した資産の管理及び処分の状況について説明しなければならないこと。
3号 受託者 は、受託した資産の管理及び処分の状況を記載した書類を主たる事務所に備え置き、 委託者 の求めに応じ、これを閲覧させること。
4号 受託者 は、 委託者 の同意なく業務の再委託を行わないこと。
201条
1項 削除
202条 (債権の取立委託の制限)
1項 特定目的会社 は、
第200条第2項
《2 特定目的会社は、前項の規定にかかわら…》
ず、特定資産のうち次に掲げる資産については、当該資産の譲渡人又は当該資産の管理及び処分を適正に遂行するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する者にその管理及び処分に係る業務を委託することができる。 1
及び第3項の規定に定めるところによるほか、 資産流動化計画 に従い譲り受けた債権(金銭の支払を目的とするものに限る。以下この条において「 譲受債権 」という。)について、その取立ての委託又はその取立ての再委託に対する同項第4号の同意をしようとする場合において、その委託又は再委託の相手方が 譲受債権 の取立てに当たり 貸金業法
第21条第1項
《貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付け…》
の契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害
の規定若しくはこの法律の規定に違反し、若しくは 刑法 若しくは暴力行為等処罰に関する法律の罪を犯すおそれが明らかである者であることを知り、又は知ることができるときは、当該相手方に当該委託をし、又は当該相手方に当該再委託をすることに当該同意をしてはならない。
203条 (不動産取引の委託の制限)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 に従い譲り受けた不動産(建物又は 宅地建物取引業法
第2条第1号
《用語の定義 第2条 この法律において次の…》
各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号の定めるところによる。 1 宅地 建物の敷地に供せられる土地をいい、都市計画法1968年法律第100号第8条第1項第1号の用途地域内のその他の土地で、道路、公
に規定する宅地をいう。)の売買、交換又は賃貸に係る業務については、
第200条第2項
《2 特定目的会社は、前項の規定にかかわら…》
ず、特定資産のうち次に掲げる資産については、当該資産の譲渡人又は当該資産の管理及び処分を適正に遂行するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する者にその管理及び処分に係る業務を委託することができる。 1
及び第3項の規定に定めるところによるほか、 不動産特定共同事業法
第6条
《欠格事由 次の各号のいずれかに該当する…》
者は、第3条第1項の許可を受けることができない。 1 法人でない者外国法人で国内に事務所を有しないものを含む。 2 宅地建物取引業法第3条第1項の免許を受けていない法人 3 第36条の規定により第3条
各号(第12号及び第13号を除く。)のいずれにも該当しない者に委託しなければならない。
204条 (宅地建物取引業法の適用除外)
205条 (約束手形の発行)
1項 特定目的会社 は、 金融商品取引法
第2条第1項第15号
《この法律において「有価証券」とは、次に掲…》
げるものをいう。 1 国債証券 2 地方債証券 3 特別の法律により法人の発行する債券次号及び第11号に掲げるものを除く。 4 資産の流動化に関する法律1998年法律第105号に規定する特定社債券 5
に掲げる約束手形(第2号において「 特定手形 」という。)については、次に掲げる場合に限り、これを発行することができる。
1号 次に掲げるすべての要件を満たすものである場合
イ その発行の目的が、 特定資産 を取得するために必要な資金を調達するものであること。
ロ 資産流動化計画 においてその発行の限度額が定められていること。
ハ 投資者の保護のため必要なものとして内閣府令で定める要件
2号 この条の規定により発行した 特定手形 の支払のための資金を調達する場合
206条 (種類等を異にする優先出資又は特定社債の発行)
1項 特定目的会社 は、投資者の保護に反しない場合として内閣府令で定める場合に限り、1の 資産流動化計画 において、種類又は発行の時期を異にする 優先出資 又は 特定社債 を発行することができる。
207条 (資産対応証券の募集等の制限)
1項 特定目的会社 の取締役又は使用人は、当該特定目的会社の発行する 資産対応証券 の募集等( 金融商品取引法
第2条第3項
《3 この法律において、「有価証券の募集」…》
とは、新たに発行される有価証券の取得の申込みの勧誘これに類するものとして内閣府令で定めるもの次項において「取得勧誘類似行為」という。を含む。以下「取得勧誘」という。のうち、当該取得勧誘が第1項各号に掲
に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。以下この編において同じ。)の取扱いについて次条第2項の規定による届出が行われたときは、当該資産対応証券の募集等に係る事務を行ってはならない。
208条
1項 資産流動化計画 に定められた 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)の譲渡人(当該譲渡人が法人である場合には、その役員及び使用人を含む。以下「 特定譲渡人 」という。)が 特定目的会社 の発行する 資産対応証券 ( 特定短期社債 及び 特定約束手形 を除く。以下この条及び次条において同じ。)の募集等に関する事務を受託した者である場合における 金融商品取引法 の適用については、当該 特定譲渡人 が行う当該特定目的会社が発行する資産対応証券の募集等の取扱いは、同法第2条第8項第9号に掲げる行為に該当しないものとみなす。
2項 前項の場合において、 特定譲渡人 が 資産対応証券 の募集等の取扱いを行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に届け出なければならない。
209条 (資産対応証券の募集等に関する金融商品取引法等の準用)
1項 次の各号に掲げる規定は、 資産対応証券 の募集等を行う 特定目的会社 及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う 特定譲渡人 について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
1号 金融商品取引法
第37条第1項
《金融商品取引業者等は、その行う金融商品取…》
引業の内容について広告その他これに類似するものとして内閣府令で定める行為をするときは、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項を表示しなければならない。 1 当該金融商品取引業者等の商号、名称又は
(第2号を除く。)及び第2項(広告等の規制)、
第37条の3第1項
《金融商品取引業者等は、金融商品取引契約を…》
締結しようとするときは、内閣府令で定めるところにより、あらかじめ、顧客に対し、次に掲げる事項に係る情報を提供しなければならない。 ただし、投資者の保護に支障を生ずることがない場合として内閣府令で定める
(第2号及び第6号を除く。)及び第2項(契約締結前の情報の提供等)、
第37条
《広告等の規制 金融商品取引業者等は、そ…》
の行う金融商品取引業の内容について広告その他これに類似するものとして内閣府令で定める行為をするときは、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項を表示しなければならない。 1 当該金融商品取引業者等
の四(契約締結時等の情報の提供)、
第38条
《禁止行為 金融商品取引業者等又はその役…》
員若しくは使用人は、次に掲げる行為をしてはならない。 ただし、第4号から第6号までに掲げる行為にあつては、投資者の保護に欠け、取引の公正を害し、又は金融商品取引業の信用を失墜させるおそれのないものとし
(第7号及び第8号を除く。)(禁止行為)、
第39条
《損失補塡等の禁止 金融商品取引業者等は…》
、次に掲げる行為をしてはならない。 1 有価証券の売買その他の取引買戻価格があらかじめ定められている買戻条件付売買その他の政令で定める取引を除く。又はデリバティブ取引以下この条において「有価証券売買取
(第4項及び第6項を除く。)(損失補塡等の禁止)、
第40条
《適合性の原則等 金融商品取引業者等は、…》
業務の運営の状況が次の各号のいずれかに該当することのないように、その業務を行わなければならない。 1 金融商品取引行為について、顧客の知識、経験、財産の状況及び金融商品取引契約を締結する目的に照らして
(適合性の原則等)、
第44条の3第1項
《金融商品取引業者又はその役員若しくは使用…》
人は、次に掲げる行為をしてはならない。 ただし、公益又は投資者保護のため支障を生ずることがないと認められるものとして内閣総理大臣の承認を受けたときは、この限りでない。 1 通常の取引の条件と異なる条件
(第3号を除く。)(親法人等又は子法人等が関与する行為の制限)並びに
第45条
《 次の各号に掲げる規定は、当該各号に定め…》
る者が特定投資家である場合には、適用しない。 ただし、公益又は特定投資家の保護のため支障を生ずるおそれがあるものとして内閣府令で定める場合は、この限りでない。 1 第37条、第38条第4号から第6号ま
(第3号及び第4号を除く。)
2号 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律
第2条第1項
《金融サービスの提供等に係る業務を行う者は…》
、次項各号に掲げる業務又はこれに付随し、若しくは関連する業務であって顧客次項第14号から第18号までに掲げる業務又はこれに付随し、若しくは関連する業務を行う場合にあっては加入者、その他政令で定める場合
(顧客等に対する誠実義務)
2項 第217条
《立入検査等 内閣総理大臣は、特定目的会…》
社の業務の運営がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定
から
第219条
《業務の停止命令 内閣総理大臣は、業務開…》
始届出を行った特定目的会社が次の各号のいずれかに該当するときは、6箇月以内の期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。 1 業務開始届出、変更届出、第10条第1項の規定による届
までの規定は、 資産対応証券 の募集等の取扱いを行う 特定譲渡人 について準用する。この場合において、
第217条第1項
《内閣総理大臣は、特定目的会社の業務の運営…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業
中「この法律」とあるのは「この法律又は
第209条第1項
《次の各号に掲げる規定は、資産対応証券の募…》
集等を行う特定目的会社及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 1 金融商品取引法第37条第1項第2号を除く。及び第2
において準用する 金融商品取引法 若しくは 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律 の規定」と、「その業務若しくは財産」とあるのは「その資産対応証券の募集等の取扱い」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
210条 (資金の借入れ)
1項 特定目的会社 は、次に掲げる全ての要件を満たす場合には、取締役の決定(取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定)により資金の借入れを行うことができる。
1号 資産流動化計画 においてその借入れの限度額が定められていること。
2号 その借入先が銀行その他の内閣府令で定める者であること。
211条
1項 特定目的会社 が行う資金の借入れであって、前条の規定により行う資金の借入れ以外のものについては、次の各号に掲げる資金の借入れの区分に応じ当該各号に定める場合に限り、行うことができるものとする。
1号 特定社債 、 特定約束手形 又は 特定借入れ に係る債務の履行に充てるための資金の借入れ(当該資金の借入れに係る債務の履行に充てるために更に資金の借入れを行う場合を含む。)借入期間が1年以内である場合
2号 前号に掲げる資金の借入れ以外の資金の借入れ 資産対応証券 の発行又は 特定借入れ を行う場合における1時的な資金繰りのために資金の借入れを行う場合その他投資者の保護に反しない場合として内閣府令で定める場合
212条 (資産の取得等の制限)
1項 特定目的会社 は、次に掲げる資産を取得してはならない。
1号 組合契約(民法第667条の組合契約をいう。)の出資の持分(内閣府令で定めるものを除く。)
2号 匿名組合契約(商法第535条の匿名組合契約をいう。)の出資の持分(内閣府令で定めるものを除く。)
3号 金銭の信託受益権(内閣府令で定めるものを除く。)
4号 その他 特定目的会社 が取得することにより 資産の流動化 に係る業務の遂行を妨げるおそれがあるものとして内閣府令で定めるもの
2項 特定目的会社 は、同一法人の発行済株式又は出資の持分(以下この項及び次項において「 株式等 」という。)に係る議決権(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株式についての議決権を除き、会社法第879条第3項の規定により議決権を有するとみなされる株式についての議決権を含む。以下この項において同じ。)を、当該 株式等 に係る議決権の総数に内閣府令で定める率を乗じて得た数を超えて取得し、又は保有してはならない。
3項 前項の場合において、 特定目的会社 が取得し、又は所有する 株式等 には、信託財産である株式等で当該特定目的会社が 委託者 又は受益者として議決権を行使し、又は議決権の行使について指図を行うことができるものを含むものとする。
4項 特定目的会社 は、その議決権を有する 特定出資 又は 優先出資 の過半数の口数を有する法人の発行済株式を取得し、又は所有してはならない。
213条 (特定資産の処分等の制限)
1項 特定目的会社 は、 資産流動化計画 に定められたところによる場合を除き、 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)を貸し付け、譲渡し、交換し、又は担保に供してはならない。
214条 (余裕金の運用の制限)
1項 特定目的会社 は、次の方法によるほか、業務上の余裕金を運用してはならない。
1号 国債その他内閣総理大臣の指定する有価証券の保有
2号 内閣総理大臣の指定する銀行その他の金融機関への預金
3号 その他内閣府令で定める方法
4章 監督
215条 (業務に関する帳簿及び資料)
1項 特定目的会社 は、内閣府令で定めるところにより、その業務に関する帳簿及び資料を作成し、これを保存しなければならない。
216条 (事業報告書の提出)
1項 特定目的会社 は、毎事業年度、内閣府令で定めるところにより、事業報告書を作成し、当該事業年度経過後3箇月以内に、これを内閣総理大臣に提出しなければならない。
217条 (立入検査等)
1項 内閣総理大臣は、 特定目的会社 の業務の運営がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業所若しくは事務所に立ち入り、その業務若しくは財産の状況若しくは帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。
2項 前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者の請求があった時は、これを提示しなければならない。
3項 第1項に規定する立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。
218条 (違法行為等の是正命令)
1項 内閣総理大臣は、 特定目的会社 の業務の運営がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、当該特定目的会社に対し、当該業務の運営の是正のため必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
219条 (業務の停止命令)
1項 内閣総理大臣は、 業務開始届出 を行った 特定目的会社 が次の各号のいずれかに該当するときは、6箇月以内の期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
1号 業務開始届出 、 変更届出 、
第10条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画に従って、…》
優先出資の消却、残余財産の分配並びに特定社債、特定約束手形及び特定借入れに係る債務の履行を完了したときは、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
の規定による届出、 新計画届出 又は
第12条第1項
《特定目的会社が次の各号のいずれかに該当す…》
ることとなったときは、当該各号に定める者は、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。 1 破産手続開始の決定により解散したとき。 その破産管財人 2 破産手続開始の決定以
の規定による届出に係る届出書若しくは添付資料又は
第7条第2項
《2 前項の規定により特定事項の記載又は記…》
録を省略して業務開始届出を行った特定目的会社が、資産流動化計画に基づき資産対応証券の発行を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、当該特定事項を記載し、又は記録した資料及び前項後段の規定
の資料に虚偽の記載若しくは記録をし、又は記載し、若しくは記録すべき重要な事項若しくは誤解を生じさせないために必要な事実の記載若しくは記録を欠いたとき。
2号 この法律若しくはこの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したとき。
220条 (解散命令)
1項 内閣総理大臣は、 特定目的会社 がこの法律若しくはこの法律に基づく命令若しくはこれらに基づく処分に違反した場合であって他の方法により監督の目的を達成することができないとき、又は
第10条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画に従って、…》
優先出資の消却、残余財産の分配並びに特定社債、特定約束手形及び特定借入れに係る債務の履行を完了したときは、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
に規定する届出をした日から3年以内に 新計画届出 を行わないときは、解散を命ずることができる。
221条 (監督処分の公告)
1項 内閣総理大臣は、前3条の規定による処分をしたときは、内閣府令で定めるところにより、その旨を公告し、かつ、
第218条
《違法行為等の是正命令 内閣総理大臣は、…》
特定目的会社の業務の運営がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、当該特定目的会社に対し、当該業務の運営の是正のため必要な措置をとるべきことを命ずることが
又は
第219条
《業務の停止命令 内閣総理大臣は、業務開…》
始届出を行った特定目的会社が次の各号のいずれかに該当するときは、6箇月以内の期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。 1 業務開始届出、変更届出、第10条第1項の規定による届
の規定による処分をしたときにあっては、その旨及び当該処分を行った年月日を 特定目的会社 名簿に登載しなければならない。
3編 特定目的信託制度 > 1章 総則
222条 (通則)
1項 特定目的信託 に関しては、この編に定めるもののほか、信託法、 信託業法 及び 金融機関の信託業務の兼営等に関する法律 (1943年法律第43号)の定めるところによる。
223条 (特定目的信託の受託者)
1項 特定目的信託 に係る信託契約(以下「 特定目的信託契約 」という。)は、信託会社等を 受託者 とするものでなければ締結してはならない。
224条 (特定目的信託財産)
1項 第212条
《資産の取得等の制限 特定目的会社は、次…》
に掲げる資産を取得してはならない。 1 組合契約民法第667条の組合契約をいう。の出資の持分内閣府令で定めるものを除く。 2 匿名組合契約商法第535条の匿名組合契約をいう。の出資の持分内閣府令で定め
(第4項を除く。)の規定は、 特定目的信託 の 受託者 となる信託会社等が原 委託者 (信託会社等と特定目的信託契約を締結する者をいう。以下この編において同じ。)から特定目的信託の信託財産として取得する資産及び 受託信託会社等 が当該特定目的信託の信託財産として取得し、又は所有する資産について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2章 届出
225条 (届出)
1項 信託会社等は、 受託者 として 特定目的信託 契約を締結するときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に届け出なければならない。
2項 前項の規定による届出を行うときは、次に掲げる書類を添付しなければならない。
1号 特定目的信託 契約の契約書案
2号 資産信託流動化計画
3号 特定資産 ( 従たる特定資産 を除く。)の管理及び処分に係る業務を他人に委託するときは、当該委託に係る契約の契約書案
4号 その他内閣府令で定める書類
226条 (資産信託流動化計画)
1項 資産信託流動化計画 には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
1号 特定目的信託 契約の期間及び特定目的信託契約の期間に関する事項として内閣府令で定める事項
2号 特定資産 の内容及び価額その他の特定資産に関する事項として内閣府令で定める事項
3号 受益権に関する次に掲げる事項
イ 信託期間中の金銭の分配の方法に関する事項として内閣府令で定める事項
ロ 特定資産 に対する持分(以下「 元本持分 」という。)を有する種類の受益権であって種類の異なるものを定める場合には、各受益権の種類ごとの 元本持分 、元本持分を有しない種類の受益権を定める場合にあっては、 特定目的信託 契約の期間中における特定資産の管理又は処分により得られる利益に対する持分(以下「 利益持分 」という。)
ハ その他内閣府令で定める事項
4号 特定資産 の管理及び処分に係る方法その他の特定資産の管理及び処分に関する事項として内閣府令で定める事項
5号 特定目的信託 の信託事務を処理するために 受託信託会社等 が行う資金の借入れ又は費用の負担に関する事項として内閣府令で定める事項
6号 その他内閣府令で定める事項
2項 前項第1号の 特定目的信託 契約の期間は、政令で定める 特定資産 の区分に応じ、その管理及び処分に関する合理的な計画の策定可能な期間として政令で定める期間を超えてはならない。
3項 資産信託流動化計画 は、電磁的記録をもって作成することができる。
227条 (資産信託流動化計画の変更に係る届出)
1項 受託信託会社等 は、 資産信託流動化計画 を変更したときは、遅滞なく、内閣総理大臣に届け出なければならない。ただし、資産信託流動化計画に記載又は記録された事項の変更であって、 特定資産 の取得の時期の確定に伴う変更その他の軽微な変更として内閣府令で定めるものについては、この限りでない。
2項 第9条第2項
《2 前項の規定による届出以下この編におい…》
て「変更届出」という。を行う特定目的会社は、当該変更の内容及びその理由を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。
及び第3項の規定は、前項の規定による届出について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
228条 (特定目的信託終了の届出)
1項 受託信託会社等 は、 資産信託流動化計画 に従って 特定目的信託 に係る債務の履行を完了したときは、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
3章 特定目的信託 > 1節 特定目的信託契約
229条 (特定目的信託契約)
1項 特定目的信託 契約においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
1号 特定目的信託 である旨
2号 資産信託流動化計画
3号 原 委託者 の義務に関する事項
4号 受託信託会社等 に対する費用の償還及び損害の補償に関する事項
5号 信託報酬の計算方法並びにその支払の方法及び時期に関する事項
6号 その他内閣府令で定める事項
230条
1項 特定目的信託 契約には、次に掲げる条件を付さなければならない。
1号 特定資産 の管理及び処分について 受託信託会社等 に対して指図を行うことができないこと。
2号 信託期間中の金銭の分配について、あらかじめ定められた金額(あらかじめ定められた金額が得られるものとして政令で定める方法により計算されるものを含む。)の分配を受ける種類の受益権(以下この項において「 社債的受益権 」という。)を定める場合には、当該 社債的受益権 の元本があらかじめ定められた時期に償還されるものであること、当該社債的受益権に係る 受益証券 の権利者が権利者集会の決議(次に掲げるものを除く。)について議決権を有しないことその他政令で定める条件
イ 第269条第1項第1号
《特定目的信託契約の変更は、次の各号のいず…》
れかに該当する場合を除くほか、行うことができない。 1 受託信託会社等が権利者集会に提案してその承諾を受ける場合 2 特定目的信託の変更が裁判所により命じられた場合 3 変更の内容が内閣府令で定める軽
の承諾を行う権利者集会の決議
ロ 第273条第1項
《受託信託会社等及びその理事、取締役若しく…》
は執行役又はこれらに準ずる者の責任の免除は、権利者集会の決議によるものとする。
の権利者集会の決議
ハ 第274条第1項
《受託信託会社等の辞任の同意は、権利者集会…》
の決議によるものとする。
の権利者集会の決議
ニ 第275条第1項
《受託信託会社等が辞任し、又は解任された場…》
合には、当該受託信託会社等であった信託会社等以下この条において「前受託信託会社等」という。は、遅滞なく、信託財産に係る財産目録及び貸借対照表を作成し、権利者集会の承認を受けなければならない。 この場合
(
第279条第3項
《3 第275条第1項、第3項及び第4項並…》
びに会社法第442条第3項計算書類等の備置き及び閲覧等の規定は、第1項の場合について準用する。 この場合において、第275条第1項中「当該受託信託会社等であった信託会社等以下この条において「前受託信
において準用する場合を含む。)の承認を行う権利者集会の決議
ホ 第276条第1項
《特定目的信託契約は、権利者集会の決議によ…》
り、これを終了させることができる。
の権利者集会の決議
ヘ 預金保険法 (1971年法律第34号)
第132条の2第1項
《特定目的信託の受託者たる破綻金融機関又は…》
特定破綻金融機関等について前条第1項の規定による変更が行われた場合は、新受託者は、遅滞なく、権利者集会資産の流動化に関する法律第3編第3章第3節第1款に規定する権利者集会をいう。次項において同じ。を招
の承認を行う権利者集会の決議
3号 社債的受益権 であって、当該社債的受益権に係る 特定目的信託 契約に原 委託者 が 特定資産 を買い戻さなければならない旨の条件が付されているものその他の原委託者の信用状態が投資者の投資判断に重要な影響を及ぼすものとして内閣府令で定めるもの(
第234条第5項第1号
《5 受益証券は、その番号、発行の年月日及…》
び次に掲げる事項を記載し、受託信託会社等を代表する役員がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。 1 特定目的信託の受益証券である旨当該受益証券が特別社債的受益権に係るものであるときは、その旨を
において「 特別社債的受益権 」という。)を定める場合には、原委託者は、その信用状態に係る事由が発生し、又は発生するおそれがあるときは、遅滞なく、その旨を 受託信託会社等 に通知しなければならないこと。
2項 信託法第9章(限定責任信託の特例)の規定は、 特定目的信託 については、適用しない。
231条 (資金の借入れ及び費用の負担)
1項 受託信託会社等 は、資金の借入れの限度額又は負担することができる費用(
第247条
《権利者集会の決議の執行者の報酬、費用、利…》
息及び損害額の負担 前条第1項の権利者集会の決議により定められた者に対して与えるべき報酬、その事務処理のために要する費用及びその支出の日以後における利息並びにその事務処理のために自己の過失なくして受
、
第248条
《費用の負担 権利者集会に関する費用は、…》
信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等の負担とする。 2 次条において準用する会社法第732条の申立てに関する費用は、信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等の負担とする。 ただし、
(
第253条
《権利者集会に係る規定の準用 第242条…》
から第245条まで、第248条及び第249条の規定は、種類権利者集会について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)、
第258条
《代表権利者の報酬、費用・利息・損害額の負…》
担 代表権利者に対して与えるべき報酬、その事務処理のために要する費用及びその支出の日以後における利息並びにその事務処理のために自己の過失なくして受けた損害の賠償額は、信託財産に関して負担する費用とし
(
第260条第5項
《5 第255条、第256条及び第258条…》
並びに信託法第44条受益者による受託者の行為の差止め及び第85条第4項受託者の責任等の特例並びに会社法第385条第2項監査役による取締役の行為の差止め、第704条社債管理者の義務、第707条特別代理人
において準用する場合であって、あらかじめ 特定目的信託 契約の定めにより信託財産に関して負担するものとされたときを含む。)及び
第271条第3項
《3 第1項の規定により受託信託会社等が受…》
益権の買取りを行うときは、当該買取りの対価その他これに要した費用は、信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等の負担とする。
の規定により信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等が負担する費用を除く。)の総額が 資産信託流動化計画 において定められている場合その他 受益証券 の権利者の保護に反しない場合として内閣府令で定める場合を除き、特定目的信託の信託事務を処理するための資金の借入れ又は費用の負担をしてはならない。
232条 (金銭の運用方法)
1項 特定目的信託 の信託財産に属する金銭の運用方法に関しては、次の方法によらなければならない。
1号 国債その他内閣総理大臣の指定する有価証券の保有
2号 その他内閣府令で定める方法
2節 受益権の譲渡等
233条 (受益権の譲渡)
1項 特定目的信託 の受益権は、譲渡することができる。ただし、記名式の 受益証券 をもって表示される受益権については、特定目的信託契約において適格機関投資家( 金融商品取引法
第2条第3項第1号
《3 この法律において、「有価証券の募集」…》
とは、新たに発行される有価証券の取得の申込みの勧誘これに類するものとして内閣府令で定めるもの次項において「取得勧誘類似行為」という。を含む。以下「取得勧誘」という。のうち、当該取得勧誘が第1項各号に掲
に規定する適格機関投資家をいう。)以外の者への譲渡を制限することを妨げない。
234条 (受益証券)
1項 特定目的信託 の受益権は、 受益証券 をもって表示しなければならない。
2項 特定目的信託 の受益権の譲渡は、 受益証券 をもってしなければならない。
3項 受益証券 は、無記名式とする。ただし、受益証券の権利者の請求により記名式とすることができる。
4項 記名式の 受益証券 は、受益証券の権利者の請求により無記名式とすることができる。ただし、 特定目的信託 契約に別段の定めをすることを妨げない。
5項 受益証券 は、その番号、発行の年月日及び次に掲げる事項を記載し、 受託信託会社等 を代表する役員がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。
1号 特定目的信託 の 受益証券 である旨(当該受益証券が 特別社債的受益権 に係るものであるときは、その旨を含む。)
2号 原 委託者 及び 受託信託会社等 の氏名又は名称及び住所
3号 記名式の 受益証券 については、受益証券の権利者の氏名又は名称
4号 受益権の 元本持分 若しくは 利益持分 又は元本持分若しくは利益持分の計算に係る 特定目的信託 契約の定め
5号 前号以外の受益権の内容
6号 特定目的信託 契約の期間
7号 受託信託会社等 に対する費用の償還及び損害の補償に関する 特定目的信託 契約の定め
8号 信託報酬の計算方法並びにその支払の方法及び時期
9号 記名式の 受益証券 をもって表示される受益権について譲渡の制限があるときは、その旨及びその内容
10号 権利の行使に関する 特定目的信託 契約の定め( 代表権利者 及び 特定信託管理者 に係る事項を含む。)
11号 その他内閣府令で定める事項
6項 受益証券 を占有する者は、適法にこれを所持しているものと推定する。
235条 (受益権の移転の対抗要件)
1項 受益権の移転は、 受益証券 の取得者の氏名又は名称及び住所並びに受益権の種類を権利者名簿に記載し、又は記録しなければ、 受託信託会社等 に対抗することができない。
2項 記名式の 受益証券 をもって表示される受益権の移転は、受益証券の取得者の氏名又は名称を受益証券に記載しなければ、第三者( 受託信託会社等 を除く。)に対抗することができない。
3項 受託信託会社等 は、権利者名簿管理人(受託信託会社等に代わって権利者名簿の作成及び備置きその他の権利者名簿に関する事務を行う者をいう。以下同じ。)を置く旨を 特定目的信託 契約で定め、当該事務を行うことを委託することができる。
236条 (権利者名簿の記載事項)
1項 受託信託会社等 は、権利者名簿に次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。
1号 受益証券 の権利者の氏名又は名称及び住所
2号 各 受益証券 の権利者の有する受益権の種類及び 元本持分 又は 利益持分
3号 各 受益証券 の権利者の有する受益証券の番号
4号 各 受益証券 の取得の年月日
5号 その他内閣府令で定める事項
2項 信託法第189条(第2項及び第5項を除く。)( 基準日 )、
第191条
《転換特定社債等の発行による変更の登記 …》
転換特定社債又は新優先出資引受権付特定社債の発行による変更の登記の申請書には、法令に別段の定めがある場合を除き、次の書面を添付しなければならない。 1 転換特定社債又は新優先出資引受権付特定社債の引受
(第5項を除く。)(受益者に対する通知等)、
第197条
《自己の商号の使用を他人に許諾した特定目的…》
会社の責任 自己の商号を使用して事業又は営業を行うことを他人に許諾した特定目的会社は、当該特定目的会社が当該事業を行うものと誤認して当該他人と取引をした者に対し、当該他人と連帯して、当該取引によって
(第4項を除く。)(受益者の請求によらない受益権原簿記載事項の記載又は記録)、
第198条
《使用人の制限 特定目的会社は、第70条…》
第1項各号に掲げる者を使用人政令で定める者に限る。としてはならない。
(第3項を除く。)(受益者の請求による受益権原簿記載事項の記載又は記録)及び
第203条
《不動産取引の委託の制限 特定目的会社は…》
、資産流動化計画に従い譲り受けた不動産建物又は宅地建物取引業法第2条第1号に規定する宅地をいう。の売買、交換又は賃貸に係る業務については、第200条第2項及び第3項の規定に定めるところによるほか、不動
(登録受益権質権者に対する通知等)並びに会社法第124条第4項(基準日)の規定は、 受益証券 の権利者について準用する。この場合において、信託法第189条第1項、第3項及び第4項ただし書中「基準日受益者」とあるのは「基準日権利者」と、同項中「官報に公告しなければ」とあるのは「公告しなければ」と、同項ただし書中「信託行為」とあるのは「 特定目的信託 契約」と、同法第203条第1項中「登録受益権質権者に」とあるのは「資産流動化法第239条第1項において準用する
第201条第1項
《削除…》
各号に掲げる事項が権利者名簿に記載され、又は記録された質権者に」と、「当該登録受益権質権者」とあるのは「当該質権者」と、会社法第124条第4項中「基準日株主」とあるのは「基準日権利者」と、「株主総会又は種類株主総会」とあるのは「権利者集会又は種類権利者集会」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3項 前項において準用する信託法第189条(第2項及び第5項を除く。)の規定は、
第239条第1項
《信託法第193条共有者による権利の行使、…》
第196条第2項権利の推定等、第199条受益証券の発行された受益権の質入れ、第200条第1項受益証券発行信託における受益権の質入れの対抗要件、第201条第1項質権に関する受益権原簿の記載等、第204条
において準用する同法第201条第1項各号に掲げる事項が権利者名簿に記載され、又は記録された質権者について準用する。
237条 (委託者の地位の承継)
1項 受益証券 を取得する者は、その取得により、当該受益証券によって表示される受益権に係る 元本持分 の割合に応じて当該受益証券に係る 特定目的信託 契約の 委託者 の地位を承継するものとする。ただし、特定目的信託契約に基づく原委託者の義務については、特定目的信託契約に別段の定めがある場合には、この限りでない。
238条 (受益証券の喪失)
1項 受益証券 は、 非訟事件手続法 (2011年法律第51号)
第100条
《管轄裁判所 公示催告手続公示催告によっ…》
て当該公示催告に係る権利につき失権の効力を生じさせるための一連の手続をいう。以下この章において同じ。に係る事件第112条第1項において「公示催告事件」という。は、公示催告に係る権利を有する者の普通裁判
に規定する公示催告手続によって無効とすることができる。
2項 受益証券 を喪失した者は、 非訟事件手続法
第106条第1項
《権利の届出の終期前条第1項又は第2項の規…》
定により審理終結日が定められた場合にあっては、審理終結日。以下この条において同じ。までに適法な権利の届出又は権利を争う旨の申述がないときは、裁判所は、第104条第1項の場合を除き、当該公示催告の申立て
に規定する除権決定を得た後でなければ、その再発行を請求することができない。
3項 受益証券 を喪失した者が 非訟事件手続法
第114条
《申立権者 盗取され、紛失し、又は滅失し…》
た有価証券のうち、法令の規定により無効とすることができるものであって、次の各号に掲げるものを無効とする旨の宣言をするためにする公示催告の申立ては、それぞれ当該各号に定める者がすることができる。 1 無
に規定する公示催告の申立てをしたときは、当該受益証券を喪失した者は、相当の担保を供して、 受託信託会社等 に当該受益証券に係る債務を履行させることができる。
239条 (受益権についての信託法の準用等)
1項 信託法第193条(共有者による権利の行使)、第196条第2項(権利の推定等)、
第199条
《 削除…》
( 受益証券 の発行された受益権の質入れ)、
第200条第1項
《特定目的会社は、特定資産信託の受益権を除…》
く。以下この条において同じ。の管理及び処分に係る業務を行わせるため、これを信託会社等に信託しなければならない。
(受益証券発行信託における受益権の質入れの対抗要件)、
第201条第1項
《削除…》
(質権に関する受益権原簿の記載等)、
第204条
《宅地建物取引業法の適用除外 宅地建物取…》
引業法の規定は、業務開始届出を行った特定目的会社には、適用しない。
(受益権の併合又は分割に係る受益権原簿の記載等)及び
第208条
《 資産流動化計画に定められた特定資産従た…》
る特定資産を除く。の譲渡人当該譲渡人が法人である場合には、その役員及び使用人を含む。以下「特定譲渡人」という。が特定目的会社の発行する資産対応証券特定短期社債及び特定約束手形を除く。以下この条及び次条
(第7項を除く。)(受益証券不所持の申出)の規定は、 特定目的信託 の受益権について準用する。この場合において、同法第199条及び
第200条第1項
《特定目的会社は、特定資産信託の受益権を除…》
く。以下この条において同じ。の管理及び処分に係る業務を行わせるため、これを信託会社等に信託しなければならない。
中「受益証券発行信託の受益権(第185条第2項の定めのある受益権を除く。)」とあるのは「特定目的信託の受益権」と、同法第201条第1項中「受益証券発行信託の受益権」とあるのは「特定目的信託の受益権」と、同法第208条第1項中「受益証券発行信託の受益者」とあるのは「受益証券の権利者」と、同条第2項中「受益権の内容」とあるのは「特定目的信託の受益権の 元本持分 (種類の異なる受益権を定めた場合にあっては、受益権の種類及び種類ごとの元本持分又は 利益持分 )」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 前項において準用する信託法第208条第1項から第5項までの規定により 受益証券 を発行しない場合におけるこの法律の規定の適用については、当該受益証券に表示されるべき 特定目的信託 の受益権の権利者は、受益証券の権利者とみなすほか、
第286条
《受益証券の募集等 第208条第2項及び…》
第209条の規定は、原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替え
の規定の適用については、当該受益証券に表示されるべき特定目的信託の受益権は、受益証券とみなす。
3節 受益証券の権利者の権利 > 1款 権利者集会
240条 (権利者集会)
1項 特定目的信託 の受益者及び 委託者 の権利(特定目的信託契約により 受託信託会社等 が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。)は、権利者集会のみが行使することができる。
2項 前項の権利の行使は、その決議によらなければならない。
3項 信託法第4章第3節(2人以上の受益者による意思決定の方法の特例)の規定は、 特定目的信託 については、適用しない。
241条
1項 権利者集会は、法令又は 特定目的信託 契約において権利者集会の議決を要する事項として定められたもののほか、決議をすることができない。
242条 (招集権者)
1項 権利者集会は、 受託信託会社等 、 代表権利者 又は 特定信託管理者 が招集する。
2項 権利者集会を招集するには、その会日の2週間前に、各 受益証券 の権利者(議決権を有する者に限る。)に対して、書面をもって招集の通知を発しなければならない。
3項 招集者は、前項の書面による通知の発出に代えて、政令で定めるところにより、同項の通知を受けるべき者の承諾を得て、電磁的方法により通知を発することができる。この場合において、当該招集者は、同項の書面による通知を発したものとみなす。
4項 前2項の通知には、会議の目的たる事項並びに各 受益証券 の権利者が有する議決権の数及び議決権の総数又は各受益証券の権利者が有する議決権の割合を記載し、又は記録しなければならない。
5項 信託法第108条(受益者集会の招集の決定)及び
第191条
《転換特定社債等の発行による変更の登記 …》
転換特定社債又は新優先出資引受権付特定社債の発行による変更の登記の申請書には、法令に別段の定めがある場合を除き、次の書面を添付しなければならない。 1 転換特定社債又は新優先出資引受権付特定社債の引受
(第5項を除く。)(受益者に対する通知等)並びに会社法第718条第1項及び第3項(社債権者による招集の請求)の規定は、権利者集会の招集について準用する。この場合において、信託法第108条第3号中「受益者が」とあるのは「 受益証券 の権利者が」と、「法務省令」とあるのは「内閣府令」と、同条第4号中「法務省令」とあるのは「内閣府令」と、同法第191条第1項中「受益証券発行信託の 受託者 が受益者に対してする通知又は催告」とあるのは「 受託信託会社等 が資産流動化法第242条第2項又は第3項の規定により各受益証券の権利者(議決権を有する者に限る。)に対して発する通知」と、「受益権原簿」とあるのは「権利者名簿」と、「当該受益者」とあるのは「当該権利者」と、「通知又は催告を」とあるのは「通知を」と、「当該受託者」とあるのは「当該受託信託会社等」と、同条第2項中「通知又は催告」とあるのは「通知」と、同条第3項中「受益証券発行信託の受益権」とあるのは「受益証券」と、「受益証券発行信託の受託者」とあるのは「受託信託会社等」と、「受益者」とあるのは「受益証券の権利者」と、「通知又は催告」とあるのは「通知」と、「当該受託者」とあるのは「当該受託信託会社等」と、同条第4項中「受益証券発行信託の受託者」とあるのは「受託信託会社等」と、「受益権」とあるのは「受益証券」と、「通知又は催告」とあるのは「通知」と、会社法第718条第1項中「ある種類の社債の総額(償還済みの額を除く。)」とあるのは「総 元本持分 」と、「社債を」とあるのは「 特定目的信託 の受益権を」と、「社債権者は」とあるのは「受益証券の権利者は」と、「社債発行会社、社債管理者又は社債管理補助者」とあるのは「受託信託会社等、 代表権利者 又は 特定信託管理者 」と、同条第3項中「社債権者は」とあるのは「受益証券の権利者は」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6項 会社法第868条第4項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第871条(理由の付記)、第874条(第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、前項において準用する同法第718条第3項の規定による権利者集会の招集について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
243条 (決議の方法)
1項 権利者集会の決議は、この法律又は 特定目的信託 契約に別段の定めがある場合を除き、総 元本持分 の2分の1を超える元本持分を有する 受益証券 の権利者が出席し、かつ、その議決権の過半数をもって行わなければならない。
2項 権利者集会の特定の決議について議決権を行使することのできない 受益証券 の権利者が有する 元本持分 は、これを前項の受益証券の権利者の元本持分に算入しない。
3項 第62条
《優先出資社員のみなし賛成 特定目的会社…》
は、定款をもって、優先出資社員が社員総会に出席せず、かつ、議決権を行使しないときは、当該優先出資社員はその社員総会に提出された有議決権事項に係る議案複数の議案が提出された場合において、これらのうちに相
の規定は、権利者集会の決議の方法について準用する。この場合において、同条第1項中「定款」とあるのは「 特定目的信託 契約」と、「有議決権事項に係る議案」とあるのは「議案」と、同条第2項中「
第56条第1項
《有議決権事項を会議の目的に含む社員総会を…》
招集するには、取締役は、社員総会の日の2週間前までに、各社員社員総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。以下この条において同じ。に対して、書面をもっ
」とあるのは「
第242条第2項
《2 権利者集会を招集するには、その会日の…》
2週間前に、各受益証券の権利者議決権を有する者に限る。に対して、書面をもって招集の通知を発しなければならない。
又は第3項」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
244条 (議決権の数)
1項 各 受益証券 の権利者は、その有する受益権の 元本持分 に応じて議決権を有する。
2項 前項の規定にかかわらず、 受託信託会社等 は、その固有財産として有する受益権については、議決権を有しない。
3項 第1項の規定は、 特定目的信託 契約に別段の定めをすることを妨げない。
245条 (書面又は電磁的方法による議決権の行使)
1項 権利者集会に出席しない 受益証券 の権利者は、書面によって議決権を行使することができる。
2項 信託法第110条第1項及び第2項(受益者集会参考書類及び議決権行使書面の交付等)、
第115条第2項
《2 前項の決定は、同項の一定の日から3箇…》
月以内にしなければならない。
及び第3項(書面による議決権の行使)並びに
第116条
《利益の配当及び中間配当についての会社法の…》
準用 会社法第457条配当財産の交付の方法等の規定は、特定目的会社の利益の配当及び中間配当の場合について準用する。 この場合において、同条第1項中「配当財産第455条第2項の規定により支払う金銭及
(電磁的方法による議決権の行使)並びに会社法第311条第3項から第5項まで(書面による議決権の行使)及び第312条第4項から第6項まで(電磁的方法による議決権の行使)の規定は、前項の書面による議決権の行使について準用する。この場合において、信託法第110条第1項中「招集者は、前条第1項」とあるのは「 特定目的信託 にあっては、招集者は、権利者集会の招集」と、「法務省令」とあるのは「内閣府令」と、「知れている受益者」とあるのは「 受益証券 の権利者」と、「受益者集会参考書類」とあるのは「権利者集会参考書類」と、「受益者が」とあるのは「受益証券の権利者が」と、同条第2項中「前条第2項」とあるのは「資産流動化法第242条第3項」と、「受益者に」とあるのは「受益証券の権利者に」と、「受益者集会参考書類」とあるのは「権利者集会参考書類」と、「受益者の」とあるのは「受益証券の権利者の」と、同法第115条第2項及び
第116条第1項
《会社法第457条配当財産の交付の方法等の…》
規定は、特定目的会社の利益の配当及び中間配当の場合について準用する。 この場合において、同条第1項中「配当財産第455条第2項の規定により支払う金銭及び前条の規定により支払う金銭を含む。」とあるのは
中「法務省令」とあるのは「内閣府令」と、同条第2項中「受益者」とあるのは「受益証券の権利者」と、「
第109条第2項
《2 前項の決議においては、次に掲げる事項…》
を定めなければならない。 この場合においては、第3号及び第4号に定める額の合計額は、第1号の額を超えてはならない。 1 減少する優先資本金の額 2 優先資本金の額の減少がその効力を生ずる日 3 優先出
」とあるのは「資産流動化法第242条第3項」と、会社法第311条第3項中「株主総会」とあるのは「権利者集会」と、「第1項」とあるのは「資産流動化法第245条第2項において準用する信託法第115条第2項」と、同条第4項及び第5項中「株主」とあるのは「受益証券の権利者」と、「第1項」とあるのは「資産流動化法第245条第2項において準用する信託法第115条第2項」と、同法第312条第4項中「株主総会」とあるのは「権利者集会」と、「第1項」とあるのは「資産流動化法第245条第2項において準用する信託法第116条第1項」と、同条第5項及び第6項中「株主」とあるのは「受益証券の権利者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
246条 (決議の執行)
1項 権利者集会の決議は、 代表権利者 又は 特定信託管理者 が定められているときは代表権利者又は特定信託管理者が、代表権利者及び特定信託管理者が定められていないときは権利者集会の決議により定められた者が執行する。
2項 会社法第708条(社債管理者等の行為の方式)及び第709条第1項(二以上の社債管理者がある場合の特則)の規定は、前項の権利者集会の決議により定められた者について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
247条 (権利者集会の決議の執行者の報酬、費用、利息及び損害額の負担)
1項 前条第1項の権利者集会の決議により定められた者に対して与えるべき報酬、その事務処理のために要する費用及びその支出の日以後における利息並びにその事務処理のために自己の過失なくして受けた損害の賠償額は、信託財産に関して負担する費用として 受託信託会社等 の負担とする。
248条 (費用の負担)
1項 権利者集会に関する費用は、信託財産に関して負担する費用として 受託信託会社等 の負担とする。
2項 次条において準用する会社法第732条の申立てに関する費用は、信託財産に関して負担する費用として 受託信託会社等 の負担とする。ただし、裁判所は、 利害関係人 の申立てにより又は職権で、その全部又は一部について別に負担者を定めることができる。
249条 (権利者集会に関する信託法及び会社法の準用)
1項 信託法第114条(議決権の代理行使)、
第117条
《利益の配当等に関する責任 第114条第…》
1項の規定に違反して特定目的会社が同項の規定による利益の配当をした場合又は第115条第3項の規定に違反して中間配当をした場合には、当該行為により配当する金銭以下この款において「配当金」という。の額同項
(議決権の不統一行使)、第118条第2項( 受託者 の出席等)、
第119条
《取締役の責任等についての会社法の準用 …》
会社法第462条第2項及び第3項剰余金の配当等に関する責任の規定は第117条の規定による特定目的会社の取締役の責任について、同法第463条株主に対する求償権の制限等の規定は特定目的会社の社員について、
(延期又は続行の決議)及び
第120条
《社員等の権利の行使に関する利益の供与 …》
特定目的会社は、何人に対しても、社員、特定社債権者、特定約束手形の所持人又は特定借入れに係る債権者次項及び第5項において「社員等」という。の権利の行使に関し、財産上の利益の供与当該特定目的会社の計算に
(議事録)並びに会社法第314条(取締役等の説明義務)、
第315条
《両罰規定 法人の代表者又は法人若しくは…》
人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、同条の刑を科する。
(議長の権限)、第731条(第1項を除く。)(議事録)、第732条から第735条の二まで(社債権者集会の決議の認可の申立て、社債権者集会の決議の不認可、社債権者集会の決議の効力、社債権者集会の決議の認可又は不認可の決定の公告、社債権者集会の決議の省略)及び第738条(代表社債権者等の解任等)の規定は、権利者集会について準用する。この場合において、信託法第114条第1項及び第3項中「受益者」とあるのは「 受益証券 の権利者」と、同条第4項中「受益者」とあるのは「受益証券の権利者」と、「
第109条第2項
《2 前項の決議においては、次に掲げる事項…》
を定めなければならない。 この場合においては、第3号及び第4号に定める額の合計額は、第1号の額を超えてはならない。 1 減少する優先資本金の額 2 優先資本金の額の減少がその効力を生ずる日 3 優先出
」とあるのは「資産流動化法第242条第3項」と、同法第117条第1項中「受益者は」とあるのは「受益証券の権利者は」と、同条第2項中「受益者」とあるのは「受益証券の権利者」と、「受益権」とあるのは「 特定目的信託 の受益権」と、同法第118条第2項中「受託者」とあるのは「 受託信託会社等 」と、「その出席」とあるのは「代表者又は代理人の出席」と、同法第119条中「
第108条
《特定資本金の額の減少 特定目的会社は、…》
損失のてん補のためにのみ、定款を変更することにより、特定資本金の額の減少をすることができる。 2 前項の規定により定款を変更する場合には、第150条の社員総会の決議において、次に掲げる事項を定めなけれ
及び
第109条
《優先資本金の額の減少 特定目的会社は、…》
次条の規定による場合及び第159条第1項の社員総会の承認を経てする場合のほか、社員総会の決議によって、優先資本金の額の減少をすることができる。 2 前項の決議においては、次に掲げる事項を定めなければな
」とあるのは「資産流動化法第242条」と、同法第120条中「法務省令」とあるのは「内閣府令」と、会社法第314条中「取締役、会計参与、監査役及び執行役」とあるのは「受託信託会社等」と、「株主から」とあるのは「受益証券の権利者から」と、「株主の」とあるのは「受益証券の権利者の」と、同法第731条第2項中「社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と、同条第3項中「社債管理者、社債管理補助者及び社債権者」とあるのは「 代表権利者 、 特定信託管理者 及び各受益証券の権利者」と、「社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と、同法第733条第1号中「第676条の募集」とあるのは「受益証券の募集」と、「当該社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と、同条第4号中「社債権者」とあるのは「受益証券の権利者」と、同法第734条第2項中「当該種類の社債」とあるのは「特定目的信託の受益権」と、「社債権者に」とあるのは「受益証券の権利者に」と、同法第735条中「社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と、同法第735条の2第1項中「社債発行会社、社債管理者、社債管理補助者又は社債権者が社債権者集会の目的である事項について(社債管理補助者にあっては、第714条の7において準用する第711条第1項の社債権者集会の同意をすることについて)提案をした場合において、当該提案」とあるのは「決議の目的たる事項」と、「議決権者」とあるのは「受益証券の権利者(議決権を有する者に限る。)」と、「当該提案を」とあるのは「当該事項を」と、同条第2項中「社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と、同条第3項中「社債管理者、社債管理補助者及び社債権者」とあるのは「代表権利者、特定信託管理者及び各受益証券の権利者」と、「社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と、同法第738条中「代表社債権者若しくは決議執行者」とあるのは「資産流動化法第246条第1項の決議により定めた者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 会社法第868条第4項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第7号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第873条本文(原裁判の執行停止)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、前項において準用する同法第732条の決議の認可の申立てについて準用する。
250条 (書面による決議)
1項 権利者集会の決議を行う場合において、あらかじめ 特定目的信託 契約に定めがあるとき、又は 受益証券 の権利者(議決権を有する者に限る。)の全員の同意があるときは、書面による決議を行うことができる。
2項 書面による決議は、権利者集会の決議と同1の効力を有する。
3項 権利者集会に関する規定(
第243条第3項
《3 第62条の規定は、権利者集会の決議の…》
方法について準用する。 この場合において、同条第1項中「定款」とあるのは「特定目的信託契約」と、「有議決権事項に係る議案」とあるのは「議案」と、同条第2項中「第56条第1項」とあるのは「第242条第2
及び
第245条第1項
《権利者集会に出席しない受益証券の権利者は…》
、書面によって議決権を行使することができる。
を除く。)は、書面による決議を行う場合について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
251条 (種類権利者集会)
1項 資産信託流動化計画 において 特定目的信託 に係る受益権を内容の異なる数種の受益権に分割した場合において、権利者集会の決議(
第269条第1項第1号
《特定目的信託契約の変更は、次の各号のいず…》
れかに該当する場合を除くほか、行うことができない。 1 受託信託会社等が権利者集会に提案してその承諾を受ける場合 2 特定目的信託の変更が裁判所により命じられた場合 3 変更の内容が内閣府令で定める軽
の承諾の決議、
第273条第1項
《受託信託会社等及びその理事、取締役若しく…》
は執行役又はこれらに準ずる者の責任の免除は、権利者集会の決議によるものとする。
、
第274条第1項
《受託信託会社等の辞任の同意は、権利者集会…》
の決議によるものとする。
及び
第276条第1項
《特定目的信託契約は、権利者集会の決議によ…》
り、これを終了させることができる。
の決議並びに
第275条第1項
《受託信託会社等が辞任し、又は解任された場…》
合には、当該受託信託会社等であった信託会社等以下この条において「前受託信託会社等」という。は、遅滞なく、信託財産に係る財産目録及び貸借対照表を作成し、権利者集会の承認を受けなければならない。 この場合
の承認の決議に限る。)が、ある種類の受益権を表示する 受益証券 の権利者に損害を及ぼすおそれがあるときは、権利者集会の決議のほかに、当該種類の受益権に係る受益証券の権利者の集会(以下「 種類権利者集会 」という。)の承認(権利者集会の決議が損害を及ぼすおそれのある受益権の種類が二以上ある場合には、当該二以上の種類別に区分された受益権に係る受益証券の権利者を構成員とする各 種類権利者集会 の承認)を受けなければならない。
2項 前項の規定による承認の決議は、各 種類権利者集会 ごとに当該種類権利者集会に係る受益権の 元本持分 の合計の2分の一(3分の一以上の割合を 特定目的信託 契約で定めた場合にあっては、その割合)を超える当該元本持分を有する 受益証券 の権利者が出席し、かつ、その議決権の3分の二(これを上回る割合を特定目的信託契約で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。
3項 元本持分 を有さない種類の受益権に係る 受益証券 の権利者のその 種類権利者集会 における承認の決議についての前項の規定の適用については、同項中「元本持分」とあるのは、「 利益持分 」とする。
252条 (代表権利者等の出席)
1項 代表権利者 又は 特定信託管理者 は、 種類権利者集会 に出席し、又は書面をもって意見を述べることができる。
2項 信託法第109条第1項から第3項まで(受益者集会の招集の通知)の規定は、 種類権利者集会 について準用する。この場合において、同条第1項中「知れている受益者及び 受託者 (信託監督人が現に存する場合にあっては、知れている受益者、受託者及び信託監督人)」とあるのは「 代表権利者 又は 特定信託管理者 」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
253条 (権利者集会に係る規定の準用)
1項 第242条
《招集権者 権利者集会は、受託信託会社等…》
、代表権利者又は特定信託管理者が招集する。 2 権利者集会を招集するには、その会日の2週間前に、各受益証券の権利者議決権を有する者に限る。に対して、書面をもって招集の通知を発しなければならない。 3
から
第245条
《書面又は電磁的方法による議決権の行使 …》
権利者集会に出席しない受益証券の権利者は、書面によって議決権を行使することができる。 2 信託法第110条第1項及び第2項受益者集会参考書類及び議決権行使書面の交付等、第115条第2項及び第3項書面に
まで、
第248条
《費用の負担 権利者集会に関する費用は、…》
信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等の負担とする。 2 次条において準用する会社法第732条の申立てに関する費用は、信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等の負担とする。 ただし、
及び
第249条
《権利者集会に関する信託法及び会社法の準用…》
信託法第114条議決権の代理行使、第117条議決権の不統一行使、第118条第2項受託者の出席等、第119条延期又は続行の決議及び第120条議事録並びに会社法第314条取締役等の説明義務、第315条
の規定は、 種類権利者集会 について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2款 代表権利者等
254条 (代表権利者の選任)
1項 権利者集会は、1,000分の一以上の 元本持分 を有する 受益証券 の権利者の中から、1人又は数人の 代表権利者 を選任し、受益証券の権利者のために 特定目的信託 の受益者及び 委託者 の権利(次に掲げる権利を除く。)の行使を委任することができる。
1号 次に掲げる事項の決定をする権利
イ 受託信託会社等 の責任の免除
ロ 特定目的信託 契約の終了
ハ 特定目的信託 契約の変更の承諾
ニ 特定目的信託 の 受託者 の辞任の承認又は解任の請求
ホ 受託信託会社等 の更迭又は 特定目的信託 契約終了の場合における信託財産に係る財産目録及び貸借対照表の承認
ヘ 代表権利者 の選任及び解任並びに辞任の同意
2号 その他 特定目的信託 契約に 代表権利者 に委任しない旨の定めのある権利
2項 代表権利者 が数人ある場合において、権利者集会において別段の定めを行わなかったときは、前項の権利の行使は、その過半数による決定をもって行う。
255条 (代表権利者の不適格事由)
1項 特定目的信託 の 受託信託会社等 又はその役員若しくは使用人は、その 代表権利者 となることができない。
256条 (代表権利者を選任した場合の特定目的信託の受益者及び委託者の権利の行使)
1項 権利者集会において 代表権利者 を選任した場合は、代表権利者の権利に属する 特定目的信託 の受益者及び 委託者 の権利は、代表権利者のみが、これを行使することができる。
2項 前項の場合において、各 受益証券 の権利者は、書面をもって、 代表権利者 に対してその権利(権利者集会の招集に係る権利並びに信託法第36条(信託事務の処理の状況についての報告義務)、
第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
(帳簿等の閲覧等の請求)及び
第39条
《優先出資の発行 特定目的会社は、資産流…》
動化計画の定めるところに従い、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により、優先出資を引き受ける者の募集をすることができる。 2 第51条第1項第2号に掲げる第2種特定目的会社
(他の受益者の氏名等の開示の請求)の権利を除く。)を行使すべきことを請求することができる。
3項 受益証券 の権利者は、あらかじめ 特定目的信託 契約に定めがあるときは、前項の規定による書面による請求に代えて、電磁的方法によりその権利を行使すべきことを請求することができる。この場合において、当該受益証券の権利者は、当該書面による請求をしたものとみなす。
4項 第2項の請求があった場合において、 代表権利者 は、当該請求を行った 受益証券 の権利者が当該 特定目的信託 の事務の遂行を妨げ、又は受益証券の権利者共同の利益を害する目的で請求を行ったと認められる場合その他の正当な理由がある場合でなければ、これを拒むことができない。
257条 (代表権利者の辞任)
1項 代表権利者 は、権利者集会の同意を得て辞任することができる。
2項 信託法第57条(第1項及び第6項を除く。)( 受託者 の辞任)、
第262条
《受益証券の権利者の差止請求権 受託信託…》
会社等が法令又は特定目的信託契約に違反する行為を行い、又はこれらの行為を行うおそれがある場合において、これにより信託財産に回復することができない損害を生ずるおそれがある場合においては、第240条第1項
(第5項を除く。)(信託に関する非訟事件の管轄)、
第263条
《特定目的信託の変更を命ずる裁判 各受益…》
証券の権利者は、第240条第1項の規定にかかわらず、信託法第150条特別の事情による信託の変更を命ずる裁判の規定により、特定目的信託の変更を裁判所に請求することができる。
(信託に関する非訟事件の手続の特例)及び
第264条
《計算書類等の作成 受託信託会社等は、毎…》
年一回一定の期日に信託財産について、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる資料及びその附属明細書を作成しなければならない。 1 貸借対照表 2 損益計算書 3 信託財産の管理及び運用に係る報告書 2
(最高裁判所規則)の規定は、前項の 代表権利者 の辞任について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
258条 (代表権利者の報酬、費用・利息・損害額の負担)
1項 代表権利者 に対して与えるべき報酬、その事務処理のために要する費用及びその支出の日以後における利息並びにその事務処理のために自己の過失なくして受けた損害の賠償額は、信託財産に関して負担する費用として 受託信託会社等 の負担とする。
259条 (代表権利者に関する信託法及び会社法の準用)
1項 信託法第44条(受益者による 受託者 の行為の差止め)及び第85条第4項(受託者の責任等の特例)並びに会社法第385条第2項(監査役による取締役の行為の差止め)の規定は 代表権利者 の 受託信託会社等 に対する差止請求について、同法第707条(特別代理人の選任)、第708条(社債管理者等の行為の方式)及び第710条第1項(社債管理者の責任)の規定は代表権利者について、同法第738条(代表社債権者等の解任等)の規定は代表権利者の解任について、それぞれ準用する。この場合において、信託法第44条第1項中「信託行為」とあるのは「 特定目的信託 契約」と、会社法第710条第1項中「この法律」とあるのは「この法律、特定目的信託契約」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 会社法第868条第4項(非訟事件の管轄)、第871条(理由の付記)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は、前項において準用する同法第707条の特別代理人の選任について準用する。
260条 (特定信託管理者)
1項 代表権利者 が存しない場合においては、 受託信託会社等 は、 特定信託管理者 を選任することができる。
2項 特定信託管理者 の選任については、 特定目的信託 契約の定めるところによらなければならない。
3項 特定信託管理者 は、
第240条第1項
《特定目的信託の受益者及び委託者の権利特定…》
目的信託契約により受託信託会社等が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。は、権利者集会のみが行使することができる。
の規定にかかわらず、 受益証券 の権利者のために自己の名をもって 特定目的信託 の受益者及び 委託者 の権利(特定目的信託契約により 受託信託会社等 が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利及び
第254条第1項
《権利者集会は、1,000分の一以上の元本…》
持分を有する受益証券の権利者の中から、1人又は数人の代表権利者を選任し、受益証券の権利者のために特定目的信託の受益者及び委託者の権利次に掲げる権利を除く。の行使を委任することができる。 1 次に掲げる
各号に掲げる権利を除く。)に関する裁判上又は裁判外の行為を行う権限を有する。
4項 受託信託会社等 は、 特定信託管理者 を選任した場合には、遅滞なく、その旨を各 受益証券 の権利者に通知しなければならない。
5項 第255条
《代表権利者の不適格事由 特定目的信託の…》
受託信託会社等又はその役員若しくは使用人は、その代表権利者となることができない。
、
第256条
《代表権利者を選任した場合の特定目的信託の…》
受益者及び委託者の権利の行使 権利者集会において代表権利者を選任した場合は、代表権利者の権利に属する特定目的信託の受益者及び委託者の権利は、代表権利者のみが、これを行使することができる。 2 前項の
及び
第258条
《代表権利者の報酬、費用・利息・損害額の負…》
担 代表権利者に対して与えるべき報酬、その事務処理のために要する費用及びその支出の日以後における利息並びにその事務処理のために自己の過失なくして受けた損害の賠償額は、信託財産に関して負担する費用とし
並びに信託法第44条(受益者による 受託者 の行為の差止め)及び第85条第4項(受託者の責任等の特例)並びに会社法第385条第2項(監査役による取締役の行為の差止め)、第704条(社債管理者の義務)、第707条(特別代理人の選任)、第709条第1項(二以上の社債管理者がある場合の特則)、第710条第1項(社債管理者の責任)、第711条第1項前段及び第3項(社債管理者の辞任)並びに第713条(社債管理者の解任)の規定は、 特定信託管理者 について準用する。この場合において、
第256条第1項
《権利者集会において代表権利者を選任した場…》
合は、代表権利者の権利に属する特定目的信託の受益者及び委託者の権利は、代表権利者のみが、これを行使することができる。
中「権利者集会において 代表権利者 を選任した場合は」とあるのは「 受託信託会社等 が特定信託管理者を定めたときは」と、
第258条
《代表権利者の報酬、費用・利息・損害額の負…》
担 代表権利者に対して与えるべき報酬、その事務処理のために要する費用及びその支出の日以後における利息並びにその事務処理のために自己の過失なくして受けた損害の賠償額は、信託財産に関して負担する費用とし
中「信託財産に関して負担する費用として」とあるのは「これについてあらかじめ 特定目的信託 契約に信託財産に関して負担する費用とする旨の定めがある場合を除き、」と、同法第385条第1項中「監査役設置会社の目的」とあるのは「特定目的信託の目的」と、「定款」とあるのは「特定目的信託契約」と、「監査役設置会社に著しい損害」とあるのは「信託財産に著しい損害」と、信託法第44条第1項中「信託行為」とあるのは「特定目的信託契約」と、会社法第710条第1項中「この法律」とあるのは「この法律、特定目的信託契約」と、同法第711条第1項前段及び第713条中「社債発行会社」とあるのは「受託信託会社等」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6項 会社法第868条第4項(非訟事件の管轄)、第871条(理由の付記)、第874条(第1号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は前項において準用する同法第707条の特別代理人の選任について、同法第868条第4項(非訟事件の管轄)、第869条(疎明)、第871条(理由の付記)、第874条(第4号に係る部分に限る。)(不服申立ての制限)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は前項において準用する同法第711条第3項の 特定信託管理者 の辞任について、同法第868条第4項(非訟事件の管轄)、第870条第1項(第2号に係る部分に限る。)(陳述の聴取)、第871条本文(理由の付記)、第872条(第4号に係る部分に限る。)(即時抗告)、第875条( 非訟事件手続法 の規定の適用除外)及び第876条(最高裁判所規則)の規定は前項において準用する同法第713条の特定信託管理者の解任について、それぞれ準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
7項 特定信託管理者 が存する場合において、 代表権利者 を選任する権利者集会の決議があったときは、特定信託管理者は、 特定目的信託 の受益者及び 委託者 の権利を行使することができない。
8項 信託法第4章第4節(信託管理人等)の規定は、 特定目的信託 については、適用しない。
261条 (代表権利者等が存しない場合の特定目的信託の受益者及び委託者の権利の行使)
1項 代表権利者 及び 特定信託管理者 が存しないときは、各 受益証券 の権利者は、
第240条第1項
《特定目的信託の受益者及び委託者の権利特定…》
目的信託契約により受託信託会社等が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。は、権利者集会のみが行使することができる。
の規定にかかわらず、この法律により権利者集会の決議によるものとして定められた事項及び権利者集会の招集に係る事項を除き、 特定目的信託 の受益者及び 委託者 の権利を行使することができる。
262条 (受益証券の権利者の差止請求権)
1項 受託信託会社等 が法令又は 特定目的信託 契約に違反する行為を行い、又はこれらの行為を行うおそれがある場合において、これにより信託財産に回復することができない損害を生ずるおそれがある場合においては、
第240条第1項
《特定目的信託の受益者及び委託者の権利特定…》
目的信託契約により受託信託会社等が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。は、権利者集会のみが行使することができる。
の規定にかかわらず、各 受益証券 の権利者は、受託信託会社等に対し、その行為をやめるよう請求することができる。
2項 受託信託会社等 が信託法第33条(公平義務)の規定に違反する行為を行い、又はこれを行うおそれがある場合において、これにより一部の 受益証券 の権利者に回復することができない損害を生ずるおそれがある場合においては、
第240条第1項
《特定目的信託の受益者及び委託者の権利特定…》
目的信託契約により受託信託会社等が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。は、権利者集会のみが行使することができる。
の規定にかかわらず、当該受益証券の権利者は、受託信託会社等に対し、その行為をやめるよう請求することができる。
263条 (特定目的信託の変更を命ずる裁判)
1項 各 受益証券 の権利者は、
第240条第1項
《特定目的信託の受益者及び委託者の権利特定…》
目的信託契約により受託信託会社等が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。は、権利者集会のみが行使することができる。
の規定にかかわらず、信託法第150条(特別の事情による信託の変更を命ずる裁判)の規定により、 特定目的信託 の変更を裁判所に請求することができる。
4節 計算等
264条 (計算書類等の作成)
1項 受託信託会社等 は、毎年一回一定の期日に信託財産について、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる資料及びその附属明細書を作成しなければならない。
1号 貸借対照表
2号 損益計算書
3号 信託財産の管理及び運用に係る報告書
2項 前項の資料は、電磁的記録をもって作成することができる。
3項 受託信託会社等 は、第1項の資料を、同項又は前項の規定により作成した日から5年間、その本店に備え置かなければならない。
4項 受託信託会社等 は、第1項の資料の写しを、前項に規定する日から3年間、その支店に備え置かなければならない。ただし、第1項の資料が電磁的記録で作成されている場合であって、支店における次項において準用する会社法第442条第3項第3号及び第4号に掲げる請求に応じることを可能とするための措置として内閣府令で定めるものをとっているときは、この限りでない。
5項 会社法第442条第3項( 計算書類等 の備置き及び閲覧等)の規定は、第1項の資料について準用する。この場合において、同条第3項中「債権者」とあるのは「 特定目的信託 の 受託信託会社等 が信託事務を処理するために行った資金の借入れに係る債権者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6項 信託業法
第27条
《信託財産の状況に係る情報の提供 信託会…》
社は、その受託する信託財産について、内閣府令で定めるところにより、当該信託財産の計算期間信託行為においてこれより短い期間の定めがある場合その他の信託の目的に照らして受益者の利益に適合することが明らかな
の規定は、 特定目的信託 に係る信託財産については、適用しない。
265条 (金銭の分配の標準)
1項 受益証券 の権利者に対する金銭の分配は、各受益証券の権利者が有する 元本持分 に応じて行わなければならない。ただし、 資産信託流動化計画 に別段の定めをすることを妨げない。
266条 (利益の特定資産組入れ)
1項 信託期間中における 特定資産 の管理又は処分により得られる利益は、政令で定めるところにより、特定資産とすることができる。
267条 (受益証券の権利者の閲覧請求権等)
1項 100分の三(これを下回る割合を 特定目的信託 契約で定めた場合にあっては、その割合)以上の 元本持分 を有する 受益証券 の権利者は、
第240条第1項
《特定目的信託の受益者及び委託者の権利特定…》
目的信託契約により受託信託会社等が受益者に対して負担する債務の弁済を受領する権利を除く。は、権利者集会のみが行使することができる。
の規定にかかわらず、 受託信託会社等 に対し、次に掲げる請求をすることができる。
1号 信託法第37条第1項又は第5項の書類の閲覧又は謄写の請求
2号 信託法第37条第1項又は第5項の電磁的記録に記録された事項を内閣府令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写の請求
3号 信託事務の処理の状況についての報告の請求
2項 前項の請求は、理由を付した書面をもって行わなければならない。
3項 第1項に規定する 受益証券 の権利者は、あらかじめ 特定目的信託 契約に定めがあるときは、前項の規定による書面による請求に代えて、電磁的方法により第1項の請求をすることができる。この場合において、当該受益証券の権利者は、当該書面による請求をしたものとみなす。
4項 第1項の請求があったときは、 受託信託会社等 は、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合を除き、これを拒むことができない。
1号 当該請求を行う 受益証券 の権利者がその権利の確保又は行使に関する調査以外の目的で請求を行ったとき。
2号 当該請求を行う 受益証券 の権利者が、当該 特定目的信託 の事務の遂行を妨げ、又は受益証券の権利者共同の利益を害する目的で請求を行ったとき。
3号 当該請求を行う 受益証券 の権利者が、当該 特定目的信託 による 資産の流動化 に係る業務と実質的に競争関係にある事業を営み、又はこれに従事する者であるとき。
4号 当該請求を行う 受益証券 の権利者が、第1項の規定による閲覧若しくは謄写又は報告によって知り得た事実を利益を得て第三者に通報するため請求を行ったとき。
5号 当該請求を行う 受益証券 の権利者が、過去2年以内において、第1項の規定による閲覧若しくは謄写又は報告によって知り得た事実を利益を得て第三者に通報したことがある者であるとき。
6号 当該請求を行う 受益証券 の権利者が、不適当なときに第1項の規定による閲覧若しくは謄写又は報告の請求を行ったとき。
5項 信託法第36条(信託事務の処理の状況についての報告義務)、
第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
(帳簿等の閲覧等の請求)及び
第39条
《優先出資の発行 特定目的会社は、資産流…》
動化計画の定めるところに従い、取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により、優先出資を引き受ける者の募集をすることができる。 2 第51条第1項第2号に掲げる第2種特定目的会社
(他の受益者の氏名等の開示の請求)の規定は、 受益証券 の権利者については、適用しない。
268条 (受益証券の権利者の権利の行使に関する利益供与)
1項 受託信託会社等 は、何人に対しても 受益証券 の権利者の権利の行使に関して財産上の利益を供与してはならない。
2項 前項の規定に違反して 受託信託会社等 が財産上の利益を供与したときは、 代表権利者 、 特定信託管理者 又は各 受益証券 の権利者は、当該受託信託会社等に対して損失のてん補又は信託財産の復旧を求めることができる。
3項 会社法第120条第2項及び第3項(株主等の権利の行使に関する利益の供与)の規定は、 受益証券 の権利者の権利の行使に関する利益の供与について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
5節 信託契約の変更等
269条 (特定目的信託契約の変更)
1項 特定目的信託 契約の変更は、次の各号のいずれかに該当する場合を除くほか、行うことができない。
1号 受託信託会社等 が権利者集会に提案してその承諾を受ける場合
2号 特定目的信託 の変更が裁判所により命じられた場合
3号 変更の内容が内閣府令で定める軽微な内容である場合
4号 その他投資者の保護に反しないことが明らかな場合として内閣府令で定める場合
2項 前項第1号の規定にかかわらず、 特定目的信託 契約の変更のうち、 資産信託流動化計画 に記載し、又は記録する事項で次に掲げるものについての変更は、行うことができない。
1号 第226条第1項第2号
《資産信託流動化計画には、次に掲げる事項を…》
記載し、又は記録しなければならない。 1 特定目的信託契約の期間及び特定目的信託契約の期間に関する事項として内閣府令で定める事項 2 特定資産の内容及び価額その他の特定資産に関する事項として内閣府令で
に掲げる事項のうち内閣府令で定めるもの
2号 第226条第1項第3号から第5号までに掲げる事項のうち内閣府令で定めるもの(あらかじめ変更を行う場合の条件が 資産信託流動化計画 に定められている場合を除く。)
3号 第225条第1項
《信託会社等は、受託者として特定目的信託契…》
約を締結するときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に届け出なければならない。
の規定による届出に係る 資産信託流動化計画 にその変更ができない旨の定めがあるもの
3項 第1項第1号の場合において、 受託信託会社等 は、 特定目的信託 契約の変更に関する議案の要領を
第242条第2項
《2 権利者集会を招集するには、その会日の…》
2週間前に、各受益証券の権利者議決権を有する者に限る。に対して、書面をもって招集の通知を発しなければならない。
又は第3項の規定による通知に記載し、又は記録しなければならない。
4項 第1項第1号の承諾を行う権利者集会の決議は、総 元本持分 の2分の一(3分の一以上の割合を 特定目的信託 契約で定めた場合にあっては、その割合)を超える元本持分を有する 受益証券 の権利者が出席し、かつ、その議決権の3分の二(これを上回る割合を特定目的信託契約で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。この場合において、
第244条第3項
《3 第1項の規定は、特定目的信託契約に別…》
段の定めをすることを妨げない。
の規定は、適用しない。
5項 第1項第3号及び第4号の場合における 特定目的信託 契約の変更は、 受託信託会社等 が行うものとする。
6項 信託法第149条(第1項を除く。)(関係当事者の合意等)並びに第6章第2節(信託の併合)及び第3節(信託の分割)の規定は、 特定目的信託 については、適用しない。
270条 (変更の通知等)
1項 前条第5項の場合において、 受託信託会社等 は、 資産信託流動化計画 に記載し、又は記録する事項に係る 特定目的信託 契約の変更を行ったときは、遅滞なく、その旨を各 受益証券 の権利者に通知し、又は内閣府令で定めるところにより、公告しなければならない。
271条 (反対者の買取請求権)
1項 第269条第1項
《特定目的信託契約の変更は、次の各号のいず…》
れかに該当する場合を除くほか、行うことができない。 1 受託信託会社等が権利者集会に提案してその承諾を受ける場合 2 特定目的信託の変更が裁判所により命じられた場合 3 変更の内容が内閣府令で定める軽
(第1号の場合に限る。)の規定により 資産信託流動化計画 に記載し、又は記録する事項に係る 特定目的信託 契約の変更を行う場合において、これを承諾する決議を行う権利者集会に先立ってその変更に反対する旨を 受託信託会社等 に対し書面をもって通知し、かつ、当該権利者集会において反対した 受益証券 の権利者は、当該受託信託会社等に対し、自己の有する受益権を当該変更がなければ当該受益権が有すべき公正な価格をもって買い取るべき旨を請求することができる。
2項 受益証券 の権利者は、あらかじめ 特定目的信託 契約に定めがあるときは、前項の規定による書面による通知に代えて、電磁的方法により同項に規定する特定目的信託契約の変更に反対する旨を通知することができる。この場合において、当該受益証券の権利者は、当該書面による通知をしたものとみなす。
3項 第1項の規定により 受託信託会社等 が受益権の買取りを行うときは、当該買取りの対価その他これに要した費用は、信託財産に関して負担する費用として受託信託会社等の負担とする。
4項 前項の場合において、買取りに係る受益権の処分の方法について、あらかじめ 特定目的信託 契約の定め又は権利者集会の決議がないときは、当該買取りに係る受益権は、消滅するものとする。
5項 信託法第103条第4項から第8項まで(受益権取得請求)、
第104条
《計算書類等の定時社員総会への提出等 取…》
締役は、第102条第5項又は第6項の監査を受けた計算書類、事業報告及び利益処分案を定時社員総会に提出し、又は提供しなければならない。 2 前項の規定により提出され、又は提供された計算書類及び利益処分案
(受益権の価格の決定等)、
第262条
《受益証券の権利者の差止請求権 受託信託…》
会社等が法令又は特定目的信託契約に違反する行為を行い、又はこれらの行為を行うおそれがある場合において、これにより信託財産に回復することができない損害を生ずるおそれがある場合においては、第240条第1項
(第5項を除く。)(信託に関する非訟事件の管轄)、
第263条
《特定目的信託の変更を命ずる裁判 各受益…》
証券の権利者は、第240条第1項の規定にかかわらず、信託法第150条特別の事情による信託の変更を命ずる裁判の規定により、特定目的信託の変更を裁判所に請求することができる。
(信託に関する非訟事件の手続の特例)及び
第264条
《計算書類等の作成 受託信託会社等は、毎…》
年一回一定の期日に信託財産について、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる資料及びその附属明細書を作成しなければならない。 1 貸借対照表 2 損益計算書 3 信託財産の管理及び運用に係る報告書 2
(最高裁判所規則)の規定は、第1項の受益権の買取りの請求について準用する。この場合において、同法第103条第4項中「重要な信託の変更等」とあるのは「 資産の流動化 に関する法律以下「資産流動化法」という。)第269条第1項(第1号の場合に限る。)の規定により 資産信託流動化計画 に記載し、又は記録する事項に係る 特定目的信託 契約の変更」と、「受益者」とあるのは「資産流動化法第271条第1項に規定する 受益証券 の権利者」と、同条第5項中「官報による公告」とあるのは「公告」と、同条第6項中「第1項又は第2項」とあるのは「資産流動化法第271条第1項」と、「受益権の内容」とあるのは「 元本持分 (種類の異なる受益権を定めた場合にあっては、受益権の種類及び種類ごとの元本持分)」と、同条第8項中「重要な信託の変更等」とあるのは「資産流動化法第269条第1項(第1号の場合に限る。)の規定により資産信託流動化計画に記載し、又は記録する事項に係る特定目的信託契約の変更」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6項 信託法第4章第2節第4款(受益権取得請求権)の規定は、 特定目的信託 については、適用しない。
272条 (元本持分を有しない種類の受益権に係る特例)
1項 特定目的信託 契約において受益権を 元本持分 を有しない種類の受益権に分割している場合であって
第269条第1項
《特定目的信託契約の変更は、次の各号のいず…》
れかに該当する場合を除くほか、行うことができない。 1 受託信託会社等が権利者集会に提案してその承諾を受ける場合 2 特定目的信託の変更が裁判所により命じられた場合 3 変更の内容が内閣府令で定める軽
(第1号の場合に限る。)の規定により 資産信託流動化計画 に記載し、又は記録する事項に係る特定目的信託契約の変更を行うときは、権利者集会の承諾の決議のほか 種類権利者集会 (元本持分を有しない種類の受益権に係るものに限る。)の承諾を得なければならない。
2項 第269条第3項
《3 第1項第1号の場合において、受託信託…》
会社等は、特定目的信託契約の変更に関する議案の要領を第242条第2項又は第3項の規定による通知に記載し、又は記録しなければならない。
及び第4項並びに前条の規定は、前項の承諾の決議を行う 種類権利者集会 について準用する。この場合において、
第269条第4項
《4 第1項第1号の承諾を行う権利者集会の…》
決議は、総元本持分の2分の一3分の一以上の割合を特定目的信託契約で定めた場合にあっては、その割合を超える元本持分を有する受益証券の権利者が出席し、かつ、その議決権の3分の二これを上回る割合を特定目的信
中「 元本持分 」とあるのは「 利益持分 」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
273条 (受託信託会社等の責任の免除)
1項 受託信託会社等 及びその理事、取締役若しくは執行役又はこれらに準ずる者の責任の免除は、権利者集会の決議によるものとする。
2項 前項の権利者集会の決議は、 受益証券 の権利者の全員一致をもって行う。この場合において、
第244条第3項
《3 第1項の規定は、特定目的信託契約に別…》
段の定めをすることを妨げない。
の規定は、適用しない。
274条 (受託信託会社等の辞任及び解任)
1項 受託信託会社等 の辞任の同意は、権利者集会の決議によるものとする。
2項 受託信託会社等 に職務遂行に関し不正の行為又は法令若しくは 特定目的信託 契約に違反する重大な事実があるときは、裁判所は、権利者集会の決議による請求により、当該受託信託会社等を解任することができる。
3項 受託信託会社等 が 信託業法
第7条第3項
《3 有効期間の満了後引き続き管理型信託業…》
を営もうとする者は、政令で定める期間内に、登録の更新の申請をしなければならない。
(同法第54条第2項において準用する場合を含む。)の登録の更新をしなかった場合、同法第44条第1項の規定により同法第3条の免許を取り消された場合、同法第45条第1項の規定により同法第7条第1項の登録を取り消された場合、同法第59条第1項の規定により同法第53条第1項の免許を取り消された場合、同法第60条第1項の規定により同法第54条第1項の登録を取り消された場合又は 金融機関の信託業務の兼営等に関する法律
第10条
《認可の取消し等 内閣総理大臣は、信託業…》
務を営む金融機関が、信託業務の遂行に当たり、法令若しくは法令に基づく内閣総理大臣の命令に違反したとき、又は公益を害する行為をしたときは、当該信託業務を営む金融機関に対し、信託業務の全部若しくは一部の停
の規定により同法第1条第1項の認可を取り消された場合における前項の規定の適用については、同項中「権利者集会の決議」とあるのは、「権利者集会の決議又は内閣総理大臣」とする。
4項 信託業法
第49条
《免許等の取消し等の場合の解任手続 内閣…》
総理大臣が、第7条第3項の登録の更新をしなかった場合、第44条第1項の規定により第3条の免許を取り消した場合又は第45条第1項の規定により第7条第1項の登録を取り消した場合における信託法第58条第4項
(第1項を除く。)の規定は、前項の場合について準用する。
5項 第269条第4項
《4 第1項第1号の承諾を行う権利者集会の…》
決議は、総元本持分の2分の一3分の一以上の割合を特定目的信託契約で定めた場合にあっては、その割合を超える元本持分を有する受益証券の権利者が出席し、かつ、その議決権の3分の二これを上回る割合を特定目的信
の規定は第1項の権利者集会の決議について、信託法第262条(第5項を除く。)(信託に関する非訟事件の管轄)の規定は第2項(第3項の規定により適用する場合を含む。)の規定により解任する場合について、それぞれ準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
275条
1項 受託信託会社等 が辞任し、又は解任された場合には、当該受託信託会社等であった信託会社等(以下この条において「 前受託信託会社等 」という。)は、遅滞なく、信託財産に係る財産目録及び貸借対照表を作成し、権利者集会の承認を受けなければならない。この場合において、信託法第77条第2項の規定の適用については、同項中「受益者(信託管理人が現に存する場合にあっては、信託管理人。次項において同じ。)が前項の計算」とあるのは、「権利者集会が 資産の流動化 に関する法律第275条第1項の財産目録及び貸借対照表」とする。
2項 前受託信託会社等 による信託事務の引継ぎは、 代表権利者 が定められているときは代表権利者、代表権利者が定められていないときは権利者集会の決議により定められた者の立会いの下に行わなければならない。
3項 前受託信託会社等 は、第1項の承認を行う権利者集会の会日の1週間前から同項の書類を本店に備え置かなければならない。
4項 第244条第3項
《3 第1項の規定は、特定目的信託契約に別…》
段の定めをすることを妨げない。
の規定は、第1項の承認を行う権利者集会については、適用しない。
5項 会社法第442条第3項( 計算書類等 の備置き及び閲覧等)の規定は、第1項の財産目録及び貸借対照表について準用する。この場合において、同条第3項中「株主及び債権者」とあるのは「各 受益証券 の権利者及び 受託信託会社等 であった信託会社等が当該 特定目的信託 の事務を処理するために行った資金の借入れに係る債権者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
276条 (特定目的信託契約の終了の決議)
1項 特定目的信託 契約は、権利者集会の決議により、これを終了させることができる。
2項 第269条第4項
《4 第1項第1号の承諾を行う権利者集会の…》
決議は、総元本持分の2分の一3分の一以上の割合を特定目的信託契約で定めた場合にあっては、その割合を超える元本持分を有する受益証券の権利者が出席し、かつ、その議決権の3分の二これを上回る割合を特定目的信
の規定は、前項の決議について準用する。
3項 信託法第164条( 委託者 及び受益者の合意等による信託の終了)の規定は、 特定目的信託 については、適用しない。
277条 (特定目的信託の終了を命ずる裁判)
1項 次に掲げる場合においてやむを得ない事由があるときは、10分の一以上の 元本持分 を有する 受益証券 の権利者は、前条第1項の規定にかかわらず、 特定目的信託 の終了を裁判所に請求することができる。
1号 受託信託会社等 が信託事務の遂行上著しく困難な状況に至り、信託財産に回復することのできない損害を生じ、又は生ずるおそれがある場合
2号 受託信託会社等 の信託財産の管理又は処分が著しく不適当で、信託財産に回復することのできない損害を生じ、又は生ずるおそれがある場合
2項 会社法第835条第1項(訴えの管轄及び移送)及び第846条(原告が敗訴した場合の損害賠償責任)の規定は、前項の請求について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
278条 (特定目的信託契約の終了原因)
1項 特定目的信託 契約は、次に掲げる事由によって終了する。
1号 信託法第163条各号(信託の終了事由)に掲げる事由の発生
2号 第276条
《特定目的信託契約の終了の決議 特定目的…》
信託契約は、権利者集会の決議により、これを終了させることができる。 2 第269条第4項の規定は、前項の決議について準用する。 3 信託法第164条委託者及び受益者の合意等による信託の終了の規定は、特
の権利者集会の決議
3号 前条第1項の 特定目的信託 の終了を命ずる裁判
4号 その他政令で定める事由の発生
279条 (特定目的信託契約の終了時における信託財産の分配)
1項 特定目的信託 契約が終了する場合は、 受託信託会社等 は、遅滞なく、信託財産を処分し、当該処分により得られた金銭を 資産信託流動化計画 の定めに従い分配しなければならない。
2項 前項の場合において、信託法第31条(利益相反行為の制限)の規定は、適用しない。
3項 第275条第1項
《受託信託会社等が辞任し、又は解任された場…》
合には、当該受託信託会社等であった信託会社等以下この条において「前受託信託会社等」という。は、遅滞なく、信託財産に係る財産目録及び貸借対照表を作成し、権利者集会の承認を受けなければならない。 この場合
、第3項及び第4項並びに会社法第442条第3項( 計算書類等 の備置き及び閲覧等)の規定は、第1項の場合について準用する。この場合において、
第275条第1項
《受託信託会社等が辞任し、又は解任された場…》
合には、当該受託信託会社等であった信託会社等以下この条において「前受託信託会社等」という。は、遅滞なく、信託財産に係る財産目録及び貸借対照表を作成し、権利者集会の承認を受けなければならない。 この場合
中「当該 受託信託会社等 であった信託会社等以下この条において「 前受託信託会社等 」という。)」とあるのは「当該受託信託会社等」と、同法第442条第3項中「株主及び債権者」とあるのは「各 受益証券 の権利者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
6節 受託信託会社等の権利義務等
280条 (受益証券の権利者に対する忠実義務等)
1項 受託信託会社等 は、法令及び 特定目的信託 契約に従い 受益証券 の権利者のために忠実に信託事務を処理しなければならない。
2項 受託信託会社等 は、 特定目的信託 契約に従い善良な管理者の注意をもって信託事務を処理しなければならない。
281条 (受託信託会社等の費用償還請求権)
1項 受託信託会社等 は、信託財産に関して負担した公租公課、
第231条
《資金の借入れ及び費用の負担 受託信託会…》
社等は、資金の借入れの限度額又は負担することができる費用第247条、第248条第253条において準用する場合を含む。、第258条第260条第5項において準用する場合であって、あらかじめ特定目的信託契約
の規定により行った資金の借入れに係る債務その他の費用又は信託事務を処理するため自己に過失なくして受けた損害の補償については、信託財産を売却し、他の権利者に先立ってその権利を行使することができる。ただし、その権利を行使することが信託の目的に反することとなる場合には、その間、行使することができない。
282条 (受託信託会社等の報酬)
1項 受託信託会社等 は、 特定目的信託 契約の定めに基づき信託財産から報酬を得ることができる。
2項 前条の規定は、前項の場合について準用する。
283条 (特定目的信託契約及び権利者名簿等の公示)
1項 受託信託会社等 は、 特定目的信託 契約の契約書の副本又は謄本を本店及び支店に、権利者名簿を本店に備え置かなければならない。
2項 前項の規定にかかわらず、権利者名簿管理人を置いた場合には、権利者名簿をその営業所に備え置かなければならない。
3項 受託信託会社等 が 特定目的信託 に係る信託事務を処理するに当たって行った資金の借入れに係る債権者、各 受益証券 の権利者、 代表権利者 及び 特定信託管理者 は、受託信託会社等又は権利者名簿管理人の営業時間内においていつでも前2項の書類の閲覧又は謄写を求めることができる。
284条 (業務の委託)
1項 受託信託会社等 は、信託財産の管理又は処分に係る業務を他人に委託する場合においては、原 委託者 又は信託財産の管理及び処分を適正に遂行するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する者に委託しなければならない。
2項 前項の場合において、 受託信託会社等 が信託財産たる不動産(建物又は 宅地建物取引業法
第2条第1号
《用語の定義 第2条 この法律において次の…》
各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号の定めるところによる。 1 宅地 建物の敷地に供せられる土地をいい、都市計画法1968年法律第100号第8条第1項第1号の用途地域内のその他の土地で、道路、公
に規定する宅地をいう。)の売買、交換又は賃貸に係る業務を委託するときは、 不動産特定共同事業法
第6条
《欠格事由 次の各号のいずれかに該当する…》
者は、第3条第1項の許可を受けることができない。 1 法人でない者外国法人で国内に事務所を有しないものを含む。 2 宅地建物取引業法第3条第1項の免許を受けていない法人 3 第36条の規定により第3条
各号(第12号及び第13号を除く。)のいずれにも該当しない者に委託しなければならない。
3項 第200条第3項
《3 特定目的会社は、前項の規定による特定…》
資産従たる特定資産を除く。の管理及び処分に係る業務の委託に関する契約には、当該業務を委託する相手方以下この項において「受託者」という。が次に掲げる義務を有する旨の条件を付さなければならない。 1 受託
及び
第202条
《債権の取立委託の制限 特定目的会社は、…》
第200条第2項及び第3項の規定に定めるところによるほか、資産流動化計画に従い譲り受けた債権金銭の支払を目的とするものに限る。以下この条において「譲受債権」という。について、その取立ての委託又はその取
の規定は、第1項の委託について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
285条 (受益証券の引受け)
1項 受託信託会社等 は、固有財産により 金融商品取引法
第2条第8項第6号
《8 この法律において「金融商品取引業」と…》
は、次に掲げる行為その内容等を勘案し、投資者の保護のため支障を生ずることがないと認められるものとして政令で定めるもの及び銀行、優先出資法第2条第1項に規定する協同組織金融機関以下「協同組織金融機関」と
の行為を行った場合において、 受益証券 の全部を取得したときは、これを相当の時期に処分しなければならない。
286条 (受益証券の募集等)
1項 第208条第2項
《2 前項の場合において、特定譲渡人が資産…》
対応証券の募集等の取扱いを行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に届け出なければならない。
及び
第209条
《資産対応証券の募集等に関する金融商品取引…》
法等の準用 次の各号に掲げる規定は、資産対応証券の募集等を行う特定目的会社及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
の規定は、原 委託者 が行う 受益証券 の募集等( 金融商品取引法
第2条第3項
《3 この法律において、「有価証券の募集」…》
とは、新たに発行される有価証券の取得の申込みの勧誘これに類するものとして内閣府令で定めるもの次項において「取得勧誘類似行為」という。を含む。以下「取得勧誘」という。のうち、当該取得勧誘が第1項各号に掲
に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。)について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2項 受益証券 の募集等の相手方は、 受託信託会社等 に対し、 特定目的信託 契約に定める費用を支払い、特定目的信託契約の契約書の謄本又は抄本その他内閣府令で定める書類の交付を請求することができる。
3項 受託信託会社等 は、前項の請求があったときは、これに応じなければならない。
4項 第40条第9項
《9 取締役は、前項の規定による資産流動化…》
計画の謄本又は抄本の交付に代えて、政令で定めるところにより、当該申込者の承諾を得て、当該資産流動化計画の謄本又は抄本に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。 この場合において、当該取締
の規定は、 特定目的信託 契約の契約書の謄本又は抄本その他内閣府令で定める書類の交付について準用する。この場合において、同項中「取締役」とあるのは「 受託信託会社等 」と、「前項」とあるのは「
第286条第2項
《2 受益証券の募集等の相手方は、受託信託…》
会社等に対し、特定目的信託契約に定める費用を支払い、特定目的信託契約の契約書の謄本又は抄本その他内閣府令で定める書類の交付を請求することができる。
及び第3項」と、「 申込者 」とあるのは「 受益証券 の募集等の相手方」と、「 資産流動化計画 の謄本又は抄本に記載すべき事項」とあるのは「特定目的信託契約の契約書の謄本又は抄本に記載すべき事項その他内閣府令で定める事項」と読み替えるものとする。
7節 雑則
287条 (不動産登記法に係る特例)
1項 特定目的信託 に係る 不動産登記法 (2004年法律第123号)
第97条第1項
《信託の登記の登記事項は、第59条各号に掲…》
げるもののほか、次のとおりとする。 1 委託者、受託者及び受益者の氏名又は名称及び住所 2 受益者の指定に関する条件又は受益者を定める方法の定めがあるときは、その定め 3 信託管理人があるときは、その
(信託の登記の記載事項)の規定の適用については、同項第3号中「信託管理人」とあるのは、「 代表権利者 又は 特定信託管理者 」とする。
288条 (公告方法)
1項 この法律の規定により 特定目的信託 に関してする公告は、当該特定目的信託の 受託信託会社等 (受託信託会社等の任務の終了後新受託信託会社等の就任前にあっては、 前受託信託会社等 )における公告の方法(公告の期間を含む。)によりしなければならない。
4編 雑則
289条 (財務大臣への資料提出等)
1項 財務大臣は、その所掌に係る金融破綻処理制度及び金融危機管理に関し、 資産の流動化 に係る制度の企画又は立案をするため必要があると認めるときは、内閣総理大臣に対し、必要な資料の提出及び説明を求めることができる。
2項 財務大臣は、その所掌に係る金融破綻処理制度及び金融危機管理に関し、 資産の流動化 に係る制度の企画又は立案をするため特に必要があると認めるときは、その必要の限度において、 特定目的会社 に対し、資料の提出、説明その他の協力を求めることができる。
290条 (権限の委任等)
1項 内閣総理大臣は、この法律による権限(政令で定めるものを除く。)を金融庁長官に委任する。
2項 金融庁長官は、前項の規定により委任された権限のうち、次に掲げるものを証券取引等監視 委員会 (以下「 委員会 」という。)に委任する。ただし、報告又は資料の提出を命ずる権限は、金融庁長官が自ら行うことを妨げない。
1号 第209条第2項において準用する
第217条第1項
《内閣総理大臣は、特定目的会社の業務の運営…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業
の規定による権限( 資産対応証券 の募集等の取扱いに係る取引の公正の確保に係る規定として政令で定める規定に関するものに限る。)
2号 第286条第1項において準用する
第209条第2項
《2 第217条から第219条までの規定は…》
、資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、第217条第1項中「この法律」とあるのは「この法律又は第209条第1項において準用する金融商品取引法若しくは金融サー
において準用する
第217条第1項
《内閣総理大臣は、特定目的会社の業務の運営…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業
の規定による権限( 受益証券 の募集等に係る取引の公正の確保に係る規定として政令で定める規定に関するものに限る。)
3項 金融庁長官は、政令で定めるところにより、第1項の規定により委任された権限(前項の規定により 委員会 に委任されたものを除く。)のうち、
第217条第1項
《内閣総理大臣は、特定目的会社の業務の運営…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業
(
第209条第2項
《2 第217条から第219条までの規定は…》
、資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、第217条第1項中「この法律」とあるのは「この法律又は第209条第1項において準用する金融商品取引法若しくは金融サー
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する場合を含む。)の規定によるものを委員会に委任することができる。
4項 委員会 は、前項の規定により委任された権限を行使したときは、速やかに、その結果について金融庁長官に報告するものとする。
5項 金融庁長官は、政令で定めるところにより、第1項の規定により委任された権限(第2項及び第3項の規定により 委員会 に委任されたものを除く。)の一部を財務局長又は財務支局長に委任することができる。
6項 委員会 は、政令で定めるところにより、第2項及び第3項の規定により委任された権限の一部を財務局長又は財務支局長に委任することができる。
7項 前項の規定により財務局長又は財務支局長に委任された権限に係る事務に関しては、 委員会 が財務局長又は財務支局長を指揮監督する。
291条 (委員会の命令に対する審査請求)
1項 委員会 が前条第2項又は第3項の規定により行う報告又は資料の提出の命令(同条第6項の規定により財務局長又は財務支局長が行う場合を含む。)についての審査請求は、委員会に対してのみ行うことができる。
292条 (内閣府令への委任)
1項 この法律に定めるもののほか、この法律による届出に関する手続その他この法律を実施するため必要な事項は、内閣府令で定める。
293条 (経過措置)
1項 この法律の規定に基づき命令を制定し、又は改廃する場合においては、その命令で、その制定又は改廃に伴い合理的に必要と判断される範囲内において、所要の経過措置(罰則に係る経過措置を含む。)を定めることができる。
5編 罰則
294条
1項 次の各号に掲げる違反があった場合においては、その違反行為をした者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号 第4条第1項
《特定目的会社は、資産の流動化に係る業務を…》
行うときは、あらかじめ内閣総理大臣に届け出なければならない。
又は
第11条第1項
《特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づ…》
く資産の流動化に係る業務を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより内閣総理大臣に届け出なければならない。
の規定に違反して届出をしないで 資産の流動化 に係る業務を行ったとき。
2号 第7条第2項
《2 前項の規定により特定事項の記載又は記…》
録を省略して業務開始届出を行った特定目的会社が、資産流動化計画に基づき資産対応証券の発行を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、当該特定事項を記載し、又は記録した資料及び前項後段の規定
(
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。以下この号において同じ。)に違反して
第7条第2項
《2 前項の規定により特定事項の記載又は記…》
録を省略して業務開始届出を行った特定目的会社が、資産流動化計画に基づき資産対応証券の発行を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、当該特定事項を記載し、又は記録した資料及び前項後段の規定
に規定する資料(これらの資料が電磁的記録で作成されている場合における内閣府令で定める電磁的記録又は当該電磁的記録に記録された事項を記載した書面を含む。)を提出しないで 資産対応証券 を発行したとき。
3号 第9条第1項
《特定目的会社は、第4条第2項各号第5号を…》
除き、第11条第5項において準用する場合を含む。に掲げる事項又は資産流動化計画に変更があったときは、内閣府令で定める期間内に、内閣総理大臣に届け出なければならない。 ただし、資産流動化計画に記載又は記
の規定に違反して届出をしなかったとき。
4号 第195条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画に従って営…》
む資産の流動化に係る業務及びその附帯業務対価を得て、当該資産流動化計画に記載され、又は記録された特定資産以外の資産の譲渡若しくは貸付け又は役務の提供を行うことを除く。のほか、他の業務を営むことができな
の規定に違反したとき。
5号 第196条
《名義貸しの禁止 特定目的会社は、自己の…》
名義をもって、他人に資産の流動化に係る業務を営ませてはならない。
の規定に違反したとき。
6号 第203条
《不動産取引の委託の制限 特定目的会社は…》
、資産流動化計画に従い譲り受けた不動産建物又は宅地建物取引業法第2条第1号に規定する宅地をいう。の売買、交換又は賃貸に係る業務については、第200条第2項及び第3項の規定に定めるところによるほか、不動
の規定に違反して同条に規定する者に同条に規定する業務を委託せず、当該業務を行ったとき。
7号 第207条
《資産対応証券の募集等の制限 特定目的会…》
社の取締役又は使用人は、当該特定目的会社の発行する資産対応証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。以下この編において同じ。の取扱いについて次条第2項の規
の規定に違反して募集等に係る事務を行ったとき。
8号 第208条第2項
《2 前項の場合において、特定譲渡人が資産…》
対応証券の募集等の取扱いを行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に届け出なければならない。
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)の規定に違反して届出をしないで募集等の取扱いを行ったとき。
9号 第209条第1項
《次の各号に掲げる規定は、資産対応証券の募…》
集等を行う特定目的会社及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 1 金融商品取引法第37条第1項第2号を除く。及び第2
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する 金融商品取引法
第39条第1項
《金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をし…》
てはならない。 1 有価証券の売買その他の取引買戻価格があらかじめ定められている買戻条件付売買その他の政令で定める取引を除く。又はデリバティブ取引以下この条において「有価証券売買取引等」という。につき
の規定に違反したとき。
10号 第225条第1項
《財務局等職員は、犯則事件の調査をするため…》
必要があるときは、その所属する財務局又は財務支局の管轄区域外においてその職務を執行することができる。
の規定に違反して届出をしないで 特定目的信託 契約を締結したとき、又は虚偽の届出をしたとき。
11号 第227条第1項
《受託信託会社等は、資産信託流動化計画を変…》
更したときは、遅滞なく、内閣総理大臣に届け出なければならない。 ただし、資産信託流動化計画に記載又は記録された事項の変更であって、特定資産の取得の時期の確定に伴う変更その他の軽微な変更として内閣府令で
の規定に違反して届出をしなかったとき。
12号 第4条第2項
《2 前項の規定による届出以下「業務開始届…》
出」という。を行う特定目的会社は、次に掲げる事項を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。 1 商号 2 営業所の名称及び所在地 3 取締役及び監査役の氏名及び住所並びに政令で定める使用
(
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)の届出書若しくは
第4条第3項
《3 前項の届出書には、次に掲げる書類を添…》
付しなければならない。 1 定款 2 資産流動化計画 3 特定資産不動産その他の特定資産に付随して用いられる特定資産であって、価値及び使用の方法に照らし投資者の投資判断に及ぼす影響が軽微なものとして内
各号(
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)に掲げる資料若しくは
第4条第4項
《4 前項の場合において、定款又は資産流動…》
化計画が電磁的記録電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものとして内閣府令で定めるものをいう。以下同じ。
(
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)に掲げる電磁的記録、
第7条第2項
《2 前項の規定により特定事項の記載又は記…》
録を省略して業務開始届出を行った特定目的会社が、資産流動化計画に基づき資産対応証券の発行を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより、当該特定事項を記載し、又は記録した資料及び前項後段の規定
(
第11条第5項
《5 第4条第2項、第3項第1号を除く。及…》
び第4項、第6条並びに第7条の規定は、新計画届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)に規定する資料、
第9条第2項
《2 前項の規定による届出以下この編におい…》
て「変更届出」という。を行う特定目的会社は、当該変更の内容及びその理由を記載した届出書を内閣総理大臣に提出しなければならない。
(
第227条第2項
《2 第9条第2項及び第3項の規定は、前項…》
の規定による届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)の届出書若しくは
第9条第3項
《3 変更届出が資産流動化計画の変更に係る…》
場合には、次に掲げる書類を添付しなければならない。 1 変更後の資産流動化計画 2 資産流動化計画の変更がこの法律の規定に基づき行われたことを証する書類として内閣府令で定める書類
各号(
第227条第2項
《2 第9条第2項及び第3項の規定は、前項…》
の規定による届出について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)に掲げる書類、
第11条第3項
《3 新計画届出を行う場合にあっては、特定…》
目的会社は、第159条第1項の社員総会の承認があったことを証する書類を添付しなければならない。
の書類又は
第225条第2項
《2 前項の規定による届出を行うときは、次…》
に掲げる書類を添付しなければならない。 1 特定目的信託契約の契約書案 2 資産信託流動化計画 3 特定資産従たる特定資産を除く。の管理及び処分に係る業務を他人に委託するときは、当該委託に係る契約の契
各号に掲げる書類に虚偽の記載又は記録をして提出したとき。
295条
1項 次の各号に掲げる違反があった場合においては、その違反行為をした者は、2年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号 第213条
《特定資産の処分等の制限 特定目的会社は…》
、資産流動化計画に定められたところによる場合を除き、特定資産従たる特定資産を除く。を貸し付け、譲渡し、交換し、又は担保に供してはならない。
の規定に違反したとき(前条第1号又は第4号に該当する場合を除く。)。
2号 第219条
《業務の停止命令 内閣総理大臣は、業務開…》
始届出を行った特定目的会社が次の各号のいずれかに該当するときは、6箇月以内の期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。 1 業務開始届出、変更届出、第10条第1項の規定による届
(
第209条第2項
《2 第217条から第219条までの規定は…》
、資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、第217条第1項中「この法律」とあるのは「この法律又は第209条第1項において準用する金融商品取引法若しくは金融サー
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する場合を含む。)の規定による業務の全部又は一部の停止の命令に違反したとき。
296条
1項 次の各号に掲げる違反があった場合においては、その違反行為をした者は、1年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号 第215条
《業務に関する帳簿及び資料 特定目的会社…》
は、内閣府令で定めるところにより、その業務に関する帳簿及び資料を作成し、これを保存しなければならない。
の規定による帳簿及び資料の作成若しくは保存をせず、又は虚偽の帳簿及び資料の作成をしたとき。
2号 第216条
《事業報告書の提出 特定目的会社は、毎事…》
業年度、内閣府令で定めるところにより、事業報告書を作成し、当該事業年度経過後3箇月以内に、これを内閣総理大臣に提出しなければならない。
の規定による事業報告書を提出せず、又は虚偽の事業報告書を提出したとき。
3号 第217条第1項
《内閣総理大臣は、特定目的会社の業務の運営…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業
(
第209条第2項
《2 第217条から第219条までの規定は…》
、資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、第217条第1項中「この法律」とあるのは「この法律又は第209条第1項において準用する金融商品取引法若しくは金融サー
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する場合を含む。以下この号において同じ。)の規定による報告若しくは資料の提出をせず、若しくは虚偽の報告若しくは資料の提出をし、
第217条第1項
《内閣総理大臣は、特定目的会社の業務の運営…》
がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、特定目的会社に対し、その業務若しくは財産に関して報告若しくは資料の提出を命じ、又は当該職員に、特定目的会社の営業
の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は同項の規定による質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をしたとき。
297条
1項 次の各号のいずれかに掲げる違反があった場合においては、その違反行為をした者は、1年以下の拘禁刑若しくは1,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号 第209条第1項
《次の各号に掲げる規定は、資産対応証券の募…》
集等を行う特定目的会社及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 1 金融商品取引法第37条第1項第2号を除く。及び第2
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。次号において同じ。)において準用する 金融商品取引法
第39条第2項
《2 金融商品取引業者等の顧客は、次に掲げ…》
る行為をしてはならない。 1 有価証券売買取引等につき、金融商品取引業者等又は第三者との間で、前項第1号の約束をし、又は第三者に当該約束をさせる行為当該約束が自己がし、又は第三者にさせた要求による場合
の規定に違反したとき。
2号 第209条第1項
《次の各号のいずれかに該当する者は、110…》
,000円以下の過料に処する。 1 第23条の13第1項、第3項又は第4項これらの規定を第27条において準用する場合を含む。の規定に違反した者 2 第23条の13第2項又は第5項これらの規定を第27条
において準用する 金融商品取引法
第39条第7項
《7 第3項ただし書の確認を受けようとする…》
者は、内閣府令で定めるところにより、その確認を受けようとする事実その他の内閣府令で定める事項を記載した申請書に当該事実を証するために必要な書類として内閣府令で定めるものを添えて内閣総理大臣に提出しなけ
の規定による申請書又は書類に虚偽の記載をして提出したとき。
298条
1項 第218条
《違法行為等の是正命令 内閣総理大臣は、…》
特定目的会社の業務の運営がこの法律若しくはこの法律に基づく命令に違反し、又は違反するおそれがあると認めるときは、当該特定目的会社に対し、当該業務の運営の是正のため必要な措置をとるべきことを命ずることが
(
第209条第2項
《2 第217条から第219条までの規定は…》
、資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、第217条第1項中「この法律」とあるのは「この法律又は第209条第1項において準用する金融商品取引法若しくは金融サー
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する場合を含む。)の規定による命令に違反したときは、その違反行為をした者は、6月以下の拘禁刑又は1,010,000円以下の罰金に処する。
299条
1項 次の各号に掲げる違反があった場合においては、その違反行為をした者は、510,000円以下の罰金に処する。
1号 第10条第1項
《特定目的会社は、資産流動化計画に従って、…》
優先出資の消却、残余財産の分配並びに特定社債、特定約束手形及び特定借入れに係る債務の履行を完了したときは、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
又は
第228条
《特定目的信託終了の届出 受託信託会社等…》
は、資産信託流動化計画に従って特定目的信託に係る債務の履行を完了したときは、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。
の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をしたとき。
2号 第211条
《 特定目的会社が行う資金の借入れであって…》
、前条の規定により行う資金の借入れ以外のものについては、次の各号に掲げる資金の借入れの区分に応じ当該各号に定める場合に限り、行うことができるものとする。 1 特定社債、特定約束手形又は特定借入れに係る
又は
第214条
《余裕金の運用の制限 特定目的会社は、次…》
の方法によるほか、業務上の余裕金を運用してはならない。 1 国債その他内閣総理大臣の指定する有価証券の保有 2 内閣総理大臣の指定する銀行その他の金融機関への預金 3 その他内閣府令で定める方法
の規定に違反したとき。
3号 第231条
《資金の借入れ及び費用の負担 受託信託会…》
社等は、資金の借入れの限度額又は負担することができる費用第247条、第248条第253条において準用する場合を含む。、第258条第260条第5項において準用する場合であって、あらかじめ特定目的信託契約
又は
第232条
《金銭の運用方法 特定目的信託の信託財産…》
に属する金銭の運用方法に関しては、次の方法によらなければならない。 1 国債その他内閣総理大臣の指定する有価証券の保有 2 その他内閣府令で定める方法
の規定に違反したとき。
300条
1項 第209条第1項
《次の各号に掲げる規定は、資産対応証券の募…》
集等を行う特定目的会社及び資産対応証券の募集等の取扱いを行う特定譲渡人について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 1 金融商品取引法第37条第1項第2号を除く。及び第2
(
第286条第1項
《第208条第2項及び第209条の規定は、…》
原委託者が行う受益証券の募集等金融商品取引法第2条第3項に規定する有価証券の募集又は有価証券の私募をいう。次項において同じ。について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する 金融商品取引法
第37条の4
《契約締結時等の情報の提供 金融商品取引…》
業者等は、金融商品取引契約が成立したときその他内閣府令で定めるときは、内閣府令で定めるところにより、遅滞なく、顧客に対し、当該金融商品取引契約に関する事項その他の内閣府令で定める事項に係る情報を提供し
の規定に違反して、同条の規定による情報の提供をせず、又は虚偽の情報の提供をした者は、310,000円以下の罰金に処する。
301条
1項 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、
第294条
《 次の各号に掲げる違反があった場合におい…》
ては、その違反行為をした者は、3年以下の拘禁刑若しくは3,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 1 第4条第1項又は第11条第1項の規定に違反して届出をしないで資産の流動化に係る業務
から前条までの違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。
302条 (取締役等の特別背任罪)
1項 次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は 特定目的会社 に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号 特定目的会社 の発起人
2号 特定目的会社 の設立時取締役又は設立時監査役
3号 特定目的会社 の取締役、会計参与又は監査役
4号 民事保全法 (平成元年法律第91号)
第56条
《法人の代表者の職務執行停止の仮処分等の登…》
記の嘱託 法人を代表する者その他法人の役員として登記された者について、その職務の執行を停止し、若しくはその職務を代行する者を選任する仮処分命令又はその仮処分命令を変更し、若しくは取り消す決定がされた
に規定する仮処分命令により選任された 特定目的会社 の取締役又は監査役の職務を代行する者
5号 第76条第2項
《2 前項に規定する場合において、裁判所は…》
、必要があると認めるときは、利害関係人の申立てにより、1時役員の職務を行うべき者を選任することができる。
の規定により選任された 特定目的会社 の1時役員(
第68条第1項
《役員取締役、会計参与及び監査役をいう。以…》
下この款第70条第1項第7号から第10号まで第72条第2項において準用する場合を含む。を除く。において同じ。及び会計監査人は、社員総会の決議によって選任する。
に規定する役員をいう。)の職務を行うべき者又は
第85条
《取締役等についての会社法の準用 会社法…》
第351条代表取締役に欠員を生じた場合の措置、第868条第1項非訟事件の管轄、第870条第1項第1号に係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付記、第872条第4号に係る部分に限る。即時抗告、第8
において準用する会社法第351条第2項の規定により選任された特定目的会社の1時代表取締役の職務を行うべき者
6号 特定目的会社 の支配人
7号 特定目的会社 の事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人
8号 特定目的会社 の検査役
2項 次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は 清算特定目的会社 に損害を与える目的で、その任務に背く行為をし、当該清算特定目的会社に財産上の損害を加えたときも、前項と同様とする。
1号 清算特定目的会社 の清算人
2号 民事保全法
第56条
《法人の代表者の職務執行停止の仮処分等の登…》
記の嘱託 法人を代表する者その他法人の役員として登記された者について、その職務の執行を停止し、若しくはその職務を代行する者を選任する仮処分命令又はその仮処分命令を変更し、若しくは取り消す決定がされた
に規定する仮処分命令により選任された 清算特定目的会社 の清算人の職務を代行する者
3号 第168条第5項
《5 第76条第1項から第3項まで及び第6…》
項並びに会社法第937条第1項第2号ホ及び第3号イに係る部分に限る。裁判による登記の嘱託の規定は、清算人について準用する。 この場合において、第76条第1項中「員数」とあるのは「人数」と読み替えるもの
において準用する
第76条第2項
《2 前項に規定する場合において、裁判所は…》
、必要があると認めるときは、利害関係人の申立てにより、1時役員の職務を行うべき者を選任することができる。
の規定又は
第171条第6項
《6 会社法第349条第4項及び第5項株式…》
会社の代表、第351条代表取締役に欠員を生じた場合の措置並びに第937条第1項第2号イ及びハに係る部分に限る。裁判による登記の嘱託の規定は清算特定目的会社の代表清算人について、同法第352条取締役の職
において準用する会社法第351条第2項の規定により選任された 清算特定目的会社 の1時清算人又は代表清算人の職務を行うべき者
4号 清算特定目的会社 の清算人代理
5号 清算特定目的会社 の監督委員
6号 清算特定目的会社 の調査委員
3項 次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は 特定目的信託 の 受益証券 の権利者に損害を与える目的で、その任務に背く行為をし、当該受益証券の権利者に財産上の損害を加えたときも、第1項と同様とする。
1号 受託信託会社等 の取締役又は執行役
2号 受託信託会社等 の支配人
3号 受託信託会社等 の事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人
4号 第284条の規定により業務の委託を受けた者(法人である場合にあっては、その取締役、執行役又は支配人その他事業に関するある種類又は特定の事項の委託を受けた使用人)
4項 前3項の罪の未遂は、罰する。
303条 (代表特定社債権者等の特別背任罪)
1項 特定目的会社 の代表 特定社債 権者又は決議執行者(
第129条第2項
《2 会社法第4編第3章第715条を除く。…》
社債権者集会、第7編第2章第7節社債発行会社の弁済等の取消しの訴え、第868条第4項非訟事件の管轄、第869条疎明、第870条第1項第7号から第9号までに係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付
において準用する会社法第737条第2項に規定する決議執行者をいう。以下同じ。)が、自己若しくは第三者の利益を図り又は特定社債権者に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、特定社債権者に財産上の損害を加えたときは、5年以下の拘禁刑若しくは5,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
2項 特定目的信託 の 代表権利者 若しくは 特定信託管理者 又は
第246条第1項
《権利者集会の決議は、代表権利者又は特定信…》
託管理者が定められているときは代表権利者又は特定信託管理者が、代表権利者及び特定信託管理者が定められていないときは権利者集会の決議により定められた者が執行する。
の規定に基づき権利者集会の決議により定められた者が、自己若しくは第三者の利益を図り、又は特定目的信託の 受益証券 の権利者に損害を与える目的で、その任務に背く行為をし、当該受益証券の権利者に財産上の損害を加えたときも、前項と同様とする。
3項 前2項の罪の未遂は、罰する。
304条 (特定目的会社財産等を危うくする罪等)
1項 第302条第1項第1号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
又は第2号に掲げる者が、
第16条第3項
《3 特定目的会社を設立する場合には、次に…》
掲げる事項は、第1項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。 1 金銭以外の財産の出資をする者の氏名又は名称、当該財産及びその価額並びにその者に対して割り当てる設立時発行特定出資特定目
各号に掲げる事項について、又は
第19条第1項
《発起人は、設立時発行特定出資の引受け後遅…》
滞なく、その引き受けた設立時発行特定出資につき、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付しなければならない。 ただし、発起人全員の同意があるときは、登記、登録そ
の規定による払込み若しくは給付について、裁判所に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したときは、5年以下の拘禁刑若しくは5,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
2項 第302条第1項第3号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
から第5号までに掲げる者が、
第36条第1項第3号
《特定目的会社は、その発行する特定出資を引…》
き受ける者の募集をしようとするときは、その都度、募集特定出資当該募集に応じて特定出資の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定出資をいう。以下この条において同じ。について次に掲げる事項を定めなけれ
に掲げる事項について、裁判所又は社員総会に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したときも、前項と同様とする。
3項 検査役が、
第16条第3項
《3 特定目的会社を設立する場合には、次に…》
掲げる事項は、第1項の定款に記載し、又は記録しなければ、その効力を生じない。 1 金銭以外の財産の出資をする者の氏名又は名称、当該財産及びその価額並びにその者に対して割り当てる設立時発行特定出資特定目
各号又は
第36条第1項第3号
《特定目的会社は、その発行する特定出資を引…》
き受ける者の募集をしようとするときは、その都度、募集特定出資当該募集に応じて特定出資の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定出資をいう。以下この条において同じ。について次に掲げる事項を定めなけれ
に掲げる事項について、裁判所に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したときも、第1項と同様とする。
4項 第302条第1項第3号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
から第7号までに掲げる者が、次のいずれかに該当する場合にも、第1項と同様とする。
1号 第159条
《貸借対照表の作成等 資産流動化計画の定…》
めによる特定資産の管理及び処分を終了し、かつ、特定社債若しくは特定約束手形を発行し、又は特定借入れを行っている場合においてその償還及び支払並びに弁済を完了した特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づく
の規定による社員総会の承認により優先資本金の減少又は 優先出資 の消却を行う場合において、同条第1項の貸借対照表上の純資産の額について、 特定目的会社 の社員総会に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したとき。
2号 何人の名義をもってするかを問わず、 特定目的会社 の計算において不正にその 特定出資 若しくは 優先出資 を取得し、又は質権の目的としてその特定出資若しくは優先出資を受けたとき。
3号 法令若しくは定款の規定又は 資産流動化計画 の定めに違反して、利益の配当、
第115条第1項
《事業年度を1年とする特定目的会社について…》
は、一事業年度の途中において一回に限り事業年度中の一定の日を定めその日における社員当該特定目的会社を除く。に対し取締役の決定取締役が数人あるときは、その過半数をもってする決定により金銭の分配以下この款
の金銭の分配又は 特定出資 若しくは 優先出資 の消却を行ったとき。
4号 特定目的会社 の目的の範囲外において、投機取引のために当該特定目的会社の財産を処分したとき。
5項 受託信託会社等 の取締役、執行役又は支配人その他事業に関するある種類若しくは特定の事項の委任を受けた使用人が、次の各号のいずれかに該当する場合も、第1項と同様とする。
1号 法令の規定又は 資産信託流動化計画 の定めに違反して、金銭の分配を行ったとき。
2号 特定目的信託 契約の範囲外において、投機取引のために、当該特定目的信託財産を処分したとき。
305条 (虚偽文書行使等の罪)
1項 次に掲げる者が、 資産対応証券 を引き受ける者の募集をするに当たり、 特定目的会社 の事業その他の事項に関する説明を記載した資料若しくは当該募集の広告その他の当該募集に関する文書であって重要な事項について虚偽の記載のあるものを行使し、又はこれらの書類の作成に代えて電磁的記録の作成がされている場合における当該電磁的記録であって重要な事項について虚偽の記録のあるものをその募集の事務の用に供したときは、5年以下の拘禁刑若しくは5,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号 第302条第1項第3号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
から第7号までに掲げる者
2号 資産対応証券 を引き受ける者の募集の委託を受けた者
2項 資産対応証券 の売出しを行う者が、その売出しに関する文書であって重要な事項について虚偽の記載のあるものを行使し、又は当該文書の作成に代えて電磁的記録の作成がされている場合における当該電磁的記録であって重要な事項について虚偽の記録のあるものをその売出しの事務の用に供したときも、前項と同様とする。
306条 (預合いの罪)
1項 第302条第1項第1号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
から第7号までに掲げる者が、 特定出資 又は 優先出資 の発行に係る払込みを仮装するため預合いを行ったときは、5年以下の拘禁刑若しくは5,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。預合いに応じた者も、同様とする。
307条 (超過発行等の罪)
1項 次に掲げる者が、
第4条第1項
《特定目的会社は、資産の流動化に係る業務を…》
行うときは、あらかじめ内閣総理大臣に届け出なければならない。
又は
第11条第1項
《特定目的会社が新たな資産流動化計画に基づ…》
く資産の流動化に係る業務を行うときは、あらかじめ、内閣府令で定めるところにより内閣総理大臣に届け出なければならない。
の届出に係る 資産流動化計画 に記載され、若しくは記録された 資産対応証券 以外の資産対応証券を発行し、又は当該資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券の発行総口数若しくは発行総額若しくは発行限度額を超えて当該資産対応証券を発行したときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。
1号 特定目的会社 の取締役又は 清算特定目的会社 の清算人
2号 民事保全法
第56条
《法人の代表者の職務執行停止の仮処分等の登…》
記の嘱託 法人を代表する者その他法人の役員として登記された者について、その職務の執行を停止し、若しくはその職務を代行する者を選任する仮処分命令又はその仮処分命令を変更し、若しくは取り消す決定がされた
に規定する仮処分命令により選任された 特定目的会社 の取締役又は 清算特定目的会社 の清算人の職務を代行する者
3号 第76条第2項
《2 前項に規定する場合において、裁判所は…》
、必要があると認めるときは、利害関係人の申立てにより、1時役員の職務を行うべき者を選任することができる。
(
第168条第5項
《5 第76条第1項から第3項まで及び第6…》
項並びに会社法第937条第1項第2号ホ及び第3号イに係る部分に限る。裁判による登記の嘱託の規定は、清算人について準用する。 この場合において、第76条第1項中「員数」とあるのは「人数」と読み替えるもの
において準用する場合を含む。)の規定により選任された 特定目的会社 の1時役員の職務を行うべき者又は 清算特定目的会社 の清算人の職務を行うべき者
308条 (取締役等の贈収賄罪)
1項 次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。
1号 第302条第1項
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
各号又は第2項各号に掲げる者
2号 第303条第1項
《特定目的会社の代表特定社債権者又は決議執…》
行者第129条第2項において準用する会社法第737条第2項に規定する決議執行者をいう。以下同じ。が、自己若しくは第三者の利益を図り又は特定社債権者に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、特定社債
に規定する者
3号 特定目的会社 の会計監査人又は
第76条第4項
《4 会計監査人が欠けた場合又は定款で定め…》
た会計監査人の員数が欠けた場合において、遅滞なく会計監査人が選任されないときは、監査役は、1時会計監査人の職務を行うべき者を選任しなければならない。
の規定により選任された1時会計監査人の職務を行うべき者
2項 前項の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、3年以下の拘禁刑又は3,010,000円以下の罰金に処する。
309条 (社員等の権利の行使に関する贈収賄罪)
1項 次に掲げる事項に関し、不正の請託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をした者は、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。
1号 特定目的会社 の社員総会、 特定社債 権者集会又は債権者集会における発言又は議決権の行使
2号 第36条第5項
《5 会社法第202条から第213条の三ま…》
で第202条第3項、第202条の二、第205条第3項から第5項まで、第206条の二、第207条第9項第3号及び第5号、第209条第4項並びに第213条第1項第3号を除く。株主に株式の割当てを受ける権利
、
第42条第5項
《5 会社法第210条募集株式の発行等をや…》
めることの請求の規定は特定目的会社の第39条第1項の募集に係る優先出資の発行について、同法第212条第1項第1号に係る部分に限る。不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任の規定は特定目的会社の募集
、
第138条第1項
《会社法第151条第1項各号を除く。株式の…》
質入れの効果、第210条募集株式の発行等をやめることの請求、第212条第1項第1号に係る部分に限る。不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任及び第915条第3項第1号に係る部分に限る。変更の登記の
若しくは
第147条第1項
《会社法第210条募集株式の発行等をやめる…》
ことの請求及び第212条第1項第1号に係る部分に限る。不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任の規定は新優先出資引受権付特定社債について、第136条並びに同法第915条第3項第1号に係る部分に限る
において準用する会社法第210条、
第53条第1項
《総特定社員の議決権の100分の三これを下…》
回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上の議決権を有する特定社員は、取締役に対し、社員総会の目的である事項当該特定社員が議決権を行使することができる事項に限る。及び招集の理由を示して、社員総
若しくは第2項、同条第5項において準用する同法第297条第4項、
第57条第1項
《第2種特定目的会社の特定社員又は優先出資…》
社員は、取締役に対し、一定の事項有議決権事項当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。に限る。を社員総会の目的とすることを請求することができる。
から第3項まで、
第58条第1項
《特定目的会社、総特定社員社員総会において…》
決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない社員を除く。の議決権の100分の一これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上の議決権を有する特定社員又は総優先出資社
、
第81条第1項
《特定目的会社の業務の執行に関し、不正の行…》
為又は法令、資産流動化計画若しくは定款に違反する重大な事実があることを疑うに足りる事由があるときは、次に掲げる社員は、当該特定目的会社の業務及び財産の状況を調査させるため、裁判所に対し、検査役の選任の
、
第82条
《社員等による取締役の行為の差止め 社員…》
、特定社債権者、特定約束手形の所持人又は特定借入れに係る債権者は、取締役が法令又は資産流動化計画に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合には、当該取締役に対し、当該行為をやめることを
(
第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する場合を含む。)、
第83条
《 特定社員又は6箇月前から引き続き優先出…》
資を有する優先出資社員は、取締役が特定目的会社の目的の範囲外の行為その他定款に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、当該行為によって当該特定目的会社に著しい損害が生ずるおそ
(
第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する場合を含む。)、
第100条第1項
《総特定社員社員総会において決議をすること…》
ができる事項の全部につき議決権を行使することができない特定社員を除く。の議決権の100分の三これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上の議決権を有する特定社員若しくは総優先出資社員社員
若しくは
第168条第4項
《4 重要な事由があるときは、裁判所は、次…》
に掲げる社員の申立てにより、清算人を解任することができる。 1 総特定社員次に掲げる特定社員を除く。又は総優先出資社員次に掲げる優先出資社員を除く。の議決権の100分の三これを下回る割合を定款で定めた
に規定する社員の権利の行使、
第180条第2項
《2 債権者、清算人、監査役又は社員は、特…》
別清算開始の申立てをすることができる。
若しくは同条第4項において準用する同法第522条第1項に規定する社員若しくは債権者の権利の行使又は
第180条第4項
《4 会社法第512条から第518条の二ま…》
で他の手続の中止命令等、特別清算開始の申立ての取下げの制限、特別清算開始の命令、他の手続の中止等、担保権の実行の手続等の中止命令、相殺の禁止、共助対象外国租税債権者の手続参加、第2編第9章第2節第2款
において準用する同法第547条第1項若しくは第3項に規定する債権者の権利の行使
3号 特定社債 の総額(償還済みの額を除く。)の10分の一以上に当たる特定社債を有する特定社債権者の権利の行使
4号 この法律又はこの法律において準用する会社法に規定する訴えの提起( 特定目的会社 の社員、債権者又は転換 特定社債 若しくは新 優先出資 引受権付特定社債を有する者がするものに限る。)
5号 この法律において準用する会社法第849条第1項の規定による社員の訴訟参加
6号 特定目的信託 の権利者集会又は 種類権利者集会 における発言又は議決権の行使
7号 特定目的信託 の受益権の10分の一以上の 元本持分 を有する 受益証券 の権利者の権利の行使
8号 第260条第5項
《5 第255条、第256条及び第258条…》
並びに信託法第44条受益者による受託者の行為の差止め及び第85条第4項受託者の責任等の特例並びに会社法第385条第2項監査役による取締役の行為の差止め、第704条社債管理者の義務、第707条特別代理人
において準用する信託法第44条の規定に規定する権利の行使
9号 第262条
《受益証券の権利者の差止請求権 受託信託…》
会社等が法令又は特定目的信託契約に違反する行為を行い、又はこれらの行為を行うおそれがある場合において、これにより信託財産に回復することができない損害を生ずるおそれがある場合においては、第240条第1項
の規定に規定する権利の行使
2項 前項の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者も、同項と同様とする。
310条 (没収及び追徴)
1項 第308条第1項
《次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請…》
託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 第302条第1項各号又は第2項各号に掲げる者 2 第303条第
又は前条第1項の場合において、犯人の収受した利益は、没収する。その全部又は一部を没収することができないときは、その価額を追徴する。
311条 (社員等の権利等の行使に関する利益供与の罪)
1項 第302条第1項第3号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
から第6号までに掲げる者又はその他の 特定目的会社 の使用人が、特定目的会社の社員の権利の行使又は 特定社債 権者、 特定約束手形 の所持人若しくは 特定借入れ に係る債権者の権利の行使(
第64条第1項
《社員総会の決議の内容が資産流動化計画に違…》
反するときは、社員、取締役、監査役、清算人、特定社債権者、特定約束手形の所持人又は特定借入れに係る債権者は、社員総会の決議の日から3箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。 当
、
第82条
《社員等による取締役の行為の差止め 社員…》
、特定社債権者、特定約束手形の所持人又は特定借入れに係る債権者は、取締役が法令又は資産流動化計画に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合には、当該取締役に対し、当該行為をやめることを
又は
第112条
《会社法の準用 会社法第828条第1項第…》
5号に係る部分に限る。及び第2項第5号に係る部分に限る。会社の組織に関する行為の無効の訴え、第834条第5号に係る部分に限る。被告、第835条第1項訴えの管轄及び移送、第836条から第839条まで担保
において準用する会社法第828条第1項(第5号に係る部分に限る。)及び第2項(第5号に係る部分に限る。)に規定する権利の行使に限る。第4項において「 社員等 の権利の行使」という。)に関し、当該特定目的会社の計算において財産上の利益を供与したときは、3年以下の拘禁刑又は3,010,000円以下の罰金に処する。
2項 第302条第3項第1号
《3 次に掲げる者が、自己若しくは第三者の…》
利益を図り又は特定目的信託の受益証券の権利者に損害を与える目的で、その任務に背く行為をし、当該受益証券の権利者に財産上の損害を加えたときも、第1項と同様とする。 1 受託信託会社等の取締役又は執行役
若しくは第2号に掲げる者又はその他の 受託信託会社等 の使用人が、 受益証券 の権利者の権利の行使に関し、 特定目的信託 財産の計算において財産上の利益を供与したときも、前項と同様とする。
3項 情を知って、前2項の利益の供与を受け、又は第三者にこれを供与させた者も、第1項と同様とする。
4項 特定目的会社 の 社員等 の権利の行使に関し、特定目的会社の計算において第1項の利益を自己又は第三者に供与することを同項に規定する者に要求した者も、同項と同様とする。
5項 受益証券 の権利者の権利の行使に関し、 特定目的信託 財産の計算において第2項の利益を自己又は第三者に供与することを同項に規定する者に要求した者も、第1項と同様とする。
6項 前3項の罪を犯した者が、その実行について第1項又は第2項に規定する者に対し威迫の行為をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。
7項 第3項から前項までの罪を犯した者には、情状により、拘禁刑及び罰金を併科することができる。
8項 第1項及び第2項の罪を犯した者が自首したときは、その刑を減軽し、又は免除することができる。
312条 (国外犯)
1項 第302条
《取締役等の特別背任罪 次に掲げる者が、…》
自己若しくは第三者の利益を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処
から
第304条
《特定目的会社財産等を危うくする罪等 第…》
302条第1項第1号又は第2号に掲げる者が、第16条第3項各号に掲げる事項について、又は第19条第1項の規定による払込み若しくは給付について、裁判所に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したときは、
まで、
第306条
《預合いの罪 第302条第1項第1号から…》
第7号までに掲げる者が、特定出資又は優先出資の発行に係る払込みを仮装するため預合いを行ったときは、5年以下の拘禁刑若しくは5,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 預合いに応じた者も
、
第307条
《超過発行等の罪 次に掲げる者が、第4条…》
第1項又は第11条第1項の届出に係る資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券以外の資産対応証券を発行し、又は当該資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券の発行総口数若し
、
第308条第1項
《次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請…》
託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 第302条第1項各号又は第2項各号に掲げる者 2 第303条第
、
第309条第1項
《次に掲げる事項に関し、不正の請託を受けて…》
、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をした者は、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 特定目的会社の社員総会、特定社債権者集会又は債権者集会における発言又は議決
並びに前条第1項及び第2項の罪は、日本国外においてこれらの罪を犯した者にも適用する。
2項 第308条第2項
《2 前項の利益を供与し、又はその申込み若…》
しくは約束をした者は、3年以下の拘禁刑又は3,010,000円以下の罰金に処する。
、
第309条第2項
《2 前項の利益を供与し、又はその申込み若…》
しくは約束をした者も、同項と同様とする。
及び前条第3項から第6項までの罪は、 刑法
第2条
《すべての者の国外犯 この法律は、日本国…》
外において次に掲げる罪を犯したすべての者に適用する。 1 削除 2 第77条から第79条まで内乱、予備及び陰謀、内乱等幇助の罪 3 第81条外患誘致、第82条外患援助、第87条未遂罪及び第88条予備及
の例に従う。
313条 (法人における罰則の適用)
1項 第302条第1項
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
若しくは第2項、
第303条第1項
《特定目的会社の代表特定社債権者又は決議執…》
行者第129条第2項において準用する会社法第737条第2項に規定する決議執行者をいう。以下同じ。が、自己若しくは第三者の利益を図り又は特定社債権者に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、特定社債
、
第304条第1項
《第302条第1項第1号又は第2号に掲げる…》
者が、第16条第3項各号に掲げる事項について、又は第19条第1項の規定による払込み若しくは給付について、裁判所に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したときは、5年以下の拘禁刑若しくは5,010,0
から第4項まで、
第305条
《虚偽文書行使等の罪 次に掲げる者が、資…》
産対応証券を引き受ける者の募集をするに当たり、特定目的会社の事業その他の事項に関する説明を記載した資料若しくは当該募集の広告その他の当該募集に関する文書であって重要な事項について虚偽の記載のあるものを
から
第307条
《超過発行等の罪 次に掲げる者が、第4条…》
第1項又は第11条第1項の届出に係る資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券以外の資産対応証券を発行し、又は当該資産流動化計画に記載され、若しくは記録された資産対応証券の発行総口数若し
まで又は
第308条第1項
《次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請…》
託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 第302条第1項各号又は第2項各号に掲げる者 2 第303条第
に規定する者が法人であるときは、これらの規定並びに
第302条第4項
《4 前3項の罪の未遂は、罰する。…》
及び
第303条第3項
《3 前2項の罪の未遂は、罰する。…》
の規定は、その行為をした取締役、執行役その他業務を執行する役員又は支配人に対してそれぞれ適用する。
314条 (虚偽記載等の罪)
1項 第194条第4項
《4 会社法第940条第1項及び第3項電子…》
公告の公告期間等、第941条電子公告調査、第946条調査の義務等、第947条電子公告調査を行うことができない場合、第951条第2項財務諸表等の備置き及び閲覧等、第953条改善命令並びに第955条調査記
において準用する会社法第955条第1項の規定に違反して、調査記録簿等(同項に規定する調査記録簿等をいう。以下この条において同じ。)に同項に規定する電子公告調査に関し法務省令で定めるものを記載せず、若しくは記録せず、若しくは虚偽の記載若しくは記録をし、又は同項の規定に違反して調査記録簿等を保存しなかった者は、310,000円以下の罰金に処する。
315条 (両罰規定)
1項 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、同条の刑を科する。
316条 (過料に処すべき行為)
1項 特定目的会社 の発起人、設立時取締役、設立時監査役、取締役、会計参与若しくはその職務を行うべき社員、監査役、会計監査人若しくはその職務を行うべき社員、清算人、清算人代理、 民事保全法
第56条
《法人の代表者の職務執行停止の仮処分等の登…》
記の嘱託 法人を代表する者その他法人の役員として登記された者について、その職務の執行を停止し、若しくはその職務を代行する者を選任する仮処分命令又はその仮処分命令を変更し、若しくは取り消す決定がされた
に規定する仮処分命令により選任された取締役、監査役若しくは清算人の職務を代行する者、
第302条第1項第5号
《次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益…》
を図り又は特定目的会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該特定目的会社に財産上の損害を加えたときは、10年以下の拘禁刑若しくは10,010,000円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
に規定する1時取締役、会計参与、監査役若しくは代表取締役の職務を行うべき者、同条第2項第3号に規定する1時清算人若しくは代表清算人の職務を行うべき者、
第308条第1項第3号
《次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請…》
託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は5,010,000円以下の罰金に処する。 1 第302条第1項各号又は第2項各号に掲げる者 2 第303条第
に規定する1時会計監査人の職務を行うべき者、検査役、監督委員、調査委員、 特定社員 名簿管理人若しくは 優先出資 社員名簿管理人、 特定社債 原簿管理人、特定社債管理者、事務を承継する特定社債管理者、特定社債管理補助者、事務を承継する特定社債管理補助者、代表特定社債権者若しくは決議執行者、 特定目的信託 の 受託者 、権利者集会の 代表権利者 若しくは 特定信託管理者 又は
第246条第1項
《権利者集会の決議は、代表権利者又は特定信…》
託管理者が定められているときは代表権利者又は特定信託管理者が、代表権利者及び特定信託管理者が定められていないときは権利者集会の決議により定められた者が執行する。
の規定に基づき権利者集会の決議により定められた者は、次の各号のいずれかに該当する場合には、1,010,000円以下の過料に処する。ただし、その行為について刑を科すべきときは、この限りでない。
1号 第2編第2章(同章において準用する会社法の規定を含む。以下この条において同じ。)の規定による登記をすることを怠ったとき。
2号 第2編第2章若しくは第3編第3章(同章において準用する会社法の規定を含む。以下この条において同じ。)の規定による公告若しくは通知をすることを怠ったとき、又は不正の公告若しくは通知をしたとき。
3号 第2編第2章の規定による開示をすることを怠ったとき。
4号 第2編第2章又は第3編第3章の規定に違反して、正当な理由がないのに、書類若しくは電磁的記録に記録された事項を内閣府令で定める方法により表示したものの閲覧若しくは謄写又は書類の謄本若しくは抄本の交付、電磁的記録に記録された事項を電磁的方法により提供すること若しくはその事項を記載した書面の交付を拒んだとき。
5号 第2編第2章の規定による調査を妨げたとき。
6号 第2編第2章若しくは第4章又は第3編第3章に定める事項について、官庁、社員総会若しくは
第66条第1項
《第2種特定目的会社が定款の変更をする場合…》
において、優先出資社員に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該定款の変更は、第150条の規定による決議のほか、当該優先出資社員を構成員とする総会当該定款の変更が損害を及ぼすおそれのある優先出資社員に係る
の総会、 特定社債 権者集会、債権者集会又は権利者集会若しくは 種類権利者集会 に対し、虚偽の申述を行い、又は事実を隠蔽したとき。
7号 定款、 特定社員 名簿、 優先出資 社員名簿、 特定社債 原簿、権利者名簿、議事録、財産目録、会計帳簿、貸借対照表、損益計算書、事業報告、事務報告、
第102条第2項
《2 特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各事業年度に係る計算書類貸借対照表、損益計算書その他特定目的会社の財産及び損益の状況を示すために必要かつ適当なものとして内閣府令で定めるものをいう。以下この款並びに第111条第2項第2号及び
若しくは
第177条第1項
《清算特定目的会社は、内閣府令で定めるとこ…》
ろにより、各清算事務年度第164条各号に掲げる場合に該当することとなった日の翌日又はその後毎年その日に応当する日応当する日がない場合にあっては、その前日から始まる各1年の期間をいう。に係る貸借対照表及
の附属明細書、会計参与報告、監査報告、会計監査報告、決算報告、利益の処分若しくは損失の処理に関する議案、
第264条第1項
《受託信託会社等は、毎年一回一定の期日に信…》
託財産について、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる資料及びその附属明細書を作成しなければならない。 1 貸借対照表 2 損益計算書 3 信託財産の管理及び運用に係る報告書
の附属明細書若しくは同項第3号の報告書又は
第28条第3項
《3 会社法第122条第4項を除く。株主名…》
簿記載事項を記載した書面の交付等、第124条第2項及び第3項基準日、第125条第1項から第3項まで株主名簿の備置き及び閲覧等並びに第126条株主に対する通知等の規定は特定目的会社の特定社員に係る特定社
において準用する会社法第122条第1項、
第32条第6項
《6 会社法第147条第3項株式の質入れの…》
対抗要件の規定は特定出資について、同法第149条第1項から第3項まで株主名簿の記載事項を記載した書面の交付等、第150条登録株式質権者に対する通知等、第152条第2項及び第154条第2項第1号に係る部
において準用する同法第149条第1項、
第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
において準用する同法第182条の2第1項若しくは第182条の6第1項、
第50条第1項
《会社法第180条第2項第4号、第3項及び…》
第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生及び第182条の2から第182条の六まで株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、株式の併合をやめること
において準用する同法第182条の2第1項若しくは第182条の6第1項若しくは
第125条
《会社法の準用 会社法第680条から第7…》
01条まで第684条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の
において準用する同法第682条第1項若しくは第695条第1項の書面若しくは電磁的記録に記載し、若しくは記録すべき事項を記載せず、若しくは記録せず、又は虚偽の記載若しくは記録をしたとき。
8号 第63条第2項
《2 特定目的会社は、前項の規定により社員…》
総会の決議があったものとみなされた日から1年間、同項の書面又は電磁的記録をその本店に備え置かなければならない。
、
第105条第1項
《会計監査人設置会社は、各事業年度に係る計…》
算書類、事業報告及び利益処分案並びにこれらの附属明細書監査報告及び会計監査報告を含む。次項において「計算書類等」という。を、定時社員総会の日の1週間前の日第63条第1項の場合にあっては、同項の提案があ
若しくは第2項(同条第3項において準用する場合を含む。)、
第264条第3項
《3 受託信託会社等は、第1項の資料を、同…》
項又は前項の規定により作成した日から5年間、その本店に備え置かなければならない。
若しくは第4項、
第275条第3項
《3 前受託信託会社等は、第1項の承認を行…》
う権利者集会の会日の1週間前から同項の書類を本店に備え置かなければならない。
(
第279条第3項
《3 第275条第1項、第3項及び第4項並…》
びに会社法第442条第3項計算書類等の備置き及び閲覧等の規定は、第1項の場合について準用する。 この場合において、第275条第1項中「当該受託信託会社等であった信託会社等以下この条において「前受託信
において準用する場合を含む。)若しくは
第283条第1項
《受託信託会社等は、特定目的信託契約の契約…》
書の副本又は謄本を本店及び支店に、権利者名簿を本店に備え置かなければならない。
若しくは第2項又は
第16条第6項
《6 会社法第30条定款の認証及び第31条…》
第3項を除く。定款の備置き及び閲覧等の規定は、特定目的会社の定款について準用する。 この場合において、同法第30条第2項中「第33条第7項若しくは第9項又は第37条第1項若しくは第2項」とあるのは「資
において準用する会社法第31条第1項、
第28条第3項
《3 会社法第122条第4項を除く。株主名…》
簿記載事項を記載した書面の交付等、第124条第2項及び第3項基準日、第125条第1項から第3項まで株主名簿の備置き及び閲覧等並びに第126条株主に対する通知等の規定は特定目的会社の特定社員に係る特定社
若しくは
第43条第3項
《3 会社法第123条株主名簿管理人、第1…》
24条第2項及び第3項基準日、第125条第1項から第3項まで株主名簿の備置き及び閲覧等並びに第126条株主に対する通知等の規定は特定目的会社の優先出資社員に係る優先出資社員名簿について、同法第196条
において準用する同法第125条第1項、
第38条
《特定出資についての会社法の準用 会社法…》
第180条第2項第3号及び第4号、第3項並びに第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生、第182条の二株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、
において準用する同法第182条の2第1項若しくは第182条の6第2項、
第50条第1項
《会社法第180条第2項第4号、第3項及び…》
第4項を除く。株式の併合、第181条株主に対する通知等、第182条第1項効力の発生及び第182条の2から第182条の六まで株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等、株式の併合をやめること
において準用する同法第182条の2第1項若しくは第182条の6第2項、
第61条
《優先出資社員の書面による議決権の行使 …》
会社法第311条書面による議決権の行使の規定は、特定目的会社の優先出資社員の書面による議決権の行使について準用する。 この場合において、同条第2項中「株主」とあるのは「優先出資社員」と、同条第3項中「
、
第65条第2項
《2 会社法第311条書面による議決権の行…》
使の規定は第54条第1項第3号に掲げる事項の定めをした特定目的会社の社員総会について、同法第312条電磁的方法による議決権の行使の規定は第54条第1項第4号に掲げる事項の定めをした特定目的会社の社員総
若しくは
第245条第2項
《2 信託法第110条第1項及び第2項受益…》
者集会参考書類及び議決権行使書面の交付等、第115条第2項及び第3項書面による議決権の行使並びに第116条電磁的方法による議決権の行使並びに会社法第311条第3項から第5項まで書面による議決権の行使及
(
第253条
《権利者集会に係る規定の準用 第242条…》
から第245条まで、第248条及び第249条の規定は、種類権利者集会について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する同法第311条第3項、
第65条第1項
《会社法第300条本文招集手続の省略の規定…》
は第56条第1項の社員総会第152条第1項に規定する計画変更決議を行う社員総会を除く。について、同法第310条議決権の代理行使並びに第313条第1項及び第3項議決権の不統一行使の規定は特定目的会社の社
において準用する同法第310条第6項、
第65条第2項
《2 会社法第311条書面による議決権の行…》
使の規定は第54条第1項第3号に掲げる事項の定めをした特定目的会社の社員総会について、同法第312条電磁的方法による議決権の行使の規定は第54条第1項第4号に掲げる事項の定めをした特定目的会社の社員総
若しくは
第245条第2項
《2 信託法第110条第1項及び第2項受益…》
者集会参考書類及び議決権行使書面の交付等、第115条第2項及び第3項書面による議決権の行使並びに第116条電磁的方法による議決権の行使並びに会社法第311条第3項から第5項まで書面による議決権の行使及
(
第253条
《権利者集会に係る規定の準用 第242条…》
から第245条まで、第248条及び第249条の規定は、種類権利者集会について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する同法第312条第4項、
第65条第3項
《3 会社法第314条から第317条まで取…》
締役等の説明義務、議長の権限、株主総会に提出された資料等の調査、延期又は続行の決議、第318条第1項から第4項まで議事録、第325条の二第4号を除く。電子提供措置をとる旨の定款の定め及び第325条の3
において準用する同法第318条第2項若しくは第3項、
第86条第2項
《2 会社法第374条第2項、第3項及び第…》
5項会計参与の権限、第375条第1項会計参与の報告義務、第377条第1項株主総会における意見の陳述並びに第378条第1項第1号に係る部分に限る。及び第2項会計参与による計算書類等の備置き等の規定は、会
において準用する同法第378条第1項、
第129条第2項
《2 会社法第4編第3章第715条を除く。…》
社債権者集会、第7編第2章第7節社債発行会社の弁済等の取消しの訴え、第868条第4項非訟事件の管轄、第869条疎明、第870条第1項第7号から第9号までに係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付
若しくは
第249条
《権利者集会に関する信託法及び会社法の準用…》
信託法第114条議決権の代理行使、第117条議決権の不統一行使、第118条第2項受託者の出席等、第119条延期又は続行の決議及び第120条議事録並びに会社法第314条取締役等の説明義務、第315条
(
第253条
《権利者集会に係る規定の準用 第242条…》
から第245条まで、第248条及び第249条の規定は、種類権利者集会について準用する。 この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
において準用する場合を含む。)において準用する同法第731条第2項、
第177条第3項
《3 会社法第494条第2項及び第3項貸借…》
対照表等の作成及び保存、第496条第1項及び第2項貸借対照表等の備置き及び閲覧等、第497条第1項各号を除く。貸借対照表等の定時株主総会への提出等並びに第498条貸借対照表等の提出命令の規定は、第1項
において準用する同法第496条第1項若しくは
第125条
《会社法の準用 会社法第680条から第7…》
01条まで第684条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の
において準用する同法第684条第1項の規定に違反して、帳簿又は書類若しくは書面若しくは電磁的記録を備え置かなかったとき。
9号 第20条
《設立時発行特定出資の特定社員となる権利の…》
譲渡 発起人は、前条第1項の規定による払込み又は給付以下この節において「出資の履行」という。をすることにより設立時発行特定出資の特定社員となる権利を譲渡してはならない。
の規定に違反して設立時発行 特定出資 の 特定社員 となる権利を譲渡したとき。
10号 第34条第6項
《6 特定目的会社は、第1項又は第2項本文…》
に規定する場合において取得した特定出資又は質権を相当の時期に処分しなければならない。
又は
第46条第2項
《2 特定目的会社は、前項第1号に掲げる場…》
合において取得した優先出資については遅滞なくその失効の手続をとり、同項第2号及び第3号に掲げる場合において取得した優先出資又は質権についてはこれを相当の時期に処分しなければならない。
の規定に違反して、 特定出資 若しくはその質権の処分又は 優先出資 の失効の手続若しくは優先出資若しくはその質権の処分をすることを怠ったとき。
11号 第37条
《特定出資に係る証券の発行禁止 特定目的…》
会社は、特定出資については、指図式又は無記名式のいずれの証券も発行してはならない。
の規定に違反して 特定出資 について指図式又は無記名式の証券を発行したとき。
12号 第40条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集優先出資の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 商号及び業務開始届出の年月日新計画届出を行った場合にあっては、当該新計画届出の年月日 2 募集優先出資
、
第122条第1項
《特定目的会社は、前条第1項の募集に応じて…》
募集特定社債当該募集に応じて当該特定社債の引受けの申込みをした者に対して割り当てる特定社債をいう。以下この節において同じ。の引受けの申込みをしようとする者に対し、次に掲げる事項を通知しなければならない
、
第133条第1項
《転換特定社債については、第121条第1項…》
の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、第122条第1項の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 転換特定社債を優先出資に転換することが
又は
第141条第1項
《新優先出資引受権付特定社債については、第…》
121条第1項の募集に応じて募集特定社債の引受けの申込みをしようとする者に対し、第122条第1項の規定により通知すべき事項のほか、次に掲げる事項を通知しなければならない。 1 新優先出資引受権付特定社
の規定に違反して、募集 優先出資 又は募集 特定社債 の引受けの申込みをしようとする者に対し、これらの規定に規定する事項を通知せず、又は虚偽の通知をしたとき。
13号 第48条第1項
《特定目的会社は、第42条第1項の規定によ…》
る登記をした日以後遅滞なく、優先出資証券を発行しなければならない。
若しくは同条第3項において準用する会社法第215条第2項又は
第125条
《会社法の準用 会社法第680条から第7…》
01条まで第684条第4項及び第5項を除く。募集社債の社債権者、社債原簿、社債原簿記載事項を記載した書面の交付等、社債原簿管理人、社債原簿の備置き及び閲覧等、社債権者に対する通知等、共有者による権利の
において準用する同法第696条の規定に違反して、遅滞なく、 優先出資 証券又は 特定社債 券を発行しなかったとき。
14号 第48条第2項
《2 優先出資証券は、前項の登記後でなけれ…》
ば発行することができない。
の規定に違反して 優先出資 証券を発行したとき。
15号 優先出資 証券、 特定社債 券、新優先出資引受権証券又は 受益証券 に記載すべき事項を記載せず、又は虚偽の記載をしたとき。
16号 第52条第1項
《定時社員総会は、毎事業年度の終了後一定の…》
時期に招集しなければならない。
の規定、
第58条第2項
《2 会社法第306条第3項から第7項まで…》
株主総会の招集手続等に関する検査役の選任及び第307条裁判所による株主総会招集等の決定、第868条第1項非訟事件の管轄、第870条第1項第1号に係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付記、第87
において準用する会社法第307条第1項第1号の規定又は
第81条第2項
《2 会社法第358条第2項、第3項及び第…》
5項から第7項まで業務の執行に関する検査役の選任、第359条裁判所による株主総会招集等の決定、第868条第1項非訟事件の管轄、第870条第1項第1号に係る部分に限る。陳述の聴取、第871条理由の付記、
において準用する同法第359条第1項第1号の規定による裁判所の命令に違反して、社員総会を招集しなかったとき。
17号 第57条第1項
《第2種特定目的会社の特定社員又は優先出資…》
社員は、取締役に対し、一定の事項有議決権事項当該優先出資社員が議決権を行使することができる事項に限る。次項及び第3項において同じ。に限る。を社員総会の目的とすることを請求することができる。
(
第66条第3項
《3 有議決権事項を会議の目的とする社員総…》
会に関する規定は、第1項の総会について準用する。
において準用する場合を含む。)の規定による請求があった場合において、その請求に係る事項を社員総会又は
第66条第1項
《第2種特定目的会社が定款の変更をする場合…》
において、優先出資社員に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該定款の変更は、第150条の規定による決議のほか、当該優先出資社員を構成員とする総会当該定款の変更が損害を及ぼすおそれのある優先出資社員に係る
の総会の会議の目的としなかったとき。
17_2号 第65条第3項
《3 会社法第314条から第317条まで取…》
締役等の説明義務、議長の権限、株主総会に提出された資料等の調査、延期又は続行の決議、第318条第1項から第4項まで議事録、第325条の二第4号を除く。電子提供措置をとる旨の定款の定め及び第325条の3
において準用する会社法第325条の3第1項の規定に違反して、電子提供措置をとらなかったとき。
18号 正当な理由がないのに、社員総会若しくは
第66条第1項
《第2種特定目的会社が定款の変更をする場合…》
において、優先出資社員に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該定款の変更は、第150条の規定による決議のほか、当該優先出資社員を構成員とする総会当該定款の変更が損害を及ぼすおそれのある優先出資社員に係る
の総会、権利者集会又は 種類権利者集会 において、社員又は 受益証券 の権利者の求めた事項について説明をしなかったとき。
19号 取締役、会計参与、監査役又は会計監査人がこの法律又は定款で定めたその員数を欠くこととなった場合において、その選任(1時会計監査人の職務を行うべき者の選任を含む。)の手続をすることを怠ったとき。
20号 第111条第2項
《2 前項の規定により特定目的会社の債権者…》
が異議を述べることができる場合には、当該特定目的会社は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。 ただし、第3号の期間は、1箇月を下ることができな
又は第4項の規定に違反して特定資本金又は優先資本金の額の減少をしたとき。
21号 第113条
《減資剰余金の優先資本金への組入れ 特定…》
目的会社は、第109条又は第110条の規定により減少した優先資本金の額が優先出資の消却に要した金額及び損失のてん補に充てた金額を超えるときは、その超過額第190条において「減資剰余金」という。を優先資
の規定に違反して同条に規定する 減資剰余金 を優先資本金に組み入れなかったとき。
22号 第126条
《特定社債管理者の設置 特定目的会社は、…》
特定社債を発行する場合には、特定社債管理者を定め、特定社債権者のために、弁済の受領、債権の保全その他の特定社債の管理を行うことを委託しなければならない。 ただし、その募集に係る各募集特定社債の金額が2
の規定に違反して 特定社債 を発行し、又は
第127条第8項
《8 会社法第703条社債管理者の資格、第…》
704条社債管理者の義務、第707条から第714条まで特別代理人の選任、社債管理者等の行為の方式、二以上の社債管理者がある場合の特則、社債管理者の責任、社債管理者の辞任、社債管理者が辞任した場合の責任
の規定若しくは
第127条の2第2項
《2 会社法第714条の3から第714条の…》
七まで社債管理補助者の資格、社債管理補助者の権限等、二以上の社債管理補助者がある場合の特則、社債管理者等との関係、社債管理者に関する規定の準用、第868条第4項非訟事件の管轄、第869条疎明、第870
において準用する会社法第714条の7の規定において準用する同法第714条第1項の規定に違反して事務を承継する特定社債管理者若しくは特定社債管理補助者を定めなかったとき。
23号 第170条第3項
《3 第80条及び第82条から第84条まで…》
並びに会社法第354条表見代表取締役、第355条忠実義務、第357条第1項取締役の報告義務、第484条清算株式会社についての破産手続の開始及び第485条裁判所の選任する清算人の報酬の規定は、清算特定目
において準用する会社法第484条第1項の規定に違反して破産手続開始の申立てを怠ったとき、又は
第180条第3項
《3 清算特定目的会社に債務超過の疑いがあ…》
るときは、清算人は、特別清算開始の申立てをしなければならない。
の規定に違反して特別清算開始の申立てをすることを怠ったとき。
24号 清算の結了を遅延させる目的で、
第179条第1項
《会社法第499条から第503条まで債権者…》
に対する公告等、債務の弁済の制限、条件付債権等に係る債務の弁済、債務の弁済前における残余財産の分配の制限、清算からの除斥、第507条第1項、第3項及び第4項清算事務の終了等、第508条帳簿資料の保存、
において準用する会社法第499条第1項の期間を不当に定めたとき。
25号 第179条第1項
《会社法第499条から第503条まで債権者…》
に対する公告等、債務の弁済の制限、条件付債権等に係る債務の弁済、債務の弁済前における残余財産の分配の制限、清算からの除斥、第507条第1項、第3項及び第4項清算事務の終了等、第508条帳簿資料の保存、
において準用する会社法第500条第1項の規定又は
第180条第4項
《4 会社法第512条から第518条の二ま…》
で他の手続の中止命令等、特別清算開始の申立ての取下げの制限、特別清算開始の命令、他の手続の中止等、担保権の実行の手続等の中止命令、相殺の禁止、共助対象外国租税債権者の手続参加、第2編第9章第2節第2款
において準用する同法第537条第1項の規定に違反して債務の弁済をしたとき。
26号 第179条第1項
《会社法第499条から第503条まで債権者…》
に対する公告等、債務の弁済の制限、条件付債権等に係る債務の弁済、債務の弁済前における残余財産の分配の制限、清算からの除斥、第507条第1項、第3項及び第4項清算事務の終了等、第508条帳簿資料の保存、
において準用する会社法第502条第1項の規定に違反して 清算特定目的会社 の財産を分配したとき。
27号 第180条第4項
《4 会社法第512条から第518条の二ま…》
で他の手続の中止命令等、特別清算開始の申立ての取下げの制限、特別清算開始の命令、他の手続の中止等、担保権の実行の手続等の中止命令、相殺の禁止、共助対象外国租税債権者の手続参加、第2編第9章第2節第2款
において準用する会社法第535条第1項又は第536条第1項の規定に違反したとき。
28号 第180条第4項
《4 会社法第512条から第518条の二ま…》
で他の手続の中止命令等、特別清算開始の申立ての取下げの制限、特別清算開始の命令、他の手続の中止等、担保権の実行の手続等の中止命令、相殺の禁止、共助対象外国租税債権者の手続参加、第2編第9章第2節第2款
において準用する会社法第540条第1項若しくは第2項又は第542条の規定による保全処分に違反したとき。
29号 第194条第4項
《4 会社法第940条第1項及び第3項電子…》
公告の公告期間等、第941条電子公告調査、第946条調査の義務等、第947条電子公告調査を行うことができない場合、第951条第2項財務諸表等の備置き及び閲覧等、第953条改善命令並びに第955条調査記
において準用する会社法第941条の規定に違反して同条の調査を求めなかったとき。
30号 第265条
《金銭の分配の標準 受益証券の権利者に対…》
する金銭の分配は、各受益証券の権利者が有する元本持分に応じて行わなければならない。 ただし、資産信託流動化計画に別段の定めをすることを妨げない。
又は
第279条
《特定目的信託契約の終了時における信託財産…》
の分配 特定目的信託契約が終了する場合は、受託信託会社等は、遅滞なく、信託財産を処分し、当該処分により得られた金銭を資産信託流動化計画の定めに従い分配しなければならない。 2 前項の場合において、信
の規定に違反して金銭の分配をしたとき。
2項 第70条第1項
《次に掲げる者は、取締役となることができな…》
い。 1 法人 2 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの 3 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われている者 4 拘禁
(
第72条第2項
《2 第70条の規定は、監査役について準用…》
する。
において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)の規定に違反して 特定目的会社 の取締役又は監査役となった者及び
第70条第1項第7号
《次に掲げる者は、取締役となることができな…》
い。 1 法人 2 心身の故障のため職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定めるもの 3 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者又は外国の法令上これと同様に取り扱われている者 4 拘禁
から第10号までに掲げる者となった特定目的会社の取締役又は監査役も、前項と同様とする。
317条
1項 次の各号のいずれかに該当する者は、1,010,000円以下の過料に処する。
1号 第194条第4項
《4 会社法第940条第1項及び第3項電子…》
公告の公告期間等、第941条電子公告調査、第946条調査の義務等、第947条電子公告調査を行うことができない場合、第951条第2項財務諸表等の備置き及び閲覧等、第953条改善命令並びに第955条調査記
において準用する会社法第946条第3項の規定に違反して、報告をせず、又は虚偽の報告をした者
2号 正当な理由がないのに、
第194条第4項
《4 会社法第940条第1項及び第3項電子…》
公告の公告期間等、第941条電子公告調査、第946条調査の義務等、第947条電子公告調査を行うことができない場合、第951条第2項財務諸表等の備置き及び閲覧等、第953条改善命令並びに第955条調査記
において準用する会社法第951条第2項各号又は第955条第2項各号に掲げる請求を拒んだ者
318条
1項 次の各号のいずれかに該当する者は、1,010,000円以下の過料に処する。
1号 第12条第1項
《特定目的会社が次の各号のいずれかに該当す…》
ることとなったときは、当該各号に定める者は、その日から30日以内に、その旨を内閣総理大臣に届け出なければならない。 1 破産手続開始の決定により解散したとき。 その破産管財人 2 破産手続開始の決定以
の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者
2号 第15条第3項
《3 特定目的会社でない者は、その名称又は…》
商号中に、特定目的会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはならない。
の規定に違反して、 特定目的会社 であると誤認されるおそれのある文字をその名称又は商号中に使用した者
3号 第15条第4項
《4 何人も、不正の目的をもって、他の特定…》
目的会社であると誤認されるおそれのある名称又は商号を使用してはならない。
の規定に違反して、他の 特定目的会社 であると誤認されるおそれのある名称又は商号を用いた者